海外旅行のページ

 私の初の海外旅行は、南半球のオーストラリアになりました。
というのも、渡豪十数回に及ぶオーストラリア狂(失礼!)のT氏に、引きずられるようにして行ってきたのであります。

 なお、このページは2001年9月に旅行した際の情報に基づいて作成しています。


 オーストラリア アデレード(Adelaide)

 私の初・海外旅行は、南オーストラリアのアデレードになりました。サウスオーストラリア州(SA)の州都です。「(団体観光)日本人のいない所が良い」という同行(首謀者)のT氏の意見に従い、こっちになりました。っていうか、私が旅行計画に乗っかっただけです。諸手続きも手配してもらい、殆どツアー気分でした。
 ですが、例の衝撃的な米国同時多発テロ直後だったため、多少不安もありました。空港では警戒が多いように感じましたし、警備犬にくんくん嗅ぎ回られて....。しかし、現地であちこち見て回るうちに、そんなことはすっかり忘れてしまいました。そのくらい落ち着いた雰囲気のところです。

 動物公園(Cleland Wildlife Sanctuary)


 アデレード中心部から南東に丘陵地帯(Adelaide Hills) が広がっていますが、そこにあるコアラやカンガルーの動物園といったものです。結構距離があるので市の中心部からレンタカーで行きました。色々な種類のカンガルーたちが放し飼いにされています。入り口で餌も売っていて(2豪ドル/1袋)、動物たちと触れ合うことができます。

 気候がわりとカラッとしていてのどが渇くので、ここで清涼飲料水を買いました。「ゲーターレード」の文字に惹かれて、健康的なスポーツ飲料を想像して買ったんですが、むか〜し日本で売っていたヤツ(私の記憶ではたしかM=ジョーダンが宣伝に出ていたと思う)と違うのか?まぁ、絵の具を溶いたような、綺麗な水色をしていた時点で気づくべきでしたが......強烈な味でした。

 さて動物の話です。群れの大きなカンガルーは近寄ると飛び掛ってきそうで怖い(遠くから立ち上がってウッー!とうなります。雄が群れを守っているらしい。)ので、群れていない子供の方に餌をやりました。園内には学校の遠足とおぼしき子供たちもおり、餌を一杯もらって満腹のカンガルーも多かったようですが、写真のカンガルーちゃんはいっぱい食べてくれました。
ここが入り口です。コアラの銅像があります。こんなに耳大きかったっけ?写真左手の建物で餌やお土産の小物などを売っています。
こんな、森のようなところに放し飼いにされています。芝生みたいな草に覆われていますが、日本のものとかなり違います。また、かなりひらけた野原のようなところもありました。放し飼いとはいえ、一応、エリアごとに柵があり、動物が分けられていました。 元気なカンガルー、体長1mくらいの子供です。餌の袋を持っていると、こんな風にねだって寄ってきます。こちらの手を掴んで直接口で食べてくれます。結構鋭い爪でちょっとびびりました。よ、よだれがっ、手に......。 コアラは別区画で、目隠しの小屋の中にいました。やっぱりデリケートなんでしょうね。ほとんど動きませんが、ユーカリの毒を解毒するために体力の殆どを使ってしまう(しかも夜行性である)ためだそうです。

 

 バロッサ・バレー(Barossa Valley)とハーンドルフ(Hahndorf)

 ハーンドルフ、Adelaide Hillsの一番の観光スポットだそうです。ドイツ系の人々により作られた町ということで、ヨーロッパを思わせる町並みです。メインストリートにはアンティークショップなどもありました。好きな人にはたまらないかも知れません。皿とかは割れそうだから私は買いませんでした。

