パルのおうち


第16章 すべては終わりぬ...入居へ

 

入居とは何か。ただ,新しいマイホームにポワ〜ンと住むことではない。それは,その市町村への転入・転居の手続き(住民票の異動)をすることなどでもある。
 当然,常識からすれば建物が完成してから,そして,引き渡しがあってから入居と相成るわけだが,ボクたちの場合,そんな単純なモノではなかった。
 イロイロ書類手続
があって,メケメケハウスが,「ほら。ポチ。骨が欲しけりゃ三べん回ってワンと言いな。よし。次はお手だ。いい子だ。」というかけ声に合わせて動いていくこととなった。ヘタクソなかけ声であったが。第15章終りと第16章は,短時間・同時並行での疾走となりそうだ。時間は前後しながら進んでいく。

 (1) 建物の完成

 ボク達の場合,あくまで書類上のものであった。実際には,クロスも浄化槽も出来てない状態で,日のいい日と言うことで決めただけである。イベントも何もあったわけではなく,メーカーとの電話で決めただけである。これをやっておかないと,以下が進まない。だたそれだけの理由である。

 (2) 住民票異動

 これは,もうお分かりだろう。旧市町村へ行って,転出届を出し,転出証明(無料)をもらって,新市町村へ行って,転入届を出すのだ。メンドくさいよね。1カ所で済めばいいのに(これをワンストップサービスという)。
 ここで,かしこいママはどうあるべきかの注意点。印鑑(実印)登録も絶対いっしょにやっておこう。すぐ印鑑証明が必要になる。ちなみに,旧市町村の印鑑登録証は,自分で捨ててかまわないそうだ。まっ,記念にとっとくか。
 住民票謄本(抄本より使えるから)と印鑑証明は後々を考え,ドッチャリ取っておこう。公庫の金消とか,職場関係とか,イロイロ必要になるハズだ。
 しかし,旧市町村は,証明書発行手数料が1通300円,新市町村が1通200円であった。しかも,新市町村の方が税金が安いとのもっぱらのウワサ。ヒヒヒ。得したゼ。ゲ〜ヘッヘッヘ!(そんなに笑うことか)

 (3) 家屋の評価調査

 建物完成時に市町村役場が,建築現場まで出向いて評価するものである。この評価の結果は,固定資産課税台帳に登録され,その価格が不動産所得税・固定資産税・都市計画税の元となる重要なものなのだ。モチロン評価額が低ければ低いほどオトクということになるのは言うまでもない。しかし,まあ評価額は,概ね本体価格費以下の金額と考えていいだろう。
 ある専門家に聞いたところ,メーカー名と建坪を教えてくれれば,概ね出してあげると言われ,「メケメケハウスで43坪」と言ったところ,メケメケハウスと言う言葉に一瞬ヘンな顔はしたものの,すぐ金額を教えてくれた。その金額は,ナゼカ本体工事費より何割も安いものであった。ドーシテー?もしかして,メケメケハウスの評価って,ものすごく低いんじゃ・・・・
 さて,当日は,市町村の担当者と家屋調査士がやって来て,しばらく見てったらしい(仕事を休めなかったので,親父に立会いをお願いしたのだ)。「別になんてことなかったよ。計ってる様子もなかったし。」とは親父の弁。
 結構親切な市町村らしく,「住宅を新築された方へ」というパンフと「
不動産所得申告(報告)書」を置いていって,申告書の書き方を教えてくれたらしい。これについては,「不動産所得税」の項を参照願いたい。

 (4) 表示登記・保存登記

 建物完成後1ヶ月以内に,法務局(登記所)において表示登記及び保存登記を行うものである。立て替えの場合は,元の家屋の滅失登記も必要だ。手続は,例によって,極めて難解であり,土地家屋調査士や司法書士でないと無理である。モチロン,僕達はメケメケでやってもらった。表示と保存登記の手数料は,既に請負費用の諸経費で入っているのだ。

  ○表示登記

 建物の表示登記とは,建物自体の状況を明らかにするもので,建物新築後1ヶ月以内に所有者の申請により行う。この手続きは,申請書に建物の所在地番・種類・構造・床面積・建物の番号を記載のうえ,建物図面・各階の平面図及び申請人の所有権を証する書面を添付して所轄の登記所で行うこととなる。
 表示登記は,土地家屋調査士が行うことになる。気になるお値段だが,ボクの場合,滅失登記と表示登記を同時にやったため,16万近くかかった。表示登記だけなら,10万程度ではないかと思われる。内訳は,調査・測量・申請手続・書類作成となっているが,高いのやら安いのやらまったく分からない。

  ○保存登記

 建物の所有権保存登記とは,表示登記のしてある建物について,初めて所有権を明示するために行う登記のこと。
 保存登記は,司法書士が行うことになる。こちらのお値段は,お安く4万弱である。こいつは一軒分だ。内訳は,あまりに達筆すぎて(正確にはヘタすぎて)良く読めないのだ。

