まつざわ さん (matsuzawa@exec.email.ne.jp) 2001年 01月 29日 23時 49分 01秒

>PADI(とそれ以外の大多数の指導団体に関して)の問題は、個人的な考えですが、雑誌などの記事や広告でもよく見かける、「遊びの延長としてプロのダイバーになれる」とか、「海が好き(だけな)な人ならなれる」とか、「100%インストラクターとしてプロになれる」という意味の宣伝して、その講習を受ける人から収入を得ることを目的としてることこそが重大かつ根本的な問題だと思います。

とはいえ、これが一番簡単で楽に浮利が得られますからね(だから指導団体をやりたがる人が後から後からでてくるわけです。まともにやれば利益をだすのは厳しい事業なのですが)。
楽に、簡単に、短期間でインストラクターになりたいという人達(需要)がいなくならない限り、このようなことはずっと続きます。
ある種の指導団体にとっては、自分達が粗製濫造の粗悪品(インストラクター、DM)を量産することは何ら関心のあることではありません。
後は野となれ山となれでいいのです。
なぜならインストラクターが事故を起こしても、責任を問われるのはインストラクターであって自分達ではないからです(少しづつ流れが変わってきているとはいえ)。
インストラクターが起こした問題について、自分達が責任を問われるようになったら、そのときに考えるのでしょうが、それについて責任の執行ではなく誤魔化しの方向に働いたのが今回問題になっている制度なのでしょう。
ダイバー間ではあきれる声あり、感心する声あり様々ですが、ビジネスを執行する立場からみると情けないものにしか見えません。
で、一つ不思議なことがあります。
専業・非専業を問わずガイディングゥぅ鵐好肇薀D轡腑鵑砲茲蠡絏舛鯒笋覬超罰萋阿鬚靴覆、PADIメンバー(インストラクター、DM)の方はなぜPADIメンバーでありつづけるのでしょうか?
納得しないことをPADIがするのであれば更新をやめるか他団体に移るかしてはいかがでしょうか?(1つの提案として)
「強制されるでなく自ら望んで」PADIメンバーであるのではないのですか?
PADIのやり口が納得いかないとしてPADIを脱退する方が沢山増えれば(PADIの収入が減れば)PADIも自分達のやり方が受け入れられないとして、本来あるべき方向に事業をすすめるインセンティブとして働く筈だと思いますよ。
納得いかなくても、PADIにお金を納めることで払った代価以上の価値(あるいは利益)を(PADIからでなくても)受け取れるなら話は別ですが、ね(その際は脱退という提案は意味をなさないものになります)。

>中田さんの、自分では自己管理ができると思い始めた頃に、こんどは「油断」や「自己慢心」によって事故に遭う人が出てきます。 / という部分、まさに同感です。ぼくもそうでしたから。

車などと同じです。
慣れてきたら、油断や慢心が心の箍を緩めるのです。
 ○ どのようなリスクがあるかを認識するか(急発進したら?いきなり道路に飛び出したら?)
 ○ どのようにしてそれらのリスクを回避できるか(スロースタートを心がける。横断歩道を使うか左右の確認を徹底する)
 ○ いかにしてリスクのダメージを低減するか(保険に入る)
最後の"いかにしてリスクのダメージを低減するか(リスクヘッジ)"について、著しい勘違いが横行していることに哀しい思いを覚えます。
これについては
 ○ 安全管理〜事故に至らないようにするマネジメント
 ○ 危機管理〜事故に至った場合にそのダメージを最小限度に抑えるマネジメント
が混同されていることによります(半ば意図的に)。
ネット上の発言で、またリアル上でも"保険に入っているから安全です"という文言が多く聞かれます。
個人ではDAN JAPAN、業者ではショップ保険などがそれにあたります。
しかし保険とはあくまでも"トラブルが生じた場合における経済的なダメージを低減する"機能しかもちえません。
とはいえ、その機能は非常に重要であることに変わりありません。
問題は保険加入によって危機回避できるような錯覚が横行していることにあります。
自動車保険に入れば果たして交通事故に遭わないのでしょうか?
生命保険に入れば果たして死なないのでしょうか?
傷害保険に入れば果たして怪我をしないのでしょうか?
違います。
交通事故に遭ったときに、十分な治療や保障を受けたいからこそ自動車保険に入るのです。
自分が死んだときに、残された家族が路頭に迷わないように生命保険に入るのです。
怪我をしたときに、満足の行く治療を受けかつ治療費の出費が生活に支障をきたさないようにするために傷害保険に入るのです。
繰り返しますが、保険は非常に重要です。
是非とも加入すべきですが、それによってリスクを回避できると思うのは錯覚です。
保険に入るだけで事故に全く遭わないのなら、これほど素晴らしいことはないと思います(皮肉に聞こえますか?)。
保険の機能だけでなく自分自身の能力の限界を見極めた上でダイビングをすれば、それほど事故が起きる筈もないのですが、まさしく"スキューバダイビング固有の特性"により、デッドラインはあっさりと越えられてしまうのです。
"スキューバダイビング固有の特性"とは果たしてなんでしょうか?
これはフリークライミングやスキンダイビングにないものであり、パラグライダーやスカイダイビングなどと共通した特性です。
それは"目的の実現する手段が肉体に拠るものか道具に拠るものか"ということです。
フリークライミングやスキンダイビングでは、自分自身の肉体の能力が実現できるものの限界(登る高さや潜れる水深など)を決めます。
ところがスキューバダイビングなど道具の機能により自分自身の能力を遥かに越えるスペックを実現するものにおいては、まさに自分自身や道具の限界を自覚せずに限界を容易に越えてしまいやすいのです。
簡単に例を挙げましょう。
スキューバで水深60mに潜ることは(優れた判断力・技術などを伴った上で入念な準備を整えない限り)かなりの生命の危険をともないます。
しかし、水深60mに潜ること自体はかなり容易です。
例えるならば、木に登った子供が降りられなくなるようなものです。
木から降りれなくなっても誰かに助けを求められますが、ダイビングでは大深度においては自分だけでなくパーティ全体に生命の危機を及ぼします。
ですから、自覚を伴わないダイバー(そしてインストラクター、ショップ、指導団体)が存在する限り、無茶な事故はなくならないでしょう(残念なことに)。
従って、私達にできるせめてものこととしては、無自覚なダイバーに自覚を促すように啓蒙活動を地道に続けていくしかないかもしれません。
微力ではあっても...

MAG さん (mag-agake@cobou-ds.co.jp) 2001年 01月 27日 11時 13分 09秒

中田さん/ ご意見ありがうございます。いろいろな意見の交換をすることによって、自分の考えていることがどう言うことなのか。また、自分でも気づかないうちに、客観的に見ているつもりで実はぜんぜん客観的でなかったり、自分の中で偏ってしまっていた考え方に気づかされたりと、いろいろ考えさせられます。これからも今後もねダイビングについての問題定義の場、提案の場、意見交換の場としてがんばってください。
さてこの前25から30年くらい前のダイビング雑誌をたくさん手にいれることができました。
そこには現在では一年に一度のみとりあげられるような潜水事故の記事、それらについての討論、が頻繁にでていました。ダイビングの指導についての批判や提言についてものっていました。まだまだ深くまでは掘り下げていないのでしょうが、現状のざっしからみると格段に雑誌の記事としての深みはあります。特集でも ダイビングは冒険か。 ぼくたちは海で死んではいけない。など現在の雑誌では絶対に大きな記事にはならないようなことが大きな特集されていました。これはやはり現在ほどダイバー人口が多くなく、まだ特殊な世界であり、市場としても小さかったからできたことなのでしょうか。それ以外でもバランシングベスト(BC)はてたして必要か。という記事まで(現在でいえばダイコンははたして必要か。というところでしょうか。)
現在のようにきれいな海の特集ばかりでなくサイドの記事が充実していました。
このようなサイドがしっかりした雑誌がでてきてほしいものですね。
中田さんの、自分では自己管理ができると思い始めた頃に、こんどは「油断」や「自己慢心」によって事故に遭う人が出てきます。 / という部分、まさに同感です。ぼくもそうでしたから。
600本に近くなった今、そのときは自分ではそう考えていても実際にはまだまだ技術、精神が伴っていませんでした。と、いっている今の自分も同じかもしれません。ことこればかりは何千本潜ってもまだまだ、事故で命を落とすことがありえる以上、ちょっと言い方が硬く古いかもしれませんが、潜水人生つづく限り慢心過信には注意、意識せよ。ということでしょうね。慢心過信はながくやればやるほど顔をだすことがありそうですから、、、
まだまだ未熟ですがみなさんこれからもよろしくおねがいします。
東京は雪、今日の大瀬は残念ながら中止しました。無念、

管理人 さん 2001年 01月 26日 20時 06分 37秒

ふぁんさん、うさぎさんこんにちは。
体調の悪い日は、できれば止めたほうがいいでしょうね。万が一の時には陸上のようなわけにはいかないですから。
うさぎさん、若い頃は体力がありますよね。当時はたいしたこととは思っていななくても、今になってしまうと、失ったもののすごさが分かってしまうという(自分の例ですが)、そんなことがありますよね。

