質問・回答(0130)


紫外線を浴びると発作が起きる病気

はじめてご相談いたします。私は関西のある自治体の福祉部局に勤務する者です。

現在、社会福祉センターという総合施設の建設に関わり、各市民団体等と話し合いを行っているのですが、その要望の中で「紫外線を浴びると発作が起きる病気」を持つ人のために施設の窓には紫外線カットのフィルムをはり、蛍光灯についても紫外線を出さないものを使って欲しいというものがあります。

私自身、非常に不勉強であり、最近になってこの件についていろいろと情報を集めているのですが、具体的にこのような症状のある病気について教えていただけないでしょうか。

また、個人差があるとは思いますが、どのレベル(波長)の紫外線を避ける必要があるのか、過去に研究されたようなデータがあるのでしたら、お願いしたいと思います。分かりにくい質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
(97/ 3/23 02:29 OO県)

(97/3/23)
「紫外線を浴びると発作が起きる病気」としては医学的には先天的なものとしては「色素性乾皮症」などの酵素異常,「ポルフィリア」などの代謝異常,後天的なものとして「ペラグラ」などの栄養障害あるいは、「全身性エリテマトーデス」などの免疫異常があり、一般人でも経験しやすいものとしては薬を服用した後の「光線過敏性薬疹」があります。

光線が関係していると考えられる疾患はこの他に皮膚科を中心に数十種類あります。

最初に挙げました「色素性乾皮症」は「母親の会」などが結成されて社会的にも注目を集めています。

ご指摘の「紫外線カットのフィルムをはり」というのは「ルミクール」という紫外線カットフィルムのことでしょう。施設や送り迎えの自動車の窓ガラスに利用できます。これのみに頼るのはいけませんがかなりの効果があります。

個人的には「ニコン・ライト70」「ニコンSXー13」などという特殊な眼鏡もあります。蛍光灯についてはそれほど問題は無いのではと考えていましたが個々にチェックが必要でしょう。

いずれの病気も患者さん、ご家族にとって大変つらいことが多いのですがご家族や関係者の方々が「手を取り合って強く生きて行こう」と様々な努力をされています。

その中で行政の応援は不可欠ですし、大変心強いものがあります。宜しくお願いしたいと思います。