「読書館」は,毎日読んだ本について手当たり次第書こうという計画です。すぐいっぱい貯まっちゃうと思うので,デザインは軽くいこうと思います。
 ★10個でオススメの満点です。


999「殺人事件」殺人事件 辻真先 HUTABA NOVELS 740円
  07/3/31 SF 
★★★

ポテトが主宰するミステリー教室の生徒達が次々と殺される。自分の作品のストーリーのとおりに・・・。ソノラマ文庫でおなじみだったポテトとスーパーのこのシリーズ、懐かしいですな。そりゃ大人になった二人の冒険は、中学生の時ほどは面白くなくなったが。大人になるということは、そういうものなのである。

998惑星間の狩人 アーサー・K・バーンズ(中村能三訳) 創元推理文庫 190円
  07/2/26 SF 
★★★★★

ロンドン=惑星間動物園の専属女性ハンター・ゲリー・カーライルは、珍奇な動物を捕獲するため、宇宙船「箱船号」で太陽系中を冒険する...。最初の短編が1937年だから、もちろん全般に古めかしいし、肝心の”生捕りカーライル”の印象が(その美貌や能力、勇気はしょっ中説明されるものの)薄いのだ。でも、それを補って余りある熱気がこの作品にある。当時のSFが驚くべき確率で持っていたあの熱気が。

997楽園の魔女たち 〜ミストルテインの矢〜 樹川さとみ コバルト文庫 514円
  07/2/26 ファンタジー 
★★★

楽園のメンバーを主人公としたエロ小説が人気を博す。魔女たちがこれに手を焼いている頃、楽園に危機が迫っていた・・・。レギュラー陣が動いていない。サラの二重人格ネタも使い古されて、さらに必然性なし。救いは、準レギュラー陣と新登場人物の活躍だ。

996楽園の魔女たち 〜天使のふりこ〜 樹川さとみ コバルト文庫 476円
  07/2/26 ファンタジー 
★★★

壊れた天使時計他四編の中短編集だ。シリーズ16作目ともなると、パワーが落ちるものか。

995霊玉伝 バリー・ヒューガート(和爾桃子訳) ハヤカワ文庫 740円
  07/2/26 ファンタジー 
★★★★★★

750年前に死んだはずの哀谷の笑君が蘇ったのか?その怪事件の解決に乗り出した老賢者李高と弟子の十牛少年・・・。最初はとっつき難いのだが、やはり傑作だ。ファンタジーにして複雑怪奇な推理小説でもある。ジャパニーズの中華ファンタジー数あれど、やはり世界レベルのファンタジーに太刀打ち出来るものはない。大人と子供の勝負であろう。前作”鳥姫伝”に続く三部作第二作目である。

994●天使墜落 上 ラリー・ニーヴン&パーネル%マイクル・フリン 創元SF文庫 620円
  06/2/7 SF 
★★★

環境保護運動が拡大し、科学を憎むようになった地球。軌道上の宇宙ステーションから宇宙船が墜落した。操縦士を救おうと立ち上がったのは、迫害されるSFファンたちであった・・・。ドタバタSF大作と裏表紙にあったが、なかなか真面目にシリアスが昨。確かにこのストーリーでドタバタならさらに面白く感じられたことだろうに。

993●神々の血脈 第1話 末裔たちの邂逅 西谷史 角川文庫
  05/5/4 ホラー 
★★★★

マヤ研究に従事する数麿が制作したCGを見た恋人・京子は,エクトプラズムを恐竜と変化させる。そして,倭の神の末裔に誘拐された京子を追って,卑の神の末裔として目覚めた数麿は・・・。スケールは大きく,なかなか読ませてくれる作品だが,ストーリーに今ひとつ説得力が足りないかな。登場人物に感情移入しずらいのも難ではある。

992●妖魔夜行 闇より帰りきて 友野詳 角川スニーカー文庫 520円
  05/5/4 ホラー 
★★★★

海赤子が甦って,<うさぎの穴>のメンバーが次々と襲われる。海赤子と未亜子の関係とは・・・。シェアード・ワールド・ノベルズに珍しい長編。

991●妖魔夜行 汚された翼 山本弘他 角川スニーカー文庫 571円
  05/5/4 ホラー 
★★★★

ユリ・ゲラーの超能力ブームの時に有名になった超能力少年たち。そのひとり小早川は,過去の栄光を取り戻すべくある計画にのった・・・。短編が三編。

990●妖魔夜行 眠り姫は夢を見ない 友野詳他 角川スニーカー文庫 540円
  05/5/4 ホラー 
★★★★

彼は,線路のホームで女子高生が突き落とされるのを目撃した。その突き落とした人物は,意識不明で病院に入院しているはずの自分の妹だった・・・。短編が三編。

989●妖魔夜行 暗き激怒の炎 友野詳他 角川スニーカー文庫 540円
  05/5/4 ホラー 
★★★★

ワーゲンを求めて<うさぎの穴>に飛び込んでいた少女。彼女の母親が,そして自分が邪悪な妖精にいると・・・。短編が三編。

988●妖魔夜行 私は十代の蜘蛛女だった 山本弘 角川スニーカー文庫 500円
  05/5/4 ホラー 
★★★★

高校一年の湧は,ある日自分の下半身が毒蜘蛛になってしまった・・・。本シリーズの中では異色作であるが,なかなか楽しい。これはシリーズ化してほしいところ。

987●妖魔夜行 影と幻の宴 友野詳他 角川スニーカー文庫 500円
  05/5/4 ホラー 
★★★★

名画座<幻燈館>では,大学映研のロケが行われていた。撮影中,次々とメンバーが殺されていった・・・。短編が三編。

986●妖魔夜行 魔獣めざめる 山本弘他 角川スニーカー文庫 560円
  05/5/4 ホラー 
★★★★

戦時中,軍事研究所のあった地から妖怪が目覚めた。軍人であり愛国者でもあった妖怪は,今の日本人の有様を見て怒り狂う・・・。短編が三編。

985●妖魔夜行 悪魔がささやく 山本弘他 角川スニーカー文庫 500円
  05/5/4 ホラー 
★★★★

仲間が教会の悪魔払いによって危機にされされている。神父の魔の手から仲間を救え・・・。短編が三編。

984●妖魔夜行 鳩は夜に飛ぶ 山本弘他 角川スニーカー文庫 560円
  05/5/4 ホラー 
★★★★

親子が,恋人が,争い傷つけあう。その時,黒い鳩の影が必ずあった・・・。短編が三編。

983●妖魔夜行 真紅の闇 山本弘他 角川スニーカー文庫 520円
  05/5/4 ホラー 
★★★★

若い女性の首なし死体が連続して見つかる。究極の酒・首酒とは・・・。短編が三編。

982●妖魔夜行 真夜中の翼 山本弘他 角川スニーカー文庫 520円
  05/5/4 ホラー 
★★★★

渋谷の一角に不思議なバーがある。そこは助けを求める人でなければ決して見つけることは出来ない所。そして少女がそのバーの扉を開けた・・・。シェアード・ワールド・ノベルズ最初の作品。

981●ヨブ ロバート・A・ハインライン(斉藤伯好訳) ハヤカワ文庫 780円
  05/5/4 SF 
★★★★

南の島を旅行中に火渡りに挑戦するはめになった牧師アレックス。意識を失った彼が目覚めた世界は,微妙に違っていた・・・。なかなか楽しい作品だ。ラストが少し物足りないのだが,天国でのシーンのイマジネーションはすばらしい。

980●特命転攻校生 <人別帳>は燃えているか? 新城カズマ+新藤キミテル ファミ通文庫 640円
  05/5/4 ジュナイブル 
★★★

二人が文武省から派遣された先は,私立帯刀学園。学籍管理委員会が管理し,試験によって身分が決定される世界だった・・・。設定に無理があるせいか,説得力には欠ける作品だが,そういうものだと思いこめば,楽しめる。これでも標準以上のジャパニーズジュナイブルであろうが。

979●銀河辺境への道 辺境星域の神々 A・バートラム・チャンドラー(関口幸男訳) ハヤカワ文庫SF 400円
  05/2/28 SF 
★★★

リム・ランナーズの運行本部長にて辺境星域宇宙群予備役准将グライムズの連作短編集。銀河辺境シリーズは,ずいぶん昔に長い間読み続けていた。若かったグライムズも老人となり,銀河辺境とは何なのだろうと読み続けた結果は,期待していたものではなかった。

978●闇色の戦天使 神野オキナ ファミ通文庫 640円
  05/2/5 SF 
★★★

地球外の精神寄生体に憑依され人類の裏切り者となった鏡歌。破壊者となった姉を持ったが故に家族を殺され社会から疎まれる少年・周防。出会った二人は不思議な共感を得て,共に戦う・・・。人類がいかにもイヤな連中ばかりでそのステレオさが今一つなのだが,パワーは感じる。特にイラストがとてもいいですな。

977●太陽と月のアラベスク リサ・ゴールドスタイン(中原尚哉訳) ハヤカワ文庫 680円
  05/2/5 ファンタジー 
★★★

16世紀ロンドン。未亡人で書籍商のアリスは,妖精王国の争いに巻き込まれる・・・。この本,ずいぶん長い間かかってようやく読み終えた。途中,2・30冊は間に別の本を読んだはずだ。古いロンドンのイメージは優れたものはあるが,読むのが結構つらいタイプの本であった。

976●マットの魔法の指輪 ニーナ・キリキ・ホフマン(田村美佐子訳) 創元推理文庫 940円
  05/1/30 ファンタジー 
★★★

道具と会話が出来るマット。精霊の導きで旅をするエドマンド。出会った二人は,サンフランシスコを目指して旅立った・・・。ほのぼの系ファンタジー。

975●鉄の絆 ロバート・ゴダード(越前敏弥訳) 創元推理文庫 640円
  05/1/30 一般 
★★★★

とある老婦人が殺された。半世紀も前の過去の因縁が徐々に明らかになる・・・。最近,みけねこはあんまり重いのは読みたくはないのですが,ゴダードはつい読んじゃいます。

974●ツイン・ヒート 暴走!甲蟲都市ゴーザム 岡本賢一 ソノラマ文庫 490円
  05/1/30 ファンタジー 
★★★

サブタイトルの通りなのだが,ゴーザムを止めようとする二人のお話ですって。

973●神殺しの丘 日向真幸来 ソノラマ文庫 552円
  05/1/30 ファンタジー 
★★★

ローマ帝国時代,ブリタニア島に流れ着いた青年の物語だ。ローマ時代のイギリスを舞台にするだけで,評価したくなるってもんじゃありませんか。

972●ギャラクティックの攻防 上 銀河の荒鷲シーフォート デイヴィッド・ファインタック(野田昌宏訳) 早川SF文庫 820円
  05/1/29 SF 
★★★

