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小諸なる古城のほとり (千曲川旅情のうた)

作曲者弘田 龍太郎
データ作成日2001.6.9
データサイズ14.8 KB
コメント 島崎藤村作のこの詩には、何人かの作曲家が曲を付けています。
ここでは歌曲として歌われる、弘田龍太郎さんの曲を紹介します。
小諸市にある小諸城跡「懐古園」には、この詞の歌碑があります。
作詞
 島崎 藤村
小諸(コモロ)なる 古城のほとり
雲白く 遊子(ユウシ)悲しむ

緑なす はこべは萌えず
若草も 藉(シ)くによしなし
白銀(シロガネ)の 衾(フスマ)の岡辺
日に溶けて 淡雪流る

暖かき 光はあれど
野に満つる 香りも知らず
浅くのみ 春は霞みて
麦の色 わずかに青し
旅人の群(ムレ)は いくつか
畑中の 道を急ぎぬ

暮れ行けば 浅間も見えず
歌哀し 佐久の草笛 歌哀し

千曲川(チクマガワ) いざよう波の
岸近き 宿にのぼりつ
濁り酒 濁れる飲みて
草枕 しばし慰む



    
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