パルのおうち


第7章 敷地調査を依頼す

住宅メーカーの営業が,最初にザックリとした金額を出してくれたとて,あくまでザックリザクザクである。ある程度詳細な見積を出すためには,メーカーに敷地調査を依頼することになる。

ここが敷地調査をする我が家。見てのとおりネ・・・

 もちろん,メーカーは,地質調査をしたくてウズウズしている。契約を取る事前準備のようなものだからだ。そのため,「お客様,敷地調査を是非させてくださいませ」とか「敷地調査させやがれ!このヤロウ」とかしつこく勧められることになる。
 敷地調査を依頼する時点で,一般的に,「申込」という行為が必要となる。ボクの場合は,5万円程度の申込金を払わせられることとなった(ここで,最初に
ハンコを押すことになる)。ひやかしで調査させられて,調査報告書を出した時点で,ポイされてはたまらないとのメーカーの自衛策であろう。敷地調査の申込金は,請負金額に含まれるのが一般であるから,契約することとなった場合は,請負金額の一部として充当されることになる。
 契約とならなかった場合は,当然に申込金は没収と相成るが,メケメケハウスの場合は,契約しなくても5万円をお返ししますという条件だった。なかなか良心的じゃん。
 どちらにせよ,良い家を建てるためには,5万円如き安いものだ!是非やるべきである。ちなみに,敷地調査の結果を他社にも使わせて欲しいと,最初の住宅メーカーに頼んでもいいだろう。これを断るメーカーは,自信のないメーカーだろうから。
 敷地調査の報告書は,次のようなものが出る。業者によって異なるので,参考程度にされたい。

報告書例

建築関係調査報告書
敷地現況図
設備・電気関係調査報告
設備・電気現況図
公図・土地登記簿謄本写
案内図・付近見取図
建築関係現況写真

 ちなみに,私がやったメケメケハウスでは,次のようなものしか出なかった。たった三種類である!どうりで5万返すと言うハズだ。こんなモン,他のメーカーに提供したって,「お客様。これではとても,とても。(プププ)」と笑われて,もう一回敷地調査をやり直すハメとなっただろうね。
・ザックリ平面図
・ザックリ立面図(東西南北)
・すごい簡単でザックリした見積書
 もちろん,これ以外にも法律関係(用途地域・建坪率・容積率・高さ制限・準防火地域等)やら給排水関係やらなにやら調べてくれたのだが,口頭報告であり,書類形式ではくれなかった。
 まあ,これは悪い例として,敷地調査を頼む時点で,メーカーを1社に絞る必要は,まったくない。(それにしても,ボクも他のメーカーにもさせとけば良かったな。つい,めんどくさくて)

1998年11月15日(日)「不定期日記」より

 朝,一番で実家に帰ると,早速メケメケハウス2人組がメジャーを片手にやってきた。30分くらいものすごい早さで外回りを計っていく。これによる詳細な(結果的には簡単な)見積結果は,1週間強くらいで出るらしい。ところで,調査をしてもらうために,予約受付金として5万円を支払った。契約とならなかった場合は,戻ってくるとのこと。それにしても,見積結果が楽しみである。目の玉が飛び出して脱糞のあげく,入院というハメになるかも知れない。「不定期日記」が突然更新されなくなったら,だぶん入院しちゃったんだな,と,ご理解願いたい。 

1998年11月21日(土)「不定期日記」より

 敷地調査の結果が出た。金額的には,当初の積算と比べてさほどつっこんだものではなく,目新しいものではないが,重要なことは,種々の規制をクリアーして,予定通りの構想(まあ,大した考えじゃないけど)が可能であると判明したこと。少し調べただけで,マイホームに関する規制の多さには驚かされる。建築そのものとお金の面はともかく,各種規制の煩雑さは,わざわざ障害を多くしてマイホームを作りづらくしているとしか思えない程だ。グチを言っても始まらない。建設的な前進あるのみである。うちてしやまんだ。



第8章 メーカー決定と値引交渉

 

 通常は,業者の見積とプランを基に比較検討して,いよいよ業者を決めることとなる。なにをもって,決めるべきか。ゼニ?そう,そのとおり。プラン?それもそのとおり。しかし,一番大事なことは,業者に信頼がおけるかである。カネを払って,建築途中で黒字倒産などされては,大変なことである。しかも,銀行や証券会社が倒産するこのご時世である。大丈夫そうか十分見極めなければならない。
 さらに,営業マンを見よう。我々は,多少勉強したとしても,所詮はシロウトである。営業マンがキチンとしており,誠実であるか,親切であるかも重要なチェックポイントである。

 ある本を読んだのだが,その本の著者は,恐ろしいほど疑い深く,不信を前提とした業者との交渉を行っている。チラシの裏を読み,契約書の一行一行を直させ,カーテンレール一つたりとも,サービスさせる。しかし,これは,業者並の知識があって,出来ること。普通の人には不可能であろう。対決姿勢をとっていけば,業者も人の子。言われたことはやっても,言われないことはやるまいし,なんらアドバイスもしてくれまい。この契約社会の中で「信頼」という言葉を重要視する日本人は愚かであるかも知れぬ。しかし,五分と五分で業者と対決する自身がない以上,ある程度信頼という言葉にかける以外にはあるまい。
 また,この時点が,
値引交渉の時期でもある。もはや,この時点以降,値引きは一切ないと断言しても良い!一般的な値引きの基準というのもはない。業者によりさまざまであるが,当然ながら,値段(請負金額)が高い業者ほどよく値引くものである。
 ある人は,「ウチは○×ハウスで建てたんだが,値引きは100万じゃった。ところが,同じメーカーで建てた知人のところでは,200万も引いたそうじゃ。不覚じゃ。ダマサレタ!」と口からアワを吐いてわめいていた。これは,決してダマサレタわけではありません。その知人の方が交渉上手であっただけ。 「ペケ社さんは,オタクと同内容で3千万も安かったよ。5千万も引いてくれる?」「お客様。2千万の工事で5千万引くわけには参りません。」「んじゃ,20万円引いてくれればいいや。」と上手にやればいいのだ。
 最近,安い住宅メーカーが急成長している。ウチの近所では,メケメケハウスと○ー△だ。ここは,毎週ハデハデしい広告を入れて,ビックリお安い値段での企画モノ(カーテンとか家具とかつけていくら)を出している。こういう住宅メーカーは,殆ど値引きは期待できない。人件費とか押さえに押さえて薄利多売でやってるからだ。であるから,値引交渉の妙を経験出来るのは,お高い住宅(本体工事費2千万以上)であると言えると思う。結局,メケメケハウスにまけさせられたのは,たったの20万であった。(しかもそれも後日減額させられた。詳しくは不定期日記を見てネ)