よっしゃ。ここ数日,書かないでおいたのをずいぶん片づけたなぁ。もう少しじゃ。

971●闘竜載天2 偽りの英雄 ロバート・ジョーダン(斉藤伯好訳) ハヤカワ文庫 640円
  05/1/29 ファンタジー 
★★★★

オレ。アル=ソア。翻訳家の斉藤伯好って,謎ですなぁ。みけねこが中学生の頃読み始めたスタートレックシリーズが出会いの最初であった。それにしても,翻訳の早い人であ

971●闘竜載天1 偽りの英雄 ロバート・ジョーダン(斉藤伯好訳) ハヤカワ文庫 640円
  05/1/29 ファンタジー 
★★★★

オレ。アル=ソア。第10部第1巻をついにネットで注文しちゃったよ。

970●ジェスターズ・ギャラクシー1 天のほとりの愚神ども 新城カズマ 富士見ファンタジア文庫 580円
  05/1/29 SF 
★★★★

銀河帝国末期。後に殺戮集団として名を残した一団の若者達がいた。銀河を駆ける騎兵たちの物語が始まる・・・。

969●ファウンデーションへの序曲 銀河帝国興亡史 アイザック・アシモフ(岡部宏之訳) ハヤカワ文庫 680円
  05/1/29 SF 
★★★★

心理歴史学者ハリ・セルダンの若き日のトランターでの冒険。残念ながら,初期の銀河帝国の興亡三巻には,遠く及ばない出来。

968●第二ファウンデーション 銀河帝国興亡史 アイザック・アシモフ(岡部宏之訳) ハヤカワ文庫 583円
  05/1/29 SF 
★★★★★★★★

そして,ミュールとファウンデーションの生き残りによる第二ファウンデーションの探索が始まった・・・。驚愕のラストは,怒濤の感激を読者に与えるであろう。傑作中の傑作であるが,星の数が10でないのは,創元推理文庫版の翻訳があまりに優れているためである。こちらは少々劣る。

967●突入!炎の叛乱地帯 下 銀河の荒鷲シーフォート デイヴィッド・ファインタック(野田昌宏訳) 早川SF文庫 880円
  05/1/29 SF 
★★★

これを読み終えて思ったのは,やっぱり,前作でシーフォートシリーズは終えるべきだったってことだ。

966●竜騎争乱4 精鋭たちの召喚 ロバート・ジョーダン(斉藤伯好訳) ハヤカワ文庫 640円
  05/1/29 SF 
★★★★

オレ。アル=ソア。それにしても,昭和35年生の作者が去年のこの翻訳のあとがきで,38になったというのは,何故であろうか。

965●竜騎争乱4 精鋭たちの召喚 ロバート・ジョーダン(斉藤伯好訳) ハヤカワ文庫 640円
  05/1/29 SF 
★★★★

オレ。アル=ソア。ショーチャン人に対抗すべく,大軍を召喚したってわけだ。

964●神々の午睡 下 清水義範 講談社文庫 500円
  05/1/28 一般 
★★★

これ・・・傑作かも知れませんな。もう一度読み直したいが,置く場所がなくて捨てなくてはならないのがいかにも残念だ。

963●神々の午睡 上 清水義範 講談社文庫 500円
  05/1/28 一般 
★★★

宗教がいかに産まれ,そして大きくなっていったかに挑戦した大作。

962●嵐をついやぶれ! カルシファード青嵐記3 友野詳 角川スニーカー文庫 500円
  05/1/28 ファンタジー 
★★

友野氏は,ずいぶんシリーズを量産しますな。でも,時々傑作をものにする。これはまあまあ程度かな。

961●闘竜載天2 偽りの英雄 ロバート・ジョーダン(斉藤伯好訳) ハヤカワ文庫 640円
  05/1/28 ファンタジー 
★★★★

オレ。アル=ソア。翻訳家の斉藤伯好って,謎ですなぁ。みけねこが中学生の頃読み始めたスタートレックシリーズが出会いの最初であった。それにしても,翻訳の早い人であることよ。

960●いかづちの剣 2 小林めぐみ 角川スニーカー文庫 620円
  05/1/28 ファンタジー 
★★★

小林めぐみ氏の作品は,ファンタジー系かと思いきや,意外にもSFだった。ちょっと風変わりな作だったかな。

959●シャーロック・ホームズのライヴァルたち 1 押川曠編/乾信一郎・押川曠訳 ハヤカワミステリ文庫 480円
  05/1/28 SF 
★★★

19世紀末から20世紀初頭。シャーロック・ホームズの冒険が読者の熱い支持を得ていた時代に,ホームズのライヴァルともいうべき名探偵たちもまた登場していたのだ。古めかしいような,しかし,今の現代に書かれている多くの推理小説などよりも,ずっと価値がある作品群である。

958●天使と宇宙船 フレドリック・ブラウン(小西宏訳) 創元推理文庫 360円
  05/1/28 SF 
★★★

ショート・ショートの鬼才・フレドリック・ブラウンのSF第二短編集。歴史的価値も高い。

957●デューンへの道 公家アトレイデ 1 ブライアン・ハーバート&ケヴィン・J・アンダースン(矢野徹訳) ハヤカワ文庫 840円
  05/1/28 SF 
★★★★★

デューンの前史。ポウル・アトレイデの父・レトの若き日である。デューンのフランク・ハーバートの息子の共作ということであるが,それで抱いていったイメージに反し,思いがけずしっかりした作品であり驚いた。もちろん,あの「デューン 砂の惑星」にはとうてい及ばない。この作品の中に出てくるさまざまな単語を見て,あのデューンが如何に傑作であったか再認識してしまった。

956●怨霊記 魔洞界 一 大陸雄飛篇 千秋寺京介 トクマノベルズ 1200円
  05/1/28 伝奇 
★★★★★

天海大僧正により封印された平将門の封印が今,解かれようとしていた。傀儡一族とフリーメーソン,そして怨霊師と裏忌部達は,帝都に集結する・・・。だんだんと,舞台は派手になってきた。その分,凝固されたようなおどろおどろしい雰囲気が薄れてきてしまったように思う。

955●ウィザードリィサーガ 中 大帝の魔都 野間逸平・伏見健二 ログアウト冒険文庫 630円
  05/1/27 ファンタジー 
★★★

ログアウト文庫のウィザードリィ物の中でも,最も面白いシリーズであろう。しかし,置く場所がなくて,(朝日ソノラマ文庫以外は)どんどん捨てざるを得ないのがまったく残念なことなのだ。

954●大探検記 遙か幻のモンデルカ 清水義範 集英社文庫 476円
  05/1/27 一般 
★★★

秘境探検をテーマとした三編の短編集。いつもながら清水氏の本は面白いですなぁ。

953●闘竜載天5 シャダー・ロゴス崩壊 ロバート・ジョーダン(斉藤伯好訳) ハヤカワ文庫 640円
  05/1/27 ファンタジー 
★★★★

オレ。アル=ソア。やっとこさ男性源の汚れを消し去ってやったぜ。たぶんね。しっかし,これで9部完了だよ。次なる第10部を待て。

952●魔法の国ザンス10 悪魔の挑発 ピアズ・アンソニイ(山田順子訳) ハヤカワ文庫 700円
  05/1/27 ファンタジー 
★★★

穴掘り屋ヴォルニーとセントールのチェクスと人喰い鬼のエスクは,穴掘り屋一族の谷を悪魔達から取り戻そうと・・・。ザンスシリーズも,初期の迫力と比べるとかなり単調になってしまった。これは長いシリーズにつきまとう欠点だ。

951●闘竜載天4 消えた聖竜士 ロバート・ジョーダン(斉藤伯好訳) ハヤカワ文庫 640円
  05/1/26 ファンタジー 
★★★★

オレ。アル=ソア。この小説も長いのなんのって。登場人物もメチャクチャ多くてさ。最近,何がなんだか良く分からないんだよ。

950●名探偵登場 ウォルター・サタスウェイト(植草昌実訳) 創元推理文庫 920円
  05/1/26 推理 
★★★★

奇術師フーディーニは,ある貴族の降霊会に招かれた。そこにはコナン・ドイル卿や・・・。ディクスン・カーの作品を思い出させるようなプロットのしっかりした推理小説である。

949●惜別の賦 ロバート・ゴダード(越前敏弥訳) 創元推理文庫 820円
  05/1/26 一般 
★★★★

姪の結婚披露宴に闖入してきた友は,三十四年前に絞首刑となった父の無罪を訴えて,翌日,自殺した・・・。あの千尋の闇を求めて,ゴダード作品を読みあさっているが,あの作品を越えるものはないのだろうか。

948●皇帝円舞曲 チキチキ美少女神仙伝!7 嬉野秋彦 角川スニーカー文庫 540円
  05/1/26 ファンタジー 
★★★

始皇帝死から蘇る。そして裏で手をひく徐福の狙いとは・・・。嬉野氏も軽くていいですなぁ。でも,一日でいっぱい書くのはまったく疲れることであることよ。書かなかったのが,たまり過ぎちゃってさ。

947●宝珠、紅に染まる時 退魔師鬼十郎 市川丈夫 富士見ファンタジア文庫 660円
  05/1/26 ファンタジー 
★★

いい作品なのかどうかよく分からない。市川氏処女作ということで力が入っているのはよく分かるのだが。次作に期待しよう。

946●ミッション・ポシブル スレイヤーズすぺしゃる20 神坂一 富士見ファンタジア文庫 520円
  05/1/26 ファンタジー 
★★★

相変わらずの楽しい短編集だ。軽く読めて,こういうのはとても助かる。疲れた時なんかにはね。

945●いかづちの剣 1 小林めぐみ 角川スニーカー文庫 540円
  05/1/26 ファンタジー 
★★★

惑星カヌーアの機械帝国エヴァアランド。父の同僚だというフィルと村を追い出された少女トワの旅は・・・。

944●ウィザードリィ正伝 トレボーと黄金の剣 多摩豊 ログアウト冒険文庫 520円
  05/1/26 ファンタジー 
★★

若き日のトレボーと,ワードナの父の時代の物語。今ひとつウィザードリィっぽくないので点辛し。

943●笑う小隊長 あらまき義雄 徳間文庫 495円
  05/1/26 SF 
★★

中国の人民解放軍の射撃ツアーに参加した二十八人の日本人は,異次元世界で傭兵として多国籍軍を相手に戦うはめとなる・・・。最初は調子がいいのだが,終わり方が半端となっているのが残念だ。

942●昭和御前試合 清水義範 光文社文庫 640円
  05/1/26 一般 
★★★

清水氏の短編集なのだが,清水氏らしい楽しい作品ばかりである。この人,アイデアもいいし,なにより文がうまいんだよなぁ。

941●沈黙と静寂の島 ホルスマスターVII 嬉野秋彦 ファミ通文庫 640円
  05/1/26 ファンタジー 
★★★

熱でダウンしたディミトリアスを救うべく,腕利きの女医を捜し求めてやってきたのがルブルワーニュ島だった・・・。

940●プラネットハザード 下  惑星探査員帰還せず ジェイムズ・アラン・ガードナー(関口幸男訳) ハヤカワ文庫 620円
  05/1/26 SF 
★★★★

ちょっとアヤシイと思っていたのだが,意外にも読みやすい作品だ。一人称の文体も分かりやすい。主人公に感情移入できるかどうかが,この手の作品の命であろうが,みけねこは出来た。

939●プラネットハザード 上  惑星探査員帰還せず ジェイムズ・アラン・ガードナー(関口幸男訳) ハヤカワ文庫 620円
  05/1/26 SF 
★★★★

”消耗品扱いの要員”フェスティナ・ラモスは,過去40年間に誰一人として生還していない惑星メラクィンに,老人性痴呆が進みつつあるようなチー提督とともに着陸し探検せよという命を受ける・・・。

