Z.O.E -ZONE OF THE ENDERS-


タイトル メーカー ジャンル 定価 私の評価(最大5つ)
Z.O.E -ZONE OF THE ENDERS- コナミ ロボットアニメシミュレータ オープン価格(通常版)
13,800円(プレミアムパッケージ)
☆☆☆
ストーリー
22世紀の太陽系。辺境の地、木星コロニー「アンティリア」…。
突如巻き起こる戦乱のもと、内向的な少年レオ・ステンバックは目の前で友人達を失う。
友人達が死ぬ間際、ふと”こいつらさえいなければ、もういじめられる事もない”との考えがよきったレオは、彼らを救えなかった自分を責め、パニックを起こしその場を駆け去る。
レオが駆け込んだ先には、戦乱の原因であり、人類存亡のカギを握る人型巨大兵器、オービタルフレーム”ジェフティ”がいた…。

俺が買ったのはプレミアムパッケージ
いわゆる限定版ですね。
ゲームソフトの他に、設定資料集(約200ページ)、DVD(OVA)、主題歌などが入ったCDが金色の豪華なダンボール(ぉぃ)に入ってきます。

DVDは、ゲーム本編の数年前という設定。
これを観ることによって、ゲームの背景が分かりやすくなります。
3月1日に単体で発売(5,800円)もされていますから、通常版を買った人も是非買って観ておくことをオススメします。


ゲームは、広域マップ(のようなもの)からあるエリアを選択し、そのエリア内で敵と戦ったり、アイテムを探したりして、また別のエリアに移動して……という繰り返し。
主人公の乗るオービタルフレーム(戦闘用機動兵器)に搭載された人工知能「ADA」(エイダ)の指示に従えばいいので迷うことはまずないでしょう。
オービタルフレームの操作についても、最初にチュートリアルみたいなのがありますから大丈夫。
事実、俺は説明書を見ないでゲームをプレイし始めたのですが、チュートリアルが終わった頃にはそれなりにオービタルフレームを動かせるようになってました。

攻撃ボタンは基本的に一つ
敵との距離によって自動的に武器が切り替わります。(ガンとソード)
バーニヤを噴かすことによってダッシュが可能。ダッシュ中に攻撃ボタンを押すことによって別の攻撃パターンを繰り出すことができます。
(この時も距離によって武器は自動切り替え)
静止中に気合いを溜めることによって更に別の攻撃パターンを繰り出せます。
(この時も距離によって……以下略(^^))
つまり、遠距離攻撃と近距離攻撃があって、それぞれに通常攻撃とダッシュ攻撃、気合い溜め攻撃(バースト攻撃)があるということになります。
近距離時にはもう一つ、敵を掴んで投げる「投げ攻撃」も可能です。

ゲーム画面は自機を後ろから見る視点がメイン。
敵との位置関係によって自動的にカメラの位置が切り替わるのですが、これが絶妙
いいタイミングで切り替わってくれます。
「3D酔いしない」と評判なのですが、俺は元々3D酔いしない体質なのでホントかどうかは分かりかねます。(^^;)

遠距離からガンを撃って牽制、ダッシュして敵の懐に入り込み、近距離攻撃である程度ダメージを与える。
一気にバーニヤ噴かして離脱、遠距離武器に切り替わった瞬間に遠距離ダッシュ攻撃をお見舞い。
とか
ある程度ダメージを与えた敵を掴んで、別の敵にぶつけてやる。
ぶつけた敵は爆発、ぶつけられた敵はダメージを受けたところに一気に接近して気合いを溜め、近距離バースト攻撃、離脱。
とか
いろんな戦い方が簡単にできます。

しかも、自動的にそれっぽい動きをしてくれますし。
例えば、敵の後ろに回りこんで攻撃、とか、敵がこっちの攻撃を剣でガードして互いに間合いを取る、とか。
見せる戦いができちゃうんです。
と言っても、プレイしている本人はそんなところまでじっくり見ている暇はないんですが。(^^;)
ギャラリー向けの演出ですね。

アクション系が苦手な人でもそれなりに楽しめると思います。


しかし、いいことばかりではありません。
ゲームがすごい短いんです。
盛り上げるだけ盛り上げておいて、謎を残すだけ残しておいて、いきなり終了。
そ、そりゃないだろう、って気分です。
エンディングの雰囲気を見る限りでは続編が出るような感じですけど、メーカーの方からは特にこれといったアナウンスはないんですよねぇ。

今作の売上によって続編を作るかどうか決める、なんて言わないだろうなぁ。
あそこまで物語を展開したんだから、きちんとした形で完結させるのは当然だと思います。
頼みますよぉ、コナミさん。是非とも続編を出してくださいませ。


内向的で人付き合いが苦手、偶然オービタルフレームに乗り込むことになり、戦いの渦に巻き込まれていく主人公。
何かに似てると思いませんか?
……そう、エヴァです。ガンダムっぽさもちょっとあるかな。(ぉぃ)

果たしてこの戦いが終わった時、主人公はどう成長しているのでしょうか。(^^)