いわずと知れた、伝説のアニメ。劇場版が公開されるだの、復活するだのしないだの言われ続けて十数年(悶)。
とうとう今年、松本零士の手によって復活しました(笑)。

劇場版一覧

タイトル公開年月日観客動員数興業収入配給収入
宇宙戦艦ヤマト1977/8/6〜230万人21億円9億3000万円
さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-1978/8/5〜400万人43億円21億2000万円
ヤマトよ永遠に1980/8/2〜220万人25億円13億6000万円
宇宙戦艦ヤマト完結編


TVシリーズ一覧

タイトル放映年月日LD価格発売元型番
宇宙戦艦ヤマト(全26話)1974/10/7〜1975/3/3046,350円バンダイビジュアルBELL-316
宇宙戦艦ヤマト2(全26話)1978/10/14〜1979/4/743,260円バンダイビジュアルBELL-544
宇宙戦艦ヤマト-新たなる旅立ち-1979/7/317,800円バンダイビジュアルBELL-700
宇宙戦艦ヤマトIII(全25話)1980/10/11〜1981/4/442,000円バンダイビジュアルBELL-656

*LD-BOXの劇場版パーフェクトコレクションも発売されている。価格46,350円。バンダイビジュアルBELL-315。


OVAシリーズ一覧


現在リーニュアル(?)ヤマトとして第18代宇宙戦艦ヤマトとそれをとりまく少年少女達の物語がOVAシリーズとして発売されています。
胎動編はそれにさきがけて、発売されました。新ヤマトの内容と復活編(なくなったらしい)の内容が盛り込まれています。
しかし、版権が松本零士の手に戻ると同時に、制作中止。これより後は発売されておりません。

タイトルLD価格発売元型番
宇宙戦艦ヤマト 胎動篇 −ヤマト!!わが心の不滅の艦−9,800円バンダイビジュアルBELL-671
YAMATO2520 Vol.0 銀河100年戦争4,800円バンダイビジュアルBELL-741
YAMATO2520 Vol.1 明日への希望 9,800円バンダイビジュアルBELL-732
YAMATO2520 Vol.2 YAMATO発進!9,800円バンダイビジュアルBELL-733
YAMATO2520 Vol.3 戦闘9,800円バンダイビジュアルBELL-734


劇場作品の紹介

「宇宙戦艦ヤマト 劇場版」
昭和49年にTV放映された「宇宙戦艦ヤマト」は予想をはるかに下回る視聴率で(平均視聴率7.3%。裏番組が「アルプスの少女ハイジ」「猿の軍団」)、39回予定を26回に短縮されて放送を終了した。しかし、それ以後も海外版ヤマトの作成(昭和52年4月に開催されたカンヌ映画祭でセールス試写された。国内公開版より短め)が行なわれ、西崎氏は自主上映という形で上映を決意。前売り券の販売を始めたところ、口コミでファンが殺到、急遽東京の東急レクリエーション系のわずか4館で公開される運びとなった。そのニュースに再放送でひそかに増えていたファンが各県でも公開を要望する声がたかまり、マスコミで取り上げられるようになるとついに東映洋画部が配給となり全国での公開が決定した。
公開初日の昭和52年8月6日には映画史上初めてという徹夜組が出て、都内6館で2万人のファンが映画館に殺到したという。

<ストーリー>西暦2199年、地球は謎の惑星ガミラスからの攻撃を受け、滅亡に瀕していた。遊星爆弾による放射能汚染を避け、人々は地下都市を築いてかろうじて生き延びていたが、放射能汚染は地下都市にまで進み、人類滅亡まであと1年という状態であった。 そんな時、古代進と島大介は火星に飛来した高速ロケットからイスカンダル星のスターシャのメッセージを入手する。そこには放射能除去装置コスモクリーナーを受取りに来て下さいとのメッセージと、14万8000光年の旅に必要なワープ航法を可能にする波動エンジンと波動砲の設計図が収められていた。
最後の望みをかけて海底に沈んだ旧日本海軍の戦艦「大和」に波動エンジンがつけられ、宇宙戦艦ヤマトとして生まれ変わり、沖田十三艦長の指揮下でイスカンダルへ旅立つことになる。途中、ガミラスの執拗な攻撃を幾多の犠牲を出しながら進んでいくヤマト。しかし、乗組員の不屈の精神によってヤマトは任務を遂行した。 西暦2200年、地球はもとの青さを取り戻したのである。

