名 前 さ う
誕生日 平成17年2月上旬頃
性 別 女の子
種 類 ミニウサギ
性 格 臆病が故、凶暴
 臆病が故、初めてが苦手




2005年2月、ホームセンターで初めて彼女に会った。
「うさ」が亡くなってから何度も足を運んだペットショップで。
それは亡くなったばかりの彼女が戻ってきたかのような風貌。
その可愛さに心を奪われた1号。しかし、まだ彼女は着たばかりで売り物ではない様子。
独りでは決める訳にも行かずで泣く泣く帰宅。 2号が仕事から帰ると、どんなに可愛かったか、を、切々と説明。
しかし、「うさ」が死んで1カ月も経たないので次の子の事は 考えられない2号。兄弟らしき、茶色の子と同じケースに入っていた。




日曜日に心奪われた彼女を見に、その週の金曜日に即効仕事から帰り、車で片道20分程かけてホームセンターへ。 道中、購入の意思は無く、見るだけだと念を押す2号。
しかし駐車場からペットショップまで何故か急ぎ足の1号。 果たして彼女とその兄弟らしき子がガラスケースに居た。以前はダンボールで囲ってあったらしい。
売れてなくて良かったと1号。でもまだ飼うのには躊躇いがある2号。
確かに風貌は似ている。でもこの子は違う。でももしかしたら、ここで私たちに会うべく生まれて来たのかもしれない。 あの子の魂がこの肉体に宿ってまた、私たちの所に帰って来たのかもしれない。でも、またこの子も何時か居なくなってしまう。 また再びあの辛さを味わうのか。複雑な気持ちでケースを見つめる。
でも可愛い。あの子は始めての兎だったから、判らない事が多すぎた。試行錯誤だった。良くない習慣も続けていた。 今度こそは、とも思う。
な〜んて思っているうちに1号は店員を呼んで触らせてもらう事に。
可愛い!女の子だろうと言う事も分った。 「うさ」はグレーだったけどこの子はより黒に近い。茶色の子も可愛い!
でも「じゃ、下さい」と言う決心もつかず、ケースに戻そうとしたその時!
あれが彼女を連れて帰る一大要因になったのだ!(あくまで私観)
なんと!彼女、ケースに戻されてチップ(木屑)に足が触れた途端、「足ダン!」
私達は一瞬何が起こったか、互いの顔を見合わせた。

彼女、物凄く怒ってたのだ!
この一週間、毎日毎日、何人もの手から手へ空中を行き来し、撫でられ、 もう今日はやられないかと思っていた店も閉店時に!
しかも、茶色の子では無く、自分!
この後、私達は店をウロウロしながら家族会議。会議ってものは中々結論出ず、時間ばかりが過ぎていくもの。
ご多望に漏れず、結論出ぬまま再び兎の前に立つ。
結局、どんなに討論したって無駄なのだ。初めから結論は出ているのである。
会議とはただの感想発表会なのだ。
で、果たして、帰りの車には、人間の中年男女と激怒した兎が乗車。
連れて帰ってしまったのだ。激怒した兎を。自己主張の激しい兎を。他の人には世話は無理だろうなんて理由付けて。
そして私達は、
「他人がやれない事は自分達にも出来ない」
と言うことを、今も日々痛感している。 きっと彼女が生きている間は思い知らされ続ける事だろう。
後で思うときっとそれが幸せなのだろうけど。(今は?)







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