レッド・ドラゴン


FBI捜査官ウィルは、命がけでレクター博士の逮捕に成功する。
が、疲れ果てたウィルはFBIを勇退。親子3人の静かな日々を
過ごしていた。
ある日、ある家族が惨殺され、被害者の目に割れた鏡の破片を差し
込まれ、噛み跡を残すという事件が二件続けて起きる。
捜査に行き詰まったFBIは、再びウィルの協力を得ようとする。
仕方なく引き受けたウィルは、次々に新たな発見をする。
しかし、犯人像がはっきりと浮かび上がらない。
行き詰まった彼は病院に幽閉されているレクター博士に相談する。

この映画、ハンニバルシリーズの第3作なんですが、時代的には
第1作「羊たちの沈黙」より以前のお話。レクター博士は、いつ
誰にどのようにして逮捕されたのか、と言う答えを教えてくれる。
しかし、それも冒頭のみで、あっさりと片づけちゃいます。
そして凄惨な連続殺人。でも、映像的にはそれほどでもないです。
前作の脳みそを露出されたのに比べれば、全然たいしたことない。
犯人も早々と登場してしまう。レクター博士の「えげつなさ」も、
それほどでもない。それと、どうも前2作の影響を強く受けすぎた
んじゃないのかな。型にはまりすぎて、新しい恐怖、と言うのを感
じない。
とは言え、ハンニバルシリーズが、すっかり「ハマッてしまった」
と言う人は大満足間違いなし。アンソニー・ホプキンスの怪演ぶり
も健在。わっ!!と驚かせてくれたり、ハラハラさせてくれたりと、
面白いには面白い。やっぱり、ハンニバルシリーズはこれを最初に
見るべきなんじゃないかな?



 

おすすめ度
81点

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