
「リンパ浮腫」で困っています。 私のOO、64歳は結婚、出産の経験はありません。
去年の11月OO日に、子宮体ガンということで手術を受け、子宮、卵巣、リンパ節を取りました。幸い、手術そのものは、経過も良く、リンパ節にもがん細胞はみられないとのことだったのですが、リンパ節を取ったため、足と下腹部にむくみがあらわれました。最初のころの猛烈なむくみは、少しは引きましたが、その後変化がなく、OOは憂うつな毎日を送っています。
特に、質問は
1)担当の先生は、良くしてくださいますが、ただ、いつになったら治るのか、あるいはもう治らないのかはっきりおっしゃいません。実際のとこ
ろ、どうなのでしょうか。
2)現在は何も治療はしていません。積極的な治療方法は、ないのでしょうか。
3)このリンパ浮腫についての、専門の先生は、この愛知県の近くには、いらっしゃいますでしょうか。
4)今は、主治医の先生の勧めで、サポートストッキングをはいています。ストッキングをはいていると、靴下でおおわれているところは、むくみません。その分、他のところがふとくなります。夏になっても、暑いのを我慢してでもはき続けなければいけませんか。よろしくお願いいたします。
(97/ 1/27 20:17 愛知県 Tさん)

(97/1/29、 2/2追加)
「リンパ浮腫」には「Milroy
病」と言って原因がはっきりしないのに若い女性の下肢に見られるものやフィラリアという寄生虫によるもの、放射線治療の為にできたもの、悪性腫瘍や外傷、炎症のためにできたものなどいろいろあります。
しかし「リンパ浮腫」は手術のあとにもできることがあり、特に「子宮癌」、「乳ガン」、「膀胱癌」の手術のあとにできることが多いのです。
ご質問者の場合は手術のあとによるものでしょう。
リンパ管ではなくて奥深いところの静脈の血栓症でもよく似た状態になることがありはっきり見分けておくことは大切なことですが「ドップラー血流計」という皮膚にあてるだけで分かる比較的簡単な検査で調べることができます。
残念ながらなかなかやっかいな状態で治療にも難渋することが多いです。
受け持ちの先生もご苦労されていることと思います。最も多く行われる治療法は弾性ストッキングや弾性包帯の着用ですが、ご指摘のように夏などはかなり面倒なものです。
手術も種々工夫はされていますがこれといって極めつけのものが無く、どうしてもという場合のみに慎重に検討されるてはいかがでしょうか、一般的にはあまりお勧め出来ません。
この他にはマッサージや利尿剤の内服で随分と楽になることがあります。「ハドマー」、「メドマー」などと呼ばれる専門の波動マッサージ器がいくつか販売されていて毎日30分ほど使うと人によってはかなり効果があり、普通は病院で使われますが「私に合っているから」と安いのを数万円でご家庭でも購入されてなさる方もいらっしゃいます。
どちらかというと脈管外科でも地味な分野ですので取り立てて専門医として脚光を浴びておられるという先生を耳にすることは少ないです。それでも四国で有名な先生がいらっしゃるとのお話を聞いたことがありますがお名前などはっきりしたことを覚えていません。
愛知県からは遠いですが山梨医科大学外科講師の神谷喜八朗先生は「リンパ浮腫」について良く調べておられます。機会がありましたらご連絡を取られて一度診察を受けられると良いサジェスチョンを得られるかもしれません。