1999年6月14日(月)「不定期日記」より

 家に帰ると,メケメケハウス業務提携の家屋調査士より電話があった。暗くて丁寧な声なので,悪い知らせかとドキッとした。「あなたのお父さまの家を取り壊して新築されたわけですか・・・」(ドキドキドキ。まさか,マズイことが?)「・・・滅失登記をいたします。」(なーんだ。)話によると,早速登記関係を行うらしい。順序としては,6月17日に建物が完成(ホントはまだだけど,書類上ネ。友引だし。)し,同日,市役所税務課の評価調査,さらに18日金曜日にボクの方で市町村の転入・転出届(住民票異動,つまり入居の行為)を行う。ホントはこれは,評価調査前にしなければならないらしいが,電算が入るのが数日かかるらしいので,これでいいらしい。だから,本当の順番は,完成→入居→評価調査なのだ。アイ〜ン。金曜日休まなくちゃ。忙しくなってきちゃった。中だるみが一気に吹っ飛んだ。昨年末のゴタゴタ状態になりそうである。
 「
パルのおうち」もいよいよ佳境と相成った。刮目して待ちたまえ。

 (5) 契約・抵当権の設定登記(住宅金融公庫金消)

 住宅への入居(住民登録)後,契約・抵当権の設定登記が必要になる。これは,「融資予約通知書」の発行日から1年以内に手続きを終えなければならない。抵当権設定登記は,原則として取扱金融機関が代行するが,本人自身が取扱金融機関まで来店しなければならない。

提 出 書 類

注  意  点

入  手  先

金銭消費貸借抵当権設定契約証書 本人が来店時に氏名欄記入・実印 取扱金融機関
抵当権設定登記に関する委任状 本人が氏名欄を記入・実印・捨印
火災保険契約締結に関する委任状
住宅金融公庫融資住宅当火災保険申込書
建物の構造・用途に関する申出書   「設計審査及び現場審査関係書類」に同封
土地の権利証   法務局
土地の登記簿謄本 発行日は保存登記日以降のもの
建物の権利証  
印鑑証明書×2 最近のもの 市町村
住民票 新住所で同居者全員の記載のあるもの
運転免許証や健康保険証 本人確認用(提示のみ)  

 しかし,メケメケハウスはすばらしい。金消が必要になるので,メケメケハウス現場監督見習いの人に行きましょうとさそわれたが,さて,持ってくものはと聞いたところ,タブンこれとこれだ(印鑑証明3通と言った)と思うが,人によって違うので,銀行に確認してくれと言われた。ちょっぴり驚いた。そんなにボクは特殊ケースなのかね?
 ま,出来ない(そしてお安い)住宅メーカーに依頼すると,本人がその分苦労することはやむを得ないことだ。なお,ボクの場合,ホントに必要だったのは,6月21日の「不定期日記」とおりである。

 さてさて,銀行では,またまた信じられない程の多くの書類に名前を書いて,判を押した。所用時間は約1時間であった。つなぎ融資以来,2度目の来行である。銀行の担当者は,ボクには比較的丁寧だった。ただ,メケメケハウスはキライらしく,「メケメケさんは,いつも来る人が違うんですよね。」「あなたは今日は書類を持ってきただけで,詳しくは分からないんですよね。」とのセリフ。それに答える「ええ,そうなんです。」のメケメケ監督見習い氏の返事のナサケナイことったら・・・

1999年6月18日(金)「不定期日記」より

 メケメケとはすっかり疲れてしまったのう。ずいぶん電話したり調べたりした。しかし,こらえるところはこらえなくてはならない。思っていることを言ってられればこんな楽なことはないがね。
 来週中に金消(おわかりかな。住宅金融公庫借金受取の手続きなのだ)に行くことになった。てっきり来月あたりかと思っていたのに。印鑑証明とかまた必要ではないか。メケメケめ。どうせなら,まとめて言えばいいのにね。「住民票数日内に異動しておいてください。」数日後「来週中,金消をしますが,いつ行けますか。」「そうそう,印鑑証明とか取っておいてくださいね。そのタメには,新市町村で印鑑登録してもらわないと。」「必要書類はタブンこれだと思いますが,そちらから銀行に確認してみてください。」・・・あのー。そんなに仕事は休めないんだから,せめて,ちょい先のことも言ってくれれば,まとめて出来るんですけど。そんな多くは期待しませんが,もしボクがメケメケ営業担当者なら,「今週はアレ。来週はソレをするので,アレ何通,コレ何通準備してください。それから,今後の日程は,おおざっぱに○○頃アレ,××頃アレです。お支払は,コレこうソレなので,△△で××までに振り込んでください。」くらい言うわな。驚きましたなぁ。

