キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲


タイトル メーカー ジャンル 定価 私の評価(最大5つ)
キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲 コナミ ARPG 4,800円 ☆☆☆★
プロローグ
シモン・ベルモンドがドラキュラの呪いを打ち破ってから
50年程の月日が流れた。

ベルモンド一族の末裔ジュストは、
シモンの時代にドラキュラの残した遺物を狩る宿命の中にいた。

そんなある日、2年前に修行の旅に出た親友マクシームが、
傷だらけの姿で戻ってきたのである。
そして、彼の口から信じられない事実を告げられる。

それは、2人の幼友達でもあり、あこがれでもあるリディーが、
連れ去られたというのだ。

それ以外、修行中の記憶を一切失っていたマクシームであったが、
傷だらけの身体にむち打ち、ジュストをその現場に導いた。

そして、濃い霧を抜けたそこには、
文献にすら記されていない城の姿が…。
これはドラキュラ城なのか?

幻想のようにたたずむ城は、月の光を受けふたえに輝き、
突然の来客を静かに迎え入れるのだった。

ファーストインプレッション
パッケージ画像キャッスルヴァニアというのはドラキュラシリーズの海外での名称だそうです。
今回、国内版にこの名称を使ったのは全世界で名称を統一するのが目的なんだとか。

グラフィックの綺麗さはGBA用ソフトの中で最高の部類に入るでしょう。
音楽もそれなりにいい感じなのですが、俺としてはCircle of the moonの方がよかったなぁ。
今作はメインがPSG音源になってしまったので、一昔前のPCゲームの音楽みたいです。(^^;)

マップは前作よりもかなり広くなっています。
感覚的には倍、いや、それ以上かな。
ただ、カートリッジの容量はCircle〜と同じなので、マップデータの代わりに何らかのデータが減っていると思われます。
多分、音楽データじゃないかな。メインがPCM音源からPSG音源になったのはそこいらへんが原因かも。

キャラクターの操作に関して特徴的なのはダッシュ移動が可能になったこと。
これを使うことによって、敵との間合いを一気に詰めて攻撃、攻撃と同時に高速離脱、なんて戦い方が可能になります。
と言うよりも、こういう戦い方をしないとダメージを食らってばかりです。必須テクと言えるでしょう。
この移動方法を使うと普通に歩くよりも速く移動できるという隠し効果(?)があります。
実は、このテクを使わないとクリアできないイベントがあったりします。

月下の夜想曲(PS版)のように、表面と裏面があります。
裏面にある壁が、実は表面でしか壊せなかったりするから表と裏を行ったり来たりすることになりそう。
クリアにはそれなりに時間がかかりそうだなぁ。
ラストインプレッション
レベル47、プレイ時間15時間ほどでとりあえずクリアしました。

マップの広さから考えると、驚くほど短時間で終わったなぁ、と言うのが率直な感想。
Circle〜の闘技場みたいなやり込み要素が少なかったからなぁ。
ある条件を満たしてある部屋に入ると、そこに商人がいていろいろなアイテムを買うことが可能です。
ただ、そこに売っている物で魅力的な物って、あんまりないみたいなんですよね。
故に、その条件を満たすためにやり込むのもなんか疲れるだけかな、と。
月下の夜想曲では敵がメチャクチャ強力な武器を落としたりしたのですが、そういうのも今回はなさそう。
故に、敵を倒しまくるのも疲れるだけかな、と。

プレイの仕方によってエンディングが変わる、いわゆるマルチエンディングです。
ベストエンディングを迎えるのに必須のアイテムの一つがかなり見つけにくいです。
攻略情報無しでベストエンディングはちょっと厳しいかもしれません。
俺?攻略本に頼ってしまいました。(^^;)

暇を見つけて、攻略本を参考にしながらレアなアイテムでも探す旅に出てみようかと思ってます。
なんか、このまま終わらせるのはもったいない気がしちゃって。(^^)