質問・回答(0268)


「日本の医師になりたいのですが」

Subject: 「日本の医師になりたいのですが」
date: 22 May 2002 22:41:09
url: 了解している
brow: yahooで検索した

私は中国から来ました。
今年厚生省から医師国家試験予備試験受験資格の認定がおりました。一度予備試験を受けて見たいです。予備試験の対策法を教えて頂きたいです。

具体的にどんな教材を使えばいいですか?
その教材はどこから入手できますか?
予備試験を参加するにはどんな事しなけれはならないですか?
具体的に教えて頂ければ幸いと思います。

予備試験については説明をさせてください。

第一部試験は解剖学(組織学を含む)、生理学、生化学、薬理学、病理学(法医学を含む)、微生物学(寄生虫学)、衛生学(公衆衛生学を含む)

第二部試験は内科学、小児科学、精神科学、外科学(麻酔科学を含む)、整形外科学、産科、婦人科学、皮膚科学、泌尿器科学、耳鼻咽喉科学、眼科学、放射線科学。

実地試験は内科学、外科学、産科、婦人科学、小児科魁X!!

以上は予備試験の内容です。ご存知かも知れませんが、付き加えさせて頂きます。

どうかお早めにお答え頂きますようにお願い申し上げます。 

Date: Wed, 22 May 2002 23:49:40 +0900
Subject: 「インターネット病気個別ご相談」お答えします。

下記ご質問メール拝見しました。

我高興的受到you!的電子信。
我伐(本当は「木」編)時間、回信 請you等一会ル。

「あなた」という中国語の漢字が打てませんでしたので「you」にしました。これで、通じていますでしょうか?


Date: Fri, 24 May 2002 18:54:05 +0900
Subject: 「インターネット病気個別ご相談」お答えします。
メール拝読致しました。

予備試験参加の具体的な方法につきましては厚生労働省と十分に連絡を取られてその指示に従って下さい。

教材の入手方法ですが日本国内でしたら主な大学の医学部の近くにある専門の医学書店か生協に置いてありますし、無い本は取り寄せてくれます。
医学専門書店以外でも東京の三省堂本店、大阪の紀伊国屋、旭屋など大きな書店には医学書専門のコーナーがありますのでそちらで探されてもよろしい。

日本国内にいらっしゃらない場合はお国の医学書店で取り寄せてもらうか最近では紀伊国屋書店などオンラインでインターネットで申し込めるのでそちらの方が早いかもしれません。
本の値段なども簡単に検索できるようになっていますので下記の本の中で関心がある本はインターネットで調べてみて下さい。

ここではご質問の具体的な教材をお答えします。

本国のお言葉での医学の勉強は十分に済まれている場合、日本語特有の解剖名や疾患名に慣れておく必要があります。

すべての科に言えることですがアメリカで書かれた訳本よりも最初から日本人によって書かれた本を選んだ方が良いと思います。
なぜなら、訳本だと日本語の訳が変な言い回しになっている場合があるから日本語の勉強の妨げになると考えるからです。

まず1冊、日本語の医学辞書を用意されてはいかがでしょうか。
南山堂の医学大辞典という昔からある辞書があり、最近改訂されたのですが改訂が中途半端のところがありますのでむしろ医学試験対策としては

「最新医学大辞典」医歯薬出版株式会社

がお勧めです。
手元に置いて常に日本語の医学用語を調べるのに使われるのも良いでしょうし、とても分厚いですが、これをしっかりと読まれるのも一つの方法です。CD−ROM版なども出ていてとても便利です。

次にまず第一部試験ですが、主に基礎医学方面のようですね。

解剖学は「臨床解剖学へのアプローチ」(650のプログラム教程)医学書院がお勧めです。わかりやすいカラーの図が多く、内容が臨床に役立つよう工夫されていてプログラム型式で勉強しやすいです。334ページほどの本です。

解剖学だけでなく、組織学も出題されるようでしたら藤田という人の書いた
「標準組織学総論」医学書院、
「標準組織学各論」医学書院
はいかがでしょうか。1冊1冊が分厚く、2冊にもなりますのでちょっと細かすぎるかもしれませんが日本の有名なたくさんの先生方によって書かれていて人気があって何度も改訂版が出ています。

生理学、生化学は奥田という人の書いた
「病気を理解するための生理学・生化学」(金芳堂)
は、生理学と生化学の両方が一度で勉強できるので楽です。
10000円と消費税で売っているようです。

