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初めての冬の青森(2001年)


「雪中ランニング」

11月になってすぐ雪が降り始めました。
 12月頃までは、いつものランニングシューズで走れました。ただ、交差点で雪が解けた水たまりにシューズが浸かってしまうと非常に冷たくて、走っていられないので、靴下の上にビニール袋を覆って走りました。

1月中頃からは、雪がほぼ毎日降っていました。
 このころから、歩道が雪山になり、主要道路は片側2車線が1車線になり(1車線は雪山)、住宅地の一般道は、まるで迷路の中にいるような壁にかこまれました。
 車道は、雪が解けない状態が続きまいた。毎日、除雪車が除雪するのですが、道路がすり鉢状になって道路わきは滑ります。車が近づいて来たときとても危険です。
 また路面はでこぼこなのですが、視界は真っ白なのでよく見えません。よくねんざしそうになります。
 雪山になった歩道は、人が踏み固めた数十pのトレイル状態になっていて、歩くのも大変です。

このような状態で滑りながら走っていたのですが、
 そろそろ限界(危険)を感じ始めました。

そこで、スパイクシューズを買うことを思いつきました。
 はじめに買いに行った店では、今はシーズンオフでスパイクシューズは置いてないと言われました。こちらでは、冬に走っている人はいないようです。(あたりまえか)

初めて買ったスパイクシューズに感激しました。
 なんと圧雪された氷の上でも走れます。
 滑りながら歩いている人の横をスピードつけて走る気分は言い表せません。
 思った以上にスピードが出せて、雪のクッションがいいです。
 高さ1mの雪の歩道に駆け上れます。
 走りながら後ろを振り返ることもできます(一般シューズだと転びます)。
 走っていてもすぐ止まれます(車が近づいてきても平気です)。

寒さも厳しく、2月は2週間連続真冬日で、最高気温−5度の日が続きました。
 −5度は、今までにも経験があるのですが、こちらは、風が強く、吹雪くと1m先が見えません。
 まつげについた雪が解けず、また雪が目に入って大変です。サングラス等をしても、雪がサングラスにこびり付いて前が見えません。これだけは困りました。
 また、除雪されていない道は、ラッセル走となり、100mも進むと引き返したくなります。いくら走っても暖まらず、30分走るのがやっとです。
 このように毎日が、アドベンチャーランでした。
 スパイクシューズに感謝感謝。

 4月になって、歩道の雪もようやくなくなり、太陽がでる日が多くなりました。
 あの3m以上の雪の壁があっという間になくなりました。
 1、2月は、日が照る時間がほとんどなく、日が照った時間に走ると恥ずかしい気がしました。
 また雪かきが大変でした。
 今年は雪が多く、最高積雪が1m54pで、累積積雪が10mを越えたそうです。

 心配していた冬を楽しく? 乗り越えられてよかったと思います。
 今までと違った走りができ、雪の中でも走れて満足しています。

 こんなレースしたいな
 スキー場で頂上まで駆け上るレースができないかなあ。クロスカントリーコースを走るレースもおもしろいかも。
(追記)2年目の冬は、スパイクシューズをはくと普通のシューズが履けなるので、ずっと普通のシューズで滑りながら、走っていました。バランスが少し良くなったかなと思っています。

2001年10月11日記
2002年7月8日追記(写真も)




2002年の雪(例年に比べて少ない雪で暖冬だった)
青森の雪1
玄関前の道路
青森の雪2
裏の駐車道(左)と雪山(庭)
青森の雪3
玄関
青森の雪4
となりんち(雪のマット)


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