 なお,一般的に,実際の詰めの段階では当初の(口頭の)金額より,ことごとく高くなるものだので,注意されたい。「排水関係は,ざっと150万くらいでしょう。」→「距離の関係でポンプアップが必要なので,190万でございます。」「雨戸は一つ約4万2千円くらいで,3つですね。」→「3つで,計15万でございます。」「曲階段に変更は大丈夫です(金額の変更ななさそうな様子で)」→「曲分と手すりで5万7千円でございます。」「間仕切りは変更料は大丈夫でしょう。」→「やはり,設計とやりましたところ,7万円必要でございます。ご理解を」ってな具合!確かに聞いてみると,理由はそれぞれある。しかし,最初の話の見積(口頭での)が常に甘いのは事実。もうある程度,話が進んでくると,にがい薬でも,飲まざるを得ない。
 本来,ここの部分でじっくり詰めておくべきであった。ところが,ボクの場合は,住宅金融公庫受付を急いだため,契約を先にしてしまい,詳細見積を詰めて後,契約書を差替るという手法をとったため,交渉の余地がなくなってしまった。
 理由を聞いて,やむを得んと,一々納得して首はふったが,拙速で行かなければ,後,数十万円は安くすんだのではないかとの悲しい思いも抑えきれないところである。

一口メモ・・・「営業とつき合う」

住宅メーカーの営業は,例外なくにこやかであるが,資質はさまざまである。基本的にメーカーの体質をあらわすものと言って良い。若いよりは,ある程度年齢がいっている方がいいだろう。判断力と決断権限を持っているから。とはいえ,年齢がいっていると,今度は,客をシロウトとしてナメてかかる傾向がある(一般論として)。我々がそれに対して対抗できるものは,出来るだけ知識を学ぶこと以外にはない。確かに我々は,家を作るなど初めてがあたりまえであるし,複雑怪奇な制度や法律,魑魅魍魎がはびこる業界用語は,誠に難しいものがある。しかし,やればやっただけのことはあると確言したい。「オラよくわかんねぇからまかせるだ」と出来る人は,捨てる金をいくらでも持っている人だけである。営業が誠実で,約束に堅く,有能であれば,それに越したことはないが,我々で選べない以上,自らの努力を怠ってはいけない。



第9章 請負契約しちゃうぞ!

 

いよいよ請負契約である。ようやく,見積を精査した結果を受けて,1社に絞り込むわけだ。
 契約の場合の必要書類は,
請負契約書請負契約約款工事見積書設計図工事仕様書等である。工事の範囲などが各書類に盛り込まれているか,よく説明を受けて確認することが必要である。
 設計図書の種類には,次のものなどがある。

平面図 各階の間取 機器やコンセント,家具の位置
立面図 建物の外観
短計図 建物の細部の高さ
仕上表 仕上げの材料一覧,付属設備,建具
外構図 建物の外部 車庫・物置等

 ボクの場合は,まず,仮契約という形で,契約金として,100万円を支払った。仮契約といっても,きちんとした請負契約書であり,実印も押す。住宅金融公庫の受付期限が迫っているので,金額・内容を詰め切れず,こういう形になったのだ。仮契約とは言っても,キチンとした請負契約書である。今後,詳細を詰めながら差替という形で本契約をすることとなった(ここらへん,ファジーで心配)。
 問題は,金融公庫の融資がとれなかったとか,建築確認がおりなかったなどの不測の事態が発生した場合,どうするかだが,その場合は,契約書の白紙撤回(お金全額返金)で一応約束はしている(ここらへんもえらくファジーだね)ので安心だ。

 ボクの場合の契約書の内容は概ね次のようなものである。

第1条 工事の内容 場所・概要・仕様等
第2条 工事の請負金額 価格及び消費税
第3条 支払方法 契約金・着工金・上棟金・中間金・最終金
第4条 工期 予定着工日・予定完成日
第5条 預託金 建物登記費用・水道加入金を預けるらしい。
第6条 誠実な履行  
第7条 契約の解除  
第8条 解除の違約金  
第9条 解除の賠償金  
第10条 建物の引渡  
第11条 特記事項 もしあればネ

 注意すべき点としては,まず,支払方法=時期である。契約金に100万円はやむを得ないが,業者は,上棟時までに9割支払えと言う。上棟から竣工まで2〜3ヶ月かかるわけであるから,つなぎ融資の金利がかさむし,金を払って,つぶれたり,手抜き工事をされては,たまるまいと聞いたところ,なにせ,元が安いので,いろいろやむを得ないとのこと。つなぎ融資の金利もさほどでないようだし,しかたないこととなった。なお,大手メーカーでは,75%程度が普通であるらしいが,その分着工金などが高く,結局つなぎ融資の金利は高くつくらしい。