病理学や薬理学は詳しく勉強しているといくらでも詳しくなり大変なので内科を勉強するときに合わせて勉強するのが良いかと思います。

但し、日本の医師国家試験にしばしば出題される22薬品を集めて解説した
「必修D問題22薬品対策書」(略称「D22])
「メディカル情報通信」800円だけは目を通しておかれることをお勧めします。値段も安いですし電子メールでお送りします。

「メディカル情報通信」で出しているカセットテープの中に「臨床薬理学」のコースがありますのでこれは是非検討されるようお勧めします。

「メディカル情報通信」は私が主催をしていまして教材はすべて
http://www.kcc.zaq.ne.jp/dfacl808/ACIA/hyousi.html
にありますのでお見逃しなく、是非ご覧になって下さい。

寄生虫は
「図説 人体寄生虫学」南山堂
が図もきれいでお勧めです。

法医学は
「現代の法医学」(永野、若杉)金原出版
くらいでしょうか。

公衆衛生は日本の医療法制が次々と変遷しているので古い本で勉強しないように注意して下さい。

公衆衛生もそうですが、第二部で出題される臨床各科対策としては「メディカル情報通信」から出ている
「国試合格カセットテープ講座」が臨床各科をほとんどカバーしていますのでまず検討されるようお勧めします。大阪弁がかなり入っていますが日本語のヒアリングの力にもなり、日本で医師として活躍される場合にきっと、必ず役に立つと思います。

皮膚科、眼科、耳鼻科、放射線科(総論のみ)、脳外科、泌尿器科、整形外科、精神科などのことを「マイナー科目」と呼んでいますが、これらについては、

「マイナーノート」(メディカル情報通信 9000円)

が絶対お勧めです。日本の医師国家試験に過去十年くらいに出題された主な事項がほとんどとてもきれいに覚えやすいようにまとめられたプリント集です。

「国試合格カセットテープ講座」にもこれらの解説テープがあります。

産婦人科は「国試合格カセットテープ講座」でも主なことは勉強出来ますが詳しく勉強するには西島重光という人の書いた
「コンパス産婦人科」(MEC出版)
の人気が日本の学生さんたちの間では高くお勧めします。

内科の教科書では
「内科学」(朝倉書店)
がお勧めですが,外科や麻酔科まで勉強するのには臓器別に編集されて、日本の学生さんたちの間でたくさん買われている
「YEAR NOTE」(MEDIC MEDIA)
を検討されてはいかがかと思います。

実地試験対策としては福井先生たちの書かれた
「診察診断学」医学書院
に目を通しておかれると、最新の日本の診察に対する考え方が書いてあって安心です。

臨床系は過去の医師国家試験の問題を勉強しておかれると参考にもなるし励みにもなるでしょう。医学評論社というところから毎年
「医師国家試験問題解説集」
というのが出版されています。これは私も数年間に渡って執筆したことがあります。

これらを臓器別にまとめた本も値段は高いようですが販売されているそうです。

このほか、「メディカル情報通信」が配信している
「国試情報メール配信」(無料)
「国試合格の宝庫」(有料)
は、日本の学生さん向けの医師国家試験受験用ですがいろいろな科の勉強ができますし、配信を受けているとたくさんの仲間で勉強しているような気分になって孤独から開放されて元気に勉強できます。

配信の受け方は
http://www.kcc.zaq.ne.jp/dfacl808/ACIA/hyousi.html
をご覧下さい。

最近、韓国、中国の医師免許を持ち、合わせて日本の医師免許証を取得される方が増えているようですね。

一生懸命勉強されて、見事合格されるよう祈っております。
心から応援しています。

Subject: Re: 「インターネット病気個別ご相談」お答えします。
Date: Fri, 24 May 2002 22:55:58 +0900

二通のメールを拝見致しました。
早くお返事を頂いて、本当にありがとうございました。

特に中国語のメールをくださって、とても嬉しかったです。

先生のご指導を頂いて、大変助かります。今のところは先ず、教材を揃えて頑張って見ます。

これからも先生に色々ご迷惑をかけるかもしれませんが、どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

最後にもう一度謝謝!!

月曜日に**の**を******きます。
その後にまたご連絡致します。
それでは、失礼させて頂きます。