938●ブリーダーズ・ワース 下 黄金の神帝国 神聖刻記 七星亘 ログアウト冒険文庫 600円
  05/1/26 SF 
★★

心に残りませんぞよ。何人かの作家が一つの世界を書いていると,どうしてもこういうのも混じってしまう。オリジナルがいい分,ちょっと評価が厳しくなってしまうのだ。

937●ブリーダーズ・ワース 上 黄金の神帝国 神聖刻記 七星亘 ログアウト冒険文庫 600円
  05/1/26 SF 
★★

圧政を敷く皇帝ラーケンに立ち向かう正義の4人。神聖刻記の大昔・・・。うーん。聖刻シリーズの前史なのだが,いまいち。

936●日本霊異物語 玉藻前 千秋寺京介 トクマノベルズ 800円
  05/1/26 伝奇 
★★★★★

千年の長きに渡り行方が知れなかった怨霊・玉藻前。その怨霊が忌部の里を襲った・・・。

935●日本霊異物語 怨霊記外伝 千秋寺京介 トクマノベルズ 800円
  05/1/26 伝奇 
★★★★★

転びの怨霊師の桂木湖舟の抹殺を命じられた舞。苦渋の舞は,湖舟の住む怨霊島へ向かう・・・。外伝とのことで,本編の迫力にはいささか劣るかも。

934●怨霊記 三 大陸雄飛篇 千秋寺京介 トクマノベルズ 1200円
  05/1/15 伝奇 
★★★★★

上野山下と神田明神は大渦に覆われた。将門の首を巡り怨霊師達と風魔一族と帝国軍の激しい戦いが切って落とされた・・・。だんだんとスケールが大きくなってきた。大陸雄飛とありながら,まだ帝都擾乱が舞台である。

933●怨霊記 二 帝都擾乱篇 千秋寺京介 トクマノベルズ 1200円
  05/1/15 伝奇 
★★★★★

武蔵野の新田村は大嵐が吹き荒れていた。恐ろしいほどの荒であったが,祭りだけはなんとしても止めるわけにはいかなかった。そして,御魂代をあずかる今年の当番に当たったのは留吉だった。頼りない留吉にふと村長はいやな予感がした・・ ・。怨霊探しの推理小説的な面もなかなか興味深い。本巻は,第三巻へと続く。

932●怨霊記 一 四国結界篇 千秋寺京介 トクマノベルズ 1200円
  05/1/15 伝奇 
★★★★★

明治の世。四国の阿波にある洋服問屋「桔梗屋」の一粒種の歳三が神隠しに遭い,ようやく戻ってきた歳三は三人に増えていたのだ。怨霊師の舞と陰陽師の北麿は,怨霊の存在を察知し,桔梗屋に結界を張った・・・ 。久々の傑作と言ってもいいだろう。今流行のこのタイプの作品としてはベスト。かなり力量の高い著者である。

932●聖刻群龍伝2 西方大陸篇 千葉暁 中央光文社 800円
  04/12/25 SF 
★★★★

蛮人王に蹂躙された祖国を取り戻すべく,帝国の大討伐軍に身を置いたデュマシオン。しかし,想像どおりに大軍は大敗す。そうじゃなけりゃ,このシリーズは終わっちまいますものね〜。いろいろ事情があるのだ。そしてまた,第三巻以降は古本屋にはなかった。いつ読めるだろうか?

932●聖刻群龍伝1 西方大陸篇 千葉暁 中央光文社 800円
  04/12/25 SF 
★★★★

実は,郡狼伝はまだ序章だったんですって。やれやれ。聖刻シリーズは,ソノラマ文庫もあるけど,あっちもずいぶん遠ざかっているなぁ。

932●聖刻群狼伝4 西方大陸篇 千葉暁 中央光文社 800円
  04/12/25 SF 
★★★★

いや〜。久しぶりにこのシリーズに戻ってきた。ようやく4巻ゲット。それにしても,4月以来に読んだのに,すぐ思い出すとは,この作品の良さを示すものでありましょう。

931●暁の連合艦隊4 ベーリング海大海戦 カッパ・ノベルス 780円
  04/12/25 歴史シミュレーション 
★★★★

こうして,辻真先の歴史シミュレーション全4巻が完了するわけであるが,これはなかなかの好作品である。初期の荒巻氏の作品を久しぶりに思い出した。正直4巻では足りないと思ったのだけれども,長々と続くシリーズ (まあ,お分かりでしょうが)の中盤以降のレベルのひどい低下を思うと,これで良いのかも知れない。 ただ,謎は謎のまま終わってしまったのが,点数を5つつけられなかった所以だ。

930●暁の連合艦隊3 ウラジオストック沖大海戦 カッパ・ノベルス 760円
  04/12/25 歴史シミュレーション 
★★★★

ロシアのマカロフ艦隊と山本五十六率いる連合艦隊との決戦が始まる。

929●暁の連合艦隊2 激闘 大和vsビスマルク カッパ・ノベルス 760円
  04/12/25 歴史シミュレーション 
★★★★

マレー沖で,ついに大和と巨大戦艦ビスマルクの戦いが突入す。神によって転送させられた人物が次々と明らかとされる。

928●暁の連合艦隊 北洋決戦 辻真先 カッパ・ノベルス 760円
  04/12/25 歴史シミュレーション 
★★★★

沖縄決戦で,長谷川少尉は,不思議な神の力によって,もう一つの世界へ意識を転送させられた。その世界では,今にもロシア北洋艦隊と連合艦隊との決戦が始まろうとしていた。

927●都市と星 アーサー・C・クラーク(山高昭訳) ハヤカワ文庫 390円
  04/12/25 SF 
★★★★★

地球に唯一残された永遠の都市ダイアスパー。そこに生まれたアルヴィンは,他の人々と違っていた。ダイアスパーの秘密を調べていたアルヴィンは,地下のトンネルに隠された古代の交通機関を発見する・・・。大変な傑作であるのだが,完成度の高さではこの作品の原型となった”銀河帝国の崩壊”の方が上かな。みけねこが,先に読んだそちらのイメージの方が好きだということもある。しかし,本書の宝石のようなダイアスパーの描写は やはりすばらしい。

926●宇宙の一匹狼 フレドリック・ブラウン(中村保男訳) 創元推理文庫 180円
  04/12/25 SF 
★★★★★

小惑星の上でクラッグは死にかけていた。それを救ったのが何万光年の彼方からやってきた考える岩”ごろつき”・・・。小編ではあるが,魅力的なキャラクターによる緊迫したストーリーのハードボイルド小説となっている。フレドリック・ブラウンといえば,ショート・ショートに神髄があるとされるが,長編でもSFに冠たる傑作をいくつも残している。

925●クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 田中芳樹 光文社 740円
  04/11/28 アクション 
★★★

香港に向かう超豪華客船のショー。奇術師の身体がバラバラになって空中から落ちてきた。要人擁護のためにこの船に乗り合わせていた薬師寺涼子たちは・・・。銀色の怪物蛇の登場は納得いかないが,黒蜘蛛島よりもマシか。田中氏って,権力批判が知識人の証拠と思っているふしがあると分かってきたのだが,そ れはともかくとして,さんざん馬鹿にされたフジモリ大統領は,これを読んだらさぞ怒るでしょうなぁ。

924●ウィザードリィ短編集 六人の冒険者 伏見健二 ログアウト冒険文庫 580円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

あまりダンジョン探検のウィザードリィらしさはないが,6人の競作による短編集である。

927●ウィザードリィ・ベイン・オブ・コゾミックフォージ 呪われし聖筆 竹内誠 ログアウト冒険文庫 640円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

宇宙の法を書き換えることができる魔法のペン,コズミック・フォージ。これを巡って6人のパーティは・・・。ウィザードリィらしからぬ作とでも言おうか。ウィザードリィ6に当たるものであるのだが,ウィザードリィの良さはこういう広い世界観にあるのではない。

926●ダーク・フロンティア・ブルース3 市川丈夫 富士見ファンタジア文庫 620円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

変異獣に襲われるダーラス。その救援に赴いたジャスティス一行に待ち受ける恐るべき罠とは・・・。こうしてみると,ワンパターンの導入となるわけだが,作品世界としてはなかなかよく書き込まれている。でも,一巻が一番良かったかなぁ。

926●ダーク・フロンティア・ブルース2 市川丈夫 富士見ファンタジア文庫 620円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

魔物により包囲攻撃を受けている都市ワイマールの防衛隊に加わったジャスティスたちは・・・。

925●ダーク・フロンティア・ブルース 市川丈夫 富士見ファンタジア文庫 580円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

怪物が跋扈する<新大陸>。巡礼の旅を続ける聖戦官ジャスティスと戦鎧鬼ライオットは,邪神退治の一隊への参加を要請される・・・。

924●ウィザードリィサーガ 下 隻眼の吸血鬼 野間逸平・伏見健二 ログアウト冒険文庫 620円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

故郷アインシュタットへ向かった王子フリンは,父アシュラークとの戦いを,そして,悪魔インダールと大吸血鬼ギルバルスの決着が・・・。ギルバルスがなかなか魅力的だ。小説としても,宜しい。ログアウト冒険文庫って,今でも刊行されているのであろうか。

923●高い城の男 フィリップ・K・ディック(浅倉久志訳) ハヤカワ文庫 500円
  04/11/28 SF 
★★★★★★

第二次世界大戦後,日本とドイツに分割されたアメリカ。その世界では,密かに連合国が勝利したならばというif小説が人気を博していた・・・。 フィリップ・K・ディックの作品なので,意外に思ったが,大きなどんでん返しもなく,淡々と物語は進む。これは普通小説の味わいというのであろうか。 日本に対して好意的な書き方だというのも珍しい。ディックのNo1は「ユービック」を推したいが,これもまた傑作だと思う。

922●暁の女神 ヤクシー3 太陽の踊り子 小林めぐみ 角川スニーカー文庫 571円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

金烏の秘密をめぐって相争う二大国。そしてついに,ヤクシーと金烏の秘密が明らかにされる・・・。

921●暁の女神 ヤクシー2 楽園を求める男 小林めぐみ 角川スニーカー文庫 571円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

ネパールの少女神クマリを題材にとった作品だ。クマリは何を考えているのだろうか昔から不思議に思う。そして,成長して女神でなくなったクマリはどうするのだろうか。

920●暁の女神 ヤクシー1 鳥の呼ぶ声 小林めぐみ 角川スニーカー文庫 552円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

小国クマリを隣の大国ストゥウラが蹂躙した。女神の化身として人々にあがめられるヤクシーたちは・・・。

919●ウィザードリィサーガ 上 狂王の血脈 野間逸平・伏見健二 ログアウト冒険文庫 630円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

父であるアシュラーク王によって,見知らぬ町・ヴァンクールに放り出された王子フリンは,ヴァルキリーのデュカと出会い,借金奴隷として迷宮へ入る・・・。やはり,RPGの王道ウィザードリィはいいものですね。グレーター・デーモンなどの固有名詞が出てくると,つい嬉しくなってしまうのだ。

918●新二都物語 カルビサーガ1 金の国、銀の国 広井王子 ファミ通文庫 640円
  04/11/28 ファンタジー 
★★

金の国と呼ばれるシーアスは,魔法教会が実権を握る国だった。その魔法教会が国王に王女スターシャを渡すように要求してきたことからこの物語は始まる・・・。広井王子氏といえば,蜃気楼帝国など,読みづらいにせよ意欲作を書いている,元・森本レオ氏の付き人だった人物だ(こりゃ関係ないか)。でも,この作はやっぱりどうもなぁ。