 次に,工期だが,着工は,4月だから良しとして,竣工が9月上旬と出してきたので,コリャ長すぎると言ったら,すぐに,7月中旬に直してくれた。んー。実にデキトーではないか(7月中旬との書き方もテキトーだけどね)。
 工期が遅れるほど,出費がかさむことになる。1ヶ月遅れれば,つなぎ融資の金利はもちろん,アパートの家賃も1ヶ月分もかかる。業者がよく言うセリフに「当社の規程でございまして」がある。しかし,それが我々注文者にとって何の関係があろうか。それは合理的理由ではない。契約とは,注文者と業者が話し合って詰めていくもののハズなのだから。
 それから,営業と何度も打ち合わせた結果(概ね間違いなしとの状態)の設計図面についても,
押印することになる。これは,今後,この図面を元に建築確認など行うものである。これ以降の変更は,雨戸やら軽微で付属的な仕様の変更のみとなるハズである。

一口メモ・・・「工事費

工事費は,業者により内容・範囲ともまちまちなので,、混乱のもとになりやすい。
一般的に,ハウスメーカーは,純粋な建物本体のみ,工務店は,最低限生活できる範囲を工事費とする場合が多い。
なお,本体価格という表現には,建替え工事の場合の既存建物の解体工事とか水道・ガス・下水管の敷地内への引き込み工事などは含まれていないのが一般的。

一口メモ・・・「補助金

もらえる補助金の申請も忘れてはならない。例えば,塀を生垣にした場合や,合併浄化槽を設置した場合など,その住宅地の市町村によって補助金をもらえる場合がある。
僕の場合,合併浄化槽の補助金申請をメーカーに依頼していたのだが,仕様の段階で,敷地の設置個所の都合により残念ながら申請が出来ないことが判明した。メーカーへの手数料4万円弱で50万円の補助がでると思って期待していたものが残念であった。

 

1998年11月23日(月)「不定期日記」より

 ついに契約してしまった。これで,借金王確定だ。動き出して13日目で,契約してしまうなんて,なんて愚かなんだろう。我ながら信じられない有様である。営業マンも今頃は,上司に報告して,「これで,我が社も1千万のモウケだ。チミもボーナスを期待するが良いぞ。おぬしも悪よのう。それにしても,チミの甘口の巧妙さもさりながら,それにダマされる客も客だの。自分自身の死刑執行命令書にサインしたとも知らず。」「いやいや。わたくしめの悪だくみなど,課長様に比べればまだまだでございます。まあ,今回は,客がミジンコ並の脳ミソしかもってなかっただけで。クックックック」「まあ,甘い汁を好きなのは,お互いさまじゃ。ガッハッハッハ。」とか,この調子で夜もすがらやっているに違いないことである。

1998年11月30日(月)「不定期日記」より

 先週,100万円の契約金を支払った(お,手が震えている)。その時,金を数えながら「週末にまたご連絡いたします。ケケケ。マヌ・・・,いや,バ・・・,いや失礼。大事なお客様。」などとシオラシク言っていたが,全然連絡のレの字も来ない。やはり,金をやったのがまずかったか。金の切れ目が縁の切れ目。いや。悪気はないのかも知れない。人をうたがっては,いけない。単に,会社がつぶれかかって,客どころではないのかも知れないではないか。



第10章 住宅金融公庫へ申込

ボクの場合,幸い手持資金と住宅金融公庫融資だけでなんとかなりそうと判明した。そのため,住宅金融公庫だけ考えることにする。住宅金融公庫は,年中無休の銀行ローンなどとは違い,年4回の受付しかしないので,これを前提に家づくりを考える人が多い。今回の受付(平成10年11月2日〜12月18日)では,史上最低金利である2.0%(当初10年間,11年以降は4%の固定金利)であるので,ここしばらくがチャンスである。先に述べたように,住宅金融公庫から融資を受ける条件はなかなか厳しいものがあるが,好況時は,銀行ローンなどの変動金利,不況時は,固定金利が絶対有利であるので,不況時の今は是非利用したいシロモノだ。

 住宅金融公庫を申し込むためには,住宅金融公庫業務取扱銀行に申込書を630円で買うことになる。。街中を歩けば,「住宅金融公庫業務取扱店」と書いてある銀行だよ。それにしても,最初から金を取るんですなぁ。大金借りるのだから,そんくらい無料にすればいいのに。
 ちなみに,業者に聞いたら,「市役所で所得証明書だけ取っといてください。」とのこと。後はみんな(申込書も併せ)業者で準備してくれた。ラクでいいね。

 実際やってみて,この「パルのおうち」にイロイロ注意事項とか書こうと思っていたのだが,業者の方で,ココとココとココにサインとハンコってな具合で,5〜6枚くらいやらされている内に,ワケが分からなくなり,しかも,せっかく書いたものももって行かれてしまったため,報告が出来ない。兎に角,申込書はかなりの分厚さであり,シロウトが書くのは,非常に難しそうである。なお,630円の申込書「マイホーム新築融資のご案内」も業者が用意してくれていた。(もちろん,住宅金融公庫関係及びつなぎ融資関係で手数料等約400,000円とかあった中に含まれている金額なのだ。)
  公庫融資を中心とした流れとしては,次のとおりとなる。

項 目

内     容

対応

時     期

申 込

建築場所と同じ都道府県内の銀行に申込む

業者

12月16日

 
今後の手続きのご案内(*1)発行(ハガキ)

銀行

  申込後10日以内

設計審査申請〜合格

建築確認を申請する都道府県に同時期に申請

業者

2月24日 1発行より2ヶ月以内

融資の決定

「融資予約通知書」(*2)の発行

銀行

3月12日  

工事着工

融資予約通知書に記載されている期限内に着工する

業者

3月27日 2発行より1ヶ月以内

現場審査申請〜合格

上棟前(屋根工事〜外壁の断熱工事の間)に設計図を提出した公共団体に現場審査を申請

業者   合格は2発行より5ヶ月以内

(中間資金)

現場審査後に融資の60%を受取ることができる。(必要時のみ)