1999年6月21日(月)「不定期日記」より

 どうも,最近メケメケハウスの悪口ばっかり書いているような気がする。そんなつもりはないのだが。本来,ボクはそういうタチではないハズだ。よーし。仕事は速く,有能で親切,お客様第一がメケメケだ。すべてに先回りをして,仕切が良く,サービス満点の会社である。客としては,安心しきってまかせられるメーカーであ〜る。さてさて,メケメケ顧客の皆の衆。足を天井にしていようではないか・・・と,言えれば,どんなに楽だろう。
 今日は,昼間住宅金融公庫取扱銀行に電話して,「メケメケハウスでは持っていく書類が分からないので,私の方で銀行さんに電話して確認してくれと言われたんです。」と話したら,銀行担当者は「そうですか。あのメケメケが。」と言うやいなや,ワハハとしばらく笑われてしまった。無理もない。僕が銀行マンの立場でこんな面白いジョークを聞かされたら,同じようにウヒョウヒョ笑うだろう。まあ,その後,気の毒そうにいろいろ親切に教えてくれたので,まあ良かったのやらなんなんやら。(そりゃぁね。公庫関連諸手続手数料をメケメケに払わされてこれでは,気の毒でしょうよ。)
 急いで帰宅して,メケメケハウスにその結果を電話で報告する。…リンリンリリン リンリンリリンリン リンリンリリン リー
ンリンリン…「ハイ。お客様第一がモットーのメケメケハウスです。」「メケメケさんですか。○○さんいますか。今夜打合せの電話を入れる予定で・・・」「○○は出かけております。後でもう一度お掛け直しください。」ガチャーン!30分後,「○○さんはいますか。」「○○は会議中です。また後で・・・」「いや,お電話いただくようお伝え願えますか。」「ハイ(めんどくさいわね)」ガチャーン。1時間後,リンリンリン。「モシモシ。メケメケのカーテン担当です。レースのカーテンは選べなくなりました。悪しからず。」「はい,その件は分かっています。(チェ。いまさら言ったって遅いよ)」30分後,リンリンリン。「モシモシ。メケメケの仕様担当です。昨日の洗濯機バンの追加料金は16,500円です。早急に払い込みください。」「ハイ。払います。ところで,○○さんは?」「会議中です。」ガチャーン。30分後,「またまたメケメケの仕様担当者です。バルコニーの模様はバッテンでしたっけ?」「ソウデス。(ずいぶん前言ったでしょ。)」ガチャーン。20分後,「○○です。」「今日銀行に電話しまして,必要な書類は,土地・建物の登記簿謄本,土地・建物の権利書,住民票謄本×2,印鑑証明(本人×2,担保提供者×2)+実印それぞれ,通帳,通帳印,収入印紙2万円分で,構造・用途の申出書はメケメケハウスから送ってほしいとのことです。お分かりですかな。ところで,メケメケさんの方で,登記簿謄本,権利書は当然準備出来ているのでしょうね。」「あー。よく分かりません。確認して,お電話します。あー。うー。(大平首相風)」ガチョーン。フゥ。30分後,「メケメケです。土地の権利書だけ持ってきてください。後はタブンこちらで準備すると思います。うー。それから,カーテンは引き渡しの時はやっぱり間に合いません。悪いですねぇ。じゃ。」ガチョ〜ン。1時間後,「メッケメケでーす。2階のクーラーなんですけど,室外機をベランダに置いていいですか。1階まで下ろすって話でしたが,パイプが長くなると,性能がグンと落ちて,電気代もドーンとかかると電気屋さんが言っているんですよ。(ホントは,性能も電気代も大して変わらないケドよー。取り付け工事がメンドーだしよー。パイプ代もバカにならんから,バカの客をダマクラかして。グフフ)」「・・・当初の予定通り1階まで下ろしてください。」
 いや,なんか疲れたヨ。ちょべりばって感じ〜。

一口メモ・・・「安い住宅メーカーとサポート」

マイホームを計画中に,いろんな本を読んだ。材料を確認してどうこうすべきとか,契約書の文面はここに注意して,もし違うなら変更させなければならないとか,大変タメになることが書いてあった。ところが,実際やってみようとすると,メケメケハウスは全然言うことを聞かない。「そういう決まりですから。」「ウチでは全てこうやっています。」の一点張り。交渉の余地なし。さらに,何か聞こうとしても,「わからない」とか「後で調べます」(結局調べない)とかだ。ウーン。たぶん,メケメケハウスの社訓には,「民(客)は知らしむべからず。だた,頼らしむべし」とか書いてあるのだろう。まっ。安いからしかたないね。お値段には,こういうことも含まれているのだ。

