
「十二指腸大動脈瘻」はどこの病院で処置してもらうのが良いでしょうか。インターネットを拝見させていただきました。そこで、私の父(70歳)の相談をOOOOOOOお願いします。
先日(O/O0)、内視鏡検査で十二指腸大動脈瘻と診断されました。これまでの病歴は、OO年OO月に大動脈瘤破裂し、緊急手術により、大動脈を胃のあたりから下流側に20cmほど人工血管(ダクロン)に交換しました。術後の経過は順調でした。
ところが、昨年(96年)の7月頃から不明熱がでるようになりました。不明熱の症状は、39℃ほどの発熱があり、抗生物質と消炎剤で微熱から平熱に抑えていましたが、昨年の12月には40℃を越えるの発熱がありました。発熱時には白血球増加、血沈の亢進、CRP陽性等の炎症反応があり、
40℃を越えた時は、静脈血の細菌培養で陽性でした。ほかの検査としてはシンチグラフィ、X線CT、超音波検査、尿、便、血液生化学検査、自己抗体検査を行いましたが、よくわからず、CRPが発熱時は+4〜5、抗生物質を投与すると+0〜2程度に下がるので感染症の疑いが高いことしかわかりませんでした。
今年になって胆道感染症の検査のために内視鏡検査(ERC)を行ったところ、異物が十二指腸の水平部分の内部に見つかりました。
異物というのが、knit状(ガーゼ状)の人工物でした。主治医がおっしゃるには異物は人工血管で人工血管が十二指腸に癒着を起こし、十二指腸壁を破り、内側から見えている状態で、これが不明熱の原因に間違いないだろうということです。
内視鏡の観察ではまだ出血、瘻孔の形成はみられないが、きわめて危険な状態であるといっています。今後、この部分から細菌感染を起こし、敗血症になるか、この部分から大出血を起こしてしまう可能性が大であると言います。現在絶食中です。
治療方法は外科的に癒着している十二指腸を切除し、且つ、汚染している人工血管を交換することだと聞きました。しかし、この手術は非常に難しい大手術で、手術成績は不良、術後感染症と大動脈の再破裂の危険が大きいと聞きました。
そこで、今回の相談はどこの病院でどんな処置を行うのが最善なのでしょうか。手術で余命を短くする結果にならないでしょうか。先生のご意見を伺いたいのでお願いします。
ちなみに私の父はOOOOO県内の某OOOO病院に入院中です。なお、この病院の外科では十二指腸の手術は行ったことがないそうです。
( 97/01/25 15:41、兵庫県 Yさん、97/ 8/14 16:29ご連絡あり再掲載)

(97/1/25)
お父様がとても重大な病気でさぞご心配のことと拝読し、大急ぎでお返事を書いております。受け持ちの先生がおっしゃるように極めて危険な状態と考えます。
メールを拝見して感じたことですが現在掛かっておられる病院からの説明が大変理路整然としておりとても一生懸命に検査治療を進めて下さっている様子が感じられました。それから、メールを拝見しましてもかなり難解な医学用語が頻出しているのにも関わらず極めて正確に記載されているのにはびっくり致しました。御質問者が医療関係の方なのかよほど今掛かっておられる主治医の先生のインフォームドコンセントが徹底しているためではないかと推察致しております。
以上の点からしてとても信頼の置ける先生、病院に掛かられていることが考えられますので、今後の方針はさらに十分に話し合いをされることをお勧めします。大切な方の生命が掛かっている問題ですので遠慮は禁物です。納得がいくまで主治医の先生に質問をするべきです。メールを拝見しておりますと病状の説明をいやがられるような先生ではないように思いますがいかがでしょうか。
十二指腸に対する治療よりも腹部大動脈に対する治療が優先します。最初の大動脈瘤の手術をしてくださったのは今掛かっておられる病院でしょうか。もしそうならとても危険な病気の手術を無事やって下さって成功していることですし、輸送の関係、一度目の手術所見が残っている利点などを考慮して現在掛かっておられるところでの再手術をお願いするのが良いように思います。
次にもし一回目の手術を受けられたところでの再手術が無理な場合の手段をお答えします。
私の父も足の血管が詰まったりいろいろと病気をして最も適切な病院の先生方にお世話になって良くなっていますが、もし私の父がご質問者と同様の状態になった場合は、輸送中の危険さえ大丈夫であればこの方面では日本で最高の国立循環器病センターの心臓外科に何とかお願いすると思います。場合によっては大阪大学医学部第一外科にお願いするかもしれません。いずれも日本の循環器をリードする最高の施設でこういうところで万が一のことがあっても諦めようと思っています。医師仲間での評判も最高です。
輸送の関係で香川県内ということになり、循環器で有名な病院ということであれば木田郡三木町の香川医科大学病院、三豊郡豊浜町の三豊総合病院、高松市の県立中央病院などが知られていますが、これだけの難しい病態に対して対応をどの程度して頂けるかは確認の必要があります。
とにかく現在診て下さっている先生に十分ご相談の上で判断されてはと思います。実際に御診察させて頂きましたわけでもなく難しいかとは思いますが、もしどうしても大阪循環器病センターへの連絡をとのご希望でしたら再度ご連絡下さい。検討してみます。
(97/ 8/14 16:29)
先日( 97/01/25 15:41)は「十二指腸大動脈瘻」で相談いたしました000の0000です。その節はありがとうございました。
返事が送れて申し訳ありませんでした。相談のメールを出して回答を拝見した後にパソコンの具合も悪くなり、ネットをみることができなくなり、000先がわからなくなりました。しかし、7月に新しいパソコンを購入し、さらに8/12の朝日新聞夕刊に足立先生の記事とアドレスが書かれていたので本日000しました。
その後、私の父は足立先生のご紹介通り、00000病院に入院しました。(前回大動脈瘤を人工血管に交換する手術を行った病院は担当の医師が開業していらっしゃらないので、後任の循環器系の医師も00000が良いでしょうと紹介してくれました)
000病院入院1週間後に緊急手術を行いました。手術の内容は、病巣部の十二指腸の切除と吻合、及び人工血管(腹部大動脈)の交換を行いました。術後はまずまず順調でしたが、病名がわかるまでの半年間に大量の抗生剤が大量に投与されたため、口内や痰からMRSAが検出されて、感染症が心配されましたが、シビアな状態にはならず、1.5ヶ月後には退院までこぎ着けました。最近では何とかお陰様で普通の生活ができるようになりました。相談にのってもらいましてありがとうございました。
>000市 00000