銀行    

完成・入居

表示・保存登記・新住所での住民登録などを行う

業者
施主

6月27日
 

契約・抵当権の設定登記

金銭消費貸借抵当権設定契約の締結と、抵当権設定登記、特約火災保険等の手続きを行う。

銀行 6月25日 2発行より1年以内

最終資金受取

登記から1ヶ月程度後,受取となる。 銀行 7月26日  

 申込の際に必要な書類は,僕の場合は次のとおりであった。もちろん,人により異なることである。正直,全部のパターンを書いていたら死んでしまう・・・。あんまりありすぎて。(このページを出版して,印税がガッポガッポ入ってくるならやるんだけどね。)

申込に必要な書類

書 類 名

注  意  点

入手先

マイホーム新築資金借入申込書 以下3つは,案内書同封だ 指定金融機関
案内書同封のハガキ 「今後の手続きのご案内」50円切手 
信用情報の利用及び登録同意書 ブラックリストにないか...
所得証明書 申込者本人のもの 市町村役場
土地・建物の登記簿謄本   法務局
保証委託契約申込書 保証協会を利用する場合
個人で連帯保証人を立てる場合は別
指定金融機関
融資予約通知書送付用封筒 80円切手 指定金融機関
住宅建設に関する地主の承諾書 借地(親の土地)に建設する場合 指定金融機関

 申込書は,メケメケハウスが12月15日(火)に申し込んでくれ,12月18日(金)には,「今後の手続きのご案内」が銀行から送られてきた。設計審査を平成11年2月14日までにやれというのと,関係書類を渡すから平成10年12月24日(木)までに本人が来いという内容だ。ヒェー(特に意味なし)。しかし,業者に聞いてみたら,「私どもで行くから結構でございます。」とのことであった。よかった。
 平成11年3月17日には,3月12日付で,
「融資予約通知書」が届いた。内容は,融資手数料として,46,200円を最終回資金交付時に支払えってのと,発行日より1ヶ月以内に着工しろってやつだ。ドッヒャー(これまた意味なし)。

1998年12月6日(日)「不定期日記」より

 昨日,メケメケハウスがやってきて(お久しぶり),住宅金融公庫の借金申込の書類をさんざん書かされた。いやー。大変。「お客様。ココとココを書いて,ソコとソコにハンコ押して下さい。」「む。ここかな?」「いえ,お客様。アソコでございます。」「あそこと言うと,そこであるな?」「違いますったら。ソチラでございます。」「ふむ。ここだ!」「エイ。ばか!違うったら。」てな具合で大変だった。昨日は,これで疲れ果ててしまい,「不定期日記」が更新出来なかったのだ。それにしても,まだ見積が100万円単位で決まらない。思い切って借りる金額を決めてしまったが,これで足りるのやら足りないのやら。心配である。ついに,借金の手続までしてしまった。モウお終りだね(オフコースの「さよなら」の曲にあわせて)。これからはウマイモノも食えないのだ。と,言うわけで,せめて,プレゼントでも当てようと,パソコン雑誌のアンケートはがきを多量に書いた。出さなければ当たらないし,出したところでやはり当たるハズもない。実は,過去にもかなり出してはいる。当たったのは,たった1度だけ,お安いカレンダーソフトだけなのだ。しかし,成績が悪かったのは,執念が足りなかったため。これからは,バンバンはがきを書いて,パソコンをドンドン当てる予定だ。

1998年12月11日(金)「不定期日記」より

  昨日,と言うか,先程メケメケハウスがやって来た。営業の担当が変わるらしい。若いガンバリ君から主任のデスラー氏だ。住宅金融公庫の申込書類の件を再度だ。しかし,戦いだよね。こちらが,Aはおかしいと言うと,BとCとDについて説明して,「このとうりお分かりいただきましたか」と言う。「いや,おかしい。」と再度説明を求めると,EからZまで説明して,さて分かったろうと言う。しかし,コッチだって,負けていられない。話の流れを見極めて,修飾を廃し本筋をたどって,相手から本音を叩き出すことには,普段から鍛えられているのだ。ついでに,コッチもいろいろツテがあるんだぞとヤンワリ脅しておいた。どうも,最初は若造となめてかかった風であったが,少しはてごわいと感じたようである。(そう願いたいところだ。)ところで,今頃になって,道が狭いので大型の工事車両が入れないから,高くなるかもしれないと言い出した。話が違うと丁重かつ断固拒否したが,まったく疲れることだ。それにしても,マイホームを作ろうとする人は,どのようにやっているのだろう。高くなってもハイハイ。話がガラっと変わってもOKOK。なのかなぁ。コチラも即席でマイホームを勉強しただけだが,いやいや,決して勉強は無駄にはならないなとつくづく思った。これなくば,ゴモットモゴモットモと言っているほかあるまい。
    と,なぜか今は夜。メケメケハウスの営業の店長氏(この人は,最初からガンバリ君を連れてきた人)から早速電話があった。「昨日の話はなしで。途中から話が変わることは一番いけないことですから。」とのことであった。だんたん分かってきた。メケメケハウスの提案力にドギモを抜かれ,早速契約したのは,ひとえにこの人の影響力だ。住宅メーカーの営業とて,我々シロウトと比べ,それ程能力が優れている訳ではない。常識を知り,多少勉強し,押さえるべきところを押さえれば,我々だって相手に勝つことが出来る。正直,ガンバリ君とデスラー氏は,ある程度見切ることは出来たと思う。(最初は認めないが)向こうが分からないことを,指摘し,結局分からないという本音を引き出すことが可能だ(結局むなしい作業だが)。ただ,店長氏は話が別。この人は,何でも回答するし,判断も実に早い。こっちも言いたいセリフが出ないのだ。バカをさらけ出すような気がして。たまに感じる「この人にはかなわないなぁ」の一人だ。・・・それにしても,少しロコツにデスラー氏を脅しすぎてしまったような気がする。

