
Date: Sun, 13 May 2001 10:46:19 +0900
65の母のことで質問します。
3年前に卵巣ガンの疑いで子宮と卵巣を摘出し、抗がん剤治療を3回行いました。
その後3年何もなかったのですが、4月中旬に心臓の病気で「頻拍症」でカテーテルアブレーションを大学病院で行うことになり、今月の9日に実施しました。
その予備検査での胸部レントゲン写真に左肺の鎖骨付近に淡い陰影があるとのことで、肺にガンが転移した恐れがあるので、地元の病院でまたCTスキャンをとってもらって精密検査を受けなさい。こちらから連絡をしておきますので、すぐに検査を受けてくださいとのことでした。
そして11日に地元の病院に行ったところ、担当(心臓の担当医)が、「淡い陰影ってこれのことですか、何かの跡みたいですね。」といってさほど気にもとない様子で、大学病院の医師はすぐ検査をうけるようにといったのに、CTスキャンの検査日が29日に延ばされました。
「29日まで3週間程あるのですが、大丈夫なのでしょうか。」と訊くと「2、3週間あとでもどうってことないですよ。」との返事だったといいます。
実は救急外来で地元の病院にかかったため、大学病院に紹介されたのですが、子宮摘出をしたのは別の病院だったのです。
地元の病院ではさほど緊急を要しないと判断しているようなのか、それとももう手のほどことようがないから検査を先延ばしにしているのか、わかりません。
そこで子宮摘出を受けた病院で事情を話して治療したほうがよいものか本人も家族も迷っております。ガンが見つかったときのカルテも子宮摘出を受けた病院にはあるはずですので、その方がよいでしょうか。
患者が治療を受けたい病院を選べないというのもおかしな話です。
しかし、医師に絶対従わなければならないという気持ちもありますが、今は患者が医師を選ぶ時代かもしれません。
さほど深刻に考えなくてもよいのでしょうか。
申し訳ありませんが、早急に返事いただければ幸いです。
また、今朝、呼吸の際、吸い込むときに胸が痛いとも言い出しました。よろしくお願いいたします。
Date: Sun, 13 May 2001 11:20:29 +0900
メール拝見しました。
CT検査がかなり混んでいる病院のようですが、肺野の異常陰影のCT精査が3週間先というのは少し長すぎます。
昔の病気の跡形の影だけが残っているのでしたら良いのですが、万が一悪性の病気の始まりが写っているものだったりすれば気がついた時には相当進行してしまっているという場合も有り得ます。
普通のレントゲン写真だけでは上記の区別はなかなか難しいことがほとんどです。
ですからレントゲン写真を見ただけで「多分大丈夫だろう」などというのは危険なことがあります。
子宮摘出をした病院でも事情を話しして相談しておくに越したことはありません。しかし、ちゃんと対応してくれるかどうかは運のようなところがあります。病院によっては3年も前のカルテは倉庫の奥の方に山積みになっていてすぐには出せないようなところもあります。
また、熱心な医師に当たるかどうかでも決まってきます。当たりが悪いと「紹介状も無しに何しに来たの?」というような顔をされるかもしれません。熱心なドクターであれば当時のカルテや写真を検討するのはもちろんのことすぐにCTやエコー(超音波検査)などをしてくれるでしょう。
私が担当医であればそれらのコピーなどを付けて、所見や自分の考えとともに紹介状や連絡状を発行するようにまでしますが現状では時間的、患者数などの関係でそこまでやってくれる医師は少ないのではないでしょうか。
「患者が医師を選ぶ時代」ではありますが「どの医師が親切であるか」などの情報があまりにも少なすぎますので実際問題、選びようが無いのが現状でしょう。
結論ですが、情報は多い方が良いので、治療をどこでするかを始めから決めてしまうのではなく、子宮摘出を受けた病院を受診して状況をお話して一番良い方法をまずはご相談されては如何でしょうか。
今かかっている医師達以上の情報、例えば卵巣癌の病理組織型など重要な情報は子宮摘出をした病院が持っているわけですからそれなりに相談には乗ってもらえるはずです。相談の結果にもよりますし、親切な医者かどうかにも寄ってしまいますが、できれば連絡状、紹介状を書いてもらったりCT検査などその病院で急いで撮ってもらえればさらに安心です。
CT検査など予約なしに当日に撮ることのできる病院も多いです。
以上、お答えとさせて頂きます。
Date: Thu, 31 May 2001 19:32:49 +0900
足立先生、どうもありがとうございました。
その後、最初に受診した病院でCTスキャナも撮ってもらったところ、異常ありませんでした。血液検査も異常なしで安心しているところです。
今後は年1回、5月に定期的に検査に来たほうが安心できますから、是非そうしてくださいと忠告を受けたそうです。
先生に助言していただいたことを母も喜んでおりました。
実はインターネットが入ったばかりだったので、メールの文字化け等ご迷惑をおかけしましたが、母はインターネットって便利なものなんだね。と言っておりました。