<たわごと出張版>これは私、観たことないです(^^;;;。劇場版とTVシリーズの違いはイスカンダル星でのシーンが大きく違うのですが...劇場版ではスターシャも既に亡くなっていて、ホログラムが残されているのみになっています。LDBOXではこのシーンは別に収録されています。

「さらば宇宙戦艦ヤマト -愛の戦士たち-」
前作の劇場公開によって、第1次アニメブームが訪れていた昭和53年、「さらば宇宙戦艦ヤマト -愛の戦士たち-」が、全国133館の映画館で公開された。徹夜組はますます増え、混乱をさける為に上映時間を繰り上げ早朝5時から上映したところもあった。公開当日の午前1時からのラジオ番組、オールナイトニッポンでは「さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち」の生ドラマも放送された。

<ストーリー>西暦2201年。ガミラスとの死闘から1年が過ぎ、地球は完全に復興しかつてない繁栄の道をつき進んでいた。そんなある日、地球への輸送航海をしていた古代の船が、未知の星からの不思議な発信音をキャッチした。それが宇宙の異変を訴え、救いを求めている女の声だとわかった古代は、国防会議に出席したが、地球連邦政府は全く応じようとしない。折しも、ヤマトに廃艦の決定も下った。意を決した古代はかつての乗組員達に呼びかけ、ひそかに海底ドックに眠るヤマトに乗り組み、謎のSOS発信源をさぐる旅へと出る。その途中で、ヤマトは謎の敵によって壊滅させられていた太陽系外周艦隊に遭遇、司令官であった土方竜を救出し、艦長に迎えた。
謎のメッセージの発信源がテレザート星であることを突き止めたヤマトは、ただちにワープ航法を行う。テレザート星に到着し、幽閉されていた女性、テレサを解放した乗組員は地球に迫り来る白色彗星が人工の彗星帝国であり、宇宙征服を狙っていることを知らされる。一方、彗星帝国のズオーダーは、切り札としてヤマトの宿敵デスラーを送り込む。壮絶な戦いがヤマトとの間でくりひろげられ、デスラーはまたしても古代らによって敗れていった。そして、デスラーは最後に白色彗星の弱点を古代に告げ、宇宙へと消えていく。
地球では超最新鋭艦アンドロメダが彗星帝国によって撃沈され、ズオーダーは地球に対して降伏を迫る。そこへワープ明けしたヤマトが波動砲を放つ。炎上する白色彗星に喜ぶ地球人類とヤマトの乗組員達。しかし、それをあざ笑うかのようにガスの下から巨大な都市帝国が姿を現した。死闘を続けるヤマトと乗組員達。次々と死んでいく仲間達。 そして、古代はヤマトと戦いの途中で息絶えた雪とともに彗星帝国に向かっていく。地球は再びヤマトによって救われたのであった。

<たわごと出張版>私がこの映画を観たのはずううっと後になってからです。ウチにはビデオもなかったし、TVでも放映されなくなっていたので。で、それ以前はコバルト文庫から出ていた小説版で何回も泣いてました。だから、ラストのページはべろべろになっている...(^^;;;。私は主人公が死んで終わりとか、登場人物の殆どが死んで終わりっていうのはあんまり好きじゃないんですね。さらばはストーリーの展開の仕方とかは凄いと思うところもあるのですが。あの、白色彗星なんかにくったらしいことこの上ないもの。だから、観ていて乗組員が「やったー!倒した!」と喜ぶシーンでもう泣けてしまう...ちくしょー、しぶとい!とかね。きっと、最初に観たヤマトが「さらば」でしかも劇場で観ていたなら(でっかいスクリーンで観たい!!)、この映画は今よりももっと強烈に心に残ったと思います。でも、やっぱり私はみんなでめでたしめでたしっていうのが好きだな。お願いしますね。松本零士先生!!期待してますわ(^^)。

