
未分化軟部腫瘍について教えて下さい000の000で。 文字化けしていてすみませんでした。もう一度送ります。
私の妹のことについてご相談するためメールを送りました。年齢は00歳(若年成人:足立)なのですが、昨年00月に未分化軟部腫瘍(腫瘍のできた場所は右下腹部で大きさはソフトボールぐらい)と診断され、抗がん剤治療を数回行い昨年00月に腫瘍の摘出手術をうけました。
その後、手術をした場所の腫瘍はなくなりましたが、入院したときからあった肺の影が消えず抗がん剤治療を続けて行ったのですが、腫瘍が小さくなるものもあれば、すこしづつ大きくなるものあるといった具合でした。しかし最近、抗がん剤治療からホルモン剤などによる治療を行ったのですが、それからかなり大きくなり、担当医の話ではもう使える抗がん剤がないとのことです。
私の記憶では、最初に赤色の抗がん剤をして(2日間で100ml)、次に透明のもの(光にあたるといけないらしく点滴にアルミホイルをかぶせてあった)を、次に透明のもの(5日間で2.5l)をしました。もう1種類したかもしれません。今現在、かなり背中と肩を痛がっており、咳き込むとかなりつらそうです。治療を受けている病院は000立0000です。
・未分化軟部腫瘍について詳しく教えて下さい。
・どこかこれらの治療でよい所があれば教え下さい。
・どんな治療法がありますか。
・痛み止めを飲んだとき、1時間ぐらいすると胃がものすごく痛むようです。なにか改善策はありませんか。
・なにか情報があれば教えてください。 (97/11/29 07:31 青森県 Pさん)

(97/11/30)
病名だけでなく治療も難しい病気に罹られてご本人はもちろんのことご家族のご心中お察し申し上げます。
「未分化軟部腫瘍」という病気の名前を聞かれたことのある方は少なくまずこの言葉だけでも戸惑われておられるのではないでしょうか。
文字どおり「未分化」な「軟部」の「腫瘍」ということです。 まず「軟部」ですが「軟部組織」のことを言います。皮膚のすぐ下から骨に達するまで筋肉や血管、神経などがありますがその間にはこれらをつなぎとめておくための「結合組織」と呼ばれる素人の方が言われる「すじ」にあたる組織があります。皮下脂肪もあります。これら結合組織、脂肪組織、血管、末梢神経、筋肉、腱なども含めて「軟部組織」と呼んでいます。
病気としては炎症を起こす事は日常茶飯事で「腱鞘炎」とか「神経炎」などという病気は聞かれたことがあるのではないかと思います。炎症だけでなく炎症性肉芽腫とか腫瘍性の病気すなわちここの組織が勝手に膨らんでくる状態もかなりあります。やけどのあとのケロイドなどは良く知られています。
「腫瘍」というのはそこの組織中の細胞が増殖することですがポリープのように少し大きくなるだけの「良性」のものと止めなく大きくなったり勝手に体中に飛び散って広がっていく「悪性」のものとがあります。「悪性」のものにはもとの細胞の種類によって「癌」と「乢ツFy
軟部組織の腫瘍には脂肪腫、繊維腫、血管腫、粘液腫、筋腫、黄色腫など良性のものには分かり易いものがありますが、悪性の肉腫になるともともとの組織が複雑で分類や呼び名などかなり複雑になります。
「未分化」というのは最も原始的な組織で未だ十分に組織として成長していないものを指し、悪性度も最も高いことが普通です。体中どこでも、例えば眼の中とか腎臓とかもちろん下腹部にできても全くおかしくありません。全身に転移しやすいのも特徴の一つです。
治療にはこれといった特効薬はなく副作用の強いさまざまな化学療法を工夫を重ねて試みられているのが現状です。今かかっておられる病院はほぼ最高レベルのところですのでかなりの化学療法で何とか持ちこたえておられるのではないかと思います。
国際的には最近では doxorubicin とか epirubicin と呼ばれる薬が使われることが多いのですが副作用が強いので
zorubicin という薬を勧める人もいますがこれもやはり血液系統の副作用が強く治療成績もかなり効果のある人がたまにいらっしゃるという程度です。
ご本人は病気のことについてどの程度ご存知なのでしょうか。主治医の先生とご家族の間で良くお話し合いをされてご本人に話される範囲は検討済みのことと思いますが病気が病気なので心が痛みますね。
痛み止めを飲んだあと胃が痛くなるのは胃炎や潰瘍を起こしている可能性がありますね。ステロイドにも胃や十二指腸の潰瘍を起こす作用があります。「H2ブロッカー」とか「プロトンポンプインヒビター」など非常に良く効く潰瘍治療薬がありますので使って頂けると思います。胃や十二指腸の痛みにも随分と効果があります。
どうしても痛い場合は「MSコンチン」や「アンペック座薬」などという麻薬を使われることも多いです。これは主治医の先生に積極的に相談されると良いでしょう。
現時点では患者さんの苦痛を取って上げる事が最も優先される時期に来ているのではないでしょうか。そうでしたら主治医の先生は疼痛対策にちゃんと対応して下さると思います。