イン・ハー・シューズ


自由奔放な妹マギー(キャメロン・ディアス)は、若さと美貌が取り柄。
資格も学歴もなくいまだ定職に就けないが、毎日は楽しく過ぎてゆく。
一方、まじめを絵に描いたような姉ローズ(トニ・コレット)は、妹を反面
教師にまじめな弁護士として忙しい毎日を送る。
姉ローズは職場のボスとイイ関係になりつつあり、そろそろ結婚?と言う
とき、なんと妹に寝取られてしまい、頭に来たローズはマギーを家から追い
出す。もちろんボスとも別れ、弁護士事務所も辞めてしまう。
追い出されたマギーは、父親の家に行くが継母がいて居場所がない。
ところがひょんなことから、自分には祖母がいることを知る。
深い考えもなく祖母がいるフロリダの老人ホームへ。祖母や他の老人たちと
ふれあい、少しずつ変わってゆく自分を感じるマギー。

仲がいいのか悪いのかわからないのが兄弟姉妹。お互いの性格が正反対なら
尚更感情も微妙。そんな、微妙さがうまく表せているいい映画だと思う。
お互いを「もっとまじめに」「堅すぎる」と思いつつ、その実、心のどこか
でお互いをうらやましいと感じている。正反対の性格なのかと思えば、実は
わりと似ていたりする。二人は本物の姉妹のようで、なんだかとてもうらや
ましい。
ハートウォーミングないい映画です。



 

おすすめ度
75点

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