「ヤマトよ永遠に」
昭和54年7月31日にフジTV系で放映された「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」の続編として制作、劇場公開された。アニメ史上初の、ワープディメンション方式がとられていたが公開まで秘密とされていた(結局、どういう方式なのか私には解らない(^^;;;)。公開前には「宇宙戦艦ヤマト アドベンチャー・ロマンの航海」と「80ヤマトフェスティバル・イン・武道館」の2大イベントが開催され話題を呼んだ。

<ストーリー>時に西暦2202年。自動惑星ゴルバとの戦いに勝利したのもつかの間、外宇宙から地球に重核子爆弾が撃ち込まれた。しかも同時に暗黒星団帝国軍が地球へ降下、占領してしまう。誰ともなく英雄の丘に集まったヤマトの乗組員はイカルス天文台にヤマトが密かに隠されているのを知る。高速艇で地球脱出を図った一行だが、森雪は敵の銃弾を受け一人地球に取り残されてしまった。
イカルスに到着した乗組員は新艦長に山南を迎え、敵の母星に重核子爆弾のコントロール装置を破壊しに発進する。そして、新乗組員の中に雪に容貌の似ている美少女がいた。真田は姪の真田澪だと紹介するが、実は古代守とスターシャの間に生まれたサーシャであった。サーシャは古代に恋心を抱く。
暗黒星団の内部にある敵中間基地を撃破し、ヤマトは暗黒星団を抜ける。そのヤマトの前に、現れたのは青い地球であった。その惑星に降り立った乗組員はここが200年後の地球だと聖総統に告げられる。だが、それはヤマトをこの惑星に封じ込めようとする聖総統の陰謀であった。嘘を見破ったヤマトは敵艦隊に向けて新波動砲を発射、敵母星の全貌をも明らかにした。
ちょうどその頃、地球ではパルチザンとなった雪が重核子爆弾の起爆装置を取り外していた。一人母星に残ったサーシャはヤマトを母星の中へと導く。内部に向けて、波動砲を発射したヤマトは無事離脱し、サーシャは母のもとへ、ヤマトは雪の待つ地球へと帰還していく。

<たわごと出張版>私が、映画館で初めて観たヤマトでした。それからも観た回数はそれほどでもないのですが、TV放映されたときにテープに録音(ビデオがなかった)したものを、それはもう数えきれない程聞いたので、殆ど台詞が頭の中に入ってます。これが勉強に生かされればよかったものだが...(^^;;;。絵的にもとても綺麗なのが印象に残っているし、最初の重核子爆弾が飛んでくるシーンは不気味なものがありますね。ストーリー的には今観ると、あれ?という点が一番多い作品かもしれない...。それは言わない約束ね、てな感じだけど。

「宇宙戦艦ヤマト 完結編」
ヤマトが企画されて10年目ということで、物語のしめくくりとして作られた。西崎プロデューサーの熱望により、初代艦長の沖田十三が復活したことも話題を呼んだ。