1998年12月16日(水)「不定期日記」より

 最近,さほど書くこともない。世は太平だ。新聞に住宅ローン控除制度(仮称)が決定したとあった。15年間に渡り,ローン残高の1%を所得税から差し引くものである。しかし,これメリットあるのかなぁ。従来の住宅所得特別減税の場合,1,500万借りると1年目は25万戻ってくるのが,新制度では15万だけなのだ。6年間が15年間になったのはいいけれど,得したのか損するのか全然分からない。早期の繰り上げ返済のメリットも薄れてしまう。この件に関しては,パルのおうち」で検証してみたので,参照されたい。そういえば,セキスイとパナホームから電話があった。「その後,いかがですか。」と言う。「いや,とっくに契約しちまいましたよ。(お宅がモタモタしているんで)」と答えると,しばらく絶句していた。やはり,普通より早いのか?両方とも,どこに決めたのかなぜしか聞いてくる。答えはしなかったが。だって,「な...な..なんと!メケメケハウスですと!?あそこだけはいけません!業界トップです。手抜き工事の!」とか言われるとショックではないか。世の中には,知らない方がいいことがたくさんある。

 

1998年12月18日(金)「不定期日記」より

 帰ってみると,郵便箱に住宅金融公庫からの「今後の手続きのご案内」のハガキが入っていた。なになに?16日にメケメケハウスが申し込んでくれたらしい。(フーン。14か15日にやりますと言ってたな。)それから,12月24日に銀行まで本人が来いとある。ゲー!マズイ。来週月曜にこれで最後じゃと最後っぺの如く有給を出して,これ以上休みづらいし,しかも職場の鍵当番(まあ,一種のサービス残業みたいなもんだ)じゃないか。クリスマスイブに鍵当番を代わってくれる人などどこにいようか。このきよし聖夜に!みんな赤プリとか帝国ホテルとか,みだらにも予約を入れているというのに。アーン。どうしよう。

1998年12月21日(月)「不定期日記」より

 24日の件は,メケメケハウスで行ってくれるらしい。「一見ハガキには,本人かその家族が来いと書いてありますが,これは業者が来れば良いという意味が裏にございます。(そんくらいわかんねーのか。トウシロは)」イヤー。良かったね。せっかく,マイホームと仕事の重要度を冷静に比較検討して,重要な方を断固実行,重要でない方はアッサリ無視する方向で考えていたのに(どちらとは言わないが)。

●公庫住宅融資保証協会(金で連帯保証人を買う)

 公庫の融資には,連帯保証人が必要となる。連帯保証人の要件もイロイロあって限られるわけであるが,現実問題,連帯保証人をお願い出来るのは(同居はダメ)親ぐらいなものであろう。
 我々も最初,妻の親を考えたのであるが,(財)公庫住宅融資保証協会の保証を検討してみた。1,500万円で,20年返済だとすると,
122,700円で済む。一見高いようではなるが,人に借りや迷惑をかけないということは,金額に換算できないものがあるのだ(本当だよ)。と,言うわけで,協会保証を利用することにした。

●団体信用生命保険特約制度(生命保険)

 団信と俗に言う。簡単に言えば,ローン残高分の生命保険である。施主がポックリいっても,ローン残高分は保険から全額出るので,公庫は取りっぱくれがないという大変優れた制度。もちろん,ローン残高は年々減っていくので,保険額も(掛け金も)年々減っていく。これは,1年契約の継続だ。通常の生命保険の掛け金より安いとのことだが,他に充分入っているなら,必要はないだろう。

●特約火災(地震)保険

 特約火災保険は,公庫利用の場合は,公庫を第一順位とする質権を設定し,強制的に入らされるものである。保険料は,一般の火災保険に比べて半分程だとのことである。こいつは,入るべし!(強制だけど・・・)
 さて,ボクの場合,保険金額18,500,000円の20年分の保険料が193,510円であった。年間1万弱である。やすーい!但し,特約火災保険以外の一般の保険に入ることは出来ないとの制限があるので注意。(家財保険は大丈夫だよ)

 
特約地震保険は,幸い強制ではない。しかし,火災より遙かに確率が低いものに入るべきかどうか。と,言うより,入れることが出来ようか。それでなくても,大借金を抱えながら。

●つなぎ融資

 なかなか説明が難しいが,メーカー対しては,それぞれ契約・着工・上棟・竣工時に,一定割合で請負金額を納めなければならない。しかし,住宅金融公庫から金が出るのは,基本的に竣工後の検査終了後(概ね竣工後1ヶ月程度)となるわけである。そこで,その間,銀行からのつなぎ融資が必要になる。僕の場合は,4月14日の上棟時に支払う金1,260万円を4ヶ月間つなぎ融資をするため,約13万円の金利を支払うことになった。この金利は,4ヶ月の間,毎月3万円づつ銀行に振り込んで置かねばならない。
 結局,住宅金融公庫取扱銀行もつなぎ融資も同じ銀行(つまるところ,メケメケハウス指定の銀行)にした。ここらへん,メケメケハウスまかせであったため,もっと銀行を選ぶなり節約の方法はあったハズとは思っている。例えば住宅金融公庫から,中間資金を借りる方法もあり,実は,これを主張したのだが,中間資金を借りた瞬間から金利支払が生じ,手続きが倍になるとメケメケハウスに聞かされてあきらめたのだ。(ウーン。よく分からない。メケメケは難しい問題をいとも難しく説明するのだ。)

 さて,僕の場合,上棟時(4月14日)に早速つなぎ融資が必要となったので,その前に次のモノを準備した。チェッ。何度も役場に行かなければならん。前もってまとめて取っとけばよかった。そうそう仕事も時間休とれんゼよ。
・当該銀行の通帳及び通帳印
・実印及び印鑑証明
・住民票謄本

 銀行での手続きの時間は,1時間程度かかった。まあ,僕の場合,いろいろ手こずったので,普通は30分強で終わると思われる。いくつもいくつも書類を書かされたので,何を書いたか良く覚えていない。そう。それから,印紙代20,000円書類代2,100円と,組合加入金1口10,000円を支払った。最後のは,銀行と言っても信用組合なので,こういう場合,無理矢理入らさせられるらしい(知らなかった。イヤとも言えんし)。まあ,この分は,前もって持っていく通帳に入れてば良い。
 結局北極放送局(オオ!ナウイ表現だ。ハイカラだよね。・・・シーン・・・)としては,つなぎ融資が必要になったのが,
12,600,000円。金利は2.5%で,月額返済額は25,890円である。金利安いジャーンと思ったが,25,890円を毎月支払ったとて,元金はゼンゼン減らないのだ。捨て金ですな。もちろん,公庫から出るまでの数ヶ月間だけ,親とか親戚から一時的に借金出来るならば,つなぎ融資は不要なのは言うまでもない。

