質問・回答(0030)


妊娠中の「おたふくかぜ」の予防接種は安全でしょうか。

96/09/04
二人目の子を計画中ですが,妻(33歳)が「おたふくかぜ」をやっていません。予防接種は安全なのでしょうか。

96/09/05
まず、妊娠していることが明らかな方の「おたふくかぜワクチン」の接種は禁忌(きんき:してはいけないこと)とされています。お二人目のお子さまをご計画中とのことでしたら十分にご注意下さい。

次に,妊娠中にかかると奇形児を出産する可能性が高い病気として、「風疹」「トキソプラズマ感染症」「サイトメガロウイルス感染症」「ヘルペスウイルス感染症」などがありますが「おたふくかぜ」はこれらの病気ほどは奇形児出産の可能性は高くはないと考えられています。

「おたふくかぜ」は不顕性感染といって感染をしていてもご自分では気がつかれていないことも以外と多く30%から40%と考えられています。ですから日本人の成人の90%は既に抗体を持ち,実際のところほとんどの人が気がつかなくても「おたふくかぜ」にかかったことがあるわけです。

もしご心配でしたらまず抗体の検査をされるとかかったことがあるかどうかがある程度分かりますのでその上で予防注射のことを検討されるようお勧めします。そのときには又相談にのりますので検査結果を御連絡下さい。

「おたふくかぜ」のワクチンを打ったあと3週間前後の無菌性髄膜炎の発生は現時点では1200人に1人の割合とされています。これ以外には「おたふくかぜ」に似た「耳下腺の腫れ」が2ー3%に、他にはまれに風邪のような症状が出ることがあるだけです。(96/09/23改編)