質問・回答(0023)


「ベーチェット病」について教えて下さい。

私の弟が病院にてベーチェット病という難病と診断されたとの事で非常に落ち込んでいます。私たち家族兄弟には詳しい状況がわからず心配しています。そこでベーチェット病とはどの様な病気で,完治可能なのか,それにはどの様な治療法があるのか,などお教え願います。よろしくお願いします。

96/09/15
「ベーチェット病」は原因不明で口の中,皮膚,目など全身に炎症をきたす病気です。炎症を繰り返して治るまでに長くかかることが多いやっかいな病気とされてきました。

原因は不明ですが血液の中の「白血球(特にその中の『好中球』)」や「血小板」の機能が異常に亢進することが関係していることが分かってきています。

口の中の症状としては「アフタ性潰瘍」といって口内炎を繰り返します。皮膚は赤くなった湿疹のようなものが出たり,特に「とびひ」のようなものが出やすいのが特徴です。目は「ぶどう膜炎」といってひどい場合には目が見えなくなる人もいます。実際,日本の男子成人で「目が見えなくなった」というひとの多くはこの病気によるものです。このほかに陰部に「潰瘍」ができたり「関節炎」,「副睾丸炎」や消化器の症状神経の症状なども出ることがあります。

検査としては「血沈」の値が高くなったり,「血清CRP陽性」,「末梢白血球増加」,「血清IgD増量」などが血液の検査で簡単にわかり診断の参考になります。HLA-B51陽性という特殊な検査も参考にされることがあります。最もこの病気に特徴的なのは採血や点滴、注射の針を刺したあとが「とびひ」のようになる「針反応」という状態です。こういうことがあれば診察の時に必ず医師に申し出て下さい。

「乢ツ$?$A$N0-$$IB5$!W$H=q$-$^$7$?$,!":G6a$G$O<#NEK!$N?JJb$d1R@8>uBV$NJQ2=$+$i$G$7$g$&$+!";d$?$A$, 医師になりたてのころとは随分と違い軽症で早く治ってしまわれる方が多くなりました。失明など悲惨な状態にまでなる方も少なくなってきていますので何年か前の家庭医学書を読んで病名だけで悲観しないことです。

治療にはステロイド(副腎皮質ホルモン)の内服を中心に局所的に口内炎の薬を塗ったりします。

日常生活では過労やストレス,季節の変わり目や寒冷時,月経前,抜歯や歯の治療一般などで症状の増悪や誘発に結びつくと思われることが経験されることがあると思います。そのような場合にはこういう外的刺激は避けるようにします。急に身体を冷やしたり,過労を避けることです。冬季や季節の変り目,寒冷前線通過時, 女性では月経開始前後を中心に過労を避け,保温を心がけ,食事については,特にこれは食べてはいけないというものはありませんが,口腔粘膜の「アフタ性潰瘍」がたくさんにできているときにはカレーなど刺激物の摂取は控えたほうがよいでしょう。これと合わせて口の中はいつも清潔にするようにこころがけます。


ベーチェット病についての問い合わせをさせて頂いた者です

 ベーチェット病についてご回答頂き有り難うございました。

家庭医学書などを読みあまり良い記述が無いので随分心配していましたが「軽症で早く治ってしまわれる方が多くなりました。失明など悲惨な状態にまでなる方も少なくなってきていますので何年か前の家庭医学書を読んで病名だけで悲観しないことです。」の言葉で幾分安心しました。

 弟は,随分前から口内炎などはできていた様ですが特に食生活(栄養バランス)等による影響と思いあまり気にしなかった様です。

 現在は主に関節の痛みがあるとの事です。病院では痛み止めと思われる薬をもらい「特に問題なければ2ヶ月位したらまた来院して下さい」と言われb「乢ツ$^$9!#