トロイ


紀元前12世紀、ギリシャの国々は日々の戦いに疲れ、やがて、
和睦して統一へと進んでいた。
そんな中、トロイの王子パリス(オーランド・ブルーム)が、
スパルタの王妃ヘレン(ダイアン・クルーガー)と恋に落ち、
自国に連れて帰ったからさあ大変。怒ったスパルタの王はギリ
シャ軍千艘の船を引き連れ、トロイ国を攻めにきた。
そう、この戦いは王妃を取り戻す大義名分に隠れた「他国侵略」
なのだ。そしてこの戦いに勝利するためには必要な人物がいる。
「女神の子」といわれた無敵の戦士アキレス(ブラッド・ピット)
だ。アキレスはそんな国王の思惑には全く興味がない。アキレスが
トロイに向かうのは「名を残すため」なのだ。
難攻不落と言われたトロイの城壁をうち崩すことが出来るのか。
アキレスは名を残す戦士になれるのか。トロイ国の行方は。

最初はそれほど期待していなかったのですが、スクリーンいっぱい
に繰り広げられる戦闘シーン。すごい数の船。広い大地。いやいや
すごいスケールです。「ロード・オブ・ザ・リング」で見せた絶対
的な強さにあふれるオーランド・ブルームも良いのですが、この映
画のように、ちょっと弱いところを見せる彼もまたいい。
それとなんと言っても、ブラピの存在感はやはりすごい。悲しみを
秘めた強さをうまく表現していると思う。やっぱり、流石と言わざ
るをえません。脱帽です。
まるで古代にタイムスリップしたかのよう。いい映画でした。



 

おすすめ度
92点

もどる