<ストーリー>時に西暦2203年。銀河系の彼方、核恒星系の付近に突如、次元断層から出現した別の星雲の交差によって星同士の衝突が発生していた。異変を知った地球防衛軍本部は調査の為にヤマトを派遣する。しかし、核恒星系にあるデスラーのガルマン・ガミラス本星は壊滅しており、デスラーの姿もなかった。再び恒星同士の衝突が激しくなり、ヤマトは無差別ワープでその場を離脱する。ワープ明けしたヤマトは偶然、水没しかけている惑星を発見、一人の少年を救助したが、その直後帰還しようとするヤマトの前に正体不明の大機動部隊が立ちふさがる。敵の新兵器はヤマトの装甲をたやすく突破してしまい、乗組員の多くが犠牲となった。艦内には誰も動くものもない中、ヤマトは自動運転のスイッチが入り、地球へと帰還していく。
その頃、地球ではヤマトを襲ったディンギル星の太陽系制圧艦隊が太陽系惑星基地を次々と破壊していた。もう地球にはヤマトしか残されていない。修理を終えたヤマトは責任をとって艦長を辞任した古代の代りに初代艦長沖田十三を迎え、新たな戦いの旅に出発したのであった。
ディンギル艦隊の猛攻が続く中、新たな危機が地球に近づいていた。回遊惑星の水の惑星アクエリアスである。本当なら6千年後に地球に最接近する筈だったが、何故かワープを繰り返しており、後16日で地球に到達するという計算が出た。ヤマトがワープを繰り返し、アクエリアスに到着すると、女王アクエリアスが現れ、アクエリアスのスピードを速めているのがディンギルで星人だと告げる。地球を水没させて人類を滅亡させてから、地球に移住しようとしているディンギルの野望を打ち砕くためにヤマトは都市衛星ウルクのワープシステムを破壊する。しかし、アクエリアスは最後のワープを終えてしまった。
古代は最後の手段としてヤマトを自沈させ、アクエリアスからのびる水の帯を断ち切る方法を決断する。艦に残るという古代を諌め、沖田艦長がヤマトに残った。ヤマトの乗組員が見守る中、ヤマトは自沈し、地球は水没の危機を逃れた。 永遠の旅に出たヤマト...そして、古代と雪は結ばれる。

<たわごと出張版>この映画は写真をとった記憶が強烈にあります。今は皆しないのね?エヴァでも見かけなかったし。でも、当時はスクリーンを写真の収める人が多かった気がします。で、これが難しいんだ。上手くとれない...最初はフラッシュたいちゃってねー。全部駄目にしました(^^;;;。オールナイトニッポンの生ドラマも聞きました。いいところで終わってんだこれが。挿入歌もよかったです。「明日に架ける虹」とか。ストーリーではね、あそこであんなことで島が死んじゃうのが納得いかなかったですけどね。当時も今も。これもぼろぼろ泣いちゃうので、「さらば」も「完結編」もあまり見返さないです。あ、そうだ!これはデスラーが凄い美味しい登場の仕方でうっとりしちゃったわー(^^)。

TVシリーズ作品の紹介
「宇宙戦艦ヤマト」
昭和49年10月6日、夜7時30分よみうりTVをキー局に放映開始された。しかし、裏番組が「アルプスの少女ハイジ」「猿の軍団」だったため、視聴率は低迷し(平均7.3%)、全39回予定が26回に短縮され後半部分の小マゼラン星雲での戦闘の部分6話分とイスカンダルからの帰路7話分がカットされた。じわじわと人気が出始めたのは再放送が開始されてからで、地方に私設ファンクラブが設立され、これが劇場公開へ多大な影響を与えた。

<ストーリー>西暦2199年、地球は謎の異星人ガミラスの遊星爆弾によって滅亡の危機に瀕し、遊星爆弾により放射能汚染は地下都市にも侵攻しはじめ、人類滅亡まであと1年と迫っていた。
最後の決戦にも敗れた人類にイスカンダルのスターシャから放射能除去装置を取りにくるようにとのメッセージと波動エンジンの設計図がもたらされる。九州沖に沈んでいた戦艦「大和」が宇宙戦艦ヤマトとして蘇り、14万8000光年の彼方イスカンダルへとガミラスの攻撃を受けながらも突き進んでいく。七色星団でのドメル将軍との戦いに勝利したヤマトはイスカンダルがガミラスとの二連星だという事実を知る。
ヤマトはデスラーとの両惑星の興亡をかけて死闘を繰り広げるが、最後はガミラス本星はヤマトの波動砲による海底火山の噴火により滅んでしまった。ボロボロになりながらも、イスカンダルに到着したヤマトはスターシャからコスモクリーナーを受け取った。しかも、そこには戦死した筈の古代の兄、守がいた。
地球への帰り道を急ぐヤマトの前に、再びデスラーが白兵戦をしかけるも、雪が身を犠牲にしてコスモクリーナーのスイッチを入れたため勝利することが出来た。やっとの思いで地球に戻ってきたヤマト。古代の腕の中で雪が息を吹き返した時、ヤマトの艦長沖田は地球を目前に息をひきとった。地球はヤマトにより滅亡から救われたのだ。

