トゥールーズ

サン・セルナン・バジリカ聖堂

人込みの中で正さん,財布をすられる

カルカッソンヌ
カルカッソンヌのあるオード県はカタリ派の里と呼ばれる.カタリ派とは1113世紀のキリスト教異端の一派で,光と闇,陰と陽,善と悪といった二元論と極端な禁欲主義を特徴としている.カタリ派の人気に脅威を感じたカトリック教会は十字軍を出して,カタリ派を撲滅しようとした.その殺戮方法は残虐を極め,約50年で100万人の犠牲者が出たという.断崖絶壁に建つ城に逃れた信者も1321年に火刑になり,カタリ派は絶滅したと言われている.神の愛を説くキリスト教がこれほど残虐な行為を行ない得たという矛盾,人間の性に心が痛む.

     
     

カオール

 
要塞ヴァラントレ橋
 
     

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