
体のあちこちに「グリグリ」があります1年程前から太股の内側・首・足の付け根・脹脛等が痛み、小さなグリグリもあります。
また、それらの部分や頭部等の表面部分が「ピリピリ」もします。また、野球のキャッチャーの様な座りかたをすると太股が突っ張る感じも有ります。何が考えられますか?
見ためでは、脹れ・赤みは感じませんが、触れたりすると痛みます。29才・男・熱は36.5度前後です。1ヶ月前程別の目的で検査をした時は、肝機能異常なし・血沈異常なしでした。
突然の相談で申し訳有りませんがよろしくお願いします。(96/11/ 9 01:22)
2週前までは、たまに痛むだけでしたが、2週前からは常時痛むようになりました。(チクチクと刺されるような痛み)ホームページの回答よろしくお願いします。
(愛知県 Tさん 96/11/10 00:22 )

(96/11/10)
最も可能性が高いのは「慢性のリンパ節炎」です。
私たちが普通に生活していても長い年月の間に例えば足の湿疹が化膿したり、扁桃腺が腫れたり、虫歯が悪くなったりいろいろな炎症があることは多いものです。特別痛みが強かったりすると気にはなりますがそれほど気にせずに過ごしそれに対してリンパ節が反応していることもあるのです。知らない間にこれを繰り返したりするためでしょうが慢性的にリンパ節が堅く変化してしまっていることはよくあることです。
あまり気にして触ったりしていると痛くなることもよくあります。こういうのを「非特異的慢性リンパ節腫脹」などと呼んだりする人もいます。
御質問の方の場合1年も前からあってしかも余り重大な状態になっていないことを考えるとこれがあちこちに出来たという可能性が最も高いです。
しかし体のあちこちのリンパ節ができるときには我々医師は極めて慎重に検査を進めます。
なぜかというとごくまれではあっても良く調べていくとさまざまな病気の症状の一つであることが後になってわかることがあるからです。
「リンパ節の腫れが来るいろいろな病気」というのは具体的に挙げますと「ガンの転移」であったり「結核」、「悪性リンパ腫」、「サルコイドーシス」、「トキソプラズマ」、「伝染性単核球症」、「ネコひっかき病」、「混合性結合組織病」などの「膠原病」、「オウム病」などの「クラミジア感染症」、はては「エイズ」など挙げだしたらきりがないくらいあります。
これらの病気は普通は発熱など他の症状と一緒に出ることが多いのですが他の症状に気づかずにいることもあり慎重にお話を伺い診察をした上で診断する必要があるわけです。
普通はリンパ節の腫れは一般外科の先生に見てもらうのが妥当なところです。もちろんかかりつけの内科の先生でも構いません。本当にリンパ節の腫れなのか悪性の可能性がない普通の腫れなのかなど基本的なことを診てもらいます。しかし、何となく体がだるいなど他に気になる症状が重なっている場合には内科の専門の先生、例えば「血液内科」などで特殊な病気ではないことを確かめてもらっておくとさらに安心です。