(静岡県富士宮市滝戸遺跡から望む富士山)

 古学の飛躍的展開・掘り下げを期して、市町村や都道府県の境界を越えた情報の共有化・一元化及び考古学・地質学・地震学・火山研究等各分野の交流・情報交換等を提言したい。

 現在の文化財行政は、市町村単位で分断され、都道府県間の連携はおろか都道府県内情報ネットワークの一元化・文化財行政の連携が進んでいない、或いは進めることが出来ない状況のように見える。

 一方地震や火山噴火の史実・研究成果と遺跡発掘情報・新発見とのドッキング・融合も進んでいないように思われる。例えば富士山系火山噴火と関連遺跡との関わり合いを共同研究する等の交流があってもよいのではないかと思う。

 行政や学問の在り方に原因があると思われるが、在り方そのモノの改革・改善に特効薬がないからには、どこかで具体的改革・改善のモデル・ケースを起こし、起爆剤にするしかないように思いますが如何なものでしょうか。
識者の奮起に期待したい!

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