チャーリーズエンジェル・フルスロットル

モンゴルで拉致された米要人を救出する事。それがエンジェルたち
（キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー）
に課せられたミッション。
アジトに乗り込み、５０人以上の敵をバッタバッタとなぎ倒し、救
出に成功する。
しかし、敵のねらいは彼の指輪にあった。指輪には重要証人のリス
トがインプットされていて、それが高値で取り引きされる。その指
輪を奪われたのだ。
指輪を取り返すため、また、重要証人の命を守るため、サーファーに、
モトクロスレーサーになって、エンジェルたちは大奮闘。

テレビドラマに毛の生えた程度の前作に比べれば、アクションシーン
も彼女たちのファッションも、数段にパワーアップしている。
ただ、彼女たちが強ければ強いほど、スーパーであればあるほど、ワ
イヤーやCGを使えば使うほど、どんどん現実感から遠ざかり、「私た
ち、いつまでこの３人でやっていけるのかしら」なんて、センチになっ
ても、まるでリアリティーも悲壮感もない。
彼女たちが生身であればあるほど、強さやキュートさが浮き出てくる
んじゃないかな。
それと、いらない（と思う）登場人物が多すぎる。
敵が多ければ多いほど話が盛り上がるなんて、誰も思ってないでしょ。
３人がとても楽しそうにやっているだけに、「人間離れ」していく彼
女たちが、なんだかとってももったいないような気がする。