Afghanさん
PADIの強制共済金は、プロダイバーとして活動していない人には、確かに負担なだけのようですね。
私の感想ですが、アメリカのダイビング事故の判例を検討してみても、指導団体が例え非営利団体として州で認められていても、事故のときにその責任が問われるという判例もあり、日本でも指導団体が免責同意書で、まだ申請料などを通じて指導団体と直接には何の接触もない時点からすでに、「指導団体には責任はない」と強制的に署名させるところにこそ、自分達に本当は責任があることを自覚しているからと思います。今回の見舞金も、裁判で訴えられることを避けるための意味合いが強いと思っています。その原資はPADIのメンバーの必要によってではなく、PADIの必要によって強制徴収されるのだと思います。そして事故の時に、『PADIが支払うかどうかを独占的に判断して』預かっている共済金の支払いを決めることになるのでしょう。
MAGさん、私の言っている「さすが」とは、このように、必ずしもメンバーの同意によらない負担をもってPADI自身を守る方法を実行に移すという意味合いを含んでいることを必ずしも否定できない彼らの事業方針を「さすが」という言い方で言ったのです。
PADIは公的な意味での「教育機関」ではありません。利益を確保することを最大の目的とした一民間企業です。そして彼らが利益を上げるように努力することは民間企業だからこそ正当な行為であります。しかし、彼らの仕事の中には、彼らの事業方針や彼らが販売しているダイビングビジネスのノウハウや技術講習教材という商品の結果として人命が失われることがあるという、避けられない商品特性があります。この商品を開発して販売するということは誰かから強制されたのではなくて彼らが選んだことです。そして彼らはこの特性を熟知しています。従って本来は、その利益の中から、彼らが指導・販売しているビジネスノウハウの欠陥や弱点によって発生した事故の犠牲者に見舞金や賠償金が支払われるべきであり、それは正当な事業運営経費であるはずですが、実際、彼らが今回やろうという見舞金制度は、そうではなく、その経費負担は、PADIに利益をもたらす客であるメンバー(DMやイントラなど)に負担させて、しかしその運用は、PADIの事業方針や立場のみに合致するさまざまな留保事項をつけて、支払いの可否をPADIが独占的に行うということに問題があると思うのです。もっとも、このやり方も、利益追求の民間企業ならごく当然とはいえます。しかし、ダイビング業界の最大手であり、同じような事故が延々と繰り返される事業形態を日本に形作ったPADIには、そのやり方が問題であると認識してもらいたいと言う意味での問題です。
もしPADIのスタッフの子供や親兄弟が、多くの事故の事例のように、まちがいなく業者に安全管理上の問題があった事故で死亡したとき、それでもそれは死亡した側の自己責任だったと無感動に言い切れるのか、あるいは責任は取らないが見舞金は少し出す、と言われた時に、事故の真の原因(なぜ、どういう理由死んでいったのかなど)を全く問わずにいられるのかどうか、また家族から、何で親(あるいは親族)である自分達が沈黙しなければならないのか、と問われたときに冷静にそれを払いのけることが出来るのかどうか、私にはわかりませんが。
また本当の共済であれば、指導団体にかかわり無く、ダイビングビジネスに参加しているダイバーたちの出しあった基金で、そこに特定の会社の利害関係の意思が入り込まない形で行われるべきと思いますし、PADIはその立場とは関係なくその共済のメリットを、共済基金を支払う人々がきちんと得られるように、支払い審査をする第三者組織を作るための音頭をとるべき業界の指導的地位にあるとも思うので、今回のように、PADIだけが(実際はメンバーたちが)見舞金を出す指導団体だ、という、ビジネス上の競争力強化によるシェアアップ(多くのメンバーがいないと共済は成り立たない)への思惑も見え隠れしている制度には、やはり100%の信用は寄せられないという現実もあります。
とは言っても、今までは、ダイビングの事故に遭って、その責任が業者側にある場合でも、結局はダイバーだけが「自己責任」を一方的に強要され、あるいは事故者の損害を無視する事業者によって泣き寝入りしている人々がいるという現状から、そのウラはどうあれ、多少でも見舞金が出ることによって、その損害の一部の補填(この場合の損害とは身体の怪我や後遺症、または死亡)になると言う意味では、これが第一歩として評価できる側面もあります。受けて側としては、これが"事業拡大のかけひき"ではなく運用されることを願っています。
けれども、この運用を彼らはどういう判断で、どういう評価でいくら支払ったのかの事実の情報の公開を、まず第一に、その共済金を支払ったPADIメンバーに、そしてどういう状況で支払われたかを知る必要があるPADIの講習を受けたりする講習生や一般ダイバーに成されるべきと思います。
それがなされないと、共済金を払っている人たちは、その支払いの正当な対価と権利が何なのかの大切な情報が与えられないまま、いわゆるブラックボックスにオカネを投じている感じがするのではないかと思います。

まつざわ さん こんにちは。
貴重なご意見と書き込みをありがとうございます。
PADI(とそれ以外の大多数の指導団体に関して)の問題は、個人的な考えですが、雑誌などの記事や広告でもよく見かける、「遊びの延長としてプロのダイバーになれる」とか、「海が好き(だけな)な人ならなれる」とか、「100%インストラクターとしてプロになれる」という意味の宣伝して、その講習を受ける人から収入を得ることを目的としてることこそが重大かつ根本的な問題だと思います。
レクリエーションダイビングのインストラクターという仕事はハイリスクであり、ちょっとした油断で、目の前で人が亡くなるという可能性が普通のレクリエーションスポーツインストラクターとは比べ物にならない程高く、その求められる潜水技術の技量レベルはなまはんかなものではない、という事実と、それを成し得たインストラクターこそが深く尊敬されるべきプロフェッショナルのあり方であるということを言うべきではないかと思っています。
また現在は、過去のダイビングビジネスのあり方から、多くの場合、その講習や、それを行うプロのレベルが低いままで過当競争になっており、利益は、基本的に指導団体に集中してくるのみなので、これを単独の職業として、正しい安全管理を行った場合、豊かな収入を得ることは極めて難しいという事実も公開すべきです。
つまり、今のダイビングビジネスのあり方を抜本的に変えない限り、優秀で安全管理の徹底した尊敬すべきプロの生活が成り立たないばかりでなく、彼らを廃業に追い込んでいくことになっていく現状がなくならないのではと思っています。そのようなことは、インストラクターになってダイビング業界に入って初めて直面することが多く、それが、自分が尊敬されるべきホンモノのプロになろうという意欲を根こそぎにしていく原因なのではないかと思います。
ホンモノのプロが尊敬され、利益が指導団体に集中せずに、彼らもそこそこ豊かな生活ができるというビジネススタイルが、何より一般ダイバーにとってこそ必要なことなのではないでしょうか。(現在の資本主義を否定するということではなく)
またガイドの件ですが、現在は日本でも(アメリカでも)、潜水計画を立案した側に安全管理が徹底されていたかどうかが、事故のときの法的責任が問われる分岐点です。ビジネスとしてオカネをとってサービスを販売している以上、当然のことです。生命身体にかかわる自己責任は、「レクリエーション」ではなく、社会的に「冒険」とされているものにあるものです。「安全」「泳げなくても出来る」「あっというまにダイバーになれる」という「レクリエーション」としての「サービス商品」には、生命身体にかかわる損害について事業者が免責されるというようなことは今まで聞いていません。確かに、柔道などで起きた事件の裁判では、訴えられた側の免責になる判例はありますが、これは「ルールに従っている限り」という条件下で、柔道をやる人が互いに承認していることとしてその受けた傷害や死亡について免責になっているだけで、もしこれを、柔道は「安全」「簡単」「受身が出来なくても柔道家になれる」などど言って道場に入れて怪我をさせたり死亡させたりしたら免責などされないでしょう。
多くのダイバーは、ダイビングを知ってくると、初めて水中が無条件に安全ではないということを(実感として)知ってくるものと思いますが、その中で、自己の安全に関する管理をいいかげんな他人にまかせたくない、という人が出てきて、潜水技術の向上を目指してくると思いますし、そのような人こそ、ショップにたよらないでダイビングを行っていくと思います。ただ、近日中にこのHPにアップしますが、自分では自己管理ができると思い始めた頃に、こんどは「油断」や「自己慢心」によって事故に遭う人が出てきます。
難しいのもですね。

MAGさん、現在の商業レクリエーションダイビングビジネスの中で販売されている講習やファンダイブという商品は、致死的な危険を内包している「冒険」として販売されていません。その根拠は前述のとおりです。しかしレクリエーションサービス商品を販売している以上、そこには販売者(事業者)責任が厳然として存在します。例えば、冬山登山であれば、社会的認識としてそれが生命身体の喪失の危険の可能性が極めて高い「冒険」であるとわかるでしょうし、それを「安全」なレクリエーション商品として販売する人などいないでしょうし、いてもそんな人を信用する登山家はいないでしょう。登山家は、またそれを目指す人は、例えガイドがいても、登山の準備のための体力養成などを行い、登山が決して「安全」「簡単」にできるとは考えていないでしょう。それに反してダイビングでは、業者もマスコミも、こぞって危険などないと言う宣伝を繰り返して行っていますね。
あるテレビ番組では、芸能人がマッターホルンに登山することを目的としながらその訓練として身近な冬山に登ることに大変な努力をしていますが、こういった準備こそが冒険に向かうものにとって必要なことではないでしょうか。確かに、過去の、サービス商品として確立するまでのダイビングの講習には、このような冒険に向かうための準備という、ある程度過酷な訓練があったと聞いています。ここには自己責任という考えは確かに生きていました。では今のダイビングの講習ははたして冒険の中で行きぬくために「過酷」でしょうか?(「過酷」にすると客が来ないという言い訳は「冒険的リスク」の中では通用しませんし、そんなことを言うのは客の生命安全を考えていない業者と言えると思います)
ハイレベル・ハイリスクのダイビングではありますが、先日NHKハイビジョンで再放送されたアメリカのフロリダ州の地下水脈を探査するダイバーたちの日々のたゆまぬ努力と準備や、海上自衛隊の特殊潜水隊の人々の行う苛烈な訓練を見ても、水中という環境での生存を確保するということについては同じ要素を持つレクリエーションダイビングは、本来は冒険的リスクがあるという情報の公開があるべきですし、誰でも出来る、というカンバンは修正すべきだと思います。また、ダイビング業界の事故に対する論調は、いつもきまって商品を販売している業者には全く落ち度はないという宣伝ばかりなので、これも修正すべきでしょう。こういった修正と抜本的な改革が長年続いて、ダイビングは一見手軽に見えるが、冬山登山のように冒険のリスクがあるという十分な社会的認識ができたとき、レクリエーションダイビングにおいて自己責任というものが本来の意味を持ってくるでしょうし、プロのダイバーが、優秀な登山家のような尊敬を得られていくことになっていくのではと思います。
私も尊敬するホンモノのプロのダイビングショップの中年男性のオーナーたちが、その事業を続けるために、奥さんが仕事をもったり(かえって彼女たちが生き生きしているときもありますが)して別の収入源を確保して、心有るダイバーたちから愛されているショップをやっとつぶさずにいるという現実を見ています。しかし雑誌やスクール紹介本などのグラビアなどで美しく楽しく紹介されている大手のショップ群や、「100%」とか、「伝統」とか、「唯一」あるいは「ガンガン潜れる」などとうたっている日本や外国のリゾート地のショップ群などを見て、「あ、ここは最近死亡事故おこしてる、あ、ここも、あ、ここも、・・・」と思いながらページをめくる時の複雑な思いは、なんと表現したらいいのでしょうか。その事故が、例えば海況が悪い中で強行したドリフトダイビングで、ショップのスタッフがバディとなった初心者の客を水中で見放して死亡させたりとか(ここで詳しくは書きませんが)、そんな事故の現状を知ってしまっていると、何ともやるせない気持ちになります。
前述の、ほそぼそと頑張っているホンモノの"おじさん"ダイバーたちと、それを支えている家族にこそ栄光あれと、私は願わずにはいられません。
それと、彼らの立場上詳しく書けませんが、ダイビング業界人ではないですが、ダイビングの事故の防止のために、日々本当に頑張っている人々や、事故者を救うために頑張っている人々の努力も、私は心からの賞賛と感謝をしたいと思います。

