
「アトピー」について教えてください。私は1歳からアトピーで悩んでいます。恐い物質と聞きながらずっとステロイド軟膏を使っています。
今は「0.05% 外用合成副腎皮質ホルモン剤 キンダベート剤」というのを時々使用しています。幼い頃はひじ、ひざの裏に湿疹ができましたが、今は右中指の付け根の手の甲側と左の頬に少しできます。手の方はしつこく、また寝ている間にかきこわし、回復と悪化の繰り返しです。次第に顔以外はかなりの乾燥肌になり、手のために角化症治療剤
ケラチナミンをもらいました。最近は飲み薬が多いらしく薦められましたが、何の薬だかわからないので断りました。先生方は何も説明してくれません。
ハウスダストと花粉のアレルギーの為、海外に行った時1粒にterfenadine 120mg含むSeldaneというのを購入しました。これはアトピーにも効くのでしょうか。また、恐い薬なのでしょうか。
最近手の患部の色が白くなり皮膚が薄い気がします。どうしたら良いのでしょう。ザーネというのは薬局で簡単に安く買えるのでしょうか。また、患部の上に塗っても大丈夫でしょうか。
持病の貧血や、食べ物の消化が遅いことや、体温調節があまりできないこととアトピーの関連性はありますか。また、5ミリ位のこりこりはどうでしょうか。吹き出物やおできの後にでき、押すと固く、痛いです。
ヘルペスができるようになり、リンバ腺は幼い頃から頻繁に腫れます。これらも関係あるのでしょうか。
最後にアトピー性皮膚炎や、アレルギー体質は治るのでしょうか。お忙しいところすみませんが、回答をお願いします。
( 97/ 7/18 03:23 埼玉県 Oさん)

(97/07/18)
アトピー性皮膚炎については 「アトピー性皮膚炎を治すためのページ」
で詳しく書きましたし、今ご覧になっておられるこの「インターネット病気個別相談のページ」でも何回かご質問にお答えしてきましたのでご参考になさって下さい。
今回は個々のご質問についてお答えしておきます。
「キンダベート」はたくさん出ているステロイドホルモンの塗り薬の中でも最も濃度の薄い部類の薬で、こういう薬を出して下さる先生は比較的注意深く患者さんのことを考えて下さる先生ともいえます。
手の甲にアトピーが出る人の中には耳にピアスを入れている方がいらっしゃいますのでもしもピアスを付けておられたら止めて下さい。
terfenadineという薬は「トリルダン」という名前で日本では抗アレルギー剤として使われています。一般的にそれほど良く効くわけではありませんが中にはある程度改善をされる方もいらっしゃいます。この薬には心臓の不整脈などの副作用が知られており、特にある種の抗生物質と一緒に飲むと危険な不整脈を起こしやすくなるとされておりますので医師、薬剤師の指示なしに服用しないようにして下さい。
アトピーの皮膚は赤みがかった色のことが多いですが白っぽくなってきたのは炎症が落ち着いてきたことも考えられます。
塗り薬の「ザーネ軟膏」はビタミンAが入ったとても安全で良い軟膏ですので私も良く使います。病院以外の一般の薬局では「チョコラザーネ」として売っており比較的簡単に入手できます。
貧血や、食べ物の消化が遅いこと、体温調節があまりできないこととアトピーとは直接にはあまり関係はありません。
アトピー性皮膚炎の患者さんはどうしても患部に細菌感染を起こしやすくそのためにそれに反応してリンパ節が腫れることはしばしばあります。入浴などで局所を清潔にすることが重要になってきます。また、「カポジー水痘症」という直径3mmくらいの真ん丸いイボイボがたくさんできる特殊なヘルペスウイルス感染症を起こすこともあります。
アトピー性皮膚炎や、アレルギー体質は肺炎や虫垂炎などのように医者任せにしていて短期の間に簡単に治ってしまう病気とはちがいます。正しい情報を得て生活療法を辛抱強く行う必要があります。
インターネットなどもうまく活用して下さい。