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男声四部合唱  リュック・サックの歌  「山に祈る」より  作:清水 脩 

データ作成日2001.10.16
データサイズ11.2 KB
朗読 
 ※曲の開始前
 あれからもう一年経ちました。
あの日、庭の梅の花が咲いて、春を告げていました。あと二日経てば、お前が山から
帰ってくるはずなので、母さんは、お前の机の花びんに挿しておこうと、梅の一と枝を
折りとっていました。お前の可愛がっていたコロ、お前に一番なついていたコロは、
母さんの足元でじゃれていました。
 その時です、忘れもしません。ほんとうにその時でした。一通の電報が母さんを地獄の
底へ突き落としてしまいました。手にした梅の枝を取り落としたのにも気付かなかったの
です。
母さんの心の中のものを、何もかも一どきに変えてしまったのです。
 遭難、お前が山で遭難したのです。
朗読 
 ※前奏中に
(手帳を読む)三月二日。十八時新宿集合。
  外の時は平気で遅れてくるヌーボー倉田も、山となると時間厳守。
  先発隊十二名は三日前に出発しているので今は倉田と二人、いつものことながら
  重いリュックだ。
歌詞 (1) リュックサック リュックサック リュックサック
  肩に食い込む重さでも
  山の友だと思えば軽い

  背中に〜〜  ずっしり〜〜    Ten.1 & Ten.2
      背中に     ずっしり  Bar. & Bass
  
  かからばかかれ

  踏みしめ〜〜  登る〜〜    Ten.1 & Ten.2
      踏みしめ    登る   Bar. & Bass

  急坂(キュウハン)も
  リュックがあれば 気が弾む

(台詞) お前のは重そうだな。     Ten.1
      うん三十キロはたっぷり。    Ten.2
     忘れ物はないだろうな。    Bar.
       チョコレートならもっと持ちたいよ。 Bass
(2) リュックサック リュックサック リュックサック
  中身は何だと聞かれても
  数え切れない この重装備

  背中に〜〜  ずっしり〜〜    Ten.1 & Ten.2
      背中に     ずっしり  Bar. & Bass
  
  かからばかかれ

  あの山〜〜  この山〜〜    Ten.1 & Ten.2
      あの山    この山   Bar. & Bass

  懐かしい
  リュックに詰めた 思い出よ



    
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