質問・回答(0123)


「寝違え」について教えて下さい。

私はたまに寝違えることがあります。一度寝違えると2,3日首が痛く仕事にならないこともしばしばです。

”寝違える”とはいったいどういうことなのでしょうか?どう対処していい物なのかわかりません。このあたりのことについてお教え願えないでしょうか?

また仕事上パソコンのモニターに向かう時間が長いのですが、肩が凝ると寝違えた痛みも増します。何か関係があるのでしょうか?

素朴な疑問ですが、どうすればいいのかわからない人が大半だと思いますので解答をくださることを期待します。よろしくお願いします。
( 97/ 2/16 10:16 東京都 Iさん )

(97/2/16)
「寝違え」は片方の首から肩にかけての筋肉や筋肉周辺に存在する「すじ」などの組織の炎症と考えられています。

寝ているときの位置や温度差などがきっかけになるものと思われますが詳しくは分かっていません。健康な人にも普通に見られる大変日常的な現象としては「寝違え」の他に「くしゃみ」、「しゃっくり」、「風邪」などがあり私自身は大変興味は持っているのですが医学界全体からはあまり研究対象にされません。例えばこれらの研究で大学院の学生が学位論文を書いたら教授にどやされるのが落ちでしょう。

「寝違い」に最も効果があるのは「ネオビタカイン」と「ノイロトロピン」という注射薬を混合して首の押さえてひびくところを探して注射するやり方です。少しコツが要りますが大概注射直後から随分と楽になります。

市販の貼り薬や塗り薬、内服では「アリナミン」などで少しましになります。マッサージや按摩は殆どの場合かえって痛みが増します。もともと炎症があるからでしょう。局所は安静にするのが一番です。パソコンのモニターに向かって肩こりを増強させるのも良くありません。

あまり度々起こすような場合には「変形性頸椎症」などの病気が隠れていることがありますので整形外科で調べてもらいましょう。