1999年3月31日(水)「不定期日記」より

 今日は,2時間年休を取って,銀行につなぎ融資の手続きにいった。銀行のロビーでメケメケハウスの現場監督(なんで現場監督が?)と待ち合わせだ。本当は,4月14日の上棟の数日前までに来ればいいのだが,なにせ,職場が異動したので,そうそう休めない。上棟式は休まなくちゃいけないし。引継の準備であわただしくても,今日までなら遠慮なく休める。結局書類書きだの,問い合わせだので,1時間以上かかった。なにやら,メケメケハウスが前もって銀行に連絡を忘れていたせいで,手間取ったところもある。(もちろんデスラー氏の責任だ。)ひとつ偉大な発見をした。銀行は,金を預ける時は,スマイル新スマイルだが,借金に行くときは,般若である。考えてみれば,当然ではある。金を借りる時は,辞を低くしてお願いするのがあたりまえ。つい,いつもの銀行の窓口しか知らないから,それで思いこみがあったのだろう。大変いい経験をした。
 大急ぎで職場に戻り,フーフーしていたところ,17時頃に銀行から電話があり,通帳の住所が旧住所となっているから,直して欲しいとの連絡が入った。しまった!どうせそのうち実家に戻るから,アパートの住所に変更していなかったのだ。考えおくべきであった。日をあらためては,急いで今年度中に手続きをすました意味がなくなる。そこで,すぐ行くからとお願いして,ナントカ間に合わせた。ヒョーッ。
 と,いうわけで,本年度はおしまい!読者の方々へのご挨拶もすましたし。マイホームは,この2日間の雨でぜんぜん進んでないそうです。



第11章 仕様の決定

本来,あるべき姿では,これは契約前にすべきことであるが,実際問題,なかなかそこまでいかないので,僕達の場合は,この時点で行うこととなった。ここで,詰めきった金額が,正式な請負金額となり,契約書の差替を行うこととしている。メケメケハウスとの仕様担当者(営業担当とは別)との打合せは都合4回行った。決めなければならないものは,かくも多い。参考までに実際に作成した一覧表を添付しよう。長くて恐縮である(しかも容量も食うし)が,ガマンしてお付き合い願いたい。

住   宅   仕   様   一   覧

大項目

中項目

小項目

種   類

備      考

外 部

C-1204SMマイルドブラウン色

ベージュ,ザラザラ

物干フック

60p×2

洋室1ベランダ上部に1セット

玄 関

ドア

TB71(取手銀)

 

玄関タイル

AP-150/G-155

灰色

屋 根

黒ウェーブ

 

雨樋

黒角形

 

ハコイタ

 

軒天

 

バルコニー

PWF80/C(サイデリング/ヒシクロス)

標準仕様追加有

内 部

全 般

サッシ

 

床材

ブラウンオーク(MU3103)

中間

室内ドア等

ミディアムオーク(EM)

中間

キッチン

タイル

#615をベースに640を配す

日立展示場と同様

収納

ミディアムオーク(EM)

 

トイレ

便器1F

ハーベストブラウン(SS4)

茶系

便器2F

パステルピンク#SR2

ピンク系

床1・2F

23033

ピンク系

浴 室

全般

ブラウン系

茶系

浴槽

パステルアイボリー

白系

洗面所

洗面化粧台

ピンク系

 

洗濯機台

乾燥機台(縦53p,横64p,足幅2.5p)洗濯機(縦59p,横57p)

標準仕様追加有

和 室

ふすま

75(枠黒)

三重の塔の模様となった

壁 紙

LDK

SP-9955

 

廊下

SP-9927

 

トイレ1F

SP-9904

 

トイレ2F

SP-9902

 

洗面所

SP-9910

 

天井

SP-9921

 

和室1・2壁

SP-9963

 

2F 洋室1壁

SP-9947

クローゼットも同様

2F 洋室2壁

SP-9926

 

2F 洋室3壁

SP-9937

 

クローゼット

 

枕棚・パイプを追加

標準仕様追加有

照明器具

ポーチ

HLN66163EL

 

吹き抜け

LB17777

 

キッチン

HA6509E

 

ダイニング

LB13067T

 

LDK

旧家屋照明取付

標準仕様変更有

廊下(1・2F)

LB56825

 

階段

NL56344

 

洋室1

HA9343EP

 

洋室2

HA8834KEP

 

洋室3

HA8807KEP

 

クローゼット

HA2130TGL

 

洗面所

HW7931WEL

 

トイレ1F

LB56216K

 

トイレ2F

LB562171

 

和室1・2

HD8787EP

 

流し

HW2130WTEPL

 

エアコン

設置個所

LDK,和室2,洋室1

余談編参照

各 種

コンセント,テレビ口,電話口

余談編参照

カーテン

LDK

FR3030,

カーテン,レースの順

洋室1

FR3004,

同上

洋室2

FR3029,

同上

洋室3

FR3005,

同上

 その他,電気引込は余裕を見て50A(標準では40A)にした。「基本料金が高くなりますよ。」とイヤな顔をされたが,知ったことかオレはそーしてーんだよー!(お疲れモード)クーラーとかレンジとかガンガン使うんだ。
 アドバイスとしては,コンセントとテレビ口の数である。後からつけるのは,お金がかかるから,将来を見越して多めに考えた方がいいだろう。例えば,「今はいらないけど,この部屋に将来クーラーを設置するかも知れない」なんて場合は,クーラー用のコンセント(壁上部)を用意しといた方がよい。