<たわごと出張版>私がTVで観たのは何回めの再放送だったんでしょう。でも、見始めたのがいつも真ん中辺くらいなので、最初の部分はあまり記憶に残ってなかったんだと、ついこの間見返したときに気が付きました。最初の頃はオープニングが怖いのよ。悲壮な感じで...。印象に残っているのはドメル将軍との一連の戦いですね。ガミラス語で「ヤマトあなどりがたし(しかもアンダーラインが...)」とタイプしていたのがなんとも。あの七色星団での戦いも三段空母とか出てきて(でも弱かったけど)好きでした。しかし、今観ると絵の動きがとおおおおおっても少ないですね。こんなだったっけ?なんて思ってしまったです。

「宇宙戦艦ヤマト2」
映画で綿密な人間ドラマが描けなかったことと、ラストで主人公達が皆死んでしまうということが松本零士の信念から外れており、特に若者を死なせることが無念だったことから企画されたTVシリーズ。一部のファンには不評ではあったが、高視聴率をマークした(平均視聴率22.9%)。

<ストーリー>西暦2201年、宇宙の危機を訴える謎のメッセージを受信した古代は、ヤマトの旧乗組員を募って独断でヤマトを強行発進させた。その為に反逆者として新造戦艦アンドロメダに追撃されるが、艦長である土方竜はそれを見逃す。その後、第11番惑星でナスカ艦隊に襲撃されていた斉藤率いる空間騎兵隊を救出、新たなメンバーとしてヤマトに乗り込む。
謎のメッセージの発信源がテレザート星のテレサであることが分かったヤマトは次々と襲撃してくる敵を打ち破っていくが、その中に彗星帝国に救われて復活したデスラーの姿もあった。なんとかテレザート星に到着したヤマトはテレサから白色彗星の野望を告げられる。航海の途中での交信で愛が芽生え始めていたテレサと島だったが、テレサは一人テレザート星に残り、テレザート星を自爆させ白色彗星のコースを迂回させた。
しかし、地球艦隊は白色彗星の前に壊滅してしまう。それを追うヤマトだったが、宿敵デスラーが再びヤマトの前に立ちはだかる。古代はデスラー艦に白兵戦を挑み、いつしか戦いの中で古代とデスラーの間に奇妙な友情が生まれていた。デスラーは白色彗星の弱点を告げいずことなく去っていく。
多くの犠牲者をうみながら、ヤマトは都市帝国内部に侵入をはたし、コントロールルームの破壊に成功する。しかし、その中からまた巨大戦艦が現れた。為す術のない古代は雪とともにヤマト自体で戦艦への体当たりを決意する。その時、テレサが再び現れ、一人超巨大戦艦へと向かっていった。そして地球には平和が訪れたのである。

<たわごと出張版>結構、ファンにもそうでない方にも卑怯とか言われた作品でしたが、私は結構好きです。テレサもずっと人間らしかったし。なんといっても映画と違って殆どの登場人物が死んでしまうっていうのはなかったでしょ?一応、メインクルーは生き残ったかな?(徳川機関長はお亡くなりになってしまったけど)だって、「さらば」じゃあ佐渡先生までお亡くなりになっちゃうのよー私は、そこでも結構泣いた(;_;)。でも、2でも惜しいキャラが亡くなってます。彼の名は新米俵太...惜しい。いい味だしてたのに。加藤も山本も斉藤も...。特に斉藤...後でささきいさおさんが声をやっていたと知って驚いたけどね。