917●モンスター・コレクション・ノベル 魔法帝国の興亡 原案:安田均 著:北沢慶 富士見ファンタジア文庫 580円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

なかなか壮大な書き出しかに思われたのだが,栄華を極めた盤石の制度を持つと思われる古代帝国が,あっという間にメタボロになってしまうのがどうにも無理を感じる。王子が権力を狙うところは分かるが,最後は突如怪物になって大暴れじゃありませんか。どうも説得力がないんだよなぁ。5〜6巻かけて描くべきでしょうね。ある意味もったいない作。

916●陰陽の京 渡瀬草一郎 電撃文庫 610円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★★

タイトルを見てすぐ分かるとおり,最近流行のテーマを題材にしたものだが,このジャンルとしてはかなりの良作と思う。しかも作者の処女作とのことなのだが,信じられないほどの完成度をみせている。これ以下の有名作家など,いくらでもいるだろう。今後,注目したい。

915●キリンヤガ マイク・レズニック(内田昌之訳) ハヤカワ文庫 820円
  04/11/28 SF 
★★★★

ケニアのキクユ族のために設立された小惑星のユートピア「キリンヤガ」。この楽園を守るため,呪術師コリバの孤独な戦いは続く・・・。連作短編集。ヒューゴ賞やローカス賞を総なめした傑作群とのことだが,どうもそこまでの傑作かどうかは判断に迷うところだ。好みの問題であるかも知れない。あるいは,後書きでレズニックが自慢しすぎなので,少々期待が大きすぎた反動であるかも。しかし,ラストのコリバとアハメドがノドの地を,真のキリンヤガへ向かうシーンは感動的だ。

914●デュアン・サークII 翼竜の舞う谷<上> 深沢美潮 電撃文庫 530円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

翼竜の赤ちゃんを故郷の谷に戻してやろうと旅に出たデュアンたちは・・・。って,なぜ第二部になっちゃうのかよく分からなかったり。第二部ともなれば,普通は背景世界が変わったり,何年後とかになるわけなんだけど。将来,伝説の英雄になるはずのデュアンの初心者の時の冒険という位置づけは相変わらず変わらないのだが,それにしては,デュアンシリーズ,いささか長すぎるので,もう少し主人公の成長物語のスピードをアップした方がいいと思う。

913●神牌演義1 ニイハオ新宿 吉岡平 ファミ通文庫 640円
  04/11/28 ファンタジー 
★★★

土方健作が事件に巻き込まれて手に入れたカード。それは英雄を呼び出すことの出来る神牌だっだ。それを狙う黒衣の悪党・・・。遊技王のカードバトルそのままだ。三国志と水滸伝が混じっているのも,なんとなく面白い。遊技王がなければ,すごいオリジナリティのアイデアだと思うのだが。

912●聖刻群狼伝3 西方大陸編 千葉暁 中央公論社 800円
  04/11/27 ファンタジー 
★★★

操兵闘技大会で大金星をあげたディアだったが,暗殺者に追われるように龍の谷へ向かう・・・。朝日ソノラマ版が大河小説化しているため,こっちの方が読みやすいかも知れない。だいたい,ソノラマ文庫は最近入手が非常に困難ですし。

911●イースI 天空へそびえし魔塔 大場惑 ログアウト冒険文庫 610円
  04/11/27 ファンタジー 
★★★

エステリアの海岸に倒れていた少年。アドルの冒険が始まる・・・。忠実にゲームのノベライスをした作品だと云う。日本ファルコムのページを見たら,イース6が載っていた。そもそも,まだ日本ファルコムが存在することが,なぜか嬉しかった。

910●黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 田中芳樹 光文社 781円
  04/11/27 アクション 
★★★

カナダのバンクーバーに日本人男女の殺人事件の捜査にやってきた薬師寺涼子と泉田警部補。そこでハリウッドの帝王グレゴリー二世から黒蜘蛛島に招待される・・・。推理小説でも冒険小説でもなし。仕方ないのでアクション小説としてみた。それにしても,ストーリーに説得力がまるでありませんな。最初の日本総領事をいじめる話はまったくストーリーに影響ないし,何百年も生きる大蜘蛛も突然ぱっと現れただけ。田中氏は,昔はいい作品を書いていたものなのだが。

909●新二都物語 カルビサーガ2 皇帝魔術団 広井王子 ファミ通文庫 640円
  04/11/27 ファンタジー 
★★

スターシャとカルビは,かつて銀の国と呼ばれたマウンティアに逃れる。そこはカルビの故郷だった・・・。なんとも印象薄いジャパニーズファンタジーだ。気軽に読めるのはいいのだが。でも,毎日中学生新聞に連載されていたとあるんじゃ,仕方ありませんな。

908●闘竜載天3 九つの月の予言 ロバート・ジョーダン(斉藤伯好訳) ハヤカワ文庫 640円
  04/10/11 ファンタジー 
★★★★

オレ。アル=ソア。ショーチャン人の軍勢がエダウ・バーの港にやってきやがった。最近オレも敵が多すぎてよく分からなくなってきた。こう大河小説となってくると,主人公のオレも訳が分からなくなってきて困っちゃうよ。

907●妖魔夜行 悪夢ふたたび 山本弘 角川スニーカー文庫 500円
  04/10/10 怪奇 
★★★

深夜の繁華街で,少女をさらう謎の残虐な魔物「いじん」。それに対応して,東京中の妖怪が結集した・・・。

906●妖魔夜行 しかばね綺譚 山本弘他 角川スニーカー文庫 500円
  04/10/10 怪奇 
★★★

探偵小説の祖ともされる黒石香玉の作「屍綺譚」が存在する?しかし,「屍綺譚」手にした人間が次々と謎の死を遂げていった・・・。現代において,日本の妖怪が探偵役となって活躍をするというシチュエーションは,なかなか面白い。少し読みあさってみようかなぁ。

905●イースII 天空にひそみし魔帝 大場惑 ログアウト冒険文庫 670円
  04/10/9 ファンタジー 
★★★

エステリアからついに天空の国イースにたどり着いたアドル。そして,RPGは始まる・・・。実は,イースシリーズのゲームはやっていないんだ。気になってはいたんだけどね。ドラゴンスレイヤーシリーズの方にちょっと夢中だったものですから。この本は良くも悪しくも,人がプレイしたRPGをたどっているような気にさせてくれる。

904●西域剣士列伝 天山疾風記 松下寿治 富士見ファンタジア文庫 620円
  04/10/9 歴史 
★★★★

前漢の時代。情報収集のため鳥孫の地に赴いた西域都護府の陳湯が助けた少女は,星星と言った・・・。この富士見ファンタジア文庫らしからぬ作。文体は軽いが,きちんとした歴史考証に裏付けられている。松下氏処女作ということで,粗筋に乱れがあっるのの,中国歴史文学としての力はなかなかのものである。

903●続々ウィザードリィ異聞 リルガミン冒険奇譚 竹内誠 ログアウト冒険文庫 550円
  04/10/8 ファンタジー 
★★★★

三作目にて,ウィザードリィ短編集は終わる。残念。もっと読みたかった。単なるノヴェラ化を超えたなかなかの良作だったんだけど。ログアウト冒険文庫も,最近見かけませんな。

902●続ウィザードリィ異聞 リルガミン冒険奇譚 竹内誠 ログアウト冒険文庫 550円
  04/10/8 ファンタジー 
★★★★

昔これ。やりまくりましたぞ。ワードナーを倒してからも,迷宮を歩き回り,ムラマサブレードやローズガーブを探し回ったのであった。またやりなくなっちゃったりして。やっぱり,1作目と2作目のダイヤモンドの騎士あたりが印象に強い。

901●ウィザードリィ異聞 リルガミン冒険奇譚 竹内誠 ログアウト冒険文庫 550円
  04/10/8 ファンタジー 
★★★★

カント寺院,ギルガメッシュ酒場,そしてボルタックの店・・・なつかしいなぁ。ウィザードリィ短編集なのだが,やはりなつかしい。

900●怪屋敷 魔界医師メフィスト 菊地秀行 講談社 740円
  04/7/29 ファンタジー 
★★★

少女が透明化する。メフィストが往診に赴いた患者の家は,洋館や城に姿を変えた・・・。このシリーズもずいぶん長く読んでいる。菊地氏の作品は,二度は読み返さないと思うのだが(初期作品を除く),それにしても職人だなぁと思う。必ず一定水準の面白さと読み応えがあるのだ。

899●創竜伝13 噴火列島 田中芳樹 講談社 800円
  04/7/29 ファンタジー 
★★★

このシリーズ,最初の頃はとても面白かった。田中芳樹氏ってすごい人だと思っていたし。なんというか,もうシリーズとして息切れなのだろうか。そんな気がする。ストーリーとしての面白さがなくなってしまった途端,田中氏の底の浅さも感じざるを得ない。権力を風刺すれば,知的な小説だろうと主張しているような浅さを。いえ,この作品,読み始める時は,とても楽しみにしていただけに厳しく評価してしまうのかもしれないが。まあ,星3個の標準作。

898●乱賊無道 天狗妖草子2 斉城昌美 中央公論社 800円
  04/7/23 ファンタジー 
★★★

京の都を騒がす連続強盗殺人事件。密室殺人に挑むは,名探偵・五辻朝亮と助手の富樫政綱だった。悪の巨魁を捕らえることは出来るのだろうか・・・。

897●偽神の翼 IX 嬉野秋彦 ファミ通文庫 640円
  04/7/21 ファンタジー 
★★★

最近,これ結構読んでるなぁ。でも,巻の順番はメチャクチャなのだ。それでも充分ついていけるところが,このシリーズの良さなのかもしれない。

896●天魔跳梁 天狗妖草子1 斉城昌美 中央公論社 800円
  04/7/19 ファンタジー 
★★★

室町後期。大御所崩御の報に沸き立つ京の都で,貧乏公家の五辻朝亮は斬り合いに巻き込まれ,死ぬゆく男から預かった小袋。そこで知り合ったのが加賀の富樫一族の一人・富樫政綱だった・・・。しっかりした作りのような気もするし,神狼記のような 飛躍した面白さはないような気もするし。

895●黒い塔の少女 ホルスマスターXI 嬉野秋彦 ファミ通文庫 640円
  04/7/16 ファンタジー 
★★★

魔剣王レオニードの居城に侵入した賊。ついに,七星剣士団が割れる・・・。

894●銀河パトロール隊 レンズマンシリーズ1 E・E・スミス(小隅黎訳) 創元SF文庫 840円
  04/7/15 SF 
★★★★★★★★

エドモンド・ハミルトンのキャプテン・フューチャーシリーズと並ぶスペース・オペラの最高峰。1937年の作とはとても信じられない。とてつもない広大なスケールの銀河宇宙に,とてつもない冒険が。そして,宇宙海賊ボスコーンの正体やレンズの秘密など,読者をとらえて放さない謎。レンズマン・キムボール・キニスンを始め,ウォーゼルやトレゴンシー, ボスコーンを代表する敵・ヘルマスまでもが魅力的なキャラクターたち。この何度も何度も読み返した本。ようやく新訳版を手に入れたのだが,小西氏の旧訳よりどの程度優れているかは正直分からなかった。二冊並べて読まないとダメかな。旧訳がそもそも優れていたのだろうし,今回なくなってしまった真鍋 博氏のイラストも良かったんだよなぁ。こんな感じでさ。
http://www22.ocn.ne.jp/~honey/mini09.html