 写真は左がメインストリート。意外と交通量は多いです。昔からの建物がそのままレストランなどに使われているそうです。

 右は開拓者の記念公園って書いてありますね。先人を偲んで作ったものでしょう。良く見てこなかった.......。

 アデレード市の中心から北東方面には、今回訪れたバロッサ・バレーがあります。南オーストラリア州では最も有名なオーストラリアのワインの産地だそうです(私は今回初めて名前を知りました)。こちらの葡萄畑もどこかヨーロッパ的な雰囲気ですね。当日は多少小雨のぱらつく天気だったんですが、全然じめじめしなかったです。葡萄畑向きの気候みたいですね。T氏が現地で収集した情報から、見学できるワイナリー、Seppelts Field へ行きました。ツアーで醸造所内を見学できます。また試飲してワインを購入することができます。甘〜いやつから辛口までいろいろあり、直売なのでおいしいワインがお手頃価格で手に入ります。


こんなのどかな風景が続きます。左手は葡萄畑。実際はもっと雄大なんですが、写真の腕が追いつかないもんで.......。 ワイナリーに到着すると最初に出くわす建物です。写真左手が入り口です。「Welcom to Seppelts Field」と大書された屋根のところを下って、半地下の部屋に受付があります。
こちらが、ツアーで見学する醸造所の建物です。かなり長い坂を上って、葡萄をつぶす機械のある上から、製造過程の順に見ていきます。説明は当然英語。○△×......あんましわからん。 倉庫に満載の酒樽の山!これを見て家族でツアー参加していた男性が、「ひとつ持って帰りた〜い!」と思わず叫んでました。やっぱり日本人よりお酒に強いんですね(ちなみに私は下戸です) こちらは別棟の、昔使っていた機械などの展示。何に使うか全く想像できないようなものまで、いろいろありました。右下に写っている人との比較で、その大きさがわかります。

 

 アデレード市中心部とグレネルグ・ビーチ(Glenelg Beach)

 あちこち見て回りましたが、やっぱり市内も観光します(お土産も買わないと....)。レンタカー屋さん(Hertz)の地図を前に、T氏よりレクチャーを受けます。アデレード市は、Torrens Riverという川をはさんで南北に分かれています。北側(North Adelaide)は鉄道の駅を中心としたビル街、南側はショッピングモールなどがある生活区域ということでしたが、大都市なのにどこも静かですね。とにかく広いです。
 バイク乗りとしてはこちらのモーターサイクルも気になるところ。主に市内で見かけたものは全て普通のバイク(いわゆるネイキッドバイク)に、ハーレーのような風防を取り付けて走っていました。やっぱり距離を走る時はカウルは必要ですよね。
 我々の移動の足にはビーライン(Bee Line)という黄色い車体の無料バスを使いました。市内を周回しています(2ルートあり)。乗降のたびに降り口側が下がるのにびっくりです。地元の学生さんたち(中学生?)も乗っていました。市内の写真が少ないのは、観るほうに夢中になってたうえ、使える(お見せできるレベルの)写真がほとんどないためで、要反省です。

宿泊したホテル、Saville Park Suites Adelaide の窓から中庭を望む。とにかく、静かです。内部は素朴な感じのきれいな部屋でした。 大聖堂です。厳かな感じです。中に入って見学できますが、祈っている方もいらっしゃるため、お静かに。 北側の通り、North Terrace に面している南オーストラリア博物館です。アボリジニ文化に関する展示が充実しています。この通りは大学など文化施設が多いです。
こちらが博物館二階の、よくある博物館的な展示場。対して一階はアボリジニの文化、歴史を紹介するパネルなどがあり、また他に動物の剥製なども展示してありました。 グレネルグ・ビーチ。市の中心、ヴィクトリア・スクエアから電車で約30分。建物の前に終点の停車駅があり、目の前は真っ白なビーチ! こんな懐かしい感じのトラムで到着しました。終着駅近くには記念碑が建立されており、広場になっています。近くの通りは商店街になっていました。
本題のビーチです。写真だと汚く見えますが、とっても綺麗な砂浜です。寒かったため、子供しか水遊びしてませんでした。 写真ではオール木製のように見えますが、きちんと舗装されていて、結構広いです。一応、先端まで歩いてみました。周辺はごみなど全くといって良いほど落ちていません。さすがですね。 順番が逆ですが、到着して真っ先に目に入る記念碑です。碑文には「ここで開拓定住者と知事が、1836年11月28日に政府の設立を宣言した」とありました。

 この後、帰路につきますが、帰りがけに香港に寄ってきました。その模様は以下に続く......

