
Date: Sat, 26 Oct 2002 19:52:22 EDT
小生、***在住の3*歳男性です。
生まれてこの方大きな病気をした経験もなく、体力には自身があったのですが、ここ2年程、原因不明の激しいめまい、頭痛に悩まされています。
以下、これまでの経過をご説明させて頂きます。
2000年9月頃
野球をプレー中にスライディングに失敗し、自分の左くるぶしと尾てい骨を強打。
尾てい骨の痛みは座っていられない程激しかったが、「ただの打撲だろう。そのうち治るさ。」と特に病院にも行かず、1ヶ月程で痛みも消失したためそのまま放置。
2000年11月頃
ある朝起きると、右後頭部と首との間付近に鈍い痛みと言うか、疲れのようなものを自覚。
ただ、仕事柄パソコンを使用する事が多いため、「少し疲れが溜まっているからだろう。もしくは寝違えたかな?」と、特に病院に行く事もなく放置。その後、この症状は消えることなく、むしろ徐々に悪化し、肩・首・後頭部にかけてピリピリとした痛みを自覚。
加えて、右手のしびれのような感覚を自覚し、体が疲れる。
2001年8月
***へ転勤
なお、転勤前の検診では特に異常なし。
検診内容は血圧・血液検査、尿検査、胸部X線、内臓超音波検査、心電図、胃検査(バリウム)
2001年10月頃
肩・首・後頭部のぴりぴりとした痛み(主に右側)・右手のしびれに加えて、ふらふらと倒れてしまいそうなめまいを自覚。
さらに、首から胸にかけての圧迫感(息苦しい感じ)飲み込みにくさ・左舌先のしびれも自覚し、体全体が非常に疲れる。
この症状は朝から晩まで続く。
2002年2月
どうにも症状に耐えられなくなり、日本へ帰国。
検査を受けるがどこにも異常なし。
検査内容は、
1 頭部レントゲン
2 頭部MRI
3 頚部レントゲン
4 頚部MRI
5 脳波検査
6 血液検査
7 耳鼻科検査
結局、心療内科を紹介され、パニック障害との診断を受ける。抗うつ薬(パキシル)、抗不安薬(コンスタン)を処方される。
2002年4月
抗うつ薬はあまり効かない感じだったが、抗不安薬を飲むと若干症状が緩和する気がしたため、その旨を主治医に伝えると、「この薬は***でも手に入ります。しばらく服用すれば良くなるでしょう。***へ戻っても大丈夫です。ただし、この薬は癖になるので徐々に減らす努力をして下さい。」との事だったので、***へ戻る。その後、調子が特に悪い時はこの抗不安薬を服用し、だましだまし生活・仕事をするが、症状が良くなることなく、現在に至る。
***の診療所にも通うが、言葉の問題もあり、あまり親身に相手にしてもらえない。
現在の症状
めまい(ふらふらと倒れてしまいそうな、気の遠くなるような感じ。
激しい船酔いをしているよう・・・)
後頭部違和感(つったような感じとぴりぴりとした痛み。
目を見開いたりして後頭部を動かすと、バリバリバリと言った感覚を自覚。
また、頻繁にギューンと締め付けられるような感覚があります)
上記違和感が耳・前頭部・側頭部・顔・口にも放散(つったような感じと痛み・締め付けられるような感じ)
首・右肩・右手のしびれ(時々つったような感じになる。)
右足裏のつったような感じが時々ある。
飲み込みにくさ
首・のどの圧迫感(時に痛みがあり、咳き込む)
胸部圧迫感(息苦しさ。時に胸が痛む事もある。)
左舌先のしびれ
あちこちの筋肉がビクビクビクと震える。
目の充血(特に左目)
異常な疲れ
と言った状況が朝から晩まで続く。横になると少し楽になる。
そこで、ご質問ですが、
1.先生のご経験上、こう言った症状から考えられる病気はありますでしょうか?
若しくはやはり精神的なものでしょうか?
