ボクシング体験コーナー メモ 20181008
【ボクシング競技とは】
ボクシングは簡単に言うと
グローブのナックルパートを
相手の身体の所定部位に、クリーンヒットさせた有効打数を競う競技です
グローブのナックルパート以外のグローブ部分のほか、肘・膝による打撃も、反則行為となります
相手の身体の所定部位とは、トランクスのベルトラインより上の体幹前部、アゴ、コメカミ等のことです
肩、腕にヒットしてもポイントになりませんし、下半身・背中・後頭部に対するパンチは反則行為となります
クリーンヒットとは、正しいフォームで打ったパンチが、防御されずにダイレクトに所定部位にヒットすることです
正しいフォームとは、体重移動・体幹・下半身・上半身の動作が協調した合理的フォームのことで、
グローブのナックルパートで所定部位を触っただけではクリーンヒットとは認められません。
試合では、有効打による判定以外にダウン・ノックアウト・レフリーストップその他の判定がありますが、
これらの説明は、体験コーナーの目的外の内容となりますので省略します。
【トレーニング方法】
ボクシングは「打たれずに打つ」がその本質です
他の格闘技と同じく、攻撃するときは防御が甘くなります。
これは相手も同じですので、「防御=カウンター攻撃のチャンス&攻撃=カウンター攻撃のリスク」です
そこで、防御から攻撃、防御から攻撃を瞬時に切り替えられる身体バランスと意識バランスが大切です
以上の基本的考え方のもと、構え→防御→攻撃について順番に紹介します
<構え>
肩幅スタンス・肩のラインで利き腕側を45度後ろに引き、
左右均等荷重でやや前傾姿勢をとり、
グローブをアゴからコメカミ部分をガードする位置に置き、脇をしめる姿勢が基本です
そして、全体に力まずリラックスして構えることが、上記「身体バランスと意識バランス」につながります
上記は基本ですので、各人の個性や戦法によって調整してください
<防御>
フットワーク、ハンドワーク、上半身の動きの3要素分けられますが、
各々単独ではなく組み合わせて実施します
・フットワークは、前後左右へのステップにより攻撃をかわすことです
・ハンドワークは、ブロック・パリー(払う)等に分類され、
動作は名前が示す通りで、グローブ・肘・肩により行います
・上半身の動きとしては、
上下左右ダッキングと後ろ方向へのスゥエーバック、
そして、頭で左右方向にUの字を描くウィービングとなります
<攻撃>
ストレート、フック、アッパーが基本ですが、
どのパンチも、 
下半身の力+体重移動(ステップイン)による力→体幹の回旋→腕の伸展/振り→拳
という順番で力とスピードを増幅・加速して伝え、強力で速いパンチを生み出します
ストレートは、上記順番で肩まで伝えられた力を、肘を伸展して拳に伝えます
フックは、上記順番で肩まで伝えられた力を、文字通り腕をフックの形で内側に振って拳に伝えます
アッパーは、上記順番で肩まで伝えられた力を、拳を上方に突き上げる方向に腕を振って伝えます
<総合トレーニング>
以上、ストレート、フック、アッパーを単独で練習をしたのち、
これらを組み合わせたコンビネーションパンチを練習してください
さらに、ミット打ち練習の中では、防御練習も加えてください