 それにしても,スゲー。オレサマは緻密だー。こんなクソメンドくさいもの作るなんて!と,誰もホメてくれないので,せめて自画自賛させていただくとしよう。
 ここの部分は面倒だけど楽しいことでもある。壁はかわいいピンクにして,屋根は高貴な紫にしましょうなどどしたくはなるが,悪いことは言わない。フツーのシロモノにすることをお勧めする。やっぱり日本人は「人並み」でいるということが大切なんだ・・・
 結局のところ,壁はザラザラ砂蒔レンガ風にして,屋根は黒にした。概ね奥方にお任せしたつもりである。こういうものは,女性に決めてもらった方が良い。いや,絶対そうしなければならない。そうしないと,まいってしまう。男たるもの。避けられるモメゴトは極力避けるべきだ。皆さんも是非ともそうされよ。そうしたって,結構もめたんだけどね。

一口メモ・・・「住宅メーカー担当者」その1

3人の住宅メーカーの担当者とつき合った。まずは,当初羊の如く,契約後は,キツネの如く変貌した営業氏。プランニングから金の出し入れまでつき合うことになる。次に,仕様担当者。本章のような詳細な仕様を決めるため,つき合う。比較的重要性は薄い。最後に,現場監督。これは説明するまでもあるまい。これら3人が施主と連携を取り合って家を建てるわけである。メケメケハウスの如く,会社内の3者の連絡体制が悪いと,僕のように何度も同じ話を繰り返えさねばならないハメになる。

一口メモ・・・「住宅メーカー担当者」その2

メケメケハウスのボクの担当者は,次のように変遷した。
@ガンバリ君と店長氏(営業):11月〜12月
 一番最初の担当。新人のガンバリ君は頼りになりそうになかったが,店長氏がくっついて,協力にサポートした。しかし,ガンバリ君は約1ヶ月で群馬県に栄転に。今から思えば,この時期が一番信頼出来た。
Aデスラー氏(営業):1月〜4月
 メケメケハウス組織改編で,あたらに店長に昇格した人。この人はまったく信用できなかった。すーすーしくて,約束は守らない,言ったことはスグ忘れるの大名人。鶴塀に顔が似ている。最悪であったと考えている。
B仕様担当者氏(仕様):2月〜4月
 最初,デスラー氏と組であったが,だんだん接点がこの人だけとなった。最初は,デスラー氏と比較して,頼りになる人と喜んだが,後から,前言ったことはやはりダメになりましたとか,間違えましたとかが数連発。信用をすっかり落とした。
C現場監督:4月〜5月
 この人は信用できる。つなぎ融資では,いっしょに銀行に行った。事務手続なのに。なぜこれもデスラー氏でないのか不思議極まる。しかし,メケメケハウスの店舗増大により,埼玉に行って,その後千葉に行ったと聞く。2番目に信頼出来た時期がここ。
D現場監督見習:5月〜6月
 あまり良く分かっていない人。一生懸命で人はいい若者なのだが,経験がなく,段取り悪し。銀行の金消に(やはり)なぜかいっしょに行った。やっぱり不思議。
 一応,担当者は,デスラー氏であろうが,途中からまったく姿を見せなくなったので,事実上のボクの担当者は,5人いたことになる。
 担当者をゴロゴロ変えることは,ホントは良くないことなのだ。住宅メーカーがあまり顧客を第一と考えていない証拠となる。しっかり状況を引き継ぎしてくれればいいのだが,そもそもこういうコロコロ変更メーカーだから満足にするハズもない。結構これ関係では苦労しますよ。

 

一口メモ・・・「標準仕様外の設備」

標準仕様に含まれていると思っていて,うっかり知らないと,追加工事で却って高くついてしまう設備もある。
照明やカーテンなどは,当然標準外と分かるだろうが,雨戸・網戸などもオプションとなるのだ。特に意外だったのは,ベランダの物干フック。これって,絶対欲しいでしょう?後付となると,大変なので,是非オプションで頼んでおいた方がいい。洗濯機バンやクローゼットのパイプなどもそうである。アパートを借りる場合なら,当然についているものなのだが,一軒家の場合は,その常識は通用しない。

 

1999年1月20日(水)「不定期日記」より

 マイホームの件はどうなったか(そして,辛口の酒がない)と,お嘆きの貴兄もいるだろう(いないか)。そう,そこそこ。全然進んどらんのだ。メケメケハウスけしからん。あまりに連絡がないので,先週電話を入れたら,「来週の木曜日か土曜日頃お伺いしようと電話しようと思っていたんでげすよ。ヒヒヒ。日程について,またご連絡します。クックックック。」など言うので,人を疑うことを知らない僕は,「ありがたいこって。お待ちしておりますですです。」などどケーキでも用意しとくかと思っていたのだが,連絡のレの字も来ない。木曜日ってったら,明日じゃないか。いかに,けがれを知らない僕でも,ドス黒い気持ちになってしまう。

1999年1月21日(木)「不定期日記」より

 メケメケハウスが来るとイカンと思って,飛んで帰ったが7時を回っても連絡もないので,もう来ないのだろうと思っていたら,電話がかかってきた。「展示場で待っているのだが,まだ来ないのか」との電話である。オイオイ。日時は正式に決まったら電話くれるって約束だったし,だいたい場所からしてナニも言っていなかった。ブツクサ言いながらやくなく車で展示場にまで向かった。結局22時頃までかかって,仕様の打ち合わせをした。次回は,2月7日(日)のまた別な展示場である。確かに仕様の打合せは展示場じゃないと無理だが。メケメケハウス。担当がデスラー氏に変わってから評判落としてるゾ。やること遅いし,言ったことすぐ忘れるんだもの。

