
Date: Tue, 18 Dec 2001 05:40:13 +0900 (JST)
Subject: 脾臓の全摘は必要なのでしょうか?
脾臓の摘出は必要なのでしょうか?
5*歳の男性です。
1 現病歴
1. 11月始めに入浴中脾臓の腫大を発見。
2.現在大きさは、半坐位で左肋骨弓の下2横指程度。丸く腫れあがるのではなく、先が飛び出している感じ。
3.発見後大きさが変化しているようには感じられない。
4.特に自覚症状はない
5.かかりつけの国立**病院にて検査を受ける。
2 検査内容と結果
1.検査内容
ア、血液検査
イ、腹部エコー
ウ、腹部X線撮影(通常の撮影後、台の上で体の熱くなる造影剤を注射され、さらに何枚か撮影)
2.結果
ア、血液検査では特に以上はない
イ、腹部エコーでは脾臓の肥大が見られる。元々脾臓は大きい方であるらしいが。
ウ、血管造営の結果脾臓の中に曇っている箇所がある
エ、脾臓周囲のリンパ節は腫大していない
オ、悪性リンパ腫の疑いがあるので血液内科の受診を勧める
3 紹介状、腹部エコー・X線写真を持参の上**大学病院血液内かを受診
4 初診
1.簡単な問診・触診と写真の判定
2.腋窩及び鼠径部のリンパがやや大きい
3.組織をとっても十分な診断が可能かどうか分からない
4.来週もう一度来て欲しい
5.受診後血液検査を受け帰宅
5 2度目の受診
1.医師の診断
ア、はっきりはしないが悪性リンパ腫の疑いがある
イ、血液検査では異常が認められない
ウ、脾臓の血管造営、放射性同位元素を使った検査、脾臓の全摘による組織検査を行いたい
2.医師と私のやりとり
ア、悪性リンパ腫の可能性は高いのか? 今のところなんともいえない。
イ、脾臓は全摘しなければならないのか? 性格に診断するためには必要である。
ウ、 脾臓の曇っている部分はどれくらいの大きさか? 写真がここにないので分からない。
エ、脾臓をとるとどんな影響が出るか? 肺炎球菌などに対する免疫力が低下するので手術前にワクチンを注射する。他にさして問題はない。
3.その後の手続き
ア、12月21日、外科初診、脾臓血管造営(ガストロ使用)
イ、25日、ガリウムシンチグラム
ウ、1月7日、内科再診
4.私の考え
ア、本当に脾臓全摘は必須であるのか疑問である
イ、十分な説明を受けられないまま手術を迎えそうで不安である。
ウ、脾臓摘出の影響について詳しく知りたい。
エ、悪性リンパ腫であった場合の予後・治療・副作用について知っておきたい。
オ、場合によっては転院も考慮したい
6 関連あると思われる既往
199*年*月、胆石と胃癌の手術(**病院外科、**医師の手術)胆嚢全摘
胃4分の3摘出
**病院の内科医は、超早期の胃癌だったので現在の症状とは関連ナイト明言した。
以上雑ぱくに書きましたが、お答え宜しくお願いします。Date: Tue, 18 Dec
2001 05:40:13 +0900 (JST)
Subject: 脾臓の全摘は必要なのでしょうか?
脾臓の摘出は必要なのでしょうか?
5*歳の男性です。
1 現病歴
1. 11月始めに入浴中脾臓の腫大を発見。
2.現在大きさは、半坐位で左肋骨弓の下2横指程度。丸く腫れあがるのではな
く、先が飛び出している感じ。
3.発見後大きさが変化しているようには感じられない。
4.特に自覚症状はない
5.かかりつけの国立**病院にて検査を受ける。
2 検査内容と結果
1.検査内容
ア、血液検査
イ、腹部エコー
ウ、腹部X線撮影(通常の撮影後、台の上で体の熱くなる造影剤を注射され、さ
らに何枚か撮影)
2.結果
ア、血液検査では特に以上はない
イ、腹部エコーでは脾臓の肥大が見られる。元々脾臓は大きい方であるらしいが。
ウ、血管造営の結果脾臓の中に曇っている箇所がある
エ、脾臓周囲のリンパ節は腫大していない
オ、悪性リンパ腫の疑いがあるので血液内科の受診を勧める
3 紹介状、腹部エコー・X線写真を持参の上**大学病院血液内かを受診
4 初診
1.簡単な問診・触診と写真の判定
2.腋窩及び鼠径部のリンパがやや大きい
3.組織をとっても十分な診断が可能かどうか分からない
4.来週もう一度来て欲しい
5.受診後血液検査を受け帰宅
5 2度目の受診
1.医師の診断
ア、はっきりはしないが悪性リンパ腫の疑いがある
イ、血液検査では異常が認められない
ウ、脾臓の血管造営、放射性同位元素を使った検査、脾臓の全摘による組織検査
を行いたい
2.医師と私のやりとり
ア、悪性リンパ腫の可能性は高いのか? 今のところなんともいえない。
イ、脾臓は全摘しなければならないのか? 性格に診断するためには必要であ
る。
ウ、 脾臓の曇っている部分はどれくらいの大きさか? 写真がここにないの
で分からない。
エ、脾臓をとるとどんな影響が出るか? 肺炎球菌などに対する免疫力が低下するので手術前にワクチンを注射する。他にさして問題はない。
3.その後の手続き
ア、12月21日、外科初診、脾臓血管造営(ガストロ使用)
イ、25日、ガリウムシンチグラム
ウ、1月7日、内科再診
4.私の考え
ア、本当に脾臓全摘は必須であるのか疑問である
イ、十分な説明を受けられないまま手術を迎えそうで不安である。
ウ、脾臓摘出の影響について詳しく知りたい。
エ、悪性リンパ腫であった場合の予後・治療・副作用について知っておきたい。
オ、場合によっては転院も考慮したい
6 関連あると思われる既往
199*年*月、胆石と胃癌の手術(**病院外科、**医師の手術)胆嚢全摘
胃4分の3摘出
**病院の内科医は、超早期の胃癌だったので現在の症状とは関連ナイト明言した。
以上雑ぱくに書きましたが、お答え宜しくお願いします。
Date: Fri, 21 Dec 2001 18:04:59 +0900
Subject: 病気相談お答えします。(Re: 脾臓の全摘は必要なのでしょうか?)