893●悪徳の花園 虚ろなる神々の宴 ホルスマスターXIII 嬉野秋彦 ファミ通文庫 640円
  04/7/14 ファンタジー 
★★★★

王位継承戦争に揺れる戦士の国バルナスローで,六絶卿の一人ジェラルダインの屋敷に転がり込んだアルハイムたち。麝香王ゴットフロワの暗殺者が迫る・・・。13巻までくると,さすがに優れたところがあるって証拠だ。よくこんな主人公でこれだけの作品を書けるものじゃと感心する。嬉野氏の現在の代表作であろう。

892●前哨 アーサー・C・クラーク(小隅 黎訳) ハヤカワ文庫 630円
  04/7/12 SF 
★★★★

第二の夜明け,おお地球よ,破断の限界,歴史のひとこま,優越性,永劫のさすらい,かくれんぼ,地球への遠征,抜け穴,遺伝,前哨の短編がある。初期の短編集となるが,この「前哨」を元にして,クラークのキューブリックによる「2001年宇宙の旅」が作られたのである。宇宙の旅は,なにやら難解であった印象だが,この前哨は,とっても分かりやすい。

891●地球幼年期の終わり アーサー・C・クラーク(沼沢洽治訳) 創元推理文庫 180円
  04/7/10 SF 
★★★★★★★★★

20世紀後半。地球に大宇宙船団でやってきた<上主>たちは,穏やかに地球を管理し,戦争や飢えから解放された地球は黄金時代を迎える。それは地球人類の,自分達に許された最大限の幸福の時代であった。しかし,黄金とは夕陽の色であり,秋の色であることを知るのは<上主>たちのみであった・・・。「銀河帝国の崩壊」と共に,クラークの最高傑作とされる。「2001年宇宙の旅」やシリアスなクラーク得意の近未来ものもいいとは思うのだが,やっぱり,この二作はSF界にとって別格の最高傑作だと思う。昔から読み返す度に感動が蘇ってくるなぁ。ある日。ある古本屋を久しぶりにのぞいた見た。あっ!創元推理文庫の傑作群が!もちろん,古い発行年だから,紙は黄ばんでいるのは当然だが,前の持ち主は,とても大事にしたいたのだろうことはすぐ分かった。みけねこは,無我夢中でその20冊余りを買いまくった。いえいえ。もちろん,みけねこもみんな持っておりますぞ。物置のどこかにあるはず。でも,何度も読み返したから,みんなヨレヨレなのだ。この間,”オンライン書店bk1”で,創元推理文庫を検索してみた。こんなに,少なくなってしまったのか!みけねこは,ショックを受けた。

890●秘神黙示 ネクロノーム1 朝松健 電撃文庫 570円
  04/7/5 SF 
★★★

朝松版クトゥルー神話だ。なんか...この本,昔読んだ記憶があるゾヨ。この読書館にも書いちゃったかなぁ。もしかして。古本屋で買ったんですけど,時々失敗しちゃう。

889●サムライ・レンズマン 古橋秀之 徳間デュアル文庫 733円
  04/7/5 SF 
★★★★

あのスペースオペラの最高峰レンズマンシリーズの外伝。ドク・スミスの遺族の許可を経て書かれたジャパーニーズ・レンズマンだ。主人公はサムライ・レンズマン・クザクだが,あのキニスンやヴォーゼル,トレゴンシー達第二段階レンズマンも大活躍する。と言っても,70年も前に書かれたオリジナルシリーズの方が比べようもなく傑作なのだが,元が元だけに,比べる方が気の毒というものなのかもしれない。この作品,懐かしい思いをさせてくれたことに感謝。

888●武神の階 津本陽 角川文庫 780円
  04/7/4 時代 
★★★★

長尾景虎−上杉謙信の生涯を描いた作品。津本氏の作品ということで期待が大きすぎたのか,先に発表された海音寺潮五郎氏の天と地とに比べると,格下の作品となっていた。逆に,海音寺氏の作があまりに傑作だったので,こうなってしまったのかも知れない。

887●百魔のささやき ホルスマスターX 嬉野秋彦 ファミ通文庫 640円
  04/7/2 ファンタジー 
★★★

意外と長く続くホルスマスターシリーズ。最初は数巻かと思われたのだが,なかなか魅惑的な深みを見せてきた。アルハイムが,少し人間的になってきたのも,シリーズが長く続いているからであろう。

886●風雲のズダイ・ツァ3 真ウィザードリィRPGノベル 高井信 ログアウト冒険文庫 690円
  04/7/2 ファンタジー 
★★★★

トフクの蜜を解毒するドルの毒を求めてドルの荒地を目ざすランディー一行。ズダイ・ツァから故郷へのエセルナートへのテレポーターは見つかるのだろうか。何年ぶりだろうか。ようやく3巻目が手元に。もう1・2巻のあらすじはとっくに忘れたかに思ったが,意外にすんなり思い出せた。ウィザードリィ,またやってみたくなった。昔,夜も寝ないで,昼寝しながらやっていたものだ。学生の頃だからこそなんですけどね。

885●わが名はコンラッド ロジャー・ゼラズニィ(小尾芙佐訳) ハヤカワ文庫 480円
  04/7/2 SF 
★★★★★★★★

これも何度も読み返した本だ。全面戦争後の変わり果てた地球は,サテュロスが闊歩し,テッサリアの黒獣が跳梁する世界。コンラッドと名乗る男こそは,幾世紀に渡り,その歴史に偉業を刻みつけた不死の人だった。地球を所有するベガ人の観光案内を命じられたコンラッドは・・・。ギリシャ神話に題材を取った名作。今,読み返すとずいぶん印象が異なる。しかし名作には変わらない。

884●DC殺人事件 躁鬱探偵コンビの事件簿 清水義範 光文社文庫 380円
  04/5/2 ユーモア推理 
★★★★

一流モデルの岡野詩織が何者かに絞殺された。しかし,朱雀はとてつもない鬱状態。不破の妹・菜摘がアルバイトとして入ったDCブランドメーカーを巡る事件・・・。たぶん,これで躁鬱探偵コンビシリーズは全部読んだかなぁ。

883●CM殺人事件 躁鬱探偵コンビの事件簿 清水義範 光文社文庫 380円
  04/5/2 ユーモア推理 
★★★★

CMの撮影のため,友人の朱雀からドールハウスをかり出した不破太平。ところが,休憩中にドールハウスが殺人事件風にセットされていた。それを発端に次々と事件が・・・。相変わらずの良作。このシリーズとしては,二作目となる。最後の朱雀秀介の推理がなんとも味がある。

882●風雲の王城で カルシファード青嵐記2 友野詳 角川スニーカー文庫 520円
  04/5/2 ファンタジー 
★★★

<王城>コウルイを目指したリョウヤ達は,またまた事件に巻き込まれちゃうのだ・・・。結構これ,戦闘シーンが多いねぇ。あんまりキャラクタが動いてないような気がするんだが。

881●メディア9 下 栗本薫 ハルキ文庫 580円
  04/5/1 SF 
★★★

メディア9の宙航士の息子・リンを襲う市民達。そしてついに,リンはメディア9の真実を知る・・・。うーん。この雰囲気は,A・E・ヴァン・ヴォクトの『スラン』の出来を悪くした感じ。いえ,ホント言うと,そんなに悪いとまでは言わないが,しっかし。ステレオタイプすぎるんじゃないかな。まるでジュナイブル以下。栗本氏は読者をバカにしとるに違いない。

880●メディア9 上 栗本薫 ハルキ文庫 580円
  04/5/1 SF 
★★★

恒星間宇宙船メディア9が地球に戻ってきた。しかし,メディア9は数客名のスペースマンを乗せたまた一切の連絡を絶っていた・・・。うーん。この雰囲気は,ロバート・A・ハイラインの『メトセラの子ら』の最初の頃の場面の出来を悪くした感じ。それにつけても,ハルキ文庫って,このなに薄くて(上下巻併せたって薄いのじゃ),お値段高いの〜

879●風は吹きはじめた! カルシファード青嵐記1 友野詳 角川スニーカー文庫 500円
  04/5/1 ファンタジー 
★★★

腕っ節が強い青年ヒビト・リョウヤとその仲間達はなんとなく事件に巻き込まれて冒険の旅に出る・・・。なんか,あらすじを紹介する気になれないなぁ。友野氏の作品は,こんな感じのが多い。初期作品よりも筆力が増した感じがするが,ジャパニーズファンタジーとして標準作。下の作品と同じ星三個だが,二個に近い三個なのだ。

878●見習い魔女にご用心 ランドオーヴァー5 テリー・ヴルックス(井辻朱美訳) ハヤカワ文庫 640円
  04/5/1 ファンタジー 
★★★

復讐のためにベンの娘ミスターヤを誘拐した魔女ナイトシェイド。そして,ベンに対して次々と怪物が差し向けられた。ベンの運命は如何に・・・。って,このシリーズは軽く読むべきもの。小さな世界の中で,お遊戯のように物語りは進むのだが,それがこのシリーズの特徴なのだ。登場人物に新しいキャラクターは殆ど出ないし,読むのが楽なのだ。

877●ムーの大神 大神伝1 六道慧 ソノラマ文庫 480円
  04/4/20 伝奇 
★★★

高校生の優佳の平和な日常が破られたのは,通り魔事件がきっかけだった。謎の転校生・尾角明,二人の前に立ちふさがる氷室と謎の教団。二人を助ける鏡。優佳の正体は・・・。面白いような,そうでもないような,はたまた普通のような。一巻から三巻まで手に入れたので,読んでみるとしますか。ポイポイ読み捨てるみけねこだが,ソノラマ文庫だけは永久保管しているので,また増えちゃうなぁ。

876●仏陀の鏡への道 ドン・ヴィンズロウ(東江一紀訳) 創元推理文庫 880円
  04/4/20 ハードボイルド 
★★★★

ニールの新しい仕事は,中国の娘から生化学者を取り戻すことだった。それがまさか,文化大革命の余塵さめならぬ中国大陸への旅になろうとは・・・。前作よりはやや落ちると思うが,独特のよいニオイをもつハードボイルドだ。仏陀の鏡に向かってニールを背負って階段を上る花嫁の姿が印象に残る作品。

875●普及版 日本文学全集 第一集 清水義範 集英社文庫 460円
  04/4/20 一般 
★★★★

古事記・源氏物語から奥の細道まで。古典を題材に書かれたパスティーシュ。「小倉百人一首」「好色一代男」が中でも特に気に入った。

874●エイリアン怪猫伝 菊地秀行 ソノラマ文庫 420円
  04/4/11 SF 
★★★★

青山で邪悪な老婆につきまとわれる青年を見かけたのが事件の発端だった。トレジャー・ハンター魂がうづいて,青年の佐賀の実家についていったおれは・・・。トレジャー・ハンターシリーズ第4弾。菊地氏初期作品ではあるが,このころの菊地氏の作品は,本当に手を抜いていないなぁと思ってしまう。これ,実は再読なのだが,古本屋で90円だった。税込み価格になって,いろいろ安くなって助かるの〜。

