質問・回答(0202)


「聴覚障害で困っています」

Date: Sat, 1 Jul 2000 11:49:45 +0900
始めまして。私は**歳のコンピュータ関係の仕事をしているOLです。

私は、子供の頃から左耳がまったく聞こえません。それが生まれつきなのか又は、幼少の頃に何かのきっかけでそうなったのかは判りません。
因みに母はやはり、若干耳が遠いのですがそれは、20歳の頃、盲腸の手術をした際、ストマイという薬が体に合わずそうなったとの事です。
それ以外に家族では聴覚障害をもった者はいません。

4年半程前に疲労からか、頭痛が酷くなったり、聞こえる右耳から耳鳴りがし始めました。

最初それが単なる頭痛で、耳鳴りだと思わなかったので、病院へ行きませんでした。

それが疲れやストレスがひどくなると絶えられない音になってきたので、慶応義塾病院へ行きました。
そして色々検査をした結果、今まで耳鳴りがしなかった方がおかしいし、悪くなることを防ぐことは出来るが良くなることは無いと言われました。

20歳頃から煙草/飲酒はしてま。それが悪くなった原因かも知れません。

今回相談したいのは、変な話ですが、私の片耳の障害については両親以外知りません。(兄弟も知らない)
最近、自分自信にまったく自信が持てなくなってしまいました。
仕事上で相手の言う言葉が聞き取れない場合も多々あります。
仕事柄、知識はあっても相手の言うことが聞こえないと話になりません。それに段々友人も自分自信から避けるようになってきました。要は、私が聞こえないことによって人とのコミュニケーションを怖がっていると思います。

会社の健康診断が来月にあります。昨年はしませんでした。30歳を超えると聴力のオージーメーダーの検査があります。

もしも其処で私が健聴者でないことが会社にわかったら私はどうすれば良いのでしょう?片耳が聞こえない人間は障害者になるのですか?
病院は治らないとは言っても、じゃあこの先どういう対策をしていったらいいのか教えてくれませんでした。

それと私個人で判断したのですが、それだけの障害で心が傷ついたことが何度もあり、絶対に結婚と子供を産むことはしないと思いました。もしも私の産んだ子供が聴覚障害所者だったらと思うと結婚も出産も出来ません。しかし、保証(可能性)があれ子供も欲しいです。

私の聴力障害は治らないですよね?だとしたらこれから先、自分自信の体とどういう付き合い方をしたら良いのか?(耳鼻科の先生に聞きたいです)

きっと私の精神は今、聴覚障害が原因で正常では無いと思っています。現実的に精神科等に通った方が良いのか判断が出来ません。
私が思うには、精神科に通っても現実からは逃れられないで、同じだと思います。

ただこのままでは、精神がおいつめられる一方で苦しいです。私と同じような患者さんはこれまで居ませんでしたか?そういう方はどうしてるのでしょう?(生活及び、法的な扱い)私は精神科に行った方が良いのでしょうか?

すごく変な相談で申し訳ありません。始めて両親以外に相談してみました。

Date: Sun, 02 Jul 2000 14:29:35 +0900

難聴の原因がはっきりとはしませんので慶応義塾大学附属病院での診断結果やお母さまの様子も合わせて考えてみますと確かに「遺伝性感音性難聴」の一種である「家族性内耳性難聴」の可能性もあります。

しかし、診断につきましては最終的にはやはり耳鼻科の診察を再度受ける必要があります。

遺伝性難聴は現在60種類ほどの報告があり、そのうち50種類ほどは難聴以外のいろいろな合併症状があるものです。合併症状というのは目、耳、口などの奇形や腎臓病などさまざまです。残りの10種類ほどは他の症状はなく、難聴だけのものです。あなたがもしも遺伝性の難聴だとしますと他に症状がみられませんので後者に入るかもしれません。

遺伝性のもの、そうでないものにしても難聴が少しずつ進行し、耳鳴も聞こえてくるということであるとなかなか治療は難しいです。年月が経過すると補聴器の使用も検討する必要が出てくる人もいます。ただし、あなたの場合は耳鳴については心労によるものの可能性もあります。

慶応病院くらいになるとカウンセリングもできると思いますので担当の医師または受付でお尋ねになってみてはいかがでしょうか。精神の状態まではメールだけでは判断が困難ですが、カウンセリングを受けますと本当に精神科の受診が必要ならそのように勧めてくれます。

結婚のこと、子供をもうけるかどうかなど決断を下すには、もしも遺伝性の病気ならどういう遺伝形式でどれくらいの確率で子供にも難聴が来るのかなど、どうしても正しい診断が必要ですのでそのことを前提に再度慶応病院で診察を受けられてはいかがでしょうか? 

特に最近ではインフォームドコンセントの重要性が叫ばれていますので丁寧に説明をしてくれるようになってきています。

例えばサリドマイドなどの薬剤が原因の内耳の病気でも同様の症状になることがあるので本当に遺伝性かどうかの診断はなかなか難しいのですが、場合によってはお母様とご一緒に受診されると遺伝かどうかを判断するのに大変参考になるかもしれません。

なお、再度受診される場合は正確な病名もお尋ねになっておくようにされてはと思います。

なかなか良いお知らせができず申し訳ありません。
状況を正確に、前向きに受け止めて対応されるよう希望します。