 最終的に,資金の受取となるわけであるが,この際,融資手数料46,200円(税込),保証料,団体信用生命保険(共済)特約料,登記費用,「融資額残高証明書」の郵送料等を精算される。融資残高証明書の郵送料は,所得税(住宅ローン減税)の確定申告時に必要となるものであり,公庫の申請時に書類にチェックするところがあるので,そこがチェックされていれば,特に意識する必要はない。銀行に聞いてみたところ,10月頃送ってくれるとのことであった。(結局1年目は,10月30日に「住宅取得資金に関する借入金の年末残高等証明書」が送られてきた)

○資金の受け取り
 これは,時期的には,少々先のことになる。金消に銀行に出かけて後,1ヶ月程かかるのだ。ボクの場合は,平成11年6月25日に銀行に金消に出かけて,7月29日に一式郵送されてきた。精算相成ったのが7月26日らしい。封筒に入っていたものは・・・
・精算書(借金額14,100,000より下記の額452,390円引いた額13,647,610円。それにしても,登記費用に6,000円の旅費が含まれているがギモンじゃ。距離なんかすぐそこじゃん。)

精 算 書 内 容

融資手数料 46,200円  
保証協会保証料 116,300円 連帯保証人つけない人のみ
特約火災保険料 193,510円 20年分だ
団信特約料 39,700円 生命保険1年分だ
残高証明書の郵送料 480円 15年分の証明書郵送切手代
登記費用 56,200円 金銭消費貸借抵当権設定登記費用

・課税所得控除損害保険料控除証明書(火災保険分。所得控除申告の際必要らしい)
・保証協会保証料及び団信初年度分特約料領収書
・登記費用領収書
・返済条件確認表(月とボーナスでの借金返済額の確認表)
・ご契約をされたみなさまへ(冊子。注意事項が書いてある)
・つなぎ融資の「金銭消費貸借契約証書登記費用領収書
・返済条件確認表(月とボーナスでの借金返済額の確認表
・お利息計算書(つなぎ融資の日割残分。まっ。直接関係なし)
・つなぎ融資時書類一式(金銭消費貸借契約証書,印鑑証明新・旧,つなぎローン借入金振込依頼書並びに返済に関する委任状)

(6) 引 渡

 住宅メーカーに最終金を払えば,ようやくマイホームの引渡しである。住宅金融公庫のみに支払いを頼ると,金銭消費貸借抵当権設定が完了して,最終資金を住宅メーカーに払ってからでないと引渡しを受けられないので,注意願いたい。
 引渡しの時は,現場監督よりいろいろ設備などの説明を受けながら,マイホームに問題はないかチェックし,カギを受け取ることになる。

建物内外の清掃,整地,ごみ
内外部のよごれやむら
ドア・ふすま・窓等の可動状態
電気・ガス・水道・排水等の可動
外構
設備機器の使用方法
建物の手入れ方法,後日の連絡先
手直し部分の確認
諸手続(工事完了届,登記,残金支払)
保証(書)及び障害発生時の対応

 さて,ボクの場合どうであったかは,軽く次のとおりである。ゼンゼン大した問題はなかった。(「ガリッ」おっと,歯をかみしめたら奥歯が折れちゃった)

問 題 点 解 決 法
基礎部分のコンクリ塗ってない 2・3日中に塗る
クーラー室外機取り付けてない 今週中にやる
浄化槽用電気コンセント足りず 追加する。日程未定
浄化槽の上のコンクリ流してない 2・3日中にやる
配水管の点検してない 上をやるとき,いっしょにやる
瓦が1ヶ所割れている。 2・3日中にやる
カーテンが届いてない 2・3日中にやる
ドアの留め具でっぱり 明日ハンマーでたたく
ベランダサイディングのメジ塗りまだ 2・3日中にやる
電話線外部引き込み位置不明 確認し,連絡する
ガスボンベ来ていない 今週中にやる

 ・・・オニョレー!メケメケめ。引渡以前の問題じゃ〜うぬぬぬぬぬ!ぐぉ〜・・・うっ。心の臓が!(ピクピク)

kensei.jpg (23492 バイト) 6月27日(日) 引渡当日

いよいよその日が来た。その日は小雨のぱらつく梅雨の雨間であった。そう,その日がついに来てしまったのだ。っと言っても,恐怖の大王が降りてくる日ではない。完成引渡の日である。なんか実感ないなぁ。本文にるように実際終わってないし。

それにしても,家の前にポツンとある水道,頼んだ覚えがないのだが。メケメケがタダでサービスするってのは,恐怖の大王が来るより可能性は小さい。ンー。不思議。

家の前のドロ川は,増水で決壊しそうな利根川ではない。ウチの庭だ。ヒョー。外構がまたまた大変だ。
ゼンゼン終わった気がしないよう。

 