873●聖刻群狼伝2 西方大陸篇 千葉暁 中央光文社 800円
  04/4/10 SF 
★★★★

操兵格闘大会に祖国の命令で出場するディア・・・。星4つをつけだだけあって,このシリーズは面白いよ。続きが例によって古本屋で手に入らないのが残念だ。

872●聖刻群狼伝1 西方大陸篇 千葉暁 中央光文社 800円
  04/4/10 SF 
★★★★

聖刻1092シリーズのひとつ。やはりこれも,朝日ソノラマのシリーズが発展していったものだ。ディアという若者の味方を求めての旅。

871●黄昏の悪夢 清水義範 角川ホラー文庫 500円
  04/4/10 ホラー 
★★★★

自選恐怖小説群を銘打たれているが,ホラーと無理矢理分類するより普通短編小説集であろう。それにしても,清水氏の多才ぶりにはいつもながら驚かされる。粒よりの作品群であるが,傑作「夢の中の終章」を含む。

870●ストリート・キッズ ドン・ヴィンズロウ(東江一紀訳) 創元推理文庫 780円
  04/4/10 ハードボイルド 
★★★★★

ニール・ケアリーへの依頼は,上院議員の行方不明の十七歳の娘の捜索依頼だった。彼女が最後に目撃されたのは,三週間前のロンドン。ニールの長い夏が始まった・・・。久しぶりに読んだハードボイルドだ。朋友会のやとわれ探偵兼学生のニールと,彼を探偵としてのイロハを叩き教えたジョー・グレアムのエピソードを間に挟みながら,ナイーブな心にへらず口を持つニールの冒険が始まる。

869●封印の惑星 深宇宙のジェシー2 斉藤英一朗 角川スニーカー文庫 430円
  04/4/10 推理 
★★★

母なる銀河を探し,惑星パヴァリアにさまよいついたジェシー達は・・・。あの懐かしい朝日ソノラマのシリーズが角川スニーカー文庫で蘇る。斉藤氏は恥ずかしげもなく,こんな懐かしい雰囲気のジュニアSFを書き続けるものだと感心した。

868●即身仏の殺人 高橋克彦 実業之日本社 800円
  04/4/10 推理 
★★★★

山形県の山村で地中に埋められたミイラが発見された。その所有権を巡り,土地の所有者と村の争いが始まるが,ある犯罪予告が・・・。湯殿山を舞台にする歴史推理である。湯殿山については,「帰ってきたみけねこサクランボ隊」で出かけていたので,非常い懐かしい思いがした。

867●竜戦姫ティロッタ II 中里融司 ファミ通文庫 660円
  04/4/4 ファンタジー 
★★★

さっそく,敵側に寝返ってアポルニア帝国と戦うティロッタ。もちろんこりゃ正義のためである。よくある話・・・。

866●竜戦姫ティロッタ I 中里融司 ファミ通文庫 660円
  04/4/4 ファンタジー 
★★★

アポルニア帝国の皇女として生まれたティロッタだが,シッポが生えておった。ヒーン・・・。

865●ジャンパー−跳ぶ少年−下 スティーヴン・グールド(公手成幸訳) ハヤカワ文庫 640円
  04/4/4 SF 
★★★★★

12歳の時に家出した母がテロリストに殺された。復讐に立ち上がるデイヴィーだったが,彼の能力に気づいた国家安全保障局にガールフレンドのミリィが拉致されてしまう。八方ふさがりの中,デイヴィーの戦いは・・・。もちろんこの作品。基本的には人間の成長物語。暖かくリアリティ。いつまでも読み続けていたいような作品だった。

864●ジャンパー−跳ぶ少年−上 スティーヴン・グールド(公手成幸訳) ハヤカワ文庫 640円
  04/4/4 SF 
★★★★★

平凡な高校生デイヴィーは,ある日,自分がテレポーテーションの能力を持っていることに気づく。酒乱の父から逃げ出してニューヨークに向かった彼は,次第に成長していく・・・。波瀾万丈な物語ではないが,傑作だ。

863●魔術師のおい C.S.ルイス(潮田貞二訳) 岩波少年少女文庫 550円
  04/3/14 ファンタジー 
★★★★★

悪い魔術師の叔父に別世界に送り込まれたディゴリーとポリー。さまざまな世界を巡った二人は,ついにナルシア国誕生の様子を目の前にする・・・。前作「ライオンと魔女」の前段となる作品だ。

862●ライオンと魔女 C.S.ルイス(潮田貞二訳) 岩波少年少女文庫 650円
  04/3/14 ファンタジー 
★★★★★

ロンドンから疎開してきたペペンシー家の4人の兄弟が,その預け先の家の衣装ダンスを開けると,そこは白い魔女に永遠の冬に封じ込まれていたナルニア国だった・・・。すぐれたジュナイブルにして,シリーズとしては壮大なものである。

861●ヘヴィアール宮の薔薇 騒乱の国ヴォナール1 ポーラ・ヴォルスキー(木村由利子訳) ハヤカワ文庫 620円
  04/3/13 ファンタジー 
★★★

デリヴァル侯爵のひとり娘は,王妃付きの女官になるために首都シャリーンへ旅だったが,搾取に苦しむ民衆の爆発は間近に迫っていた・・・。かすかに魔法色はあるけど,フランス革命が下書きですね。とりあえず読んだけど,第二巻以降も積極的に読もうとは思わないなぁ。

860●自児雷小僧(二) 吉川英治 講談社吉川英治文庫 320円
  04/3/13 時代 
★★★

この作品の価値は,ラストの驚愕にある。たぶん吉川氏の標準以下の作だとは思うんですけどね。昔の作品(新しい出来の悪い作品でもそうですが)ちょっと,おきまりとはいえ,ヒロインが誘拐されすぎですなァ。 なんてったって。

859●自児雷小僧(一) 吉川英治 講談社吉川英治文庫 320円
  04/3/13 時代 
★★★

田沼時代。ふとご家人の娘,お総を救ったことから大盗・自雷也の運命が回りだした。そして,自分の生い立ちを知った自雷也は・・・。まあ,悪くはないですぞ。なんてったって吉川氏ですもんね〜

858●スラン A・E・ヴン・ヴォクト(朝倉久志訳) ハヤカワ文庫 480円
  04/3/10 SF 
★★★★★★★★★★

「元気でね。ジョミー」「うん,おかあさんも元気でね」のどにこみあげてくる気持ちを抑えつつ,猛り狂った群衆から人類から幼いジョミーは逃げた。この少年こそスラン。並はずれた能力と知性を持つが故に人類に虐げられる新人類・・・。えいっ。何をためらうことがあるだろうか。星10個だ。1940年の刊行にして,ヴァン・ヴォクトの処女長編。そして,超能力ものの(今なお)最高傑作にして,SFの金字塔だ。

857●航空軍提督ハリントン 下 <紅の勇者オナー・ハリントン5> デイウィッド・ウェーバー(矢口悟訳) ハヤカワ文庫 700円
  04/3/10 SF 
★★★★

男尊女卑のグレイソンの保守勢力によるハリントン失墜の計画を看破したハリントン。しかし,ヘイブンの大艦隊はグレイソンを強襲。第一陣を撃破したハリントン提督の満身創痍の艦隊に迫るグレイソンの第二陣艦隊に対し,ハリントンは・・・。良きかな。良きスペースオペラである。一流のSFではないかもしれないが,一時の憂さを忘れさせてくれる佳品である。

856●航空軍提督ハリントン 上 <紅の勇者オナー・ハリントン5> デイウィッド・ウェーバー(矢口悟訳) ハヤカワ文庫 700円
  04/3/10 SF 
★★★★

マンティコア航宙軍から休職を申し渡されたハリントンは,グレイソンの領土に引きこもった。しかし,護国卿からグレイソン航宙軍提督としての就任を要請されたハリントンはだったが,ヘイヴン人民共和国の作戦がグレイソンに迫っていた・・・。

855●ウロボロス E・R・エディスン(山崎淳訳) 創元推理文庫 780円
  04/3/9 ファンタジー 
★★★★★

魔女国に侮辱された修羅国の王弟ブラスコ卿は,魔女国大王ゴライス十一世を格闘試合で屠る。しかし,後を継いだゴライス十二世は,魔法でブラスコ卿を拉致し,修羅国に攻め入る。修羅国のジャス王とブランドック・ダーハ卿は,ブラスコ卿探索の苦難の道を歩む・・・。1922年作とはとうてい思えない。筋立ては単純だが,なんたる重厚な小説であろうか。登場人物は敵のひとりひとりまでが,生き生きと動いている。星5個としたが,みけねこが理解しえないだけで,もっと価値ある小説なのかもしれない。

854●決然たる出撃 海の勇士/ボライソー・シリーズ25 アレグザンダー・ケント(高橋泰邦訳) ハヤカワ文庫 940円
  04/3/8 推理 
★★★★

リチャード・ボライソーの死後3ヶ月。エルバ島から脱出したナポレオンとの戦塵続くなか,新たな主人公アダム・ボライソーは,マルタ島へ向かう・・・。やっぱり,本シリーズにおけるリチャード・ボライソーの存在は大きかった。アダムも悪くはないのだが,ここまでシリーズとつきあっていると,どうしても質の悪い二番煎じのような作になってしまったと思えてならない。

853●やっとかめ探偵団 清水義範 光文社文庫 400円
  04/2/11 推理 
★★★

駄菓子屋を営むまつ尾ばあさんのご近所の寝たきり爺さんが殺された・・・。日本のミス・マープルとは全然言われない『やっとかめ探偵団シリーズ』開幕である。

852●ファウンデーション対帝国 銀河帝国興亡史 アイザック・アシモフ(岡部宏之訳) ハヤカワ文庫 621円
  04/2/11 SF 
★★★★★★★★

創元推理文庫の『銀河帝国の興亡 2 怒濤編』のハヤカワ版。1952年の出版だが,SFの中で最も優れたシリーズだ。銀河辺境のアナクレオン星域にあるファウンデーションが徐々に成長しつつあるこの時,崩壊しつつある銀河帝国とついに遭遇した・・・。ミステリーの色も見事な傑作中の傑作だが,惜しむらくは,翻訳の良さがより古い創元推理版に何故か及ばない。前にもどこかで書いたが,惑星テルミナスと惑星ターミナスではなぁ。で,星を二つ減したわけ。

851●愛を信じたい! サーラの冒険4 山本弘 富士見ファンタジア文庫 430円
  04/2/11 ファンタジー 
★★★

冒険者のパーティの解散の危機に際し,サーラ達は・・・。このシリーズ,もちろん,ソードワールドシリーズだ。みけねこは,月刊ドラゴンマガジン創刊の頃の読者ですからなぁ。これを読むと,懐かしい気分になるのである。それほど目新しいことのないサーラの冒険シリーズではあるが,デルとの関係が今後楽しみかな。

