大きな波に乗り、サーフィンスタイルで北朝鮮に潜入する
ジェームズ・ボンド。彼の任務は、非武装地帯で武器を集
結させる大佐を暗殺することであった。
身元がばれながらも暗殺に成功するボンド。しかし、彼は
捕らわれの身となり、壮絶な拷問がくわえられる。
14ヶ月後、ボンドは、大佐の腹心のザオと、交換する形
で解放される。ようやく自由の身になったボンドだが、極
東情勢が悪くなったのは、ボンドが拷問で口を割ったから
だと誤解され、諜報部員としての身分を剥奪される。
このままでは終われないボンド、ザオを追ってハバナへ。
追いつめるも、もう少しのところで逃がしてしまう。しか
し、ザオが残した手がかりを得、今度は、ダイヤモンド王
を追ってロンドンへ。そしてまた、アイスランドへ。
いやはや、ジェームズ・ボンドは40年たっても健在です。
何度となく訪れる危機に、すばらしいアイデアと機転です
り抜けるボンド。「それはちょっとやりすぎでしょう」と
思う場面も多々ありますが、それも「アリ」にしてしまう
のは、 ボンド役のピアーズ・ブロスナンの人徳でしょう
か(笑)。超かっこ良くて野性味まで兼ね備えたショーン・
コネリ。あくまでクールで、とっても「オトナ」なロジャー
・ムーア。優男で「世界はあなた中心に回ってるよ」って
思わせるピアーズ・ブロスナン。あなたは誰がお好み?
さてさて、ラストは「アメリカとイギリスが手を組んで悪
に立ち向かう」と、どこかで聞いたようなフレーズに、ちょ
っと胸が悪くなったのは私だけでしょうか。
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