以上は全て私見ですが、長くなるのでこの辺でやめておきます。


これからも、皆さんの活発な意見交換を歓迎します。

MAG さん (MAG-MARINE@jp-t.ne.jp) 2001年 01月 26日 12時 28分 44秒

まつざわさん、けっしてまつざわさんの意見、僕の意見のあげあしとりなどではありません。なんかこういう話が出来て嬉しくなってきました。なかなか話することもできませんからね。
確かに僕の交通事故のたとえは極端だったと思います。僕としては最近よく感じる、なんでもかんでも指導団体のせいだという雰囲気に違和感を感じ、本当にそれだけですか?当事者、自分たちにも原因があるのでは、ちょっと一歩引いてかんがえてみましょうよ。と、言う気持ちで書いたものでしたが、確かに例えとしては極端でしたね。たしかに昔の講習では出来るまで認定しないとか、例え基準があっても必要ならばと、ショップレベルでのフレキシブルな対応がなされていたようですね。最近はなかなかそのような所はすくなくなったみたいですが。たしかに簡単に
認定してもらえるほうが楽ですし、僕だってどちらかと言えば後者にいくでしょうから。
僕は始めて一年はショップのツアーに参加していて、二年目ふとあるダイビングクラブにはいりました。たしか30本くらいだったかと記憶していますが。それから、ショップのツアーでは見たこともなかったコンパスやナビゲーションをしたり、ダイビングについていろいろ考えるようになりました。ぼくの場合ですがおそらくそのままショップのツアーに参加するだけであったならコンパスすら見れないダイバーのままであっただろうと思います。だってツアーじゃガイドの金魚の糞でしたから、、、、。出来るようになると、疑問をもちます。なぜツアーでも始めにコンパスを皆であわせることすらしないのだろう。と。ビーチエントリーのポイントならそれだけで岸の方角はわかるはずです。はぐれた場合、浮上するのがセオリーですが、方角が分かるだけでもかなり心強いものです。もしよろしければショップにかかわっている方のご意見を聞かせていただければありがたいのですが。
さてイントラ講習参加基準ですが確か100本かつ1年以上だったかと思いますが、初心者のころは100本といえばベテランだなー。なんて思っていましたが、今になってみると、やっと潜りが分かってきたころだとおもいます。それだけでも早過ぎだというのに、そのころは、変に自分の技量に自信がついて、慢心が顔を出すころです(無茶なダイビングをしやすいです)。自分ではなかなかそこに気づきませんが(僕もそうでした)実際にはまだまだでした。いまなら、怖くて、、、
皆さんにご意見お聞きしたいのですが、僕はダイビングをレジャーではなく、冒険だとかんがえています(無茶をするとかでなく危険と背中合わせという意味においてですが。) 一緒に潜るひとにもそれをなんとなくでもわかって潜ってもらいたいのですが、ずばり危険と背中合わせといってはかえって不安にさせてしまうのではとかんがえてしまいます。皆さんはどう対応されていますか。また、そんなことはいわないで楽しく潜っているのがいいのでしょうか。
長くなりましたが、ご意見お聞かせください。よろしくおねがいします。

まつざわ さん (matsuzawa@exec.email.ne.jp) 2001年 01月 25日 22時 28分 20秒

こんにちは。

PADI批判について。
問題なのは...PADIが利益をだしていることでしょうか?
慈善事業じゃないのですから、利益をだすのは責められるべきことではありません。
仮に慈善事業だとしても、経費分だけの収益は出さなくてはなりませんし、ね。
問題は価格と透明性の相関がとれていないことにあるのではないでしょうか?
例えば...
グッチやプラダのバッグはとても高いですよね。
でも「高いこと」を理由に「ブランドは儲け主義だ」という主張は成り立ちませんよね。
バッグを買う人は「価格に見合った価値がある」と思うから買うわけです。
高いからといって、それだけでは非難される理由にはなりません。
例えば...
100円ショップにいって「安い!カワイイ!」と衝動買いをしたとしましょう。
帰宅してから「なんでこんなの買っちゃったんだろう...」というのはよくある話です。
安くても損した気分になりますよね。
安いからといって、それだけでは賞賛される理由にはなりません。
いかがでしょうか?
大雑把で、しかも極端な例ですが、値段だけでモノ(サービス)の価値は決まらないということは分かっていただけたことと思います。
当たり前のことを長々と申し上げてすみません。
しかし敢えてこの当たり前のことを書きましたのは、レジャーダイビング業に関わっている方でこの当たり前のことを分かっている承知している方があまりにも少ないのではないかと思うためです。
利益をだすのはいいし、高いからといって悪いわけではない。
ただ中身がですね、伴っていないのが哀しいですね。
きちんと説明して、納得してもらえればつまらないトラブルの殆どは防げると思うのですが...

MAGさんの揚げ足取りに受け取られかねないですが、BBSなどでよく出てくる論法なので少々コメントさせていただきます。
>たとえば交通事故を起こしたといって教習所が見舞い金を支払いますか、
>ダイビングも同じで関係当事者の責任によるものではないでしょうか。
>じゃあそんな未熟なダイバーやイントラをつくった責任はないのか、
>と、思われるかた、あなたがはじめたときは完璧でしたか、

自動車免許に例えますと、今のOWは仮免許のレベルですらないのに本免許を交付しているようなものです。
まともに潜行できないOWが多数いるという事実が証明しています。
基本的には当事者の責任で間違いないですが、問題とされているのは不充分な教習レベルでCカードの認定がなされているからです。
仮に、仮免許レベルの技量の教習者に対して国が本免許を交付したとしましょう。
その結果、交通事故が多発し、社会的損失が増大したとき、その失策の責めは誰が負うべきことでしょうか?
そういった類の話であって、ダイビングをはじめたときに完璧な技量を身につけているかどうかが論点ではありません。
車だって、免許が交付されてはじめて「スタートラインに立つ資格ができた」に過ぎないのです。
Cカードは認定されたときに「もう一人前です」と言ってしまうのが間違いの始まりです。
そして間違いは間違いによって正すことはできません。
「過ちを正すに以って憚むることなかれ」この決断ができればPADIは不信の代わりに絶大な信頼を得ることができるでしょうに...残念なことです。

>少なくともイントラむになるための基準はすこし低すぎだとはおもいます

個人的意見としてはかなり低すぎると思います。
現状、ダイブマスターで昔のOW程度の実力があるかないか...(言いすぎかもしれませんけど、実感として)。

>誰かに助けてもらえるだろうと思わず、
>まず自分をみつめなおして見る必要があるのではないでしょうか。

非の打ち所なく、正論です。
しかし誰かに頼るのは楽なんですよ。
考えなくていいし、指示された通りにやっていれば、間違えたことをやっても「いや言われた通りにやりましたから(だから自分の責任じゃない)」「カリキュラム通りですからいいんですよ(だから自分の責任じゃない)」「マニュアルに書いてある通りなんですよ(だから自分の責任じゃない)」で通せますからね。
一般のダイバーだろうと、インストラクターだろうと、大した変わりはないことです。
でも、これを言うとショップは食べていけなくなります。
なぜって?お客さんが「インストラクターの助け(助力、手助け)がなくても自分でやっていける」と思うか、思うなりの実力をつけたらその人の分だけ売上減になりますよね?だから自助努力の方向にインセンティブ(誘引、動機付け)は働かないのです。
それでも能力を身につけたら?「スタッフになりませんか?」といって同じ穴のムジナに引き込ませるのです。
陳腐なやり方ですが、陳腐なのはよく使われるだからですし、よく使われるのはそれなりに効果がある、あると思うに足りるからです。
この辺りは私もぶつかる壁ですが、正論はただ正論であるだけでは何にもなりえません。
正論を実行に移すためのインセンティブ、ニンジンを如何にして与えるかが課題ですね。
でも最近の若い人(20〜30代)は諦めが早いので、頭を抱えるところです。