850●君を守りたい! サーラの冒険3 山本弘 富士見ファンタジア文庫 430円
  04/2/11 ファンタジー 
★★★

盗賊ギルドで修行をつむこととなったサーラ。出会ったのは,不思議な少女デルだった・・・。

849●悪党には負けない! サーラの冒険2 山本弘 富士見ファンタジア文庫 430円
  04/2/11 ファンタジー 
★★★

冒険者達の仲間になるべく家出したサーラを待ち受けるものは・・・。

848●ヒーローになりたい! サーラの冒険1 山本弘 富士見ファンタジア文庫 430円
  04/2/11 ファンタジー 
★★★

少年サーラは,村にやってきた冒険者一行と行動を共にすることとなったが・・・。

847●魔法の迷い道 ひかわ玲子 ENIX 860円
  03/12/26 ファンタジー 
★★★

雅巳達は,7年に1度の宵闇祭が開かれる八雲神社から突然異世界へ飛ばされた。親切なセントール達の助けで元の世界に戻ったのだが・・・。まずまずかな。ひかわ氏の作品って,やさしくて,でも筋はしっかりしている。この本。古本屋の100円コーナーからとったのだが,レジまで持って行くと450円じゃったという,恨み重なる本なのである。

846●トムは真夜中の庭で フィリパ・プアス(高杉一郎訳) 岩波少年文庫 600円
  03/12/26 ファンタジー 
★★★★

古いアパートに住むことになったトムは,真夜中に時計が13の時を打つのを聞き,庭に出た。そこは昼間はなかったはずの庭園。そして,一人の少女と友達になる・・・。1958年に発表されたジュナイブル。ヴィクトリア朝時代に現れたトムは,ラストの感動的シーンへまっしぐらに向かうのだ。実に良質なる作品だ。最後に知るハティの正体とは。

845●竜騎争乱2 金の瞳の密使 ロバート・ジョーダン(斉藤伯好訳) ハヤカワ文庫 640円
  03/12/26 SF 
★★★★

オレ。アル=ソア。相変わらずオレの出番がないのだ。マセマに合うべくギールダン国に潜入したペリン一行が出会ったのは,モーゲイズ女王だった。そうとは知らず,彼女を侍女にしたファイール。一気にギールダンでの状況は不透明になってきた・・・。このシリーズ長いなぁ。次第に複雑になってくるし。長い間読み続けているが,キャラクターの行動を把握しきれなくなってしまった。

844●突入!炎の叛乱地帯 上 銀河の荒鷲シーフォート デイヴィッド・ファインタック(野田昌宏訳) 早川SF文庫 880円
  03/12/26 SF 
★★★

栄光を捨て,隠遁生活を経て後,またしても国連事務総長の座を捨てたシーフォート。ところが,アダムの息子が失踪し,ついで愛息フィリップまでもが。シーフォートは,ニューヨークのトランニー達に会いに出かける・・・。前作までのような驚異の傑作を期待していると肩すかしとなるだろう。キャラクターが生きていないし,画面転換は単調に思える。これ,古本屋で100円で買ったのですが,前の持ち主は,自分がどこまで読んだか,鼻毛を抜いてページにくっつけていたようだ。

843●虚ろなる神々の宴 ホルスマスターVIII 嬉野秋彦 ファミ通文庫 640円
  03/12/23 ファンタジー 
★★★

北の宗教国家ヤヌーシュにやって来た来たアルハイム・ディミトリアス兄妹。例によって,この本最大のハイライトは,お風呂シーンである。次なる巻のお風呂シーンが楽しみだ。

842●小さな濃いメロディ スレイヤーズすぺしゃる17 神坂一 富士見ファンタジア文庫 480円
  03/12/23 ファンタジー 
★★★

吟遊詩人ユジーンの歌が面白かった。このシリーズ,本編は再開しないのかなぁ。

841●デュアン・サーク7 氷雪のオパール 上 深沢美潮 電撃文庫 510円
  03/12/19 ファンタジー 
★★★

銀ねず城での冒険の後,デュアンは魔法戦士クレイ・ジュダと共に旅に出,一方,オルバは,暗殺者ランドと共にアサッシンの組織と戦うこととなる・・・。まあ,軽い短編とでも思えばいいだろうか。

840●新築物語 または泥江龍彦はいかにして借地に家を建て替えたか 清水義範 角川文庫 476円
  03/12/19 一般 
★★★★

義母の突然の死。それをきっかけにして泥江夫妻は,ついに新築を決意す。借地契約問題。セットバック。苦難の道を乗り越えてマイホームを手にする二人の物語だ・・・。これは傑作かも。これからマイホームを考える人に是非とも一読をお勧めしたい。

839●Y殺人事件 躁鬱探偵コンビの事件簿 清水義範 光文社文庫 420円
  03/12/19 ユーモア推理 
★★★

スキーに出かけた不破太平と妹の菜摘。ペンションに泊まった二人は女子大生グループと仲良くなる。そして,殺人が・・・。シリーズ第5作だ。今の若い女の子の心を見事に描いている。

838●H殺人事件 躁鬱探偵コンビの事件簿 清水義範 光文社文庫 380円
  03/12/19 ユーモア推理 
★★★

不破太平がアパートの窓から見ていると,二階からパンティが落ちてきた。それが連続殺人事件の始まりである。風俗界とテレビ界と女子大生。不破と厭世家・朱雀がたどり着いた結末とは・・・。憂鬱探偵団最初の事件である。

837●W殺人事件 躁鬱探偵コンビの事件簿 清水義範 光文社文庫 440円
  03/12/13 ユーモア推理 
★★★★

結婚式で殺人事件が起こる!捜査に乗り出したネアカ人間の不破とネクラ人間の朱雀は・・・。躁鬱探偵団シリーズ最終作だが,みけねこは,これから読み始めたのでした。推理小説としても一流だが,作中のユーモアもたまらなく楽しい。特に,結婚式の進行の描写はすごい。

836●富嶽要塞ver.1.3 黙示録プログラム 荒蒔義雄 中央公論社 857円
  03/12/13 SF 
★★

突然終わっちゃった要塞シリーズ。最初の頃のシリーズは実に傑作だったのになぁ。本シリーズになって,かの艦隊シリーズ後半のように登場人物の独り言が多くなっちゃって,えらくツマラナイ小説だなと思っていたら,打ち切りのような終わり方となった。日本SF界の牽引者・荒蒔氏はいったいどうしちゃったのだ?要塞全シリーズ末尾を汚す作品であった。やめとけば良かったのにと思わざるを得ない。

835●偽史日本伝 清水義範 集英社文庫 743円
  03/12/13 ユーモア 
★★★

邪馬台国の場所はなぜ,数多くの説があるのか・・・。いや。これはすごい解釈だ。本当にそんな気がする。さまざまな歴史を名解釈で繰り広げていく,日本史短編集。こういうのを読むと,さすがは清水氏だなぁと思う。実はこの作は,それほどの粒よりとは云えないにせよ,やっぱり余人には書けませんよ。

834●やっとかめ探偵団と殺人鬼 清水義範 光文社文庫 500円
  03/12/13 推理 
★★★

見知らぬ男が見知らぬ家で自殺する。そんな幕開けで始まった駄菓子屋を営むまつ尾ばあさんの連作短編集が始まる・・・。小さな事件の短編集だが,最後になって,連作短編としての解決をみる作品である。ミス・マープルのような老婆探偵も楽しい。

833●ウルトラセブン EVOLUTION 武上純希 ソノラマ文庫 476円
  03/12/13 SF 
★★

セブンが宇宙の彼方の牢へ繋がれて5年。地球人は宇宙から安全を保証されたが,しかし,密かな地球侵略は始まっていた。ウルトラ警備隊は解散させられ,東京は謎の侵略者によりマインドコントロールを受けていた・・・。ストーリーはすばらしそうな気がするが,小説としては×。書くのに制約はあったのだろうが,大変な手抜きに思える。

832●千尋の闇 下 ロバート・ゴダート(幸田敦子訳) 創元推理文庫 730円
  03/11/30 歴史推理 
★★★★★★

ストラフォードの元婚約者・エリザベスとの出会い。歴史研究家のイブとの甘い日々。そして,ストラフォードの甥・アンブローズ老人の死により,ついにストラフォードの失脚の秘密にたどり着いたマーティン。裏切りと二転三転する謎。ついに,最後の対決に挑んだエリザベスとマーチンのとった行動とは・・・。滅多にない星6個としよう。半世紀前のストラフォードの人となりと,マーチンとエリザベス。なんとも云えぬ読後感だ。よい小説を読んだ。

831●タイタンのゲームプレーヤー フィリップ・K・ディック(大森望訳) 創元推理文庫 600円
  03/11/30 SF 
★★★★

ヴァグと呼ばれるタイタンの生物に支配された地球。人類はそこで<ゲーム>をプレイしていた。根拠地バークレーを失った地縛者のピートは,それを取り戻そうとした矢先,相手の大物プレーヤー・ラックマンは殺され,ピートは記憶を失っていた・・・。ある意味,乱雑な作ではあるが,そのスピードは読者をとらえて放さない。ディックの処女作・偶然世界を思い出させる傑作だと思うのだが。

830●千尋の闇 上 ロバート・ゴダート(幸田敦子訳) 創元推理文庫 720円
  03/11/29 歴史推理 
★★★★★

失業中の元歴史教師マーチンは,ポルトガル領マデイラで出会った実業家に依頼されて,半世紀以上前のある事件,大英帝国の自由党・アスキス内閣で,ロイド・ジョージやウインストン・チャーチルと共に若くして閣僚となり,謎の疑惑により転落を遂げたストラフォードの謎を探るべく飛びだったのだった・・・。久しぶりに読む純文学の味わいだ。過去と現在が交互して,謎を紐解き──いや,謎は深まっていくようにも見える。

829●ショート・ショート秀作選 アイザック・アシモフ編(風見潤訳) 集英社文庫 300円
  03/11/10 SF 
★★★★

乙女のコバルト文庫だけど,そのつもりでいるととてつもなく真面目でハードな作品集ですゾ。アシモフの楽しい語りをちょっと期待して買ったのだが,それはありませんでした。

828●天界の馬 メアリー・スタントン(岩原明子訳) ハヤカワ文庫 640円
  03/11/3 ファンタジー 
★★★★

ビショップ・ファームにやって来た一頭の牝馬。やっかい者のダッチェスという馬だったが,彼女は神話の時代より続くアパルーサ種最後の牝馬だった。暗黒の馬は,<死刑執行者>を送り出したが,彼女を助けに来たのは善なる馬の百五頭の軍団の長にして虹の馬・ダンサーだった・・・。「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたちをしのぐ傑作」というふれこみに惹かれて読み始めたこの作だが,まあ,思ったとおり遙かに及ばない。でも,悪くはないよ。

827●プラクティス・エフェクト デイヴィッド・ブリン(友枝康子訳) ハヤカワ文庫 760円
  03/11/1 SF 
★★★★

異世界への道を探っているうちに,異世界側にある帰還装置が壊れてしまった。修理のために異世界に向かったデニスだったが,その世界はプラクティス効果の世界だったのだ・・・。スタータイド・ライジングのブリンにしては軽いユーモアSFだけど,楽しいですね〜。

826●火星人の方法 アイザック・アシモフ(小尾芙佐・浅倉久志訳) ハヤカワ文庫 380円
  03/11/1 SF 
★★★★

火星に対して地球が水の供給を制限すると宣言。そして,火星人がとった方法とは・・・。アイザック・アシモフの中編集である。アシモフといえば,銀河帝国の興亡など,名作中の名作を思い浮かべるが,こちらは佳作といったところか。もう半世紀も前の作品だが,その水々しさに驚く。多段階ロケットを始めて想像したSF作品としても知られる。

