
腹部大動脈瘤破裂と合併症についてはじめまして、00と申します。わざわざメールご返事頂きましてありがとうございました。先生のHPにてご相談しようとしましたら、操作をミスして空の情報が送られてしまったものと推測致します。ご相談させて頂きたかったことは下記の通りです。
腹部大動脈瘤破裂と合併症について(長文です)
(経緯)
去る8月末に私の母(76才)が腹部大動脈瘤破裂で緊急入院し、6時間にわたる大手術の上、無事手術は成功致しました。(人工動脈)
しかし動脈瘤が破裂した部分が腎臓の付近であったため、当初は急性腎不全による浮腫(肺水腫等)、肝臓や膵臓の不全(黄疸)、肺炎などの感染症と数々の合併症を併発しながらも、なんとか持ちこたえることが
出来ました。1ヶ月程ICUにおりましたが最近ようやく回復室から一般病棟に移ることが出来ました。浮腫の頃は肺に水がたまるためて自力呼吸できずに人工呼吸器が必須でしたが、気管切開方式に変えてからは本人は呼吸が楽になった模様です。今は切開した部分も閉じて普通に自力呼吸できています。腎不全も自尿が1500ml/日以上出るようになり透析は離脱できた模様です。
(問題)
鼻から胃に管を通して流動食を与えてもらっていますが、しばらくすると大量に流動食を嘔吐してしまうのです。流動食を与えなければ嘔吐はしません。腹部をX線間接およびCT撮影を行っていただいた結果、十二指腸と小腸の間が極端に細くなっている(少し隙間あり)ことが判明しました。病名はまだわかりませんが腸閉塞らしいのです。最近、内視鏡でも検査してもらったのですが検査結果はまだ聞いておりません。
(不安、心配なこと)
腸閉塞などの病気の場合は手術をしないと治療ができない場合があると聞いたことがあるのですが、母の症状から腸閉塞ではないかと思っています。(主治医の診断はまだ聞いておりません)
もし、手術をするとなると入院中の母にはそれに耐えうる体力がないと思えるのです。体力を付けようにも流動食は吐いてしまうし高栄養の点滴だけで体力が付けられるものなのでしょうか。手術しなくても治療できる手だてはあるのでしょうか?
今まで、色々な山場を乗り越えて高齢ながらも生き抜いてきた母を思うとまた難題がふりかかってとても不憫でたまりません。今、母は点滴と少しずつ口から何回かに分けて柔らかい食物を食べるようにしています。(胃にたまらないように)自然に直れば一番いいのですが、困ったものです。また、1ヶ月以上もICU室にいたものですから少し痴呆がある模様です。ICU症候群とかいうらしいのですがどんな病気なのでしょうか。
お忙しいところ、とりとめのない長いお話をさせてもらって感謝しております。つきましては、先生のご感想などをお聞かせ願えませんでしょうか。色々なケースがあるとは思いますが一般的なお話で結構ですので宜しくお願い申し上げます。(96/10/
5 01:36 Sさん)

ご心配の様子がひしひしと伝わって来るようです。
腸閉塞というのは2種類あって癌などで腸管が詰まってしまい手術しないといけなくなるもの、もう一つは腸の動き自体が悪くなるもので大概は点滴や薬で治ります。
ICU症候群は手術の後に人工呼吸などのたくさんの機械に囲まれてショックを受けて一時的に精神障害を起こす状態で穏やかに家族面談を繰り返すなどで時間とともに治ってしまうものです。
メールを拝見していますと,ご専門の先生方からちゃんとした医療を受けておられるように感じました。出来るだけこまめに病院に足を運び,主治医の先生から遠慮なく詳しい説明を受けられるようお勧めします。ご家族の方が患者さんの病態や検査・治療について説明を受けるのに決して遠慮は必要ありません。昔とは違い良い医師は喜んで応じてくれるでしょう。
0000ーーーネット東京です。
先日、「腹部大動脈瘤破裂と合併症について」という件について相談させていただいた
OOです。早速、先生のHPを覗かさせてもらいました。うれしいやら、なんかちょっと恥ずかしいやらで興奮しています。(^^;)
先生のご指摘の通り、主治医の先生は手術は行わず様子を見ながら薬で治療を行うとのことです。(癒着ではない模様)
また、ICU症候群についてもわかりました。ICUにいた頃は家族の顔を見ても色々な人と混同していましたが大部屋に移ってからは徐々によくなってきています。
ただ気掛かりが一つありまして(贅沢でしょうか?)大変わがままで家族の付き添いや看護婦さんのいうことをあまり聞かないのです。先生の言うことはきくようですが。(^^;)
あの大手術からここまでやってこれたのも主治医の先生や、看護婦さん付き添った家族の協力があってこそだと思います。
普段あまり気にしていなくても、このようなことが起きると「健康」ということに気をつけたくなります。人間なんて現金なものでしょうか?
私自身も本態性高血圧、肝血管腫、脂肪肝、胆石症、眼か腫瘍(目の奥)による視野障害、と色々と通院加療中ですがこれ以上増やさないよう健康には今後も気を付けていきたいと思います。
足立先生、これからも病院の先生のみならず、インターネットなどのニューメディアを使った新しい医療分野の展開に期待しています。頑張ってください!!
(東京都 Sさん 96/10/ 8 01:09)