>PADIは金儲け主義でそれしか考えていないしスペシャリティで
>またまた儲けようとしてるから駄目だ、あそこは。
>とおまえらにいっていただろ、でも今度店開いてわかったよ。
>あれは偏見以外のなんでもなかった。
>他も同じだったよ、やらないとくっていけねーや。

事業としての専業ダイビングについての考察。
例えば...
都市型ショップAはインストラクターBさん1人で切り盛りしています。
Bさんは優れた実力者で人格も非の打ち所なく、お客さんからは絶大な信頼を得ています。
Aは毎週末に東京から伊豆へ日帰りのツアーを組んでいます。
毎回1人で10人連れてエントリーします。
人数比に問題がありますが、お客さんの実力も非常に高く、事故は全く起きる余地がありません。
更に毎回お客さんの満足度も高く、絶賛です。
...という設定にしておきましょう。
さて、ショップAのツアー事業について考察してみましょう。
まずツアーフィーですが、都市型の場合、大体15000〜20000円です。
簡単のため、毎回2ビーチとして、現地施設使用料、タンクレンタル&チャージ、引率代、交通費を含めて15000円/人を頂きます。
大瀬崎辺りの2ビーチガイドが大体10000円なので、参考値としてまぁ無理のないところでしょう。
でこれで10人ですから、1日あたり15000円×10人=15万円の売上です。
土日で15万円×2=30万円です。
一年は52週ありますから、30万円×52週=1560万円です。
さぁ基準値が計算できました。
この1560万円がショップAのツアー事業における売上です。
ここから各種の経費を引いていきましょう。
まず、店舗家賃(水道光熱費等諸雑費含む)を15万円としましょう。
立地にも拠りますが、都心とすれば安いのではないでしょうか。
すると15万円×12ヶ月=180万円です。
次に車です。
ガソリン代・保険代・車検代・ローン代などとして年間70万円の維持費が掛かることにしましょう。
更に現地での経費です。
安めに見積もって、売上の10%を経費としましょう。
すると1560万円×0.10=156万円ですが、きりのいいところで150万円としましょう。
ここで以上を減算すると、利益は1560-180-70-150=1160万円になります。
おっ、ずいぶん儲かるじゃないか!と思ったあなたは甘いです。
設定がメチャクチャでしょう?
真冬のこの時期でさえ毎週土日にそれぞれ10人を集め、更にそれを1人で引率し、一切のトラブルは起きず、顧客満足度も高い...現実にはありえない御伽噺です。
そう!ここが肝心なのです。
売上以上の利益はでません。
現実にはありえないようなファンタジーな設定をしても最大1160万円しか利益を上げられません。
オンシーズンならともかくオフシーズンでは?
GWやお盆、年末年始のロングツアーの収支は?
現実の集客力そして収益力は?(ダイビングポイントでショップの動向を観察すればある程度は推測できます)。
上記は分かりやすくするために簡単化してシミュレーションをしました。
しかし(細かい数字は述べませんが)現実に近いシミュレーションをすると、1つの結果が導かれます。
「ツアーやスクールだけでは自分1人食べていくのも厳しい(将来性がない)」
となると勢い、スペシャルティやランクアップ・器材販売に力が入るのも道理です。
そしてダイビングを事業としてシミュレーションすることで、なぜレベルの低いインストラクター・ダイブマスターが量産されるのか?いい加減な講習が放置されているのか?が分かってきます(時間があったら考えてみて下さい)。
ダイビング以外食べていく道を知らない、というならともかく、そうでないならば、ダイビングを事業化するにあたって、十分に戦略をたてることをお勧めします。
ダイビング事業において、正道により利益を上げる方途もありますが、それを書くと更に長くなってしまうので割愛します(ヒントは非専業とシナジー効果です)。

長々とすみませんでした。
何らかのコメントをいただければ幸いです。

MAG さん (mag-agake@cobou-ds.co.jp) 2001年 01月 25日 11時 39分 49秒

こんにちは、例の見舞い金ですが強制にするべきか否かの件、あるべきかなくてもよいかについてもここではとりあえずおいときまして、中田さん曰くPADIの見舞金制度は、PADIが出すかのような感じのイメージが作られて
いるようですが、PADIでは「共済のようなもの」と言っているので、
まだ詳細の確認は取っていませんが、結局はPADIが見舞いを出すのでは
なくてPADIのメンバーが出すことになるのでしょうか? さすがです
とのことで、ぼくは別段PADIが支払うなんてイメージはもっていませんでしたが、そうとられる文章を書いてしまったみたいですね。さいごの
、さすがです。という言葉にひっかかりをかんじましたので。
たとえば交通事故を起こしたといって教習所が見舞い金を支払いますか、ダイビングも同じで関係当事者の責任によるものではないでしょうか。じゃあそんな未熟なダイバーやイントラをつくった責任はないのか、と、思われるかた、あなたがはじめたときは完璧でしたか、確かに未熟な
ダイバーをサポートする側がまたまた未熟では目もあてられませんが、、、、。(少なくともイントラむになるための基準はすこし低すぎだとはおもいます)        ぼくのDM講習
のとき、そのときはOWの講習のアシストでしたが、最後の水中散歩でイントラが僕を呼ぶので、何かと思ったらスレートに、帰り道どっちだっけ、、、、と、、、だいたいわかっていたので方向を指示しましたが、さすがにこのときばかりは絶句しました。
こんなことを書くとまたまたPADIがPADIがということになりそうですが、ぼくの知る限りショップのいろいろなオーナーやスタッフに聞いたところ他の多数の団体も同じ穴のムジナのようです。最近は第何次かのPADI批判ブームのようですが、周囲もそんな状況、所詮ダイビングは個人行動です、多くてバディ単位です。集団スポーツではありません。イントラ、ガイドまかせの金魚の糞ではどうしようもありませんよ。極論すればイントラは教えるのが仕事、ガイドは案内が仕事、誰かに助けてもらえるだろうと思わず、まず自分をみつめなおして見る必要があるのではないでしょうか。
最後に知り合いのPADI以外団体のショップのオーナーの言葉、、、
PADIは金儲け主義でそれしか考えていないしスペシャリティでまたまた儲けようとしてるから駄目だ、あそこは。とおまえらにいっていただろ、でも今度店開いてわかったよ。あれは偏見以外のなんでもなかった。他も同じだったよ、やらないとくっていけねーや。

うさぎ さん (chibiusa@d4.dion.ne.jp) 2001年 01月 24日 21時 38分 20秒

Afghanさん、はじめまして、うさぎと申します。
これって、一種の『共済』ではないでしょうか?
会費を払うだけのメンバーが多数存在すれば、
それをファンドにできる、っていう。。。
一人当たりの金額×全体の人数=ファンド
で、全体の人数のうち、実際に活動しないヒトが多ければ多いほど
そのファンドは増える、(実際に使える)っていう単純な図式。
#あ、全くの想像です、あしからず。


Afghan さん (afghan@mailkure.com) 2001年 01月 23日 15時 52分 04秒
URL:http://www.bekkoame.ne.jp/ha/afghan/

久しぶりの書込みです。

MAGさん曰く
>中田さん。本の影響かわかりませんがPADIでは今回の更新から年会費に加え、
>万一事故をおこしたり遭った場合、被害者に一時見舞い金を早急に支払えるように、
>今までの任意の保険以外に、この強制お見舞い金保険に加入が義務づけされました。
>貧乏な僕みたいなダイバーには大変な負担でしょうがしかたありませんね。
>ハハハ、、、)


中田(管理人)さん曰く、
>MAG さん
>PADIの見舞金制度は、PADIが出すかのような感じのイメージが作られて
>いるようですが、PADIでは「共済のようなもの」と言っているので、
>まだ詳細の確認は取っていませんが、結局はPADIが見舞いを出すのでは
>なくてPADIのメンバーが出すことになるのでしょうか? さすがです。

実際の運用はどうかは分かりませんが、
いわゆる、各PADIメンバーシップ更新料(ダイブマスター以上の認定更新料)
がこれに従い、約\10,000のUPとなりました。
実質、強制保険ですね。
"メンバーシップ更新料"
との事ですので、これは全ダイブマスター以上の会員にかかり、
プロ活動を行っていない、ノンティーチング・メンバーに対しても
強制的に徴収する形となっています。

個人的には、プロ活動を行っていない、ノンティーチングのメンバーは
私の解釈の限りでは、保険の効力がほとんど(全く?)無い内容の保険を
強制的にメンバー更新料に含ませてしまうことには、少々納得できない
感はあります。

一応、この件に関して、PADIに対しメールにて質問しまして、
現在返事待ちです。

皆様方のご意見など頂けると幸いです。

以上。

うさぎ さん (chibiusa@d4.dion.ne.jp) 2001年 01月 21日 14時 52分 47秒

たびたびすみません、うさぎでございます。
そういえば、私の以前勤務していた会社(損保会社です)では、
「38.5℃までの熱なら万座プリンスで滑って温泉入ってステーキを
食べれば治る」ってすごい自説を説く先輩がおりまして、実は私もその説に
のって数回実行したことが有る大馬鹿者!です。
冷たい風が心地よくて、何故か熱は下がりましたけど・・・
 でも、今はもちろんしませんし、その気力も有りませんし、
寒がりなので山とスキーはすっかりやめて、冬はドライスーツで潜っています。
ドライだと体の疲れが違うように思えます。楽、ですね♪
だけど・・・もちろん風邪では潜りません。長々でした。 

