イノセンス


舞台は近未来。人と、サイボーグ、そしてロボットが共存する世界
になっていた。
ある日、少女型のロボットが暴走を起こし、所有者と、捕まえよう
とした警官を殺害する事件が発生した。
ロボットはなぜ暴走したのか。なぜ人間を襲ったのか。真相を究明
するため、身体がほとんど機械化したサイボーグバトー刑事と、人
間のトグサは所轄署に、そしてロボットの製造業者に向かう。
脳内にハッキングしてくる妨害に苦しみながらも、少しずつ真相に
近づいていく。
深い、難解、不可解。ちょっとこれは難しいですよ。
人間はなぜ人間の形をしたロボットや人形を作ろうとするのか。人
形に何を求めているのか。意志を持ち始めたロボットはそれをどう
受け止めているのか。
それだけにとどまらず、人間のエゴはどこまで大きくなるのか、生
き方や生きる意味まで問いかけるような作品です。
「ひょっとして、単なるアニメじゃないの?」なんて予想していた
私は、見事に裏切られました。
見る前には少し予備知識を入れておいた方がいいかも。
映画も理解も「迷宮にハマリ」そうです。


 

おすすめ度
76点

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