「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」
昭和54年7月31日、フジ系でテレフィチャーとして放映され話題を呼んだ。イスカンダルとテレザート、2つの大きな航海を終えたヤマトが、三度新たな大宇宙への航海をするための前哨として、次回作の「永遠に」へのプロローグ代りとして作られた作品である。

<ストーリー>西暦2201年。白色彗星との死闘から1ヶ月後、古代艦長代理の下、ヤマトは新乗組員の訓練を兼ねてテスト航海へと出発しようとしていた。同じ頃デスラーも、新たな惑星を求めて放浪の旅へ出ようとしていたが、最後に一目母星へ別れを告げようとガミラス本星へ向かった彼らが見たものは、ガミラシウムを盗掘する暗黒星団の艦隊であった。激怒したデスラーは敵艦隊を襲撃する。しかし、その時もともと惑星としての寿命を迎え、その上盗掘によって岩盤がもろくなっていたガミラス本星は大爆発を起こして消滅してしまう。その影響でガミラスと二重星だったイスカンダルは重力のバランスを崩し猛スピードで宇宙を暴走士始めてしまった。
以前からスターシャに想いをよせていたデスラーは暴走するイスカンダルを追い、脱出するよう説得するがスターシャはそれに応じない。しかも、イスカンダリウムを求めて暗黒星団までがその後を追っていた。デスラーはヤマトにイスカンダルの危機を伝えるメッセージを発信する。訓練中だったヤマトは急いでイスカンダルへと進路を向けた。
ヤマトの波動砲によって、敵巨大戦艦は破壊されたが、新たに自動惑星ゴルバが彼等の前に立ちふさがる。ゴルバには波動砲は通用しないのを知ったデスラーは、敵の砲口へ自らの艦を突っ込ませ、古代に自分ごと撃てと叫ぶ。デスラーの気持ちを理解したスターシャはイスカンダルを離れ、ヤマトに移乗すると告げ、戦いを止めた。しかし、ヤマトに乗り移ってきたのは古代の兄の守と娘のスターシャだけであった。そしてゴルバを巻き込んでイスカンダルが自爆する。イスカンダルはスターシャとともに宇宙から消滅していった...。

<たわごと出張編>これも実際に観たのはずうううううううううっと後でした。フジ系だったので地方では観れなかったのよ。結局、まだ2回くらいしか観たことないと思います。デスラーがいいんですよねー、これ。すっかり人間味が出てきたデスラーが素敵です。最後のシーンではデスラー宇宙空間で宇宙服もヘルメットもつけないで古代と喋ってますけどね。恐るべき、ガミラスの科学力!!(爆)。

「宇宙戦艦ヤマトIII」
昭和55年10月14日から放映開始されたシリーズ第3弾であったが、視聴率が伸び悩み52回予定が25回で打切りになった為、ストーリー的にもいまひとつの作品となってしまった。

