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♪音楽は何の為に鳴り響けばいいの?
なんだか、その日がくるまえからずっと、
その日を逃してはならない、そんな予感がしていた。
照明と半透明の幕のせいで、のっけから視界と感覚が
だんだん遠のいて、音の深海に沈められていく。
なんだろう、後半にすすむにつれ、音の空間が広がりを
みせるのに反比例して佐藤君の存在が希薄になっていく。
ほんとに不思議なバンドだあ。
一瞬ボーカルの存在を忘れちゃうような音の力。磁場。
でも、そこに歌声があってまた、記憶の彼方から連れ戻される、
そんな感じ。
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開演前、斜め後ろの大学生くらいの男女がこんな会話を
しているのが耳に入った。
女の子「この間の野音、どうだった?よかったでしょう?」
男の子:「うーん、まあ。別にー。まあまあかなー」
女の子:「えーっ、あれでどうして感動しないのっ?
ねー、普段からすごく楽しくて声をあげるとか、
すごくつらいことがあって、部屋についたとたん、ベッドに
倒れ込んで泣くこととかってないの、君にはさー」
男の子「べつにー。何とも感じないもん、毎日。」
女の子「そんなんで楽しい?変だよ」
ちょっと勝ち気な女の子と、今時のおしゃれだけどはっきり
自己主張のない、何も熱くなることのなさそうな男の子がいた。
♪SEASON
圧巻のロングシーズンで締めくくると、メンバーが
ステージ裏へきえていく。
今日で、ベースの譲氏がラスト。また1つFishmansにとっての
シーズンの終わり。
アンコールの拍手と掛け声にもかかわらず、やがて終演をつげる
アナウンス。それでも去ろうとしない人、人、人。声、声、声。
そんな中で、さっきの男の子らしき声が再びきこえてきた。
男の子「なんだよー、アンコールないのかよー、アンコール!
もう、すげー感動したよ。最高だよ。もっとみたいよ。アンコール!」
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♪STRAWBERRY FIELES FOREVER
最後に「幸せですっ」っていって、
ストロベリーフィールズフォーエヴァーの曲と共に
ステージの裏に消えていったシーンが忘れられない。
「現にメンバーが減っていってるじゃん」なんて。
スルドすぎるよ、君はもうまったく。
予感はあっても予想できないことが多すぎる。
これがあるSEASONの終わりだったなんて。
でもFishmansの音楽は私にとっての記憶再生装置だ。
これからもずっと。
●SET LIST●
| 01 |
Oh! Crime |
| 02 |
ナイトクルージング |
| 03 |
なんてったの |
| 04 |
Thank you |
| 05 |
幸せ者 |
| 06 |
頼りない天使 |
| 07 |
ひこうき |
| 08 |
In the Flight |
| 09 |
Walking in the rhythm |
| 10 |
Smilin' Days Summer Holiday |
| 11 |
MELODY |
| 12 |
ゆらめき in the air |
| 13 |
いかれたBABY |
| 14 |
LONG SEASON |
Special Thanks to Mr. Hyugaji
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