●あ行
- あすか120%
おもにファミリーソフトというところが出している、正統派美少女格闘ゲーム。最近、Windows版の「あすか120%リターン」が発売された(しかし、出来のほうは…)。もとはFM−TOWNS版からスタートし、その後X68000に移植され、後にPCエンジン、プレステ、サターンなどの各種コンシューマ機に移植されている。一応、美少女格闘ゲームを名乗っているだけに、PC−9801から派生した某18禁美少女ウェイトレス格闘ゲームといっしょにされたのか一般の人にはあまりなじみが無く、今一つマイナーな存在になっている。が、しかし、実はとっても熱い格闘ゲームなのだ。とにかく食わず嫌いは良くないと思うので、格闘ゲーム好きで敬遠している人はやってみるべし。
ちなみに、当初ファミリーソフトは発売元で、制作はフィル・イン・カフェというところがやっていたのだが、既に倒産してしまった。サターン版のリミテッドが発売されたころにはアーケード進出の話もあったのだが…。実に残念である。
- あすか120%LimitOver
サターン版「あすか120%リミテッド」の非公式改造バージョン。略してLimitOverあるいはLOと呼ばれることもある。サターンのCD−ROMから全ファイルをPCにコピーして、ネット上で配布されている差分ファイル(入手はこちらから可能)で置きかえたあと、CD−Rに焼くと改造バージョンの出来上がりである。しかし、ゲーム機のCDを作成することから若干の知識と、サターンでCD−Rを起動するための装置(あるいはCD取り替え技という根気)が必要なため、この改造バージョンで遊ぶことができるのはごく限られた人のみである。ここまで来ると、あすかファンを通り越してフリークあるいはマニアといっても差し支えはない(ちなみに私は通り越しました。だって、あすかLOキャラカラーエディタなるものを作ったぐらいですから…)。
- うる星やつら
高橋留美子原作の漫画で1981年からアニメ化された。ラムという宇宙人の鬼娘が、世界一…いや宇宙一浮気者の高校生、諸星あたるのところへ押しかけたことをきっかけに様々な登場人物(中には化け物もいたが…)を巻き込んでドタバタを繰り広げるという、基本はギャグな作品…なのだが、ラムとあたるのラブストーリーを盛りこんでみたり、様々な映画や漫画のパロディがあってマニアを喜ばせたり等、だだのギャグだけではないところに特徴があり、その結果としてTVアニメは約4年半もの長期間に渡り放映され、これまでに劇場用作品も6タイトル(その内の一つは10周年記念作品)が制作される程の超人気作品となった。
美少女、SF、学園物、ギャグ、ラブコメ、パロディ、そして幾何級数的に増殖するキャラクターなど、あらゆる要素を取り込んでおり今日のアニメ界に多大な影響を与えた金字塔といってもけっして過言ではない。また、押井守、金子修介、伊藤和典、西村純二、森山ゆうじ、西島克彦などなど、後の有名な監督やアニメ作家が多く関わっていたのも特筆すべきものがある。古い作品なので年代層によっては内容を知らないという方も多いかもしれないが、アニメが好きな方は是非一度は全部通して見ることをお奨めする。
- FM TOWNS(エフエム タウンズ)
1989年2月、「パソコンが変わる、富士通が変える」をキャッチフレーズに発売された国産初のCD−ROM標準搭載パソコン。当時としては珍しい縦型の本体に目玉のようなCD−ROMユニットがついている初代マシンから、後に極ありきたりな横型にかわり、さらにDOS/Vと合体して、いつのまにやら市場から消えてなくなっていたという数奇な運命を辿る。たしかに使用していたユーザーにとってはキャッチフレーズどおりパソコンの感覚は変わったのだが、まわり(他のパソコンユーザー、あるいはソフトハウス)がそれを認めてはくれなかった。富士通が途中からDOS/Vを投入した商品戦略の中途半端さもあいまって、WIN95登場とともに消えていったのは歴史の必然だったのかもしれない。
それでも、私以上に熱心なユーザーが今でも存在しており、商業専門誌が休刊になったあとも同人誌がでて情報提供をしているぐらいである。意外と他のユーザーだった方はご存知ないだろうが、ピュアTOWNS(DOS/Vとの合体機FMV−TOWNSではないTOWNSをこう呼ぶ)はWIN95が動作するのだ。だから、私のようにあまんじてDOS/VユーザーになってしまったかつてのTOWNSユーザーは、LANで接続してサブマシンとして使用しているケースが多いようである。
●か行
- カードキャプターさくら
NHKで放映されていた魔法少女ものアニメ(原作はCLAMP)。当初は衛星チャンネルで放映されていたが、後に教育放送でも放映され、さらに劇場版までできてしまったという、小さなお子様から大きなお友達(?)まで人気の作品。
私も以前はタイトルを聞いたことがあったぐらいでこれといって関心が無かったのだが、第一部が教育放送で始まったときに、たまたま第一話を見て(ほんとは、あずきちゃんを見るためにチャンネルを回したのだが…)すっかりはまってしまった。さくらちゃんのあの「ほえ」の一言に見事撃墜(?)されてしまったのだ。ちなみにTVシリーズ、劇場版ともにDVDは全部揃えているのは言うまでも無い(だけど、原作は読んでなかったりして^^;)。
そう言えば、TV放送も原作の漫画も終了してしまったようで、2000年夏公開の劇場版が最後のさくらになるのだろうか?ちょっと寂しい…
●は行
- 馬車道(ばしゃみち)
おもに埼玉県地方を拠点とするレストランの名称。ここのウェイトレスさんのコスチュームは和服(明治時代の女学生風)になっており、私のように巫女さんを含めた袴っ娘が好きな方にはたいへん目の保養になる場所でもある。
店舗にもよるが、メニューはパスタを主流としており味もなかなか。ランチタイムは値段もリーズナブルなので行ったことのない方には是非お奨めしたい。ちなみに私の住む市内には、駅前と郊外の合わせて2件の存在を確認している。
●ま行
- めぞん一刻
高橋留美子原作の漫画で「うる星やつら」と合わせて初期の代表作の一つ。1986年3月から「うる星」の後番としてアニメ化された。大学生、五代裕作と「一刻館」というアパートの美人管理人、音無響子のハートフルなラブストーリーを軸に、変な(良く言えば個性的)な住人ばかりいる一刻館での宴会騒ぎを克明(?)に描いた作品。最近になってファン待望のTVシリーズ全話収録のDVDBOXが発売された(24枚組で、値段は約11万円!!)。もう10年以上前の作品だが「めぞん」はラブストーリー漫画の王道であり元祖だと私自身思っている。
ところで最近「ラブひな」を読み始めたのだが、なんとなく「めぞん」を思い出してしまったのは私だけだろうか?(キャラ設定とかシチュエーションに類似点がいくつか見受けられるような…)。