
ミシガン州デトロイトで日本語のできる小児科医を紹介して下さい。アメリカ・アラバマ州在住のOO000と申します。
1歳4ヶ月になる娘がいるのですが、風邪をよくひきます。先月は肺炎になり、6日間入院しました。おかしいと思ったらすぐに現地の病院に連れて行ってますが、こちらの医師との会話は当然英語で行なっており、やはり細かい所を伝えたり、また聞き取ることが出来ず、いつもお互いに十分に理解できないでいます。
近々ミシガン州デトロイトに引っ越す予定なのですが、当地で御存知の日本人小児科医を御存知でしたらご紹介頂けないでしょうか。宜しくお願い致します。
提言:有料コーナーを設け、本格的なオンライン診断室を設置されては如何がでしょうか。
(97/ 1/18 05:54、アラバマ州 Tさん)

(97/1/18)
メキシコ湾に面したアラバマ州から五大湖に囲まれたデトロイトに移られるとなるとかなり気候も違ってくるのではないでしょうか。私がコロンビア大学医学部留学の為に2年間住んでいたニューヨークよりも緯度が高く、東海岸では丁度ボストンと同じ程度の経度になるのでしょうか。かなり寒くなりそれこそお嬢ちゃんの風邪が御心配のことと思います。
日本語の話せる医師としては五大湖周辺ではシカゴの Dr. Norman Miyagi(61-6993), Dr. Itsuro Uchino (588-8998)(括弧内は電話番号です)などが知られていますが残念ながらデトロイトの情報は本日は持ち合わせておりません。私も少し調べてはみますが、先に行かれている日本人の方などから情報をお尋ねになってみて下さい。良い日本人の臨床医がもし見つかれば是非教えて下さい。
日本から留学中の医師はかなりたくさん行っているとは思いますが臨床から離れて研究中の医師が多く、入院を必要とするような重大かつ緊急を要するときに相談をするのはお勧めできません。何故かとお思いかもしれませんね。一般の方にはわかりにくいことですが数ヶ月も臨床を離れて研究に没頭(留学中の日本人医師は大概そうですが)してくると「臨床の勘」がにぶってきます。ましてや医療事情など全く違った異国では検査も出来ず薬一つ処方する権限もなく、実際問題役に立ちません。
役に立たないばかりか日本では優秀な医師の中から選ばれて留学してきているというエリート意識が高くて相談するとあとで「僕の言うとおりにしない」などと仲が悪くなったりすることさえあります。大体留学中の医師は未だ一人前の臨床家としては今一歩という年代が多いです。治療内容も日本と現地では随分とちがうので相談者が返って戸惑ってしまうこともあります。
1歳4か月のお嬢ちゃんはよく風邪を引かれるとのことですが余裕があれば免疫グロブリンなどの検査をして体質的に風邪を引きやすいというようなことがないかどうかを調べておかれると良いでしょう。またインフルエンザの予防注射を毎年されるように強くお勧めします。
インフルエンザの予防注射は以前はあまり効果がないと評判は良くなかったのですが最近ではとても有効な事が多いです。3−4週間間隔で、2回接種しておきますと風邪に罹りにくくなりますしたとえインフルエンザにかかっても軽くて済み,肺炎などにはめったにならなくて済みます。
日本ではインフルエンザの予防接種を受ける人が最近急に減ってしまい海外よりも良い製剤が出ているのに大変残念なことです。今後大流行も専門家の間では懸念されています。そのときになって慌てていろいろなことが行われるでしょう。いろいろなことが起こる前に対処するのが良いのですが困ったことです。欧米などの先進諸国ではインフルエンザの予防接種は広く行き渡っており特にアメリカでは医師や医療従事者が接種を受けることなどは当然であるとされています。日本の病院勤務者とは随分と意識レベルが違いますね。
御提言で、「有料コーナーを設け、本格的なオンライン診断室を設置されては如何がでしょうか。」とのことですが、日本ではこういう情報に対してお金を払うという感覚が未だ未だ稀薄で、定着しておりません。流石はアメリカ在留の方の考え方と感心しました。
ご指摘の
「有料コーナー」は別のページで既に始めておりますのでもし関心がおありでしたらご覧になってみて下さい。尚、「オンライン診断室」とのことですが日本ではまだまだ寄生、おっと変換間違い、規制が強くて医師法により、医師といえども診察無しに診断行為を継続的に行うことは禁止されています。近々この医師法も見直されるようですが、このページでは現行の医師法に従い最終的診断は下さないように注意してご相談に応じております。兎に角、素晴らしい御提言を感謝申し上げております。どうかこれからもこのページの応援を宜しくお願い致します。
デトロイトの日本語ができる医師を知りませんで申し訳ありませんでした。
(97/ 1/20 01:36 アラバマ州 Tさんより)
先日質問させて頂きました、アラバマ州のOOOOと申します。 こんなにも早く,しかも詳細にご回答を頂き、本当に有難うございました。
海外駐在員にとりまして、医療は切実な問題です。特に私のように小さい子供を持つ者にとっては、赴任地で十分な医療ケアを受けられるかどうかというのは、赴任地へ家族を伴えるかどうかのキーと言っても過言ではないでしょう。
私はエンジニアなのですが、機械技術英語であれば慣れ親しんでいますので、コミュニケーションに苦労することはあまりないのですが、医療に関する用語は、簡単な病名一つとっても、聞いたこともないようなことがままあり、その度に辞書を引き引き、医師と会話するという有様です。この先生を隣の部屋で待っている患者さんが他にもいるかと思うと、あまり悠長なことも出来ず、先にお送りしたメールに書いた様に、
相互理解が不十分なままで終わってしまうことが多いのです。
最近は、時間の許す限り、事前に病状を出来るだけ具体的にリストアップし、体温の推移などのデータ、それにこちらの知りたいこと、して欲しいと考えていることをタイプアップし、それをプリントアウトしたものを持って行き、これはある程度効果をあげていますが、日本語によるコミュニケーションがベストであることは言うまでもありません。特に英語が不得手な家内にとりましては私が出張などで病院へ一緒に行けない時などは、夫婦共々非常に不安なものです。
インターネットの普及により、このようにアメリカにいながらにして日本人医師である足立先生にコンタクト出来るというのは何と素晴らしいことでしょう。
これからも先生の益々のご活躍と、ホームページの発展を心より願わずにはいられません。
略儀ながら、取り急ぎ御礼申し上げます。