825●アイヴォリー ある象牙の物語 マイク・レズニック(内田昌之訳) ハヤカワ文庫 680円
  03/11/1 SF 
★★★★★★

3メートルを超えるキリマンジャロ・エレファントの牙。その牙は,1898年にザンジバルの競売で落札された。それから6千年後。最後のマサイ族を名乗る人物がアンサードIV星の調査局の事務所を訪れ,ロハスに依頼した。既に3千年以上行方が分からなくなっている象牙を探して欲しいと。コンピュータを駆使して象牙の行方を探すロハスに,次々と明かされるその驚くべき象牙の歴史と謎とは・・・。久しぶりの星6つ。いい作品だ。読後感がなんとも言えない味。連作短編とでもいうべき作品だろうが,こういうSFを読めることは,実に幸せである。

824●六花が舞う頃に メルヴィ&カシム6  冴木忍 富士見ファンタジア文庫 480円
  03/10/26 ファンタジー 
★★★

魔導士アドルファスが,組合の命により三人の問題児の部下と共に派遣されたのは・・・。中編二編。メルヴィ達は,あくまで脇役なので,シリーズとしては外伝扱いということだろうか。まあまあかな。

823●竜騎争乱1 嵐の来襲 ロバート・ジョーダン(斉藤伯好訳) ハヤカワ文庫 640円
  03/10/23 SF 
★★★★

オレ。アル=ソア。エレイン達は,風の鉢を手に入れたわけだが,オレの出番がないんだよなぁ。妻達ともエッチなことしてないしさ・・・。なんと,もう第8部となった。時の車輪シリーズも,大河小説ですねぇ。一応,第10部で終わるはずなのだが,どんなラストになるか,全然読めないのだ。

822●遙かなる大地の伝説 中 蒿峰龍二 ソノラマ文庫 480円
  03/10/23 SF 
★★★★★

光明神バルドルの死は,ラグナレクへの発端となる。トールら三元帥の不在のアスガルドに向かったソルジャー・クイーン達だったが・・・。いや〜。またまた久々の傑作。ソノラマ文庫には,こういうのが埋もれていますからなぁ。実に結構ケダレケ。問題は,ソノラマ文庫の入手困難性にあろう。下巻が見つからないんですよね。もう長いこと。

821●遙かなる大地の伝説 上 蒿峰龍二 ソノラマ文庫 480円
  03/10/23 SF 
★★★★★

”地球の神々”の軍は,ドルーガ帝国と教皇庁の防衛戦を次々と打ち破る。ソルジャー・クイーン達は,神々を打ち破る武器を探し求める・・・。いや〜。久々の傑作。なかなか,ここまでの見事なイメージは出てこないってもんである。アスガルドの神々の描写がなんとも,SF心をくすぐってくれる。

820●魔術師の大失敗 ランドオーヴァー3 テリー・ブルックス(井辻朱美訳) ハヤカワ文庫FT 540円
  03/10/23 ファンタジー 
★★★

イヌになったアバーナシィを人間に戻そうとした宮廷魔術師のクエスター。やっぱり魔法は失敗して,アバーナシィは現実世界へとばされて,ドダバタが始まった・・・。まあ,シリーズも三作目ともなると,こうなっちゃうことがままある。これじゃ,ただのありふれたユーモアファンタジーだね。一作目はなかなかの傑作であったと記憶しているのだが。

819●蛇神の女王 ベルガリアード物語2 デイヴィッド・エディングス(宇佐川晶子訳) ハヤカワ文庫FT 640円
  03/10/18 ファンタジー 
★★★★★

珠を盗んだゼダーを追い,伝説の魔術師ベルガラスとポルガラと共に諸国遍歴の旅に出たガリオンは,自らの出生の秘密に次第に気づき始める・・・。まさしく,大河ファンタジーの色合い。ゆっくりと流れるストーリーをゆるりと楽しみたいものだ。しかし,残念ながら古本屋で手に入ったのは,(例によって)ここまで。無念じゃ。

818●予言の守護者 ベルガリアード物語1 デイヴィッド・エディングス(宇佐川晶子訳) ハヤカワ文庫FT 540円
  03/10/18 ファンタジー 
★★★★★

世界を制する珠が盗まれた。農園で平和な日々を送るガリオン少年は,語り部ウルフとポルおばさんと共に謎の旅へ出る・・・。なかなかの傑作だ。キャラクターが生き生きと動いている。オーソドックスながらも,不思議に健全で明るいファンタジー。

817●高野山黄金伝説 清水義範 コスミック 780円
  03/10/18 伝奇ミステリー 
★★★

菅沼は,十四年間勤めた会社を退職し,三人の仲間達と「宝探し」をすることを決意す。高野山と,秀吉と親しい客僧・木食の謎とは・・・。なんだか,後半に入ってバタバタと終わってしまった感じだ。清水氏の作品の中では凡作であろうが,それでもさすがに見事な雰囲気だ。

816●天海飛行船ルゲイラング2 遠く飛びゆくように 冴木忍 富士見ファンタジア文庫 480円
  03/10/17 ファンタジー 
★★★

ルゲイラングを我がモノとしようとするラゲであったが,いっつも乗組員達に迷惑をかけてばっかり・・・。あまり人気がなかったらしく,本巻にてシリーズ完となる。たぶん,主人公に今ひとつ魅力がないのだろう。その他の登場人物は悪くないのだが。

815●天海飛行船ルゲイラング1 いっぱいに帆をあげて 冴木忍 富士見ファンタジア文庫 480円
  03/10/17 ファンタジー 
★★★

不思議な飛行船<ルゲイラング>に拾われた少年・ラゲ。ある企みを抱くラゲだったが・・・。まあまあかなぁ。面白いけど,面白すぎるってわけでもないし。

814●霊の柩 高橋克彦 祥伝社 1238円
  03/10/16 ファンタジー 
★★★★★

九鬼達は驚愕した。帰ってきたはずの十和田湖畔は,なんと大正八年の世界だったのだ。東京へ向かった一行が出会ったのは,江戸川乱歩や宮沢賢治だった・・・。いや〜。竜の柩シリーズの第三作となるが,これまた傑作。ストーリーの妙というよりも,その懐かしいような不思議の味わいのある大正の代の書き方がなんともいい。後半,イギリスに向かってからは,ちょっとつまらなくなっちゃった。

813●竜の封印 神の系譜I 西風隆介 徳間書店 838円
  03/10/16 ファンタジー 
★★★★★

森の奥の屋敷に,老人と二人で住む少年・マサト。友人のまな美と土門は,次第にマサトの秘密に迫る・・・。これは,久々の大作かもしれない。まだまだプロローグなので断言は出来ないのだが,傑作のニオイあり。奥深い謎に,なぜか平和に流れるその物語の雰囲気。かなりの筆力ではないだろうか。なかなか,二巻以降が見つからないのが残念なのだ。

812●ゴクドーくん漫遊期12 中村うさぎ 角川スニーカー文庫 480円
  03/10/16 ファンタジー 
★★★★

クエクエバエに刺されて,死を待つのみとなったゴクドー。薬草を採りに行ったルーベットは死んじまうし,あの役立たずめが。しかたねー。瀕死の身体にむち打ってオレが行くしかねーか・・・。もう一巻で完結ですね。このシリーズとも長い間のつきあいだ。

811●復讐の女艦長 下 <紅の勇者オナー・ハリントン3> デイウィッド・ウェーバー(矢口悟訳) ハヤカワ文庫 680円
  03/10/5 SF 
★★★★

軍における経歴の全てを投げ捨てて,オナーの取った行動は・・・。

810●復讐の女艦長 上 <紅の勇者オナー・ハリントン3> デイウィッド・ウェーバー(矢口悟訳) ハヤカワ文庫 680円
  03/10/5 SF 
★★★★

仇敵ヤングを軍法会議にかけたオナーだったが,ヤングの復讐はオナーにとって恐ろしいものだった・・・。

809●巡洋戦艦<ナイキ>出撃! 下 <紅の勇者オナー・ハリントン3> デイウィッド・ウェーバー(矢口悟訳) ハヤカワ文庫 660円
  03/10/5 SF 
★★★★

激しい戦いの中,サーナウ提督が倒れる。その時,オナーのとった行動は・・・。

808●巡洋戦艦<ナイキ>出撃! 上 <紅の勇者オナー・ハリントン3> デイウィッド・ウェーバー(矢口悟訳) ハヤカワ文庫 660円
  03/10/5 SF 
★★★★

闘将サーナウ提督の機動戦隊に編入されたオナー。しかし,人民共和国との戦端の日は秒読み状態となっていた・・・。

807●グレイソン攻防戦 下 <紅の勇者オナー・ハリントン2> デイウィッド・ウェーバー(矢口悟訳) ハヤカワ文庫 640円
  03/10/5 SF 
★★★★

オナーの師であったクールヴォジェ提督が戦死し,わずかな艦隊と共にグレイソン防衛の任に当たるオナー。

806●グレイソン攻防戦 上 <紅の勇者オナー・ハリントン2> デイウィッド・ウェーバー(矢口悟訳) ハヤカワ文庫 640円
  03/10/5 SF 
★★★★

惑星グレイソンに同盟締結のための使節団の一員として参加したオナーだったが,グレイソンにはヘイヴン人民共和国の魔の手が・・・。

805●新艦長就任! 下 <紅の勇者オナー・ハリントン1> デイウィッド・ウェーバー(矢口悟訳) ハヤカワ文庫 640円
  03/10/5 SF 
★★★★

左遷されたバシリスク星系で出会ったのは,オナーの仇敵・ヤング艦長であった。ヤングのたくらみにより,危機迫るバシリスクに残されたオナーは・・・。

804●新艦長就任! 上 <紅の勇者オナー・ハリントン1> デイウィッド・ウェーバー(矢口悟訳) ハヤカワ文庫 640円
  03/10/5 SF 
★★★★

これもまたシーフォートシリーズと同様の最近のミリタリーSFである。女性艦長が主人公であるが,なかなか真面目な筆致である。シーフォートよりもより派手ではあるが,作品としては,シーフォートには及ばない。

803●レディ・ガンナーの冒険 茅田砂胡 角川スニーカー文庫 571円
  03/9/27 ファンタジー 
★★★

幼なじみの婚約者の身代わりを務めるために,風変わりな四人の用心棒と共に隣国に向かうウィンスロウ家の娘・キャサリンは,謎の刺客に次々と狙われる。その目的は・・・。茅田氏の作にしては,まあまあの部類か。

802●鬼童来訪 導きの章 一条利希 徳間デュアル文庫 590円
  03/9/27 ファンタジー 
★★★

百帝の命により生母を倒すための実を探求する旅に出た真那。爆薬で鬼を倒す街で,死なせ屋・泰冥の正体がついに明らかに・・・。悪くはないけど良くもない作品だ。これって,第二作なんですね。

801●反在士の指輪 川又千秋 徳間デュアル文庫 762円
  03/9/27 SF 
★★★

火星にやってきた少年・ライオン。戦い続けるホワイト・キングとレッド・クイーンによって故郷を破壊された彼は,反在士としての力に目覚め始める・・・。よく分からないけど,なかなか意欲的な作品だったのではないだろうか。ラストが途中で終わっているのが残念だ。


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