質問・回答(0027)


「メニエール病が長引きますが」

(96/09/10)
55才の母のことで、ご相談させて頂きます。3年前にひどいめまいと吐き気があり、メニエール病と診断されたのですが、それ以後、投薬治療だけで大発作はおさまっていたのですが最近になって、また起き上がれないほどの発作がありました。

メニエール病とは、こんなに残る病気なのですか?メニエール病になったひとの話はよく聞くのですが、こんなに長引く人の話は聞いたことがないのですが。発病して以来、右耳がかなり遠くなり耳鳴りがするそうです。よろしくお願いします。

96/09/11
「メニエール病」という病気は「めまい」だけではなく「難聴(なんちょう、耳の聞こえが遠くなること)」や「耳鳴り」も合わさって,しかもこれらが繰り返す病気のことをいいます。

「耳鳴り」も「難聴」も無くて「めまい」が一回あっただけで「メニエール病」と医師から言われることがよくありますが,それはあくまでも便宜的なものであり医学的には正確な診断名ではありません。そういう場合には実際には単なる「内耳炎」や「良性頭位変換性めまい」であったりして一回だけで治ってしまいご本人は「メニエール病が治った」と信じておられることがとても多いのです。

質問者の場合「耳鳴り」「難聴」もあり「便宜的な」メニエール病ではなくて「本当の」メニエール病で正しい診断を受けておられると考えられます。「本当の」メニエール病は数年も繰り返すこともしばしばあります。

「メニエール病」は文明の進んでいない原始的な生活を送っている人たちにはみられないことが注目されている病気です。専門的な治療の他にストレスをなくすような工夫で治ることが多いのもこの病気の特徴です。

「耳鼻科」や「神経内科」で「めまいの診療」を専門としているところ,または「脳外科」などで専門的にしっかりとした診断を受けるとともに治療については,よく相談に乗ってくれる家庭医,場合によっては「心療内科」や「東洋医学」なども役立つことがあります。あせらずじっくりと療養なさって下さい。