1999年6月24日(木)「不定期日記」より

 NTTに行って参った。梅雨の小雨がパラつく中。7月10日でアパートのINSネット64ライトは終了。撤去工事は,12日(月)にNTTが外でやるらしい。ボクの方は,アパートのケーブルを出口付近でプチンとチョン切ってOKだそうだ。マイホームの方のヤツは,「パルのおうち−余談編」を参照されよ。
 夜,二人でマイホームチェックに出かけた。タタミは・・・・実にきたなかった。ところどころ妙に茶色い。「オノレー!汚れとるー。ドッヒャー!!」とわめいたが,よくよく見た結果,白いキレイな部分を拭いてみると茶色になることが判明した。してみると,白い部分が汚れていたのだ。しかし,安っぽいタタミですな。フチの部分に模様のひとつもないわい。まっ。お値段がお値段だから,しかたないや。(スネスネ)
 さらに,二階寝室に入って,歩いていた時,「メキメキガリガリ」という異音が聞こえた。む!?雷か?こんな夜更けに?部屋の中央あたりだ。つま先で,チョンと床をつついてみる。「ギギギギギーッバーリバーリ」 ヒェー。一応もう一度。「ギーコンギーコン」・・・ギャオ〜ン!この音は尋常じゃないゾ。アパートのパリパリなんて,かわいらしい床鳴りとは一線を画すすざましいシロモノだ。ウナウナウナウナ〜。どーしよう。

1999年6月26日(土)「不定期日記」より

 ああ。やっぱり。案の定。思ったとおり。
 マイホームは未完成であった。カーテンの話は別としても,浄化槽不稼働でコンクリ打ち未だ。基礎部分コンクリ塗り未だ。クーラー業者が来たが,基礎部分のコンクリ塗りが出来てないので,室外機の取付不能。ガスはまだ来ていない。直したハズの瓦はまだ割れている。
 昨日,残金全額振り込んだのは失敗であったなあ。夕べ,現場監督見習氏に心配して電話したところでは,「大丈夫。まったく問題ありません。」など言っていたが。そもそも,竣工を早めたのは,メケメケハウスの決算の都合である。それで約束が守れないようではね。
 明日の引き渡し時の言い訳が楽しみである。少しは申し訳ないフリくらいはするだろうか。せめて,こちらに電話の一本も入れて,状況を説明するくらいの誠意があれば,カンベンしてやるんだけどね。
 ああ,そうそう,すざましい床鳴りは,床板をくっつけているボンドが剥がれたことによるらしい。クギを上から打つことによって,音が猶予範囲内となったので,これはOKである。
 それにしても,早いトコ,メケメケハウスとは縁を切りたいものだ。スパッとね。

 

一口メモ・・・「お金の振込方」

メーカーにお金を振り込む時は,必ず銀行の振込手数料をマイナスして振り込んでいいか確認しよう。OKならば,請求書から振込手数料735円(他行の場合)マイナスで振り込めばよい。メーカー側で振込方法を銀行と指定するのだから,その手数料をワザワザこちらで負担する必要はない。100万の金に数百円を惜しむのをケチと言うなかれ。一食分は浮くからね。(メケメケハウスにモウケさす気がないし←本音)

 

1999年6月27日(日)「不定期日記」より

 今日は9時から引き渡し。現場監督見習とメケメケハウス下請外構部門のプチメケの人がやってきた。でも,引渡書にはモチロン印は押せませんでした。だって,終わってないんだもの。「印をもらえませんと,引渡出来ません。」と脅かされたが,カギを渡して(さすがに受け取らなかったが)「ああ。別にかまいませんよ。その時で。」と平然と返した。ハンコは出来上がった時点で押すつもりである。外構については,プチメケと打合せをようやく行えたわけだ(ずいぶん前から紹介してくれとメケメケに頼んでいたのだ)。取りかかりは,7月10日の引越後になるだろうとのこと。まったく。ホントはもっと前から頼んでおいて,完成後すぐ取りかかってもらうつもりだったんだけど,なんかこれまたイライラしそうである。
 
不定期日記」の文体が最近重い。普通なら,もっと有頂天で,「ウヒョー!メケメケバンズァーイ!毎日足向けて寝るゼ。デケタ。デケタ。ゲヒゲヒ。ウォーン!オロオロおろーん!」とかいって,男泣きに泣くのだろうが,今ひとつその気になれない。
 しかし,マイホーム建築を思い立って,8ヶ月弱。なんとかここまでたどりつけた。やれば,出来るのだね。読者の皆さんも
パルのおうち」を見習って...「ナニー。ふざけんな。オレなんか20歳で建てたぜ。」「アタシなんか15歳でゾウが踏んでもこわれないヘーベルハウスを建てたのよ。それよりメケメケってどこの零細メーカーよ?」「ボク来年幼稚園生になるんだけど,パパやママの援助なしに80坪のおうちを建てたの。」・・・ドッヒャー!おそれいりました。
 
