【ヨーキー】ってどんな犬種なの?  


動く宝石

絹糸のような長い被毛の優美さから,『動く宝石』とも形容されています。 毛質は細く柔らかく,光沢を持ち,後頭部から尾のつけ根までがスチールブルー, 頭部や四肢の下部および胸がタン(黄褐色)となっています。 また暗色の瞳はいつもキラキラと輝いていて,愛らしさを一層強調しています。

七変化

成犬になると綺麗なスチールブルー&タンに変化する被毛ですが, 生れたときは真っ黒で,口元や四肢の先にタンが入っているだけのシンプルさです。 これが成長に伴って色が変化し,全体のイメージがどんどん変わっていきます。 変化の仕方や期間は個体毎に違いますが,まさに七変化。これを楽しむのも ヨーキーと生活するひとつの醍醐味かも知れません。

ネズミ取り名犬?

江戸時代の頃でしょうか,産業革命によってイギリスのヨークシャー地方に 『クライズデール・テリア』を連れた労働者がスコットランドから移住したそうです。 そして彼らはすぐれたネズミ退治用の犬を生み出そうと,ヨークシャー地方に古くから 居る『ブロークンヘアード・テリア』と交配させたのでした。 これが『ヨークシャー・テリア』のルーツと考えられていますが, 実はよくわかっていないそうです (^^;

上流階級デビュー

明治時代に入る少し前あたりでしょうか,ヨーキーが初めてドックショーに登場しました。 でもこのときはまだ,『ヨークシャー・テリア』という犬種名は付いておらず, ブロークンヘアード・スコティシュ・テリアのクラスで出陳していたそうです。 その後,明治時代の中頃でしょうか,やっと『ヨークシャー・テリア』という犬種名が イギリスのドックショーで使われるようになったそうです。 これを境に貴族系の女性の間でブレークし,上流階級デビューを果たしたようです。



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