質問・回答(0107)


「摂食障害」に悩んでいます。

24歳のOLですが、摂食障害で悩んでいます。

始まりは中学2年の終わりに盲腸で入院した時2kgほど痩せたのをきっかけにほとんど食を口にしなくなり60kg近くあった体重が43kgほどになり髪は抜け、体力は落ちぼろぼろでしたが毎日が楽しくて仕方ありませんでした。

それがある日菓子パンを一口食べたのをきっかけに過食になり一気に70kg近くまで太りました。高校3年間で6kg程痩せましたが大学に入学した1年目の夏に吐くことを覚え、それから何を食べても吐けば太らないと思い過食、嘔吐の日々が現在まで6年近く続いています。体重は大学卒業の折りは52kgほどで安定していたのですが会社に入ってから営業という不規則な生活のせいか嘔吐しても痩せ るどころか5kg増えてしまいました

現在は吐くのを我慢する生活をするとすぐ体重が増え、嘔吐すればとりあえず体重維持とういう状態の為、過食嘔吐をやめるどころかひどくなってきています

何度も普通の食生活に戻りたいと思うのですが、体重が増えるのが怖くて仕方がないのです。人と食事をするのも怖くなっています。

メーカーのMRという職業の為、病院に相談に行きにくいのですが、過食嘔吐を止めたいのです。意思の弱さが原因なのかもしれない・・とも悩んでいます。

10年来の人には言えなかった悩みなので、できれば回答を頂きたいです
96/12/15 17:02 東京都 Mさん)

(96/12/15)
MR(medical representative)でいらっしゃるとのことですが、医療関係者のためでしょうか文章を拝見しましても随分と分析をされており、ご自身でも書いておられるように典型的な、全く教科書に載せてもおかしくないような「摂食障害」ですね。

専門書もお読みになっていると思いますが治療に難渋する病気として知られていますね。しかし一方良い治療者と巡り会えば随分と治るようになってきていますので余り悲観する必要はありません。もちろん治るまでには良くなったり悪くなったりの繰り返しが何度もありますがその度に一喜一憂しないこともうまく治るコツの一つです。

この病気の治療を受けていかれる過程でご自身の人格や内面的な分析ができるようになり凡人では経験することのない「人生の意味」を体得されるようになるでしょう。その中で「平凡な人生の喜び」などについて考えられることもきっとあると思います。

私が高等学校に通っていた時に校長先生が「平凡の徹底は非凡に通ず」と説きながらも優秀な中でもさらに優秀な人材に育つよう説諭されていたことを想い出しますが、そういった面もあることも考えられるようになると治癒は近いのでそのときはこのページを想い出して下さい。

何はともあれ良い治療環境が大切です。担当病院から離れたところで良い医師を探して協力をお願いされてはどうですか。確かに良い医師を探すのは医師同志でもなかなか難しいものです。しかしMRさんでしたら評判の良い専門医師を探すのも少なくとも一般の人よりは情報が入りやすいのではないでしょうか。

以前このページでも書いたことがあると思いますが東京都内では「自律訓練法」、「バイオフィードバック療法」などを積極的に活用している東邦大学の「心療内科」、また「行動療法」などに力を入れている東京大学分院の「心療内科」などが知られています。これらの治療方法はいずれも古くから「心療内科」の基本的な手法です。

都内の個人の医院としては下坂クリニック院長の下坂幸三先生が「摂食障害」にとても積極的に取り組んでおられることで有名です。良くなられたらまたご連絡下さい。そのときには体得された内面的な人間心理の考察など教えてもらえるものと思います。