
「慢性蕁麻疹」について教えて下さい。(96/10/ 9 15:00 神奈川県 Tさん)
慢性じんましんと診断され皮膚科に現在通院しています。初めて出たのは今から3ヶ月前で、それ以前は全く症状はありませんでした。ある日突然あらわれ現在まで続いています。圧迫や摩擦を受けるとその部分がポツポツと赤くなります。何もしていなくても出るときもあります。
どのような治療を受ければ以前のようになんでもない状態に戻れるのでしょうか?また、慢性じんましんとは治るものなのでしょうか。慢性じんましんについて詳しく教えて下さい。
病院では投薬と注射を受けています。最後に食べ物が原因でなはと言われたのですが原因はどのようにすれば分かるのでしょうか。ぜひ教えて下さい。検査は、血液検査及び尿検査です。念のため肝臓機能,腎臓機能も検査してもらいました。結果は、すべて正常でした。内臓が原因ではないそうです。じんましんが出る直前まで、厚着をして運動をしていました。かなりの汗をかいていたのですが、それも原因のひとつとして考えられるでしょうか?運動を始める前は全くじんましんの症状はありませんでした。回答よろしくお願いします。

(96/10/12)
メールにお書きになったような症状で、その上に痒みが強く皮膚の上に膨らんで出たり消えたりを繰り返している状態なら、しかも皮膚科の専門のところで「慢性蕁麻疹」と診断されたとのことでしたら診断はまず間違いないでしょう。
なかなかやっかいな病気で皮膚科の中でも蕁麻疹をご専門になさっておられる先生のところでも原因がはっきりするケースはむしろ少ないくらいです。
蕁麻疹の原因はアレルギーが直接関係している場合とそうでない場合とがあります。
具体的な原因としては,食物(食品添加物なども含む),ダニ,真菌,ペットなど,薬物,機械的刺激,温熱,寒冷,日光,虫歯,扁桃腺炎などに関係したもの,その上精神的な原因などが考えられています。
普通、1ヶ月以上繰り返しが続くものを「慢性蕁麻疹」と呼んでいます。
検査としては「RAST法」と言って採血だけで簡単に出来るアレルギーの原因を探す方法があります。原因の目星がついているときには役に立つことがあります。しかし「慢性蕁麻疹」の場合にはなかなか原因を探し出すことは難しいです。先程も書きましたように「虫歯」「扁桃腺炎」などはもしあればちゃんと治しておきましょう。稀には「自己免疫疾患」や「悪性腫瘍」が原因になっていたというようなこともありますので単なる血液での「肝機能」や「腎機能」の検査だけでなく胃カメラなど内科的な検査もしっかりしておきましょう。
「機械的刺激」、「厚着」、「運動」、「発汗」なども原因やきっかけになります。その他ダニ、薬物など原因となりうるもの全てチェックして避けれるものは避けるようにします。
そのためにはきめ細かく相談に乗って下さる先生につくのが得策です。
薬としては「抗ヒスタミン剤」や「抗アレルギー剤」の内服や抗ヒスタミン剤やステロイド剤の塗り薬を使用します。ステロイド剤は「顔には使わない」、「2週間以上連用しない」ことを守るようにこころがけましょう。
注射薬としては「強力ミノファーゲンC」というのが使われることが多いです。私はどうしても良くならない患者さんに「ヒスタグロビン」という注射薬を使って良い結果が出たことがあります。毎週1回7週間連続注射をしました。
お忙しいところご回答ありがとうございました。しばらく現在通院している病院で根気よく治療を続けてみます。慢性じんましんというのは、足立先生を始め、現在通院中の病院の先生、医学書(家庭向け)、みんな同じようにやっかいなものだと言っています。あらためて、本当にやっかいなものだと痛感しています・・・ また、何かありましたら相談させていただきますので、その節は、どうぞよろしくお願いいたします。それでは、失礼します。