マイノリティ・リポート


2054年のワシントン。増える一方の犯罪に歯止めをかけるべく、
犯罪予防局が合法化されようとしていた。犯罪予防局では、予知
能力を持った人間が犯罪を予知し、犯罪を起こす前に逮捕すると
いうものだった。そこの捜査官アンダーソン(トム・クルーズ)は、
今日も犯罪を犯す前の人間をすんでの所で逮捕するのであった。
しかしある日、自分自身が犯罪者として画面に映し出された。し
かも、被害者は会ったこともない人物。捜査官の追っ手から逃れ
ながら、真実を探ろうとするアンダーソン。はたして、彼は本当
に殺人を犯すのか。それともシステムに欠陥があるのか。

スピルバーグ監督と言うことで、かなり期待して観たんですが、
いまいち、言いたいことがよく分からないですね。何か、原作
本があって、それをそのまま映画化したような風でもあり・・・
時間とともに意外な事実が分かってくるのですが、まあ、それも
ありがちで、「意外な人物が悪いやつだった」というセオリー通
りの展開、結末で。もう一ひねりあるのかな、と思ったのですが、
それもないまま終わっちゃったという感じ。前半部分では、
「犯罪を犯すかどうか分からない人間を逮捕するのは、冤罪につ
ながるんじゃないか」と司法局から横やりが入るのですが、それ
も、ラストではどこかに行っちゃう。この映画、新人の監督が撮っ
たんなら、間違いなくB級作品ですよ。はっきり言って「不可解」
ですね。どうも・・・うーーん、やっぱりよく分からない・・・



 

おすすめ度
64点

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