<ストーリー>核恒星系付近で惑星間戦争を繰り広げていたガルマン・ガミラス帝国とボラー連邦。その戦闘でガルマン・ガミラス帝国側が発射した惑星大破壊ミサイルが流れ弾となって太陽を直撃した。その為、太陽が核融合の異常増進を始め、このままでは地球上に生物が生存可能なのは1年しかないことが判明した。
地球防衛軍の藤堂長官は古代進をヤマトの艦長に任命しヤマトを第2の地球探しの任務に密かに命ずる。再び宇宙へと飛び立ったヤマトは、たまたま救出したのがボラー連邦の宇宙船だった為、ガルマン・ガミラスとの惑星間戦争に巻き込まれてしまう。
ガルマン帝国からの攻撃は次第に激しさを増し、とうとうヤマトは捕獲されてしまった。実はガルマン帝国というのはデスラーが放浪の果てに作りだした第2のガミラス帝国であった。デスラーは部下からの報告ではじめてヤマトを部下が攻撃していたことを知り、謝罪代りに太陽制御を行う。しかし、それは失敗に終わり、ヤマトは再び第2の地球探しに旅立つ。そこへデスラーから地球そっくりの惑星ファントムを紹介された。だが、そこは見る人によって幻覚を見せる、幻想惑星であった。第2の惑星にはならなかったが、ここでヤマトは捕らわれの身となっていたルダ少女を救出した。彼女は地球の状態を知り、惑星シャルバートへとヤマトを導き、太陽制御が可能なハイドロコスモジェーン砲を譲り受けた。
急いで地球へ帰還するヤマト。そこへボラー連邦が襲撃してくる。若い乗組員の犠牲やデスラー艦隊の援護によってハイドロコスモジェーン砲が太陽に向けて発射される。また、地球は滅亡の危機から救われたのであった。

<たわごと出張版>評判のいまひとつだったヤマトIIIでしたが、私は一番好きだったりします。でも、本当に52回ちゃんと放映されたらもっと面白かったかと思うと...(;_;)。しかし、ここでも新キャラが勿体ないことになっているのはちょっと哀しかったですね。冒頭の太陽のシーンとか恐ろしげでよかったんだけど。あと、この作品ほどシリーズ中、絵柄がころころ変わったというのはなかったかな。私は密かに芦田バージョンの顔の長くて髪形が違う古代くんが好きだったんですが(3、7、14話が芦田さんが作画監督してます。古代くんがどうみても別人です(^^;;;)。どーでもいいけど、タラン(デスラーの副官)と黒田博士と土門の父が同じ声優さんだとは思わなかった...。




<おまけ>ヤマト復活までの騒動


宇宙戦艦ヤマトは復活するのか?

来年春公開予定だった「劇場版 宇宙戦艦ヤマト復活編」はどうやら白紙に戻ったという話しになってきたようです。またかよ...これで某Pには何回裏切られたことか(;_;)。
しかし、完全に悲しむこともないようです。9/9に大阪近鉄小劇場で行なわれた松本零士トークショウ(「時間は夢を裏切らない」と題されていた。現在連載中の999でもハーロックが鉄郎に言ってましたねえ(^^))での質問コーナーでヤマト復活編に関して松本先生は、全ての映画著作権・版権が自分のところに戻ってきたので、これから自由に作ってくことができる。そして、それは復活編ではないそうです。2001年の完成を目標にし、今度は誰の意見も聞きかないのでお涙頂戴モノではなくて、生き抜く物語を作るとのこと。来春公開予定だという999でもヤマトとすれ違うシーンが出るそうです(ってことは今、ビックゴールドで連載しているものが映画になるのかな)。
あ、映画より先にゲームが出るそうです。出るなら、以前PCエンジンで出たようなものや、GAMEBOYで出たようなものより格段に素晴らしいものを作って欲しいものです(その為にDuo-R買ったんだよ...ウチは)。

ヤマト、沈没!

なーんてことを書いて、HPをアップした9/18(アップしたのは18日に日付が変わったばかりの頃)に、なんとヤマトの制作会社であった「ウエスト・ケープ・コーポレーション」が破産!というニュースが入ってきました。
読売新聞には「ヤマト、沈没!」の見だしが!負債は48億8千万円。近年のアニブームに乗れなかったということで...(;_;)。ビデオとかの販売はバンダイビジュアルの方で引き継ぐそうです。
これで、完全に「復活編」は白紙になってしまったのかどうかは分からないのですが、それよりも私はOVAシリーズの「YAMATO2520」の続きはどうなるか!というほうが気になります。面白くなってきたところだったのに...(;_;)。バンダイの方でなんとか続きを出してくれることを祈るしかないですね(^^;;;。劇場版の方は前述の松本零士さんに任せればいいし。
でも、「ヤマト、沈没!」の見だしは痛かった...。




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