うさぎ さん (chibiusa@d4.dion.ne.jp) 2001年 01月 21日 14時 29分 33秒

ふぁんさん、はじめまして。
うさぎ@中年主婦初級者だいばぁでございます。
あぁ、ご無事で良かったですねぇ。
読んでいて他人事ではなく思えました、、。
39℃の熱&水温12℃&ウエットスーツ、はぁ。。。<すごい根性!ですね
 私は20代の頃、友人と二人で南アルプス方面の山に行って、
雪が舞い降りる避難小屋で一晩あかしたことが有ります。
お馬鹿なことに、私達は救急用の小箱を持っていなかったので、
夜中に友人の具合が悪くなっても体温すら測れない・・・・・
とても苦しそうでしたので、「まさか肺炎?」ってお互い思うものの
どうしようもできない・・・・・さらに医学知識も皆無・・・・・
結局、朝になってからほうほうのていで脱出しました。
で、甲府に着いたら彼女はケロリとして「ステーキ食べよう!」(笑)
本当に、こちらもヒヤヒヤで生きた心地がしませんでした。
 私も、以降平地でも現在に至るまでお馬鹿なことのオンパレードで、
そのたびに医者に怒られておりますが、最近はさすがにトシのせいか
無理はしなくなりました。
 ふぁんさん、自分の体は大切にしましょうね♪<私自身、自戒をこめて・・・

ふぁん さん 2001年 01月 21日 14時 03分 44秒

はじめまして。
先日、引くに引けない(訓練…)潜水があり、39度の熱があるのに潜ってしまいました。
水温12度、ウェットスーツの状態で、入水した瞬間逝ってしまいそうに…。
もういい年なんだし、無茶はよそう…。

中田(管理人) さん 2001年 01月 15日 19時 36分 38秒

リゾダバ さん

こんにちは。宮古の件ですが、正確には別の島です。
これは無謀な潜水計画によって起きた減圧症の事故
です。なお、運良く事故者は快方に向かっています。
ここで詳しくは書けませんが、皆さんも、無謀な
ダイビングは自分を殺すこともあるということを
よく心に言い聞かせて計画を練ってください。
死んでしまったら、2度とダイビングはできなくな
るのですよ。
また業者の皆さんも、決していいかげんな潜水計画
は作らないように。
そして一般のダイバーも、広告のきらびやかなコピー
に惑わされないようにして下さい。

リゾダバ さん 2001年 01月 12日 09時 05分 45秒

初めまして、何時もホームページは拝見しています。

今年のお正月に宮古島でダイビングによる死亡事故が発生したと聞きましたが、
何方か詳しい情報をご存じでしたら教えてください。

中田(管理人) さん 2001年 01月 12日 05時 14分 41秒

さやか さんこんにちは。
昨年はありがとうございました。
今年は安全で楽しいダイビングだできるように祈っています。
またいろいろな書きこみをお願いしますね。

林 さん 、うさぎさん、MICです さん
書きこみありがとうございます。
建設的な論議はとてもいいものと思います。
これからも問題提起などをお願いします。

MICです さん (aisan@sa.starcat.ne.jp) 2001年 01月 10日 17時 29分 52秒

 久しぶりの書き込みです
ISOのようなものをダイビング業界に持ち込んだら?
 と言うことですがその理念以前にモラルを持ったショップが出てくることが前提だと思います。
 きっとISOのようなものができても、あまり意味は内容な気がします。

うさぎ さん (chibiusa@d4.dion.ne.jp) 2001年 01月 10日 14時 39分 54秒

林さん、こんにちは。
私のようなド素人の意見へのごていねいなレス、ありがとうございます。
<人間ってミスを犯すものという前提が何事にも必要なんでしょうか?
          ↑
多分、ここが大切なことなのでしょうね。そのつもりで確認しなさい、と。
ちなみに我が家では、ドジでマヌケでおっちょこちょいのうさぎが食器洗い中に
お皿を割ったりすると、労災事故防止&ISOの精神(?!)を叩きこまれている
ダンナに、「あんたみたいなのはウチの会社ではクビだ!」って言われます(笑)。
そういえば、時々「○○よぉ〜し」なんて『指差確認』もしておりますし。
#これ、ダイビング器材のセッティング時に良いかも?

そういう「うっかりミス」をなくす、とか、小さなミスが大きな事故につながる、
などの意味でのISO的考え方?は良いことだとは思いますが、
某国の『資格商売』あるいは『家元商売』もしくは『総本山商売』的なことでの
導入は、お金がかかるということからしても、零細業者の多い日本国内のダイビング
業者にはとても無理なのでは・・・・・と私は素人ながら感じるのです。
結局、もしISO導入(何番に該当するのか、私にはわかりませんが)可能な業者とは、
ごく一部の資金の有る大手指導団体くらいではないかと?私は思います。

すみません、ISOを否定しているのではなくて、お金もかかることなので
なかなか・・・・・と個人的に思うだけです。
文章が上手くまとまらなくて申し訳ございませんでした。

さん (mitunori@rr.iij4u.or.jp) 2001年 01月 09日 22時 59分 14秒

うさぎさん 書き込みありがとうございます。
ご主人がISOに関係されているそうですね。私の会社でもISOの何番とかをとろうと、社内の化学系の実験をするセクションでは毎日だされるゴミをすべて細かく分類してさらに重さまで記録しています。実際にやるとなると大変な事だと思います。私の記憶では、何年か前に○ナーランバートという製薬メーカーが米国で試験データを改竄したのが明るみになり社会問題になったのがISOが流れとして動き出したきっかけではと覚えています。(違うかもしれないけれど)
この書き込みをして何となく感じたのですが、業者・ショップ、メーカーにしても、仮に人身事故に関わってしまうと現実問題として法廷の被告席に経たされるのだという強い危機感を抱かせるべきなのかなと。最近日の目を見るようになった医療ミスの問題にしても初めは被害者の会などは無く、沢山の被害者、遺族が涙と怒りの中で何年もかけて今のような世論を作ったようです。
私自身は被害にあったことはありませんし、身近に被害者もいませんから無責任なことは言えませんが、中田さんのような先駆的な方がいることは非常に心強いし、今がその創生期なのかなと思いたくあります。
人間ってミスを犯すものという前提が何事にも必要なんでしょうか?
なんだか長くなってしまいました。

うさぎ さん (chibiusa@d4.dion.ne.jp) 2001年 01月 09日 10時 20分 27秒

林さん、はじめまして。
ダイビング初級者のうさぎと申します。
ISOに反応です。といっても私は全くの門外漢ですが、
私の夫がある化学メーカーの研究員をしておりまして、
現在はそこでISOの認証関係の仕事をしています。
(品質保証部とかいったセクションです)
ISOは認証取得してからそれを維持するのが大変だ、と
私は聞いております。だからこそ、いろいろな手順が有って、
細かい確認も有って、その日々の努力の過程が「安全」を生む
のだとは(何となく)思うのですが、、。

ただ、それを取得した某食品メーカーでの事件も昨年有りましたし、
私は素人ながらどんなもんなんだろう、って思うことも有ります。

すみません、参考にもならない意見、でした。。。

さん (mitunori@rr.iij4u.or.jp) 2001年 01月 09日 00時 17分 58秒

皆さん はじめまして。
まだダイビングを始めたばかりで、OWの1日目を先日終えたばかりの初心者です。中田さんの本を偶然読ませていただいたのですが、ひとつダイビングの業界に当てはめたいと思うことがありましたので書き込むことにしました。
私は仕事柄、製薬会社や各種メーカーがお客様です。最近の傾向としては様々な安全対策や事業所の品質管理を含めた管理維持などを目指した規格としてISOシリーズというものがあります。私が相手にしている各メーカーも世界的な(米国主導の)流れに沿ってこの規格をとっていることが良質なメーカーとしてのうたい文句となりつつあります。
ダイビングと言うものが人命に直接かかわるものであることから、例えばタンクの充填作業の手順管理・維持、ダイビングの前後での参加者への安全対策のブリーフィングの徹底などや、実際に事故が発生したときのための事前の手順の準備、具体的な装備の準備などが安全の品質を規格として対象にできうるのではと思います。
欧米人はマニュアルに沿った手順を必ず踏んで、物事を実施するようなところがあると感じていますが、日本人に至ってはどうもなあなあの雰囲気でその場を進めているような気がします。結局は上からの圧力がないと動かないような組織の体質があると思うのですが、まず規格をスタートさせるような運動が今の日本のダイビング業界に対しては必要ではと考えています。
派手に何十人?も一度に死亡したり、PADI自体が提訴されないと世の中が動かないような風潮もありますが、ショップなりメーカーなり指導団体が規格に沿っていることがマーケティング的に有益ならば、競って規格を取得するよう努力すると思います。ひとつのやり方として提案してみたのですが、組織的なものと個人とがお互いに利害を一致させて健康的に進めていくとしたらこんなやり方があるのではないでしょうか?
ISOという言葉自体が読まれている方にはわかりにくいかとも思いますし、書いていることも非常にわかりにくいとは思いますが、皆さんの意見を頂ければ幸いです。


さやか さん 2001年 01月 08日 18時 02分 36秒

中田さんお久しぶりですぅ。
今年もよろしくお願いします。

初めての書き込みになります。12月の懇親会はいろいろなお話が聞けて、
本当よかったと思っております。みなさん遅くなりましたが有り難うございました。

MAGさん、31〜2日頃まで、大瀬崎にいたんですか?
実は私もです。もしかしたら、お会いしていたかもしれませんね。(笑)

中田(管理人) さん 2001年 01月 05日 22時 54分 15秒

PROTECS JAPAN さん
おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
2月の会合が成功されん事を祈っています。頑張ってください。

キョウ さん
こんにちは。書きこみありがとうございます。
また事故の情報をありがとうございます。
おととしも元日から事故がありましましたが死亡事故ではなかった
ので残念です。
また情報がありましたら宜しくお願い致します。