1999年1月24日(日)「不定期日記」より

 仕様を考えるのって,メンドクサイよね。アー。カッタルイ。出かけると,つい新築の住宅に目がいってしまうのだが,決まったようにドンヨリ灰色の壁ではないか。屋根もスポーンとしている。アパートみたいだよね。決めなくちゃならないことは数多く,頭がイタイのだが,一番の難問は,インターネットだ。1Fに親電話,2F書斎にISDNと行きたいが,将来的に子供でも出来たら,パソコンを書斎から寝室へ移さなければならない。いい方法をご存じの方はご教示ください(無線TAなどはどうでしょう。)。
 その晩遅くパルオは,うちに帰ってきました。そしてまた水をがぶがぶ呑みました。それから窓をあけて,星が小さくまたたく遠くの空をながめながら,「ああ,いったいどうしたらいいんだろう。思いつかない。」と言いました。

1999年1月30日(土)「不定期日記」より

 昨日,茨城県鹿嶋市で,建築中の住宅5軒が火事にあった模様。うち,3軒の新築住宅は全焼とのニュースである。警察によれば,連続放火の可能性もあるとのこと。新聞の表現では,「注文主ぼうせん」だそうである。犯人はいかなる人間であるのか。「キショー。オモシロクネー。仕事(勉強)もカッタリーしヨー。それにしても家なんかポコポコ作りやがって。オレサマなんかボロッチイアパート(又は家)でガマンしてんのにヨー。金モチはイーヨナー。マイホームだなんてうかれやがって。イライラスラー。火でもつけてやらー。ザマーミロ。メラメラ燃えてやがる。スカッとスラー!」うーむ。自分で書いていてむかむかしてきた。まず,マイホームを建てる人間は,金持ちではない。普通の人で,まじめに働いて少しづつでも貯金をしながら頑張っていた人だ。そして,ようやく頭金を貯めて,何千万か借金をして,「ローンは苦しいけど,一生に一度の買い物なのだから,これから返すまで,節約しながらがんばろうね。」とか言いながら建てた人だ。それが一夜にして人生設計が狂ってしまった。火災保険はもちろんなく(建築後でなければ入れない),借金だけが残った。注文主「ぼうぜん」とは,いささか軽い表現である。その人達は,もはや一生家を建てることは出来ない。ローンの支払いとアパートの家賃をこれから二重に払わなければいけないのだから。犯人を早くつかまえなければならない。そして,破壊した5つの家族の夢に見合うだけの罰を与えなければならない。5つの家族の子供か孫かが,いつか家を建てて,親か祖父母の夢をとりもどすことが出来るまでの懲役が最低ラインだ。愉快犯に温情の余地はない。被害者の「ぼうぜん」が我が身のことのように分かる・・・

1999年2月5日(金)「不定期日記」より

 マイホームも概ね仕様案を固めた。それにしても,いいかげんうんざりしてきた。何事も人がからむとやっかいなものだが,マイホームもしかりである。「ネッコネッコ事件」とか「プクプク事件」とか「ピカピカ事件」(詳細を知りたい人は掲示板にはげましのお便りを出そう)とか,解決すべき問題が目白押しだ。あ〜あ。誰かかわりにやってくれんかのう。ウンザリの原因は,現実的には全然モノとして進展していないことにも大いにある(アー。カッタリー)。口でドウコウ言ったって,クイ一本打っていないんだから。まあ,仕様の件は日曜日の打ち合わせでケリをつけるつもり(キッパリ)。
 さて,世界情勢をつらつら分析するに,住宅金融公庫の金利が,現在2.2%のところが,3月以降はさらに5〜6%上昇するようである。私の占いによると,その後一時停滞して,中パッパと出た!不況は不況だが,昨年末の低金利はちと異常であった。これからは,普通の低金利のレベルが続くと思われる。いや〜。ラッキーじゃった。前回の2.0%の時に動いといて。住宅減税の恩恵も受けられるし。それもこれも,ひとえに僕の優れた情報収集力と的確な分析力と,信心の深さ故に違いない。(本当は,タマタマ偶然。思い立ったが吉日だっただけだ。)と,明るい面を見て,積極指向でいくとしよう。これを読んでいる皆さん。今なら2.2%だ。打つべし。打つべーしだ!今回の公庫の受付は(わ,私の記憶が確かなら)3月12日までだから,充分間に合うだろう。(と水晶玉に写っている。)
 なお,次回公庫金利が1.5%に下がっても,筆者はまったく責任をとらないので,そのつもりで。こう読者が少なくては,はげみがないので責任もとれーんし,更新意欲もわいて来ませぬよ。

1999年2月7日(日)「不定期日記」より

 茨城県水戸市で,今度は6軒の新築住宅を含む連続放火犯罪があった。いったいどうなっているのか。基本的に,人がいない住宅をねらっている。おおかた,殺人までやっちゃうのは,ちとこわいが,まあ,人のいないトコを燃やすのは,ワハハと愉快に笑えるからなのだろう。
 さて,1月30日の「
不定期日記」で,記述に多少の誤りがあったので,おわびをして訂正しなければならない。今日も今日とてメケメケハウスと仕様の打合せを行った(2時間半もかかった。その内容は,パルのおうち」に反映する)のだが,ちと,聞いてみたところ,「我が社の住宅はまだ大丈夫ですよ。どちらにせよ,建設中はウチで保険に入っとりますからな。ふっふっふ。ハーっはっはっはっ!」と,豪快なデスラー笑いを響かせた。ついつい,「セキスイの諸君。イスカンダルへの旅も,もはやここまでだ。この危機をどう乗り切るか,ゆっくり楽しませてもらうよ。フッフッフ。フハーっはっはっはっ!」とわめきながら,火をつけて回っている姿を思い浮かべた。と,言うことは,メーカーがしっかりしている所は,OKらしい。もちろん,メーカー側の責による災害しか保証しない契約の場合はダメだが。あー。安心した。もちろん,犯人ははやくとっつかまえて,300年ほどくさいメシと,重労働をさせなければならないが。

 さて,いよいよ工事着工が近づいて来た。次章より,名付けて「怒濤編」となる。震えよ!ハート。燃えさかれ。ヒート!

 風雲編     怒濤編