「ホームページに書いてあるメケメケハウスってどこ?」と聞かれる。そういう時は,「パナスイなんだ。パナホームとセキスイのいいところだけ集めた一流だよ。あまりPRしていないから,名前は知らないかもしれないけど,違いの分かる男は,みんなパナスイで家を建てるんだ。ダバダー。ダバダー。ダー」とか答えることにしている。うっかり,○○○○○○なんて言おうものなら,「エッ。○○○○○○!プププッ・・・。ゴホッ,ゴホッ・・・いや,失礼。ジメジメして,早く梅雨が明けませんかなぁ。」とか言って,空を見上げるに違いない。決して○○○○○○なんて白状することは出来ん。
 それから,引き渡しのハンコは,一生懸命やっているので,かわいそうだから結局のところ明日でも押してあげることとしてしまった。

1999年7月1日(木)「不定期日記」より

 メケメケハウスの件はかたづいた。浄化槽コンセントはメケメケハウス負担で追加する方向で。今回はめずらしくメケメケが引いたのだ。
 しかし,喜ばしいことばかりではない。今日はプチメケが外構工事の件で打ち合わせに来る予定であったが,すっぽかされた。電話したら,忙しくでいつ行けるか分からないとのこと。プチメケも所詮はメケメケハウスの子供版だから,これはしょうがないね。

(7) 引 越

 うちができたゼ。ヒ〜ヒッヒッヒッ!週末にゃ毎週新築のマイホームをおがみに行くか。ケ〜ケッケ!とお喜びの施主さん。何かお忘れではありませんか。「おう。そうだった。オレサマとしたことが。外構がまだだった。」・・・違うって!引越だよ。引越!
 そう。引越がある。結構これは大変だ。自分で出来ればいいが,なかなかそうもいくまい。ハート型の回転ベッドなどアパートに据え付けている人がよくいるが,ベットの回転部分の動力モーターだけでも重量が2トンはあるから,友達の曙と若貴と武蔵丸を手伝いに頼んだってそうそう運べるものではない。
 まあ,クロネコとかアートとかの引越屋さんに頼むことになるだろうが,金額の方は,部屋数や荷物の量にもよるし,大きなものだけ運んでもらって,小さいものは自分で運ぶ方法や全部お任せパックにする方法もある。ここらへんは,「不定期日記」に書いておこう。以下ボリューム多大であるが,ガマンして,ご覧くだされ。

1999年6月12日(土)「不定期日記」より 

 今日はずいぶん頑張った。まずは,実家に行って,親父と打合せ。進捗状況を見ると,やはり確実そうだ。さらに,アパートに戻って,ブラックキャット引越便と芸術肌の引越センターとダックスフント引越センターとヤポン引越センターと大阪弁引越センターに電話して,引越の見積もりを依頼した。ヤポン引越センターは,電話でアッサリ10万弱と見積額を回答し,大阪弁は,我がド田舎県に営業所がなく,東京から行くのは大変だからと断られたので,3カ所に見積に来てもらうこととなった。

1999年6月13日(日)「不定期日記」より

 久しぶりに住宅展示場に出かけた。まだ決まっていなかったレースのカーテンの仕様決めにだ。メケメケハウスに,まだ決めなくていいんですかと聞いたら,勝手に展示場に行って,とっとと決めてくれと言われたからだ。むー。こういう話だったんだっけ?
 しかし,我ながら目が肥えましたなぁ。最初は,「ああ!すばらしい。こんなステキな家に住みたいものだ。ハァ〜(ためいき)」だったのが,「む。ここがめくれている。むむ。色がミスマッチだ。むむむ。導線が今いちいかん。」てな具合だ。
 引越の件だが,まず,午前中にブラックキャット引越便のオネーサンがやってきた。3LDKのアパート内をアチコチ見て,運ぶだけコースで10万円,お任せコースで16万円と出た。お任せコースは,引越当日までウンコでもしながら待っていればいいらしい。
 午後になると,芸術的引越センターがやってきた。15万ときたが,値段交渉(箱は中古にして1.5万引,さらにオマケで5千円引)の末,今日中に決めれば13万にすると言う。さて,どうしたか・・・判断を彼女にお願いした。かくして報告は後日。