キョウ さん (kyodo_s@hotmail.com) 2001年 01月 05日 18時 54分 31秒

時事通信社のオンラインニュースに事故の情報がありましたので紹介します。
以下はニュース画面どおりの内容なのですが、バディの男性の行動が不可解です。
続報がありましたら、お知らせします。

JST:01/01/04 19:50
○女性ダイバー水死=千葉
 4日午後1時10分ごろ、千葉県富津市金谷の明鐘海岸で、ダイビングをしていた中国籍の美容師張海英さん(33)=千葉県中央区神明町=が海面にうつぶせで浮いているのを、一緒にダイビングしていた仲間が発見した。張さんは病院に運ばれたが、約3時間半後に死亡した。
 富津署の調べによると、張さんは同日正午ごろから、ダイビングスクールの卒業生仲間8人とダイビングをしていたが、張さんとパートナーを組んでいた男性が張さんの酸素の残量が少なくなっているのを発見。自分のボンベと張さんのボンベを交換し、先に陸に上がった。
 しかしその後、張さんが陸に上がって来なかったので、仲間が探したところ、岸から15メートル沖に張さんが浮いているのが見つかった。富津署は水死の可能性が強いと見て、当時の状況を調べている(了)

PROTECS JAPAN さん (pro-tecs@izu.co.jp) 2001年 01月 04日 11時 32分 58秒
URL:http://www.izu.co.jp/~pro-tecs

中田さん 明けまして御目出度う御座います。

今年も潜水事故関連情報の勉強をさせて頂きます。

中田(管理人) さん 2000年 12月 27日 15時 40分 49秒

MAG さん
PADIの見舞金制度は、PADIが出すかのような感じのイメージが作られて
いるようですが、PADIでは「共済のようなもの」と言っているので、
まだ詳細の確認は取っていませんが、結局はPADIが見舞いを出すのでは
なくてPADIのメンバーが出すことになるのでしょうか? さすがです。


先日の大阪地裁の免責同意書無効判決ですが、昨日控訴が受理されたた
め、確定とはなっていません。冷静に今後の推移を見る必要がありますね。
ちなみに一審では、業者側は17人もの大弁護士団を組んで、原告側の
2名の弁護士と対峙してたのですが、業界側としては、何としても全面
的に免責されたいのでしょう。
弁護士費用だけで賠償金額を上回ってしまう事態にならないといいので
すが。
なお、来年4月1日に施行となる消費者契約法の下では、このような
署名者の生命・身体の傷害まで免責としたり、相手に訴訟の権利を認め
ないという文言は違法となります。(私が法律を読んだ上での理解とし
て) 今回の判決は、この文言は公序良俗に反して無効、というもので
したが。つまり、何があっても無条件に業者側だけが全面的に免責とな
り、署名者に日本国憲法で保障されている訴訟の権利さえ認めないとい
う免責同意書が有効とならなければ、責任が回避できないという事態
なのと解釈することも可能です。被害者のご両親のお気持ちやいかに、
と思わざるを得ません。
ダイビングマスコミは、この裁判の持つ重大な意味をどう受け取るので
しょうか? 「なかったこと」として無視するのでしょうか?あるいは
うまく焦点や意味するところを上手に書き換えて紹介するのでしょうか?
いつものように。
某指導団体が、某マニュアルで「イメージコントロール」としている
ように。
いろいろと注目すべきことが多いですね。

以上、私見によるたわごとです。

MAG さん (mag-agake@cobou-ds.co.jp) 2000年 12月 21日 17時 56分 11秒

宍戸さん。
たしかにダイビングは体験が重要だとおもいます。講習で話だけ聞いたことではほとんど実になりません。このようなことは危険と背中合わせで確実な管理のもと体験させなくてはならないとおもいますが、やっちゃいけない、行っちゃいけない、と講習でいっても現実には深いポイントもありますし平気でガイドが40オーバーまで行ったり、体調により窒素酔いのような状態が早くきたりもするみたいです。そのときに突然あわてたり不安になったりとすることが一番危険なことだとおもいます。アメリカでは個人で深場にいったりしての事故が多くなりPADIでも通常言う30メートルのディープでなくさらに深い大深度(詳しくはわかりませんが60,70メートルなど)のスペシャリティを開催しているみたいです。要するに潜るのを講習で、言葉でいくらいっても止められないのでそれならば体験させてしまおうと言うことらしいです。もっともなことだとおもいます。ちまたではフィンが脱げてパニック、マスクから水が入ってきてパニック、突然自分のいる深度が深いことに気づいてパニックと、単純なそして体験しておけば、金魚のふんでなく自覚のあるダイバーであればなんでもないことで事故に会うことがあります。確かに規則は必要ですが現実が規則以上の潜水行為をしている以上日本の各団体もきれい事ばかりでなく現実的な講習をもっとすすめていかなくてはならない時期に来ているでしょう。   そういえば何年か前大瀬で死亡事故に遭遇しました。
救急車も入ってきて外ではCPRがほどこされていました。そのまわりだけは騒然としています。しかしほんの20メートルはなれたところではショップのツアーで来ている団体が事故など知らないように楽しそうにバーベキュー、、、たしかに楽しくお客をエスコートするのもインストラクター、ショップの仕事ですが、あえてこんな時こそ現実に目をそらさず、スタッフ、客の間で話し合うべきなのではないでしょうか。またまた長くなってしまいました。

中田さん。本の影響かわかりませんがPADIでは今回の更新から年会費に加え、万一事故をおこしたり遭った場合、被害者に一時見舞い金を早急に支払えるように、今までの任意の保険以外に、この強制お見舞い金保険に加入が義務づけされました。貧乏な僕みたいなダイバーには大変な負担でしょうがしかたありませんね。(ハハハ、、、)

みなさん、自立したダイバーめざしてがんばっていきましょう。そして海でお会いしたら気軽に声かけてください。12/31から1/2あたりまで大瀬でもぐっています。サービスはサンライズ大瀬です。6.5のカブリに全身黒ずくめの器材に覆われた大男なので目立つことでしょう。(笑)
それではまた。 おじゃましました。

中田(管理人) さん 2000年 12月 20日 22時 22分 35秒

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★☆★「ダイビングの事故と問題」頒布終了のお知らせ★☆★

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拙著「ダイビング事故防止ファイル」の読者のみにお知らせした
論文の頒布は、予定通り年内をもって終了致します。
ありがとうございました。

なお、この論文の本文部分が大きく入った本が来年出版される予定
になりました。ただし、100ページにおよぶ事故の事例について
は掲載されません。
以上の詳細は、確定次第、お知らせ致します。

中田(管理人) さん 2000年 12月 20日 16時 40分 18秒

伊豆の問題

伊東市では、2000年7月から11月までの僅か5ヶ月間で死亡者3名、
重傷者3名、軽傷者2名となっています。この状態を重く見た地元業
者と伊東警察署では、12月5日に伊東警察署で講習会を行いました。
このとき警察側から講演した人からは、死亡事故を含む重要事故が発生
した時には、「ダイビングの時の免責同意書は意味はない。それが
捜査に与える影響はない」という強い趣旨の発言がありました。
またこの講演会では、地元のダイビングの団体(協議会)から文書
(「安全対策活動報告」)が配布され、その中では「ここ数年で起
きている事故をみると、リーダーシップが同行しているまたは講習
中の事故が増えてきていることがわかる」と認識していました。し
かしながら、その事故防止の対策については「今後の事故防止およ
び安全対策を行っていく上で目標としなければならない事は、ダイ
ビング活動を行うダイバー自身が…」「ダイビングの事故予防を行
うには、ダイバー自身が…」「そしてダイバー1人々が…」と、
「ダイバー自身」の問題は、確かに十分に詳しく列記していた(オ
ープンウォーターのテキストに載っている内容と同じと言っていい
です)のですが、事業者側の問題(例えばインストラクターやガイ
ドの不適切な人数比の問題や、講習生やファンダイバーという、そ
れぞれの異なる目的を持った集団を、1人ないしは2人で実施する
ことの危険性など)、事業者側が改善を検討しなければならない問
題については何一つ(私の個人的感想にすぎませんが)見られませ
んでした。
なお、繰り返しますが、この5ヶ月間の「死亡者3名、重傷者3名、
軽傷者2名」という数字は、伊東市だけの数字です。そして、「軽傷
者」といっても、救急車が出動し、警察が公式記録までしているレ
ベルでの「軽傷者」ですので、ご注意ください。
当日参加した業者の方々は、伊東市だけでなく、関東地域などで、
伊東のスポットを利用している多くの業者の出席が求められていた
ので、きっとその中には、「事業者側のやるべきこと」も考えて安
全対策を打っていこうと決心している業者もいるにちがいないと考
えています。私はそういう業者の繁栄を祈るものです。

その内容が100%とは言えないと感じるものであっても、少なくとも
「ダイバー自身」が注意すべきことについては、この講習会に参加
した業者の方で対策を打ってくれるでしょうが、そういった意味で
も、少しでも前向きなものはここで公開することに意味があると思
いここに情報公開を行いました。「ダイバー自身」も、安全のため
に、業者の策を待つまでも無く、安全はどこから来るのかを強く自
覚して自分の身を守りましょう。油断と虚栄は禁物です。

