父親たちの星条旗


一枚の写真が、歴史を大きく変えてしまうことがある。
太平洋戦争の末期、アメリカ軍は、日本にとっては大事
な拠点となる「硫黄島」に上陸した。
しかし、予想を上回る日本軍の防戦に苦戦を強いられる
ことになる。
戦闘の中、摺鉢山の頂上に星条旗を掲げた写真が、新聞
を飾った。
星条旗を掲げた6人のうち、生き残ったのは3人。やが
て3人は、英雄として帰国、戦費を調達するための国債
キャンペーンツアーに駆り出される。
どこへ行っても英雄と祭り上げられ、大歓迎を受ける。
英雄扱いされればされるほど、現実とのギャップに苦悩
する3人。
取り違えられた6人目の名前。激しい戦いの中死んで
いった仲間たち。苦悩はどんどん大きくなる。

硫黄島を挟んでの日米両国から描く二部作の第一部。
戦闘シーンがかなりしんどいです。
戦争の悲惨さを強く訴えたかったのでしょうが、
ちょっと、しんどいです。
もう少し端折って第二部もひっつけて、一本の映画にし
ても良かったんじゃないかと・・・そんな印象でした。



 

おすすめ度
76点

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