1999年6月20日(日)「不定期日記」より

 昨日,引越の件が決まった。なんとブラックキャット引越便で,お任せパックが税込14万となった。当初の16万円より2万円の値引である。彼女が,13万を切ったところがあると交渉した結果だ。(芸術的引越センターは,確かに13万だったが,税抜でしかも段ボールが中古だった)ウーン。さすが。
 メケメケハウスだが,明細書(殆ど明細ではないが)をやっとよこした。ちゃんとした理由があったので,これにて納得。納得できないのは,なんで出せないなんて言ったんだろうね。
 さらに,メケメケカーテン事件はようやく幕=カーテンを閉じた。住宅展示場にやむなくカーテンを選び直しに行ったら,今度は,先週せっかく選んだレースのカーテンのカタログは,単なる透過率のサンプルで,本来選べないとのこと。ハ〜。じゃ,なんで選びに行ってくれなんて言ったのか(
6月13日)。営業と仕様担当者と現場監督との間の連絡がまるっきりなってなかったためだ。ハ〜。溜息が。アキレのタメイキが出る。ハ〜
 さらにさらに,洗濯機バンの件もヤバかった。マイホームに出かけたら,洗濯機バンがやけに小さい。ウチのは,乾燥機付きで,普通のよりでかいので,寸法を話してワザワザ追加で注文したのだが,全然大きくないじゃん。早速電話して,デカイのと取っ替えることとなった。「お客様。その大きさですと,普通のヤツより倍値段が高くなりますので,さらに追加料金をいただきます。」がメケメケの弁。オイオイ・・・なんでわざわざデカイのを頼んだかやっと分かってくれたかな。大丈夫?リンカートン?

 マイホーム引渡まで1週間を切った。計画を立てだしてから8ヶ月弱。引越や外構やらまだまだ先はあるが,一応の区切りである。長いようで短かったような気もする。苦労ばかりが思い出されてならない。今現在も,頭の中で,これからすべきことがグルグル渦巻いている。1週間後の不定期日記」でどのようなセリフをはくのか,いささか楽しみである。

1999年6月30日(水)「不定期日記」より 

 メケメケハウスの現場監督見習から電話があった。「全て終わりました。」と言うので,ガスボンベが来ていないという話と,浄化槽のポンプの電源が足りない話が残っていますよねと答えたら,「浄化槽の電源は,プチメケにお願いしていただけますか。」と言うのだ。「それは,かまいませんが,まさか追加料金を取る気ではないですよね。」と確認したところ,「ええ,そうお願いします。」
 「えー!!!そもそもコンセント足りないってのは設計ミスではありませんか。浄化槽も込みで建物と一体で契約したのに。それを別会社に手直しを別契約でウチから頼むのはヘンじゃないですか。」「・・・」(くそー。まただまっちまった。)「とにかく,そういう方向で検討ください。」
 フー。ハー。フーウ。メケメケって,最後の最後まで・・・見事だ。首尾一貫したこの姿勢。メケメケの名に恥じぬ。フー。しかし,ちゃんと返事くるのかなぁ。今までの経験だと来ないのが普通だ。フー。こんなのばっかり。もうメケメケとはいやだなー。(フー)
 ここで,再度皆さんにご忠告。いい住宅メーカーを選んでね。普通は,「メーカーがみんなやってくれっから,よく分からないんだ。住むだけなんだよ。」という人が相当いるのだから。

1999年7月4日(日)「不定期日記」より

 今日は,来週の引越に備えてマイホームの掃除だ。さすがにアパートより広いから大変。
 ここしばらく,買い物に燃えている。新築の邸宅に飾るきらびやかな装具の数々。ウォシュレット(2階トイレ)28,800円,クーラー(2階書斎)39,500円但し取付費用でプラス推定25,000円程度か,両面ハッチ(キッチン)169,000円,ギョエー!。ソファー(リビング)49,800円,カーペット(2階書斎)1,980円,ラグ(リビング)14,800円,電話台(リビング)19,800円,踏み台(キッチン)7,980円,扇風機(リビング)2,980円也だ。結構大変なんですぞ。例えば,一例としてクーラーを挙げよう。「フリジョロホームセンターで39,500円のクーラーを発見!しかし,取り付け費用を鑑みて,検討継続を決定」→「ジンマコ電気を見学」→「ナンダラステテコ家電を見学」→「ジンマコ電気の超一流メーカー品クーラーが先着5台限り18,800円のチラシを見て,朝一番で出かける。しかし,そのメーカー品は,超三流であり,しかも電気をバカ食らい,かつ,音がすざましく,冷却度も扇風機並であることを確認。泣く泣くあきらめる。」→「フリジョロホームセンターで結局頼む。」と言った具合だ。うーん。足で稼ぐのってめんどくさいなぁ。 

1999年7月6日(火)「不定期日記」より

 業務連絡。パルパルのお気に入り今後の予定をお知らせします。
 いよいよ10日(土)にお引越と相成るわけですが,すぐにISDNを引けるわけではありません。そのため,9日の更新を最後に本「パルパルのお気に入り」は,当分の間,業務メンテナンスとして休載させていただきます。少年ジャンプ風に言えば,「作者取材のため,当分の間休載いたします。」です。
 幸い,「
パルのおうち」も山場を越え,後はわずかを残すのみをなりました。完全に完了させるまでは我が務めを果たしたわけではありませんが,せめて9日までに有る程度は完成度を高めたいと思っています。しばしの間皆さんとさよならですが,パルパルはいつかきっと,大人になって皆さんのもとに帰ってきます。さて,あと3日だ。がんばらなくちゃ。