中田(管理人) さん 2000年 12月 16日 22時 38分 36秒

「某紙」というのも何ですので、新聞記事の見出しの画像を
アップしました。
トップページからお入りください。

中田(管理人) さん 2000年 12月 16日 20時 00分 23秒

先日の大阪の判決ですが、某紙の関西・中部版には同じ文章で
タイトルだけ異なって載っています。別の某紙関東版では、
免責同意書が否定されたことは書かれずに、ただ業者の賠償
責任が認められた、とだけ、ごく小さいベタ記事で載っていた
だけです。もっともこの新聞の関西版にはしっかりと載ってい
ましたが。
内容は、ツアーに参加した男性が死亡し、遺族がツアー主催者
を訴えていたのですが、主催者が、ダイビング前に記入させた
免責同意書の文言を根拠に「責任はない」と主張していたのを
司法が免責同意書は公序良俗に反して無効であるとして業者の
責任を認めた判決でした。今まで、なかなか表に出てこなかっ
たことが初めて外に知られてしまったというところでしょうか。
なお、この判決に至る論理に付いては、私が以前からこのHPや
本に書いていたものと、新聞記事を読む限り同じようです。
やっと判決が出て、遺族の方のお気持ちは多少なりとも晴れるの
でしょうか?
まじめに、良心的に、安全に配慮して事業を営んでいるダイビング
業者の方々の一層の発展だけが、現状では事故を防御する最も近道と
言えるのだと思います。

先ほどまで、日本スポーツ法学会の総会に出席していました。
何人かの先生方の間で、この記事のことが話題になっていまし
た。免責同意書を有効にするために研究している先生とも話し
合うことがあり、有意義でした。

kihara さん (kihara@diver.ne.jp) 2000年 12月 16日 18時 53分 58秒
URL:http://www.diver.ne.jp

やまさん

こちらで掲載していましたが、詳しい事は載っていませんね。

http://news.yahoo.co.jp/headlines/mai/001214/dom/23110000_maidomc125.html

他にも探してみる価値はありそうです。

中田(管理人) さん 2000年 12月 15日 19時 18分 49秒

昨日、大阪地裁で出た、ダイビング事故の「免責同意書」の無効の判決は、
その法理は私の本などですでに書いております(当ってるかどうかは不明
ですが)。私はこの「免責同意書」の違法性について1995年に出版してい
た本から訴えていましたので、ご存知ない方は、それをお読みになって参
考にしていただければと思います。今後、情報を収集してさらに分析した
いと思っております。
免責同意書問題については、来年出版する本に詳しく書いていますので、
それについてもあらためてお知らせいたします。

やま さん 2000年 12月 15日 17時 15分 23秒

某MLによると香川県のほうでは、今朝の朝日新聞に
[ダイビング事故死 「自己責任」同意書は無効 ツアー業者に賠償命令]
という免責同意書の無効についての記事が出たらしいのですが詳細わかる方
教えていただけませんでしょうか。

中田(管理人) さん 2000年 12月 13日 22時 03分 33秒

先日の懇親会では、楽しいひとときをありがとうございました。

僅世離筌ケ さん、MAG さん 、drunkard さん、宍戸 さん
書きこみありがとうございます。

ところで、本日、民間スポーツ指導者の法的責任について私が書いた
原稿が掲載された雑誌が出た(たぶん今週中にはまちがいなく)ので、
それについてお知らせする情報をアップしました。トップページから
お入りください。出版元は(財)日本体育協会です。



宍戸 さん (shishido@umitaro.co.jp) 2000年 12月 13日 18時 54分 57秒

MAGさん、魅力はわかります。
私のダイビング歴は、早20年。昔のダイビングインストラクションは
結構体育会系のハードな講習で、参加者で一発で通ったのは私だけ。。。。。

その後に参加したクラブも超体育会系!
いきなり、熱海で水深60まで連れて行かれて、窒素酔い体験 (^○^)
でも、エキジット後、「どう?窒素酔い。深く行っても良い事ないでしょう!」って、
身をもって体験させられて、自分のダイビングレベルを磨く気持ちが沸きました。

やはり、海外の透明度の良い海に行くと、気がつかずに40過ぎまで落ちる人が
結構います。ガイドがあまりハンマー鳴らすのも気分が悪いし。。。。。
たぶん、その深さで怖いのは窒素酔いではなく、水深に気がついてのパニックですね。

でも、しっかりとしたインストラクターが付いて、40くらいまで連れて行き
体験させ、ほら、40くらいなら大丈夫でしょう。慌てなくても大丈夫!
でも、サカナいないし、そんな面白くないでしょう?ね!
と言った感じでパニックを防ぐインストラクションと
実際に面白くない体験が必要ではと思いますが。。。。

ダイビングは机の上の理論では上達せず、
経験の上に成り立つと思うのですが。
いかがでしょうか。。。。。

drunkard さん (divomori@apricot.ocn.ne.jp) 2000年 12月 12日 22時 16分 00秒

すいません、字がばけました。
字がばけた部分は、深場には、魅力があるけど、それだけなんです。と言いたかったんです。
深場はやはり、テクニカルダイバーの世界でしょう。それだけの準備が必要と思われます。
手軽に行ってはいけない世界だと思っています。
という事を書いてます。

drun(drunkard) さん (divomori@apricot.ocn.ne.jp) 2000年 12月 12日 22時 06分 12秒

MAGさん、ありがとうございます。(また飲んでます)
実は、私も深場の魅力に取り付かれたことがあります。でも、ある人に「事故がなくてよかったね。それで何かいい事あった」と言われて、△◆・廚辰隼廚辰燭里任后・湿譴砲鰐ノ呂・△襪韻鼻屬修譴世韻覆里任后廖・湿譴呂笋呂螢謄・縫・襯瀬ぅ弌爾寮こΔ任靴腓Α・修譴覆蠅暴猗・靴覆韻譴个い韻覆だこΔ世隼廚い泙后0里修Δ砲垢い泙擦鵝△任睫ノ呂房茲衂佞・譴燭藺臺僂任后・蠏擇帽圓辰討呂い韻泙擦鵝」
 だけど素敵な人魚がいたら準備などせずにいっちゃいますよね!(冗談)

MAG さん (mag-agake@cobou-ds.co.jp) 2000年 12月 12日 19時 46分 59秒

drunさん、ぜんぜん失礼なんかじやありません。たしかに無茶でした。反省です。

しかし深場の魔力と言うか一人で潜降していって深い空間が延々と続いていると、窒素酔いとかでなく、つい、行ってみたくなってしまいました。なんか未知の世界がひろがっているようで。しかし行ってみるとムチヤギすらほとんど存在しない砂と石の世界で実に殺風景なものでした。ダイビングは35メートルまでが一番のようです(伊豆ですが)。あっあと人魚は見えるかもしれませんよ。窒素の影響で。(苦笑)

drun(drunkard) さん (divomori@apricot.ocn.ne.jp) 2000年 12月 11日 22時 34分 00秒

カマタのヤスさんへ
懇親会は面白かったですね。2時会のお尻の冷たさは何とも言えませんね。しかい近頃のガキは平気で地べたにすっわっても痔にならないんですかね?私も冷えました。また是非いっしょに飲みたいですね。

MAGさんへ
無茶してますね! 深く潜って、何かいい事ありますか?(美人の人魚がいたりして!!)でも生きていてよかった。もしかしてストレスたまっているんじゃないですか?
藤原紀香みたいな人魚がいたら教えてくださいね、決死の覚悟で潜りますから(^0^).

