先祖代々続くゲイツ家の伝説。ベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)もまた、祖父
からどこかに眠る秘宝のことを聞いていた。
「ありもしない秘宝を追い求めても、時間とお金を無駄にするだけ」と父は醒め
た目で見ていた。
祖父から聞いた手がかりは「秘密はシャーロット」と言うことだけ。その謎を解
くため北極へ。そこでベンらは、宝の地図が合衆国独立宣言書に書かれている
らしいことを突き止める。合衆国独立宣言書を盗み出そうと言い出すベンの出資
者。
はたして、合衆国独立宣言書を盗み出すことはできるのか。本当に宝の地図は存
在するのか。秘宝はただの伝説だったのか。
題名からして、これは「インディー・ジョーンズ」みたいな映画なのかと思った
のですが、どうも違うようです。
だからこの映画に、ハリソン・フォードのようなかっこよさや、ハラハラドキド
キのストーリー展開、コンピュータバリバリの特撮を期待してはいけません。
まず、ニコラス・ケイジ。このひとって、かっこいいのか悪いのか、シリアスな
んだかすっとぼけているのか、一流なんだか二流なんだか、さっぱりわかりませ
ん。それが彼の持ち味なんだと言えば、それはそうかもしれません。とにかく、
つかみ所のない人ですね。
さて、ストーリーですが、次から次に現れる手がかりを、難なくスラスラと解い
てみせるのは、何とも不可解ではあるのですが、それはそれで、スピーディーな
ストーリー展開に一役買っています。もう少し、謎かけがあったり、意外な展開
があればもっと面白かったかもしれません。それもまあ、インディー・ジョーン
ズと比較すればの話で、B級はB級と割り切ってしまえば、それはまあ、楽しい
映画ではあります。
ラストは・・・ええ???と(私は)意外でした。どうなんでしょうね、ディズ
ニーさん。
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