1999年7月8日(木)「不定期日記」より

 メケメケハウスが忘れていた工事をやったらしい。水道管の増径だ。13mmから20mmに変更だ。コッチもうっかり(いつの間にかやったのかなと)していたが,どうりで,2階のトイレの水の出が細いと思った。さらに,フリジョロホームセンターがクーラーの取り付けにきた。クーラーは2階の書斎で,室外機を1階に降ろしたのだが,追加工事費がずいぶんかかりました。クーラー本体は,39,500円の格安だが,工事費込みだと,80,000円になってしまった。黒いパイプカバーをつけたのもいささか(オサイフに)効いたわい。フェ〜ン。シクシク
 
パルパルのお気に入りの更新も明日でひとまずの終了となってしまうから,もっと書きたいのだが,やることをやっておかないとね。箱詰め箱詰め。大変たいへん。では,皆さん。また明日お会いしましょう。次号,第一部完了。次回「ぱるぱるの旅立ち」をお楽しみに。

1999年7月9日(金)「不定期日記」より  「ぱるぱるの旅立ち」

 いよいよこの日が来てしまった。このアパートともお別れである。さらば。楽しかった日々よ。
 かたずけもそろそろ終えるとしよう。パソコンもケーブルを抜いてしまわなくてはならない。明日は早朝から引越だから。
 
パルパルのお気に入り」の(数少ない)読者のみなさん。ありがとうございました。しばしの間更新は出来ませんが,出来るだけ早い時期に再開・・・みなさんと再会したいと思います。
 昨年の11月7日に,まったくの白紙の状態で「パルのおうち」計画を始動して,ついに,この日がやってきました。うれしいのですが,本当はさびしいのです。一昨年の10月10日にこのアパートを借りて,11月23日に結婚して,新婚生活がこのアパートで始まりました。パル吉が昨年9月23日に家族に加わり,10月25日に「
パルパルのお気に入り」を作りだしました。仰げば・・・
 さようなら。長い間ありがとう。アパートよ。そしてみなさん。また会いましょう。 See you again !

 ついに引越の日(7月10日)がやってきた。ブラックキャットの主婦黒猫隊4名が9時30分頃来て,ワワワと箱詰する。僕達も手伝おうとしたが,手の出しようもなく,邪魔にならないようコッソリ玄関のドアの外で待機状態となった。さらに,黒猫ニーサン隊がやってきて,ワワワと箪笥やベットを分解して黒猫トラックに詰め込んでいく。すごい!アパートの拭き掃除までしてくれて,3時半頃,出発。2トントラック2台で一路マイホームへ。マイホームの2階へは,幸い階段の幅があったので,吊り上げ方式を使わないで済んだ。顔ぶれは次々と変わるが,常に5人体制であった。結局終わったのが17時過ぎ。最後に14万円支払ってお仕舞いだ。いや〜。ボク達も疲れた。
 3LDKのアパートの荷物でマイホームの各部屋はメチャメチャである。さて,どこから整理したらいいものか・・・カールを食べたくて,ダンボールを片っ端から開いたが見つからない。さて,どこに入ってしまったのだろう。
 次の日。アパートに最後のお別れに出かけた。契約では,今日まで借りているのだ。連日雨が降っている。ガランとしたアパートは,実にものさびしいものがあった。2年前,不動産屋と初めて訪れた日のことを思い出す。きれいに使っていたが,やはり,そこかしこに汚れがある。一つ一つが生活と思い出の汚れだ。遠慮しながら打った掛け時計のクギを抜く。次に,ここに入る人はどんな人なのだろうか。僕達がそうであったように新婚の二人なのか。それとも,子沢山の大所帯なのか。「ここはね。僕達新築の時,入ったけど,トイレとリビングのドアがちょっと下がっていて,居間の窓の枠のところが,すきまがあったりして,建て付けが良くないよ。隣りも上も子供がいるから静かじゃないし,ところかまわず駐車なんかされるからご注意。特に大家には要注意だ。でもね。いいところだよ。えっ。ここに住もうか考えてるって?うん。絶対おすすめだよ。文句なくここはいいところだった。僕達にとってはね。」

今日はいい天気だね

整理整頓がモットー

キッチンからダイニング

ボクのバイクなのだ

クロネコがやって来た!

そして何もなくなる

ベランダの眺めは変わらず

さらば..

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1年9ヶ月。楽しい日々をどうもありがとう。

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