質問・回答(0051)


子供の「紫斑病」について

JAKARTAに住んでいます。子供が出血性紫斑病と病院の先生に言われましたが、気を付けなければならない点と、この病気について詳しくご享受頂ければ幸いです。(96/07/25 原文のまま)

96/07/27
ご質問では「出血性紫斑病」とありますが、「紫斑病」というのは出血しやすく(すなわち「出血性」)なって紫斑(皮膚のごく浅い部分への出血)が出る病気ですので「出血性紫斑病」という言い方は正式にはあまりしません。

「紫斑病」にはたくさんの種類があって子供さんの「紫斑病」で最も多いのは,「血管性紫斑病」(「アレルギー性紫斑病」,「Schoenlein-Henoch型紫斑病」とも言います)です。別に「特発性血小板減少性紫斑病」と呼ばれる「紫斑病」があり, また、紫斑を示す病気には「白血病」,「再生不良性貧血」などこわい病気もあります。

「ジャカルタ」とのことで言葉の問題もあるでしょうが上のうちどれか病名をはっきりと伺っておきましょう。

ここでは小児に最も多い「血管性紫斑病」についてお話しておきます。血管性紫斑病は「シェーンライン・ヘノッホ紫斑病(Henoch-Schoenlein Purpura)」とも呼び免疫異常が原因とされています。3歳から7歳くらいの子供に多く、風邪をひいた後などに一週間ほどしてから、はじめ赤く膨らんで次第に膨らまない紫色の直径5mm位の紫斑が膝の上下に広がってきます。関節の痛みや、おなかの痛み、血の混じった下痢などどれかがでることが多いです。腎臓障害が出ておしっこに血が混じることもあります。

紫斑以外のこれらの症状が出れば入院した方が良いでしょう。大体が数日から数週間でよくなってしまう病気で2度とかかりませんからそう心配はいりません。

しかし中には何回も繰り返したり、腎臓障害がきつくて腎炎に発展する例も2ー3%はありますので最低6か月は時々尿検査などをしてもらっておくと安心です。正確な病名とその後の経過是非御連絡下さい。