 

 香港(HongKong) 

 香港観光編です。オーストラリアから香港経由で帰国する途上、観光してきました。
 実質1日しかない寄り道観光のため、あんまり力が入っていない点はご容赦ください。ここは観光よりもグルメ、ショッピングの方が主でしょうからね(勝手に決め付ける)。なお、香港政府観光局の日本語HPはこちらです。

 空港は例によってだだっ広く、YとTを逆さにくっつけたようなターミナルの途中、中途半端な降り口に着いたため、機内で固まった体をほぐしつつ歩きました。場所はランタオ島というところにあり、ここから香港市街までエアポート・エクスプレスで移動(往復HK$180)。新規路線ということなので、座席も広く乗り心地も良かったです。
 この日は到着時間が遅かったため、近くの学生食堂みたいな店に入り、肉の具の入った麺類で夕食を済ませ、ホテルでさっさと寝ました。右は昼間の部屋からの眺めです。いかにも香港!って感じですね。

 翌日、市内観光をします。宿泊しているホテルのある銅鑼灣(CAUSEWAY BAY)から、地下鉄(MTR)で尖沙咀(TSIM SHA TSUI)へ向かいます。地下鉄は出入口にマークがあってわかりやすいです。値段も安いので観光用の手軽な移動手段として使えます。今回は使わなかったのですが、香港ではタクシーが行き先別に色分けされているということで、きちんと調べておけばわかりやすいのでしょう。
 その後、旺角(MONG KOK)へも行き、ショッピング街などを見て回りました。(写真もないので思いっきり端折ってます)。

 銅鑼灣駅からホテルに戻る途中、周りは東南アジア系の女の子だらけ。
 メイドさんの休日ってことらしいのですが、そこら中の地べたに腰を下ろし、ぺちゃくちゃうるさいこと!それまでの疲れも出て、一気にげっそりしました。
 それで、道端で売っていた絞りたてオレンジジュースを買って飲みました(HK$10)。ペットボトルに詰めたいかにも自家製という感じのでしたが、これはおいしかった。
 その後、英気を養うためにしばらく部屋で休憩しました。あと、 スターフェリーに乗って、こんな風景を楽しみました(船の上では撮らなかった....)。頭の中で「燃えよドラゴン」のテーマが流れ出します。

 夜は香港島ツアーに行きました。日本語の通訳さんのいるオプショナルツアーですが、ビクトリアピークの夜景鑑賞に広東風海鮮料理の食べ放題がついて、HK$430。ただし、食事はがっくりきました。やたら機嫌の悪そうなウェイターが料理を運び、味も......? 食事にこだわりたい方は特に、料理なしツアーにしたほうが良さそうです。
 通訳の人に、スリに注意するように言われながら撮った「百万ドルの夜景」というのは右下の写真。三脚がないのでぶれています。
 ちなみに、オーストラリアで買ったお土産のひとつが、左のブーメランの置物です(ボールペンは大きさ確認用)。アボリジニの作っているブーメランをお土産用に再現したものです。

 オーストラリア出国時、香港入国時は問題にならなかったのに、香港出国の際、「凶器」と見なされて手荷物から没収されました。成田で返してもらえましたが。

 帰国後、管理人が「ブーメラン」とあだ名をつけられ、からかわれたのは言うまでもありません。テロ対策にしても、やり過ぎだよ!
お店には、巨大なものから、手の平に乗るものまでありました。写真は 11.95豪ドル のもの。

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