すいません。昼間からアルコールがまだ抜けてないようで、失礼でしたら削除して下さい。

MAG さん (mag-agake@cobou-ds.co.jp) 2000年 12月 07日 09時 55分 32秒

僅世離筌さん、まったくその通りです。すべて紙一重だとおもいます。
こんなこというのもなんですが、お互い安全に極力配慮して行きましょう。

僅世離筌ケ さん (zeke@246.ne.jp) 2000年 12月 07日 00時 37分 23秒

中田さん、今日はありがとうございました。
楽しく過ごさせていただきました。
また、初めてお会いした方々も
ありがとうございました。

特にdra・・さんご馳走になりました。
でも、あの椅子はケツには悪いですよ。
またいきましょうね。

MAGさん、おっかねぇ経験ですね。
今ここで語れることはラッキー。
悪くすると登場できなかったかも・・。
私も登場できなかった可能性は高かった。アハ・・。

MAG さん (mag-agake@cobou-ds.co.jp) 2000年 12月 06日 19時 31分 58秒

はじめまして中田さん、それにダイバーの皆さん。僕は潜水歴10年タンク本数600本になるPADIダイブマスターです。ホームゲレンデは伊豆で毎週のように行っていましたが、ここ最近都合でいけない間に、こんなに事故が多発しているとはホームページ見るまでしりませんでした。
潜るときは僕の運営しているクラブ仲間と行くとき以外ほとんど気ままに海に出かけ、単独で潜水し、ゆっくり帰宅すると言うスタイルがここ6年位つづいています。見本になるべきダイブマスターが単独潜水なぞと反論のある方も多いとおもいますが、ここでは僕自身の体験したことについて書かせていただきます。
二年ほどまえのことです。その日はなんとなく深場にいってみたくなり、以前にも行ったことのある水深60メートルまでいつてみることにしました。
透明度水深30メートルをすぎるとすっかりクリアになり、随分下まで見渡せるような状態でした。45メートルを過ぎたところで軽い窒素酔いの状態になりました。 (僕の場合は頭がジーンとしてくるのと排気の音が高音に聞こえてくるのが窒素酔いの初期です) このくらいならばいつも体験していましたので、そのまま深度をおとしました。じつはこのときいつもより酔いが早いな、ということには気がついていましたが (前回の60メートルの時は最深部でこのくらいの酔いでした。)大丈夫だろー、と、気楽にかんじていました。
そしてそれは、静かに、そして突然やって来ました。
水深を確認しながら58メートルまで来たとき、フッ、と意識が一瞬なくなってしまったのです。(というよりは眠ってしまう感じです。)すぐに気がつきあわてて浮上を開始したはずでした。しかししばらくして水深を確認すると58メートルのまま、、、浮上なと゜していませんでした。このとき自分でも少し冷静さを失いかけ、目も、カッ、と、見開いていることはわかりました。そして、あーこうやってみんな事故に会っていくのだな、となかば泣きたい気持ちになりました。
まず冷静さをとりもどすのが一番と考え、目をつぶり深呼吸を数回しました。(ぼくの場合は目をつぶつての深呼吸が一番効果のあることは、以前に体験したあることからもわかっていました。)すると視界もひらけ冷静さもとりもどしてきました。それから水深を焦りながらもゆっくりあげ、40メートルを切ったところで窒素酔いもほとんど感じなくなり、20メートル付近になって、あー帰ってこれた。と一息つくことができ、あとはゆっくり浅瀬を散策してもどりました。
この事故(自分の中では事故とかんじています。)は経験からくる慢心、海を甘く見ていたことからくるのは明らかです。その後はこんな無茶なことはしていません。というよりできなくなりました。いろいろな反論はみなさんお持ちになったことは、わかります、僕自身、他人のそんな話を聞けば何かしらの反論をしたくなるでしょう。しかし自分自身体験するまでわかりませんでした。皆さんが感じたことなどもあったら教えてください。
一つ、水中で何か自分に起こった場合(はぐれたり)まずその場で停止し深呼吸してみてください。見える視界がひろくなり、明るくなり、次の行動がみえてきます。
それとぼくのクラブでは必ず実行していることですが、例えガイドや引率者がいたとしても参加するかぎり必ずコンパスは合わせるということを実行したほうがいいとおもいます。最初はわからなくてもなれてきます、なにより万一水中での方角がわからなくなった時の安心感、余裕がちがいます。僕の知る限りのツアーや講習でこれを実行しているところはしりません。(実行しているところはすいません)決してガイドの金魚の糞にはならないでください。あとはぐれたなら必ず浮上してください。上がれば空気はあります。
ながなりすいませんでした。つい力がはいってしまうもので、
僕が言うのもなんですが、皆さん安全潜水を意識し、たのしく長く続けていけるようにしましょう。

意見などありましたらこちらに書き込んでいただいてもいいですし
MAG−MARINE@jp−t.ne.jpにでもください。辛辣なものでも結構です。それがこれからの自分自身への糧にかりますから。

中田(管理人) さん 2000年 11月 28日 09時 08分 43秒

hitomi さんこんにちは。 
書き込み有難うございます。
これからも安全で楽しいダイビングに出会えることを祈っています。
いいことなどがあったら、また書き込みをして下さいね。

★読者懇親会締め切りのお知らせ

私の本の読者の方々との懇親会(居酒屋での気楽なお話し会、12/6)
の申し込みは、今週金曜日いっぱいで修了します。
詳しくは11/17付け書き込み(過去記事リスト16)をご覧下さい。

hitomi さん (hitomi.kiyono@nifty.com) 2000年 11月 26日 22時 03分 16秒

中田さん はじめまして
ダイビング経験 3年 215本 DACSのREダイバーです
中田さんの本は3冊とも購入して読んでいます 
国内では波左間でしょっちゅうお世話になっていますが
パラオに5回行き またこの年末年始にもパラオに行きます
私がCカードを取る前におきたペリリュー島の事故をはじめ
この3年間の間にも 私の大好きなパラオで 小さいものから
大きいものまで事故がおきているのはとても悲しいことです
最近思うのですが 私も含めた初心者ダイバーの意識というか
安全に対する考え方や自己責任(自立したダイバーになろうという意識)
が薄い初心者の方をよく見ます そのたびにわが身を振り返り
自分自身への戒めにしようと思っています
ダイビングは経験のレジャーですが 自分が事故を経験したいとは
思いません
 常に、ストップ、シンキング、アンド、ゴー
ですよね
そして末永く趣味としてダイビングを続けていきたいと
考えている私のような初心者にとって このHPはとても勉強になります
中田さん たいへんでしょうが HPと本の出版これからも
末永〜く続けてくださいね
21世紀も良い年でありますように

中田(管理人) さん 2000年 11月 24日 13時 00分 07秒

宍戸 明博 さん

書き込み有難うございます。このような実際の事故について、ショップ側の方の
ご意見が伺えることは非常に素晴らしいことと思います。こういったことを基に、
より安全なダイビングができるように、つまりダイバー側はより安全なダイビン
グや体験・講習を購入でき、ショップは高い品質の商品を販売できる、というこ
とが進展すればと思います。

※なお、この宍戸さんの発言が、どこかの他人による何らかの意思を持った書き
込みでなく、まちがいなく宍戸さんによる書き込みであることは、私が直接確認
を取っております。

drunkard さん
貴重な体験談をありがとうございます。重大な事故にならずによかったですね。
しかもそれでもその方がダイバーになったということは、drunkard さんの誠意が
通じたことかとも思います。これからもぜひ、トレーニングスキルの発展にご屈力
されることを願っております。

drunkard さん (divomori@apricot.ocn.ne.jp) 2000年 11月 23日 14時 44分 05秒

 このサイトは勉強になります。以下、私の恥ずかしい失敗談です。
 今年の9月に体験ダイビングでS子とマンツーマンで潜っていました。体験ダイバーのS子が
突然レギュ−レターを口から外してしまいました(マウスピースに亀裂があり、そこから海水が
口に入った)。私は急いで自分でくわえていたレギュを外してS子の口にくわえさせました。オクトパスを探して口にくわえさすよりも、この方が早い。パニックにさせたくなかったのです。しかしレギュをくわえたS子はいやな顔をしました。「おじさんが吸っていたレギュなのでいやなのかな。でもそんな事言っている場合じゃないだろう」と思っていました。そのうちエアーを吸い始めました。
 これは何と、私がレギュのパージボタンを押さずに海水が入ったまま、S子の口にくわえさせたのです。オクトパスなら当然、押して(押し読ずけて)渡しますが、自分でエアーを吸っていたため、その意識が働かなかったのです。2度も海水を飲ませてしまいました。すいません。
 私は中田さんの本を読んでから、レンタルの重機材を自分で全て使うようにしています。
貸し出したレギュも私が使ったのですが、にぶいせいか、海水が入っても気にならなかったのか、使った後に亀裂が入ったのだと思います。この後、全てのレギュのマウスピースを換えました。
 S子に異常はなく、陸上でしばらく休んだ後、また体験ダイビングを始めました。今はダイバーになっています。

滑C太郎 取締役 宍戸 明博 さん (shishido@umitaro.co.jp) 2000年 11月 22日 18時 44分 51秒
URL:http://www.umitaro.co.jp

こんにちは。始めて書きこみさせて頂きます。

このサイトには色々と業界のことが飛び交っている中で勉強になることが多数ございます。
変な言い方をすれば商売としてとても参考にさせて頂いております。

さて、今回の書きこみは久しぶりに覗かせて頂いた中で、
7月の富戸の事故についての書きこみについてです。
この体験ダイビング中の事故は私どものツアーで申し込まれたお客様でして、
とても残念なことに実際に書きこみのように事故が発生してしまいました。
ただ、MFAもできずに声を呼んでいたという部分を訂正させていただきたく書きこみます。

実際にこの日は体験ダイバー1名にイントラ1名つく形で2組いっしょに入りました。
たまたま、レギュが外れた際にレギュホースと反対側の真横にイントラが位置してしまい、
外れたのに気づくのが遅れた状態でした。お客様も冷静な状態でリカバリー後浮上。
その後のレスキューに関してもなんの問題も無く行ない、ただ、やはり水を飲んでいたために
上陸後意識を失い、慌てて緊急蘇生に移った状態です。
前出のコメントの名前を呼ぶだけというのはこの意識を失いかけた時のことと思われます。

実際に私どもが商売としてダイビングを始めて10数年、始めての事故でした。
これまで安全第一としてイントラ・ガイドに徹底してきたその中での事故でした。
事故後お客様は1週間入院されて無事に退院、私も意識が戻るまで2日間不眠不休で
付き添い、その後も毎日新幹線で病院へ通いました。
幸い、祈りが通じて無事に後遺症も無く回復。現在では元気にお過ごしでらっしゃいます。

しかし、サービス業としてお客様に海に対する恐怖感を持たせてしまったこと。
この世に生まれるかもしれなかった一人のダイバーを失ってしまったことが
ダイビング業界の人間としてとても残念です。

精一杯安全について考慮しても起きる事故。しかし、瞬間の油断が必ずそこに隠れています。
安全に対する備えに完全はありません。
今後も更なる安全潜水をイントラ・ガイド各スタッフに徹底して行く所存でございます。

でも、イントラ・ガイドとお客様の人数関係、徹底した安全管理を考えると
当然それなりに経費が膨らみます。それでも商売ですから、マイナスでできません。
他社でダイビングに行かれるより多少料金も高いと思います。
それでも安全を選んでくれたお客様を裏切らないように、今後も頑張って無事故を目指します。

器材に関しては、やはり自分で気に入って買っていただく器材というのはそれなりに
お客様も海、器材に愛着がわき、レベルアップに役立つのも事実です。
当然レンタルでも潜れます。安い器材だってある程度は大丈夫ですよ。
しかし、そう言う部分にお客様自身の安全に対する意識=レベルアップが
見えてくるような気が致しますが。。。。。
いかがでしょうか?

この書きこみは今後のスタッフ教育に役立てさせて頂きたく、
あえて会社名を公表させていただきました。

長々と場をお借りして申し訳ございませんでした。

滑C太郎 取締役 宍戸 明博




中田(管理人) さん 2000年 11月 22日 09時 29分 19秒

「事故多発特異地域への懸念」のページを昨夜アップしました。
トップページからお入りください。

中田(管理人) さん 2000年 11月 21日 15時 35分 08秒

今夜、「事故多発特異地域への懸念」というコラムをアップする予定でいます。
最近油断してるかも、と思う方はご覧下さい。

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