
「ヘブンテン バーバー
イラス」と言う病気だと言われるだけで説明をして下さらないのですが会社の人から質問を受けまして、niftyなどを探したのですが分かりませんでしたので、ここに質問させて頂きます。
その方はA型肝炎と言われて入院したのですが、退院間際に「ヘブンテン バーバー
イラス」という病気だと言われたそうです。この病名の意味をお医者さんが教えてくださらないそうですのでここに質問させて頂きます。病名は聞いただけですので間違っているかも知れません。すいませんがよろしくお願いいたします。インターネット上でこんなサービスがあるとは知りませんでした。今後もよろしくお願いいたします。
(96/10/23 00:25 静岡県 Kさん、患者さんご本人ご承諾済み)

(96/10/24)
メールありがとうございました。もしかして「エプシュタイン バー
ヴァイラス」とおっしゃったのではないでしょうか?ホームページ上でお答えしたく思いますのでもう一度どのように誰が(医師本人?
看護婦さん?)言われたかなど、症状、経過御心配な点など詳しく送っていただけますでしょうか?ご覧に来られた方皆様に役立つホームページをめざしております。ご協力宜しくお願い申し上げます。
足立先生
こんばんは。先日は、早速のお返事ありがとうございました。
私は、先日、「エブスタン・バー・バイラス」という病名について質問した
000と言うものです。
>もしかして「エプシュタイン バー ヴァイラス」とおっしゃったのでは
>ないでしょうか?
この病名の質問がありましたのが会社の方でしたので、もう一度詳しく聞いて
みました。 その先生は「エブスタン・バー・バイラス」と確かに言われたそうです。しかし、「エプシュタイン
バー ヴァイラス」と発音が似ていますので、全く同じ病名だと思います−とのことです。 ということで、この病名は医師から直接言われたそうです。
また、症状なのですが、病気の初期症状として、最初は38度くらいの熱が出て、病院に行ったところ、肝炎の可能性があるということで、緊急入院して経過を見たところ、A型肝炎の可能性があるということで一時期言われたそうです。 その後症状も良くなり、2週間後くらいには自宅療養して、症状も良くなり再度病院に行ったところ、前述の通り病名を告げられたそうです。
その後の経過は順調で、全く問題はないそうです。お酒は控えるようにということだったとのことですが、今は適度にやっているそうです。また、病気のため一時期できなかったゴルフも練習を始め出すなど、全く普通の生活に戻っているそうです。
この病名について、何度か先生に尋ねたそうですが、それについては回答がなかったそうです。"一時的なウイルスによる感染によるもの""再発の可能性は
少ない"とは言われたそうですが、病気についての詳しい説明がなかったそうで是非どういう病気なのか気になっているので、と聞かれまして、質問させて頂いた次第です。
私が聞いたのは以上の通りですが、よろしくお願いいたします。
(96/10/28)
「ヘブンテン? バーバー?
イラス??」という「病名」とのメールを初めて頂いたときは私もびっくりしました。
「中生代の白亜紀の恐竜の名前」みたいでもあるし「朝7時から夜10時まで開いている床屋さんと関連した病気か?」など、症状をお伺いするまでは全く検討もつかず、かなり悩みました。
最近は医師も患者さんに説明をするときに難しい言葉はメモに書いて渡す方が多くなってきたのですがこういう先生もいらっしゃるのですね。「インフォームドコンセント」の大切さが叫ばれている中で珍しいほうではないでしょうか。
本題に戻りまして「エプシュタインバーウイルス」とは英語ではEbstein-Barr virusと書き普通私たちはEB(イービーウイルス)と呼んでいます。
子供がかかる「水疱瘡(みずぼうそう)」やお年寄りの「帯状ヘルペス」、乳児の「突発性発疹」などの病気を起こすウイルスに「ヘルペスウイルス群」と呼ばれるグループがありますがそれに属しているウイルスです。
「エプシュタインバーウイルス」は「伝染性単核球症」という病気の原因ウイルスとして知られています。御質問者もこの病気だったのかもしれません。日本ではご心配には及びませんがこのウイルスはまた地理的場所によりガンと関係があることが知られています。中国南東部での「上咽頭ガン」、アフリカの「Burkittリンパ腫」などはこのウイルスと関係があるとされています。日本国内ではこのウイルスとガンとの関連は見つかっていません。
「伝染性単核球症(infectious mononucleosis)」は発熱、咽頭痛、首のリンパ節の腫れ、場合によっては肝臓肥大、脾臓肥大などが出て肝臓の病気との区別が必要になってきます。比較的若い人に多い病気です。
血液検査で「異形リンパ球」がみつかることが多く、一般にこれで診断されます。このほか検査としては「Paul
Bunnel反応」などが利用されます。
たまに肝臓や脾臓の腫れが何ヶ月も残る人があり治療に難渋することもありますがほとんどの場合2−3週間もすれば治ってしまう風邪のような病気です。日本ではガンとの関係も無く診断さえ合っておれば今後もご心配は要りません。