大変お待たせ致しました。
ご質問項目とは書いておられませんでしたが「私の考え」の項目に従ってお答えします。
>4.私の考え
>ア、本当に脾臓全摘は必須であるのか疑問である
悪性の疾患が無いことを確かめるためには脾臓摘出が必須と言うことです。
逆に言えば脾臓を摘出しなければ何ヶ月か後にどうなるということが判明しているというものでもありません。
>イ、十分な説明を受けられないまま手術を迎えそうで不安である。
腋の下のリンパ節をちょっと取って来て調べるなどという簡単な手術ではなく、脾臓を摘出するというのは結構大きな手術ですので十分な説明を受けたいという希望を申し出ることが大切です。
その際、たくさんの人たちが順番を待っている外来で説明を受けてはお話をする方も聞く方も落ちついませんので、受け持ちの先生のご都合もしっかりと考慮に入れた上で特別に時間を組んでいただくようお願いしては如何でしょうか。
十分なインフォームドコンセントをすることは主治医の務めなのですから良心的な医師であなたのことを熱心に考えて下さる医師なら応じていただけると思います。
>ウ、脾臓摘出の影響について詳しく知りたい。
脾臓はもともと年を取って勢いの衰えた赤血球(寿命は120日ほどです)を捕まえては処理してしまうという老廃赤血球の掃除役みたいな作用や、網内系という身体の中の異物を取り除く働きの助けをしたり、リンパ球や抗体を産生する作用もあります。リンパ球や抗体は病気の原因となる細菌やウイルスが外から入ってきたときに協力して防衛戦を起こします。
脾臓を手術で取り除くと数日くらいの間に血小板が急に増えて血栓が起こりやすくなりますので定期的に血小板の数を注意して見ていく必要があります。
また血栓症が起こりそうならそれに対する処置も必要です。
このほかに赤血球の中にハウエルジョリー小体というものが出て来ることが観察されます。こちらの方はだからと言ってどうということはありません。
上で説明しましたとおり、脾臓は免疫の役割もあるはずですので免疫力の低下が懸念されます。特に小児の場合はかなり低下しますが大人の場合は実際にはそれほど低下ははっきりとせずものすごく心配しなくてはいけないというほどのものでもありません。しかし、一般にワクチンに対してのIgM(アイジーエム)という抗体が特に上がりにくく免疫力の低下が肺炎球菌の敗血症が多いということが知られておりますので主治医の先生のおっしゃるように肺炎球菌のワクチンを打っておかれることはお勧めします。
>エ、悪性リンパ腫であった場合の予後・治療・副作用について知っておきたい。
悪性リンパ腫は難治性の疾患でしたが最近は約半数は治療可能になって来ています。一言で悪性リンパ腫と言ってもさまざまなタイプがあり予後はそれぞれによって随分と違ってきます。
治療は化学療法、放射線治療や造血幹細胞輸血、などが行われます。
化学療法は抗がん剤ですのでさまざまな副作用がありますが一番多いのは吐き気、嘔吐です。
>オ、場合によっては転院も考慮したい
まずは「イ」で述べたようなインフォームドコンセントをしっかりと受けられることが重要です。十分な説明と納得を得られるような努力をされないような医師である場合は主治医を変えてもらうか転院も検討されては如何でしょうか。
以上お答えとさせて頂きます。
なお、電子メールですのでこのメールが到着致しましたらまずは確認のご連絡を頂きますようお願い致します。
どうぞお大事になさって下さい。
Date: Fri, 21 Dec 2001 20:49:56 +0900 (JST)
Subject: Re: 病気相談お答えします。(Re: 脾臓の全摘は必要なのでしょうか?)
まとまりのない文章をお察しいただきありがとうございます。
メール確かに受信いたしました。
先生のご助言を参考に対処して参りたいと思います。