舞台は19世紀のアメリカ、ニューヨーク。アイルランド人が
夢を求めて毎日港に着く。しかし、現実は厳しく、アメリカ生
まれの住人が自分たちの土地や職を奪われるのを恐れそんな
彼らを排除しようとしていた。
1846年。アメリカ生まれのグループ「ネイティブズ」と移民
グループ「デッドラビッツ」が利権をかけて対決する。少年ア
ムステルダム(レオナルド・ディカプリオ)は、その戦いで移
民グループのリーダーであり父親を目の前で殺され、あげくに
少年院に入れられる。
16年後、退院したアムステルダムは、復讐だけを胸に再びニュー
ヨークにやってくる。しかしそこは「ネイティブズ」のリーダー、
ビルが全てを牛耳っていた。昔は移民グループとして戦った仲
間も、今はビルの手下に成り下がっていた。アムステルダムは、
復讐の目的でビルの組織にはいることに成功するが、ビルが意
外にも自分の父親に対して敬意を払っていることを知り、複雑
な気持ちになる。ビルもまた、度胸のあるアムステルダムに目
をかけるようになる。
しかしそのうち、アムステルダムの素性を知られることとなり、
ビルから手ひどい仕打ちを受け、アムステルダムは再び復讐に
燃える。
うーーーん、どうもよく分かりませんね。
アメリカ人には分かるのでしょうか。故郷を捨てて新天地を目
指した人には分かるのでしょうか。どこで感動すればいいのか、
どこで涙ぐめばいいのか、結局何が言いたかったのか、私には
よく分かりませんでした。
あえて言うなら・・・アメリカという土地は移民の集まりであ
り、その移民たちが命がけで守ってきたもの、勝ち取ってきた
ものは一体何だったのか。しかし、そんな「ギャング」と呼ば
れるアンダーグランドな人たちは、時代とともに忘れ去られ歴
史には残らない。命がけで戦ったことさえ、今は意味のないこ
とになってしまうのだろうか・・・そんなところなんでしょう
か?イギリスの歴史から勉強しなければいけないのかも。
映像的には沢山のエキストラを使い、それなりに迫力のある映
像ではありました。全体を通した色調も好きですね。でも、ディ
カプリオの存在感がいまいちで、ビル役の人が主役でディカプ
リオがワキなんじゃないの?そんな感じでした。なんだか大物
を感じさせないなぁ・・・タイタニックは良かったんだけど
なぁ・・・
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