2.低髄圧症候群と言う病気が最近話題のようですが、
先生はこの病気についてどのような見解をお持ちですか?
私の症状は尾てい骨を強打してから始まっており、 低髄圧症候群ではないかと心配しております。
3.今年の年末(2002年12月24日〜)日本に帰国する予定ですが、
その際に総合的に診察して頂けるような病院 (上記低髄圧症候群含む)・医師を紹介して頂けませんか?
できましたら先生の方から上記病院に対して 紹介状のようなものを作成して頂きたいのですが。
ご無理は重々承知しておりますが、小生も毎日死んでしまいそうな辛い症状と闘い、路頭に迷っております。
どうか助けて下さい。お願いします。
なお、小生の実家は**県***市にあります。
以上、お忙しいところ大変恐縮ですが、ご回答頂ければ幸いです。
Date: Fri, 01 Nov 2002 21:08:53 +0900
Subject: 「インターネット病気個別ご相談」お答えします。
さまざまな不快な症状がありながら原因がはっきりとせず、しかも海外ということでさぞお困りのことと思います。
では、ご質問項目に従いましてお答えします。
1.書いておられる諸症状は「変形性頚椎症」によるものに似ている点が多いです。
しかし、もしも「変形性頚椎症」であれば頚椎のレントゲンや頚部のMRIなどで多くの場合、異常が発見出来ます。
一度帰国されたときにこれらの検査は済まされていますので、これらの検査では見つからないほど微細な変化であったのかもしれません。
撮影されたレントゲンやMRIを読影(レントゲンなどを見て病気の判定をすること)をされたのは放射線や脊髄専門の整形外科医、脳外科医、あるいは神経内科医などの専門の先生だったでしょうか。
せっかくこれらの検査をしてちゃんとした画像が得られても、それを見て診断を下す力のある人で無いと見落とされることもあります。
それから、検査に異常が見つからないからといって何でもかんでも「精神的なもの」としてしまうのは感心しません。
2.低髄液圧症候群の人たちは結構いると考えられます。
原因不明の頭痛の人たちの中にも実際は多いのではないでしょうか。
ご質問者の場合もこの病気と初めから決めてかかるのもいけませんが こういった可能性も含めて検討をすべきです。
場合によっては「ルンバール」という脊髄液の検査も考慮に入れる必要も出てきます。
3.**県でしたら**大学病院 神経内科の****先生、****先生、****先生などにご相談されるのが良いかと考えられますが、この先生たちは年末年始はお休みでしょうし 原因を追究するとなると1回、2回の診察だけでは済まないのではないかと 思われます。
以前にもお伝えしましたが、残念ながら紹介状の作成は出来ません。
保険診療の規制で、紹介状の作成の許可の確認を得る作業の時間的余裕が私には無いからです。申し訳ありません。
「低髄液圧性症候群」についてでしたら、開業されている先生ですが ***県**市***(***神経内科クリニック)(TEL(***)***)の *****先生がご専門です。
つい最近の「 診断と治療 」という医学専門誌にも 総説(一般医師に対して啓蒙のために書く論文)を書いておられます。
大変有名な先生ですので一度診察をお願いするのも良いかもしれません。
初診で診察をして頂ける日時をお電話でご確認の上、診察を受けられてはと思います。出来れば今までに受けられたレントゲン、MRIを借りられて 持参されるのが良いでしょう。納得のいくお話を伺えると思います。
なかなか、一朝一夕の、魔法のような良いお答えが出来ず申し訳ありません。
以上、今回のお答えとさせて頂きます。
どうぞ、お大事になさって下さい。
Date: Fri, 1 Nov 2002 16:04:50 EST
Subject: Re: 「インターネット病気個 別ご相談」お答えします 。
お世話になります。
先日質問のメールを送らせて頂いた*****です。
さて、足立先生からのご回答、無事拝受しました。早速かつ丁寧なご回答大変有難うございました。
会社とも相談し、今後どうするべきか決めたいと思います。