めぐりあう時間たち


三人の女性の、それぞれの時代。それぞれの一日。
1923年、イギリスに住む作家ヴァージニア(ニコール・キッドマン)は、
療養生活を送りながら、「ダロウェイ夫人」の執筆に励んでいた。
優しい夫は、ヴァージニアの病気を気遣い、都会の喧噪を離れ、この地に
移ってきた。しかしヴァージニアは、のんびりした田舎暮らしに不満を募ら
せていた。
1952年、ロサンゼルスに住む妊娠中の主婦ローラ(ジュリアン・ムーア)
は、ベッドで「ダロウェイ夫人」を読んでいた。優しい夫と、幼い息子。
何不自由ないはずの生活を送るローラ。今日は夫の誕生日。子供と一緒に
ケーキを焼くが、うまくできない。急に思いついたように子供と車で出かけ
るローラ。彼女はある決意を胸に、車を走らせる。
そして現代(2001年)、ニューヨークに住む編集者のクラリッサ(メリル・
ストリープ)は、親しい友人の受賞を祝い、パーティーの準備に大忙しだ。
それぞれの時代に生きた三人の女性が、時代を超え、微妙に絡み合ってくる。

三人の女性が、みんながみんな、とっても「危うい」んですね。
ちょっと指でつつけば、ガラガラと崩れてしまいそうな、そんな感じです。
なんとなく、展開は予想できるんですが、それでもぐいぐい引き込まれていく。
三人の感情と、なぜか激しいキスシーン。女性の目から見れば、もっと違った
見方が出来るのかな?私にはちょっと理解しがたかった・・・




 

おすすめ度
73点

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